学生立案のイベントも!金沢工業大学の日本トップクラスの就職率と進路開発センターの就職支援取り組み

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最終更新日:2025年1月15日

記事公開日:2024年10月18日

学生立案のイベントも!金沢工業大学の日本トップクラスの就職率と進路開発センターの就職支援取り組み
本記事は金沢工業大学進路開発センターの紹介記事になります。

金沢工業大学進路開発センターの職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。

こんな方にオススメ

・金沢工業大学に通っていて進路開発センターの実績や取り組みを知りたい学生

・受験する大学を探している高校生

金沢工業大学進路開発センターとは

取材した方のプロフィール

二飯田さん 
進路開発センター次長。

金沢工業大学とはどんな大学?

メインキャンパスの扇が丘キャンパスを中心に、やつかほリサーチキャンパス、白山麓キャンパス、虎ノ門キャンパスを設けています。学生が授業を受けるのは扇が丘キャンパスです。

学部学科は現在4学部12学科体制ですが、令和7年度からは6学部17学科体制に進化します。

1957年の北陸電波学校の創設を起源として、1965年に現在の金沢工業大学が開学しました。建学の精神を「人間形成」「技術革新」「産学共同」と定めております。

進路開発センターとは?

メインキャンパスの扇が丘キャンパス10号館2階に位置します。

金沢工業大学では、キャンパス内で勤務する学生スタッフ制度を運用しており進路開発センターにも学生スタッフがいます。職員だけでなく学生も就職支援の企画立案を行いさまざまな就職サポートを実施しています。

就職内定率日本トップクラス!!生徒を伸ばしてくれる大学ランキング私大1位!!


学部卒業生就職実績
金沢工業大学進路開発センターHPより拝借)

成長率も就職率も高実績!!!

  就職実績についてお聞かせいただけますか。

二飯田さん:大学通信社さんが毎年実就職率ランキングを公開しているのですが、本学は直近10年間のうち7回実就職率日本一*を獲得しています。
2022年最新実就職率ランキング(大学通信社)
医科・歯科の単科大等を除く全国の卒業者数1000人以上の大学に就職状況を調査。日本一の実績あり。直近は2022年卒。

2023年度の就職内定率は文科省卒業者就職状況調査計算方法の結果99.9%、だったのですが就職しなかった学生の中には、例えば留学する等前向きな気持ちで「就職しない」という道を選んでいる学生も含まれます。私たちは数字だけでなく学生の満足度を大事にしたいと思っています。

  日本一!!!学生の気持ちを考えながら進路支援を行い、尚且つこの実績を残せているのは本当にすごいです。

二飯田さん:ありがとうございます。また、入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング*というものがあるのですが2024年度は全国2位、私立大学では1位を獲得しました。
入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2024(全国編)(大学通信社)
全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを実施。

高い就職実績を残している金沢工業大学。どのようにしてこのような実績を実現しているのか詳しく話を伺いました。

進路開発センターが目指す姿とは


学生が研究のデータを取っている風景。それぞれの学生が力を入れている分野も加味して進路支援を行う。

学生本人が望む進路へと導く

  進路開発センターはどのようなことを目的としている部署ですか。

二飯田さん:学生の就職支援、進路相談、および低学年も含めたキャリア支援をする部署です。

  学生と接する際に心がけていることはありますか。

​​二飯田さん:学生の本当に進みたい進路を引き出し、最終的に学生本人が望む進路にたどり着くよう支援をしています。別で行きたい企業があるのに内定がはやく出た企業に決めてしまったりとか、本当は大学院に進学したいのにあきらめてしまったりとか、そういったことが起きないよう学生が何を望んでいるかを把握するように心がけています。

学生目線を重視した就職支援取り組みと実際に利用した学生の声


2023年度インターンシップ参加による内定率の推移

実際にどのような取り組みを実施しているのか伺いました。

国家資格保有キャリアコンサルタントの指導
1.実施時期 
 随時
2.対象学年  
 全学年(約6,000名)
3.概要
 1人1回50分の個別指導・進路指導・面接指導・履歴書添削を金沢工業大学常勤の国家資格を保有したキャリアコンサルタントが実施。
4.おすすめポイント
・国家資格を保有しているコンサルタントなのでハイレベルな指導を実現。
・学生の経験をもとに企業に魅力を訴求できる自己PRに仕上げることが可能。
5.年間利用者数
 
 利用回数:約2,000回/年
 利用者数:約1,500名/年

インターンシップ
1.実施時期 
 随時
2.対象学年  
 全学年(約6,000名)だが主に3年生(約1,500名)
3.概要
 800社2,000人の受け入れ枠がある。
4.おすすめポイント
 インターンシップを利用している学生は参加していない学生と比較して、統計的に早期に内定を得ている。
※参考画像

5.参加者数
 利用回数:約1,000回/年
 利用者数:約800名/年
 

就職支援プログラム、業界企業説明会
1.実施時期 
 随時
2.対象学年  
 全学年(約6,000名)だが主に3年生(約1,500名)
3.概要
・就職支援プログラムについては実施回数が年間60回を超える。先輩の就職活動を聞くガイダンスや自己分析・自己PR講座等。
・業界企業説明会については合同説明会や個別説明会含め年間200回を超える。オンライン実施のものも。
4.おすすめポイント
 
