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通過するエントリーシートの書き方を徹底解説-設問別内定者ES例文&先輩からのアドバイス付き-

通過するエントリーシートの書き方を徹底解説-設問別内定者ES例文&先輩からのアドバイス付き-

最終更新日:2023年09月13日

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先輩が書いたESを見たい方はこちら

就活で避けては通れないエントリーシート(ES)氏名や住所、学歴といった基本情報に加え、志望動機や自己PRなどの設問が並んだもので、主に本選考やインターン選考の序盤で課せられています。

企業によって設問の内容や数は違うものの、初めて書く方には慣れないものが多く、回答を考えるだけでも一苦労です。そこで今回の記事では、エントリーシート(ES)での全設問に共通する伝わる書き方と書く際の注意点について紹介します。

加えてunistyle独自取材に基づいた大手企業内定者の先輩からのアドバイスを紹介することで、エントリーシート(ES)の書き方を網羅的に伝授します。

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企業がエントリーシート(ES)で見ている3つの基準

企業がエントリーシート(ES)で見ている3つの基準企業によっては数千・数万単位で寄せられるエントリーシート(ES)の中で、採用担当者はどういった基準で「通過・落選」の判断をしているのでしょうか。採用担当者がエントリーシート(ES)を見て、評価・判断する際の基準は大きく分けて3つあります。

  • 文章作成情報伝達能力
  • 業界研究企業研究ができているか
  • 企業の求める人物像に合っているか

文章作成・情報伝達能力

企業はエントリーシート(ES)全体を通じて、学生に「文章作成・情報伝達能力があるか」を見ています。エントリーシート(ES)は限られた文字数・スペースの中で分かりやすくまとめることが重要です。

必要最低限の文章作成能力に加え、内容が各設問の要求に沿ったものになっているか、自身の経験や考えを背景を含めて、他者にわかりやすく伝える能力が問われています。

したがって、普段から論理性を求められるビジネスパーソンにとって「理解・納得・共感」しやすいエントリーシート(ES)を作成しましょう。

業界研究・企業研究ができているか

企業はエントリーシート(ES)の設問を通じて業界や企業に対して理解があるかを見ています。「業界研究・企業研究がきちんとできているか」ということです。

業界や企業に関してあまりにも誤った記述が多いと「志望度が高くないのではないか」と思われてしまい、通過することは難しくなります。

企業の求める人物像に合っているか

他にも企業はエントリーシート(ES)を通じて「企業の求める人物像に合っているか」を確認しています。

各業界・企業のビジネスモデルや社風によって、業務で求められる人物像(人柄や能力の志向性)は異なります。エントリーシート(ES)の各設問を通じて、企業は就活生が自社の求める人物像に合っているかをチェックしているのです。

こうした就活生の人物像を理解するための材料として、就活生のこれまでのエピソードや実績を知るのは有益です。

多くの企業がエントリーシート(ES)で問う「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」「自己PR」は、就活生の過去の経験を通じて人物像を見極めるための設問だといえます。

また、面接ではエントリーシート(ES)に記載された内容をもとに質問されることも多く、面接でより深く就活生について知るための資料としての役割も持っています。

エントリーシート(ES)の書き方に関する注意点

エントリーシート(ES)を書く際の注意点エントリーシート(ES)を通じて企業側が何をチェックしているかが分かったと思います。では、実際にエントリーシート(ES)を書く際にはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

以下に、エントリーシート(ES)で論理的な文章を書くために最低限押さえておくべき注意点をまとめます。

  • ポイントを絞って書く
  • 結論ファーストで書く
  • 入社後の活躍がイメージできるように書く
  • 具体的な内容を書く
  • 空白や空欄を作らない
  • 文章のマナー誤字脱字に気を付ける

ポイントを絞って書く

就活生の中には「企業にアピールしたい内容やエピソードがたくさんある!」という方もいるかもしれません。しかし、エントリーシート(ES)の中にそれらをすべて盛り込むと、何が伝えたいメッセージなのかが分かりにくくなってしまいます。

エントリーシート(ES)で求められているのは「自分の経験や考えを背景を含めて他者にわかりやすく伝える」ことです。

文字数制限のあるエントリーシート(ES)ではアピールポイントやエピソードを絞り込み、それについて深く論じる方が企業側に伝わりやすくなるでしょう。

「文字数の制限により書けなかったが、背景や思いなどどうしても企業に伝えたい内容がある」という場合、面接で補足するという方法もあります。

結論ファーストで書く

就活をする中で「結論ファースト」という言葉を耳にする機会は多いと思います。文字通り「結論をまず初めに述べる」ということです。ところで皆さんは「PREP法」という言葉をご存知でしょうか。

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(結論)

「PREP法」とは上記4つの頭文字を取った言葉で「結論→理由→具体例→結論」の流れで情報を説明する構成のことを指します。就活でエントリーシート(ES)を書く際にも、この流れを意識することで、相手に伝わりやすい文章を書くことができます。

文字数制限により、PREPの全ての要素を含めることが不可能であったとしても「結論ファースト」だけは必ず意識するようにしましょう。

入社後の活躍がイメージできるように書く

企業が求めているのは入社後にその企業で活躍し、利益を上げてくれる人材です。したがって選考ではその就活生が入社後に活躍できそうかという観点でチェックしています。

そのためエントリーシート(ES)においても、入社後の活躍がイメージできるように書くことが求められます。

相手に自身の活躍をイメージさせるためには、アピールポイントに再現性がある(どんな環境でも強みや人柄を発揮できる)ことをエントリーシート(ES)で示す必要があります。

エピソードを通じて学んだことや、強み・性格を業務上のどんな場面で活かしたいかを述べると、再現性をアピールすることができます。

また就活の世界ではたとえ自分をアピールするものであったとしても、お酒・ギャンブル・夜職などのエピソードはグレーゾーンです。これらはなるべく避け、入社後の活躍を期待させるようなエピソードを選ぶようにしましょう。

具体的な内容を書く

エントリーシート(ES)には具体的な内容を書くよう心掛けましょう。抽象的な表現では、採用担当者に本当の思いを伝えることが難しいです。

150字や200字など、エントリーシート(ES)の字数が少ない場合でも同様です。「字数オーバーしてしまうため具体的な話を書けない」と不安に思う方もいるかもしれませんが、その場合は概要を中心に書くなど、分かりやすく伝える工夫をしてみましょう。

空白や空欄を作らない

エントリーシート(ES)の各設問には300字以内や400字以内といった規定字数が設けられていることが一般的です。エントリーシート(ES)作成の際には、こうした規定字数の少なくとも8割以上は埋めるようにしましょう。

設問の規定字数は、企業側が就活生にどの程度詳細で具体的な内容を求めているかを示しているといえます。そのため、規定字数に対してあまりに字数が少ない場合、エントリーシート(ES)の内容が企業側が求めている情報量に届いていないということになります。

また、空白が多いと企業に「この就活生は志望度が低い」と判断されかねません。趣味の欄や自由記述欄など任意の設問も空欄にはせず、どの設問も空白を減らすように心がけましょう。

 

文章のマナーや誤字脱字に気を付ける

当たり前だと感じるかもしれませんが、文章のマナー誤字脱字に気を付けることも重要なポイントの1つです。

エントリーシート(ES)でのマナーとして、社会人に求められる言葉遣いで書くことが挙げられます。例えば「僕」や「俺」ではなく「私」という一人称を使うなど、ビジネスシーンではそれに見合った言葉遣いが存在します。

またエントリーシート(ES)を作成していると、「てにをは」がおかしくなったり漢字の変換ミスがあったりと、意外にも誤字脱字が多くなってしまいがちです。

特に締め切りに追われ、気持ちが焦っていて十分な確認時間が取れない場合には、このようなミスに気づくことができないかもしれません。

これらのミスは見直しや他者からの添削などの手間をかければ簡単に直せます。エントリーシート(ES)提出前に見直す時間を取るようにしましょう。

ここまでエントリーシート(ES)を書く際の注意点について解説してきましたが、エントリーシート(ES)の書き方がわからない・エントリーシート(ES)について誰かに相談したいという就活生には就職エージェントneoがオススメです。

アドバイザーに人事目線のES添削をしてもらうことで、通過できるエントリーシートを作ることができます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。エントリーシートの書き方がわからない

エントリーシート(ES)をWeb上で提出する場合の注意点

エントリーシート(ES)をWeb上で提出する場合の注意点近年、エントリーシート(ES)を郵送ではなくWeb上で提出させる企業が増えています。郵送に比べて手間や費用が削減できるというメリットはありますが、一方で注意点もあります。

そこで、エントリーシート(ES)をWeb上で提出する場合の注意点として3点を紹介します。

  • 指定のフォーマットで提出できているかを確認する
  • マイページ上の制限時間を確認する
  • 余裕を持って提出する

指定のフォーマットで提出できているかを確認する

企業によってエントリーシート(ES)の提出方法は異なります。Web上で入力するタイプ、WordやExcel、PDFで提出するタイプ、手書きのものをスキャンしPDFで提出するタイプなど様々です。

特に手書きのエントリーシート(ES)は比較的時間がかかると思います。またフォーマットの変換に時間を要する場合もあるでしょう。そのため、エントリー先の企業のエントリーシート(ES)の提出方法をあらかじめ確認しておきましょう。

マイページ上の制限時間を確認する

マイページの種類によっては、エントリーシート(ES)の入力時に60分~数時間の制限時間が設けられている場合があります。時間内に保存や提出をしていないと、最悪の場合入力した内容が全て消えてしまう可能性があります。

この現象を防ぐためは、事前に違う場所でエントリーシート(ES)を執筆するという方法が有効です。メモ帳・Word・Googleドキュメントなどマイページ以外の場所であらかじめ執筆し、それをコピー&ペーストで貼り付けて提出するという流れです。

またこの方法をとっていると、面接前に自分が書いたエントリーシート(ES)をスムーズに再度確認することができるため、便利であると思います。

余裕を持って提出する

余裕を持って提出することはおすすめです。締め切りギリギリで提出しようとした場合、万が一Wi-Fiなどの回線トラブルや機械トラブルがあると提出に間に合わない可能性があります。

さらに締め切りギリギリは多くの学生が提出しようとするため回線が混雑し、なかなかマイページにアクセスできないという不具合が生じる場合もあります。

これらの脅威から身を守るためには、余裕を持って提出するという方法が効果的です。「忙しくて提出がいつもギリギリになってしまう」という方はスケジュールを工夫し、余裕を生み出せないか考えてみましょう。

郵送でエントリーシート(ES)を提出する場合については以下の関連記事をご覧ください。

【自己PR編】エントリーシート(ES)の書き方に関する良い例とNG例

【自己PR編】エントリーシート(ES)の書き方に関する良い例とNG例ここでは自己PRに関するエントリーシート(ES)の書き方の良い例とNG例を紹介していきます。良い例とNG例を知ることで、より良いエントリーシート(ES)が書けるように心掛けましょう。

なお、企業によって求める人物像や採用基準は異なるため、今回ここで「NG例」としている文章も企業によってはNGではない場合があります。参考程度にご覧ください。

自己PR例文集はこちら

自己PRに関するエントリーシート(ES)のNG例

私の強みはリーダーシップです。
大学時代に生協学生委員会のプロジェクトリーダーという役職を務めており、新入生にとって大学生活で必要な商品を販売するイベントスタッフを束ねていました。
提案する商品に学生総合共済があり、加入率目標が設定されていましたが、全く達成できていませんでした。
課題の原因を調査し、調査結果を元に全スタッフへ提案資料を作り直すように指示をした結果、加入率を向上させることができました。私はこの経験で培ったリーダーシップをもとに、貴社で活躍したいと考えています。

      上記のエントリーシート(ES)は論理的な文章であり、一見すると良いエントリーシート(ES)のように見えますが、落ちる可能性が高い文章の一例となっています。

どうすればより良いエントリーシート(ES)になるのかについて解説していきます。

修正点1:数字などの「定量的」な表現を用いる

自己PRに限らず、自分の過去の経験をエントリーシート(ES)でアピールする際には数字などの「定量的」な表現を用いるようにしましょう。

アルバイトであれば売り上げ(○万円)や客数(○人)、サークルであれば人数(○人)や日数(○日間)など、定量的に表現できる箇所がないかを確認してみましょう。

修正点2:肩書きの説明に執着しない

エントリーシート(ES)で自己PRをする際には、肩書きの説明に執着しないことが重要です。「リーダーシップをアピールすれば内定できる」と思い込んでいる就活生は毎年一定数いるようです。

エントリーシート(ES)でアルバイトの「バイトリーダー」やサークルの「サークル代表」をアピールする就活生は毎年多く、採用担当者も見飽きているという話は有名かもしれません。

自己PRで重要なのは肩書きの説明ではなく、人柄・価値観・入社後に活躍できる可能性などをアピールすることです。

リーダーシップの例の他に、周囲から羨ましいと思われるほど輝かしいエピソードがある人も同様に注意が必要です。エピソードや実績の説明のみにならないよう、人柄が分かるエントリーシート(ES)にする必要があります。

自己PRをアピールしたES例文(住友生命内定者)

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なお、企業によって求める人物像や採用基準は異なるため、今回ここで「NG例」としている文章も企業によってはNGではない場合があります。参考程度にご覧ください。

志望動機例文集はこちら

志望動機に関するエントリーシート(ES)のNG例

野村證券を志望する理由は2点あります。
1点目は、多様化・複雑化するお客様のニーズやお悩みに応えるための圧倒的なネットワークと豊富なソリューションがあると考えたからです。
貴社の各種専門部署はもちろん、野村グループの関連企業から外部提携企業、専門機関まで、部門や企業の垣根を越えた積極的なサポート体制を活用し、お客様の想いに寄り添うご提案を積み重ねている点がとても素晴らしいと思いました。
2点目は、お客様のニーズに対して徹底的に向き合い続ける社員営業一人ひとりの「想いの強さ」を魅力に感じたからです。
貴社には高い志を持つメンバーが集まっていると聞きました。既存のソリューションだけではなく、自らが考え、周囲に働きかけ、新しいソリューションそのものを生み出すような創造的なご提案ができると考え志望しています。

上記のエントリーシート(ES)は論理的な文章であり、一見すると良いエントリーシート(ES)のように見えますが、落ちる可能性が高い文章の一例となっています。

どうすればより良いエントリーシート(ES)になるのかについて解説していきます。

修正点1:企業の魅力以外にも触れる

志望動機を書く際には企業の魅力アピールに終始せず、それ以外の要素も盛り込むようにしてみましょう。

このエントリーシート(ES)は、ひたすら企業の魅力や強みを並べています。もちろん志望動機を書く際に企業の強みや魅力に思った点を書くことは重要です。

企業側は志望動機を通じて「なぜこの就活生が弊社を志望しているのか」「就活生の考え方と弊社が合っているか」を知りたいのであって、企業に関する事実を知りたいわけではありません。

また、ただ企業を褒めちぎるだけでその就活生の印象が上がるということも考えにくいです。

さらに、食品・化粧品・出版業界などを「元々商品や作品のファンだから志望している」という場合にも注意が必要です。商品や作品の魅力説明や「好きアピール」のみにならないように気を付けましょう。

修正点2:実体験を盛り込む

上記では志望動機をエントリーシート(ES)に書く際に「企業の魅力以外にも触れることが重要」と説明しましたが、実際には他にどんなことを書けばいいのでしょうか。その1つの例として、実体験を盛り込むという方法があります。具体的には以下のように志望動機に繋がりそうな自身の実体験や、見聞きしたことを盛り込めると良いでしょう。

・「留学へ行った際に、日本は海外と比べて○○が遅れていると感じた。」
・「コロナの影響で実家の飲食店が店を畳むことになり、中小企業へのサポート体制に疑問を持った。」
・「自作のアクセサリーをインターネットで販売し収益を得た経験から、自ら生み出したものを人々に届ける仕事に興味を持った。」

志望動機をアピールしたES例文(野村證券内定者)

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なお、企業によって求める人物像や採用基準は異なるため、今回ここで「NG例」としている文章も企業によってはNGではない場合があります。参考程度にご覧ください。

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ガクチカに関するエントリーシート(ES)のNG例

塾講師のアルバイトをしていた時に、生徒のテストの点数を向上させた。
私の校舎では高校2年生のテストの平均点が全国100校舎中95位まで落ちていた。スタッフからのヒアリングとチーム会議の結果、点数が低い原因を、生徒のやる気が落ちていることだと特定した。
これに対し私は2点の施策を取った。
1点目は、生徒と笑顔で接することだ。笑顔で接することによって生徒の緊張を解くとともに、生徒から愛され、信頼される講師になりたいと考えた。
2点目は、イベントを開催することだ。高校時代に担任が「受験は団体戦」と言っていたことを思い出し、生徒同士で士気を高めあうことが重要であると考えた。そこで生徒同士が仲良くなれるようなイベントの開催に携わった。
2点の施策の結果、担当している生徒のテストの点数は平均で20点上がり、生徒の保護者からも感謝された。

上記のエントリーシート(ES)は論理的な文章であり、一見すると良いエントリーシート(ES)のように見えますが、落ちる可能性が高い文章の一例となっています。

余談ですが、ガクチカで塾講師のエピソードをアピールする就活生は非常に多いように思います。業務内容や勤務条件がどこの塾も似ているため、エピソード自体は他の就活生と被りがちです。

そのため、塾講師のエピソードを用いてより効果的なアピールをするためには、他者との差別化など様々な工夫が必要になります。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。

それらを踏まえてどうすればより良いエントリーシート(ES)になるのかについて解説していきます。

修正点1:施策と結果の因果関係を明確にする

ガクチカをエントリーシート(ES)に書く際には、施策と結果の因果関係を明確にすることが重要です。上記のES例文は一見論理が成り立っているようで、疑問が残る点が多いです。「果たして本当にその施策で解決できたのか?」と思われる可能性があります。

例えば施策の1点目に「笑顔で接する」とありますが、笑顔で対応することがどのように生徒の成績アップに繋がるのか、その過程がこのままでは分かりません。

また2点目に「イベントを開催」とありますが、そもそもやる気のない生徒をかき集めてイベントを開催したとしても、お互いに士気を高めあうことはできないのではないかと思われます。

このように、因果関係が成り立っていないエントリーシート(ES)でインターンシップや本選考に通過することは難しいでしょう。エントリーシート(ES)を書く際には、施策と結果の因果関係が明確になっているかを確認しましょう。

修正点2:経験や学びが仕事でも活かせることをアピールする

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」をアピールするための欄ですが、力を入れたこと(事実)の説明にとどまらず、そこで得た経験や学びが仕事でも活かせることをアピールする必要があります。

文末に「この経験から私は~」と綴り、学んだことやそれを今後どのように活かしたいかを書くとエピソードに再現性を持たせることができると思います。

ガクチカをアピールしたES例文(富士通内定者)

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【unistyle独自取材】現役就活生unistyleメンバーのエントリーシート(ES)の書き方に関するお悩みに先輩メンバーがアドバイス

【unistyle独自取材】現役就活生unistyleメンバーのエントリーシート(ES)の書き方に関するお悩みに先輩メンバーがアドバイス今回はunistyle独自取材を行い、現役就活生である大学3年生のunistyle編集部メンバーにエントリーシート(ES)に関する悩みや質問をヒアリングしました。

そして就活を終えた先輩である大学4年生のunistyle編集部メンバーにインタビューを行い、ヒアリングから判明した就活生の悩みについてアドバイスをもらいました。

まずは、今回アドバイスをする先輩メンバー4名の紹介をします。

Aさん

・学部4年

・文系学部所属

・メーカー業界内定者

Bさん

・学部4年

・文系学部所属

・IT業界内定者

Cさん

・学部4年

・理系学部所属

・広告業界内定者

Dさん

・学部4年

・文系学部所属
・IT業界内定者

なお、アドバイスは全て個人の見解であり、以下のアドバイスを実践すれば100%選考に通過できるとは限りません。

また企業によって求める人物像や採用基準は異なるため、志望する企業の情報を踏まえた上で参考にすると良いでしょう。

Q1.趣味の欄に何を書けばいいのか分かりません。

Bさんの回答:正直に自分の趣味を書けばOKです。
制限字数にもよりますが私は散歩・ドライブ・楽器演奏の3つを書いていました。字数が長い場合は、特に楽器演奏について自身ができる楽器のことや魅力について書いていました。

本当の趣味ではないのに読書や資格取得などと書いて面接で浅いことを言うより、力説できる本当の趣味を書いた方がいいと思います。

Cさんの回答:ウケなどは考えず、純粋に自分の趣味を書けばいいと思います。
趣味がない人は「趣味」のハードルが高いことがほとんどなので、ハードルを下げて少しでも自分の好きなものや習慣となっていることを回答するといいでしょう。

Q2.ES(エントリーシート)を添削してもらえる人がいません。

Cさんの回答:先輩や社会人との繋がりがなくても、大学のキャリアセンターやmatcher(OB訪問アプリ)で出会った人に添削してもらえます。
締切間近で時間がない場合は、ChatGPTに添削してもらうという方法もあります。

Dさんの回答:私はサークルの先輩やキャリアセンターの人にお願いしていました。志望度が高い企業のESに関しては、3人以上に添削してもらった方が良いと思います。

Q3.志望動機を書く際に、制限字数内で自分の原体験や企業との接点など「自分に関する話」と企業の魅力や強みなど「企業に関する話」をどのように配分すればいいのでしょうか。

Bさんの回答:内定者のESを見ると、やはり原体験の説明が大きく割合を占めていると感じます。実際に私もそうしていました。
気を付けてほしいのが、企業の強みや魅力を説明する文章にならないようにすることです。それらは企業側も見飽きているので、志望動機に結びつく理由と原体験の中身の説明に多く字数を割いた方がいいと思います。

Cさんの回答:企業に関する話は人事の方は既に知ってることなので、自分の話がメインになります。
「〇〇の経験から××がしたくて、△△の強みがある貴社でならそれが実現できそう」といった感じで、企業の魅力は締めの1文程度で十分である思います。

Q4.字数の少ないES(エントリーシート)の場合、フレームワークの全ての要素を盛り込めないためどのように書けばいいのか分かりません。

Aさんの回答:これは厳選するしかありません。優先順位をつけて、絶対に外せない文だけを組み合わせると良いと思います。ガクチカや自己PRに関しては概要のみを分かりやすく書き、詳細の記入は省略してもOKです。

情報量が少ない分、面接で聞いてもらえる可能性もあるので、それを念頭に置いて準備しましょう。

Cさんの回答:全ての要素を入れなくても大丈夫です。必要な要素の優先順位をつけて、高いものだけを分かりやすく端的に書く。これだけで十分であると思います。

Q5.志望動機を書くのにとにかく時間がかかってしまいます。

Aさんの回答:解決策は2つあると思います。

1つ目はunistyleなどの就活サイトで先輩のESを探して、参考にすること。
2つ目は自分の中でのテンプレートを決めておくことです。

その業界に興味を持ったきっかけの話は、同じ業界内だったらほとんど変わらないですよね。私はだいたい企業の強みの話の部分だけ変えて、残りは使い回していました。

Dさんの回答:志望動機の構成要素として自分がその業界を志したきっかけのような話をすることがあると思いますが、業界が同じであれば、そこは使い回しができるはずです。
他には競合他社との違いを四季報や業界地図を読んで事前に理解しておくと良いと思います。

Q6.フレームワークを使いつつ、オリジナリティのあるES(エントリーシート)を書くにはどうすればいいのかが分かりません。

Aさんの回答:解決策は2つあると思います。

1つ目は、フレームワークに沿う部分と、逸脱してもいい部分を自分で決めること。例えばよくある例だと自己PRで「私の強みは協調性です。」と書く人が多いですが、協調性を言い換えるとか。そこは「○○力」というワードから逸脱してもいいと思います。

2つ目は、生い立ちや実体験をふんだんに盛り込むこと。「出身が北海道で幼少期から雪かきをしていたから体力がある」「父親が国際線のパイロットなので幼少期から世界各国に興味を持っていた」などとすると良いと思います。生い立ちが被ることってほぼないですよね。これだけでオリジナリティになります。


Bさんの回答:モチベーションなど、少しでも自分が抱いた感情を書くといいと思います。
とあるインフルエンサーが以下のような表現を用い、同じESでも温もりある人柄や個性を想像してもらえるようにしていたと聞き参考になりました。
 

・「お客様の笑顔を見た喜びはひとしおだった」
・「こんな自分を受け入れてくれた大好きなサークルだからこそ頑張れた」
・「自分の事のように嬉しかった」
 

その時抱いていた感情や自身の持っている価値観がオリジナリティ要素になるのではないかと思います。

Q7.発想力やアイデアが求められるES(エントリーシート)の書き方が分かりません。

Aさんの回答:広告業界やテレビ業界だとよくありますよね、企画案を提出するようなタイプ。これに関しては「日頃から面白そうな物事を収集する」という方法がおすすめです。

私は日頃から街に出て、見聞きしたことで気になったことや疑問に思ったこと、イライラしたことをすかさずスマートフォンのメモ帳に書いていました。

例えばマスコミのESには「渋谷駅にゴミ箱がなさすぎる」「なぜ大都会・JR新宿駅にホームドアがないのか?」「公立中高の受験サポート体制の弱さ」「選挙のオンライン投票ができない」みたいな話を書いたことはありました。

他にメーカーやIT業界志望者も「こんな症状・現象・現状に困っている」「こんなもの・サービスがあればいいのに」といった悩みやアイデアを逐一メモすると良いと思います。面接で詳細を聞かれる可能性もあるので、しっかりと考えておきましょう。

Dさんの回答:インターンシップのグループワークやグループディスカッションなどで課題解決のためのアイデア出しを行った経験を参考にすると良いと思います。
そのような経験がなければまずは新聞やテレビでニュースをよく見て、社会の課題について考えてみましょう。

【設問別】ES(エントリーシート)の書き方と例文

【設問別】ES(エントリーシート)の書き方と例文

大学や学業に関する設問

パーソナルな設問

経歴に関する設問

その他設問 

【業界・企業別】ES(エントリーシート)の書き方と例文

【業界・企業別】ES(エントリーシート)の書き方と例文

総合商社

コンサル・シンクタンク業界

広告業界

テレビ業界

銀行業界

保険業界

食品業界

不動産業界

自動車業界

電機業界

証券業界

化粧品・消費財業界

インフラ(交通・生活)業界

通信業界

製薬業界

人材業界

建設業界

まとめ

まとめ本記事では、エントリーシート(ES)を書く際の注意点や提出する際の注意点、NG例とその改善方法を紹介しました。さらにunistyleメンバーに行った独自取材をもとに、先輩から就活生に伝えたいアドバイスも紹介しました。

本記事や紹介した関連記事を参考にし、インターンシップや本選考のエントリーシート(ES)を書いてみましょう。

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