数多く実施しているため就活が本格化している時期の学生はもちろん、向いている業界・職種や就活の始め方がわからない学生も自身に合ったテーマを選定して参加できる。

5.参加者数
 利用回数:約9,000回/年

大学独自の求人検索サービス
1.実施時期 
 随時
2.対象学年  
 全学年(約6,000名)
3.概要
 金沢工業大学独自の企業情報検索サービス。
 約22,500社以上の企業情報を公開。
4.おすすめポイント
・一般的な求人票配信システムは運営会社から一括で求人票が送られてくるため、その大学の学生に適合した条件でない求人も多く存在するが、本サービスは企業から金沢工業大学宛てに直接求人票が寄せられているため、条件や職種等が金沢工業大学の学生に適合している。

・各企業のOBOG数も見ることができる。
5.学生からの反応
・大学に直接寄せられた求人なので信頼して見ている。
・OBOG数もわかるので安心感につながっている。

就職活動支援バス
1.実施時期 
 学生が就活をするタイミング
2.対象学年  
 全学年(約6,000名)
3.概要
 県外での就活時に利用できる。説明会や面接はもちろん、内定後のイベント参加時も利用可能。
4.おすすめポイント
 東京便片道2,500円、大阪便片道1,500円、名古屋便片道1,500円とかなりお得に利用できる。

5.利用数
 年間700便1,500人が利用

特徴的な取り組み「学生立案の就活の日」

  特徴的な就職支援の取り組みがあれば教えてください。

二飯田さん:学生スタッフが立案した就活の日です。半日かけて行い、個人面接、集団面接、履歴書・ESの作成や添削、就職相談、業界研究講座、自己分析講座、内定者履歴書閲覧・相談ができ就活の全体像を学ぶことができます。就活において学生自身が強化しなくてはならない部分を把握することを目的としています。

  半日で全体像を学ぶことができるなんてすばらしいイベントですね!実施頻度はどれくらいですか?

二飯田さん:1年に1回11月ごろに実施しています!学生の皆さん、参加お待ちしています!

おすすめな取り組み

  これだけは利用すべき!というおすすめな取り組みを教えてください。

二飯田さん面接指導です。先ほどの国家資格保有キャリアコンサルタントの指導のうちのひとつです。学生が面接指導を予約する際にどの会社を志望しているかを確認しています。スタッフが実際に面接指導をする日までにその企業の面接でどのような質問がされるかを、過去の学生の就活時のデータや企業のホームページなどに基づき想定し、面接質問を考え実施します。

また、本学のキャリアコンサルタントは、常勤スタッフです。日ごろから学生と接しているため本学の学生の特性や強みに合わせた指導が実現できています。

  他大学では非常勤スタッフであることが多いので、すごいです!!先ほど国家資格保有キャリアコンサルタントの指導の年間利用数は約2,000名とお聞きしましたが面接指導そのものの利用数は年間どれくらいですか?

二飯田さん:2,000名のうち半分を占める1,000名です。

学生から評判の良い取り組み

  参加学生から評判の良い取り組みを教えてください。

二飯田さん技術展覧会です。こちらも学生スタッフ立案のイベントで昨年から始まりました。企業の技術職の方を実際に招き、各企業の主力製品を学生が実際に見て触れることができます。通常の企業説明会のようなものとは異なり、企業の技術者と学生が直接話せるイベントとなっております。

全学年全学科誰でも参加が可能で入退場自由です。参加したら必ず質問をしなくてはならないということもなく気軽に参加することができます。

  技術者と直接話せる就活イベントって少ないですよね。学生が実際に就職したときのイメージがつきやすいですよね!このイベントは来年以降も実施予定ですか。

二飯田さん:はい。反響が大きくレギュラー化が決まりました!来年以降も実施予定です!

今後の予定と企業の方への一言


イノベーション創出ノウハウを学ぶSRIワークショップ

今後予定している取り組み

  先ほどお話しいただいたもの以外で今後予定している取り組みがありましたら教えてください。

二飯田さん:今年初めて実施するストレス対処講座です。学生にインタビューしたところ就活でストレスを感じやすいタイミングは大きく分けて二つあります。一つ目は内定がなかなか出ない時、二つ目は内定後に本当にこの進路でいいのかなと悩む時です。そのストレスに対する対処法を事前に学ぶことができます。

  ストレスに対する対処講座という就職支援ってありそうでなかった取り組みですね!

二飯田さん:もちろんストレスを感じたタイミングでメンタルケアをすることも大事ですが、前もって対処法を学ぶことでストレスをうまく対処し就活をやり抜くことができます。おすすめのイベントです!

企業の方へのメッセージ

  今後の予定について、企業の方へ一言お願いします。

二飯田さん:企業と学生が、直接会える機会の提供を考えていきます。例年開催している、ステークホルダー交流会は、そのような趣旨のイベントですので、是非、ご参加ください。

最後の一人が内定するまで全力でサポート!!


就職支援取り組みの様子

金沢工業大学の学生に向けて最後に一言

  最後に、金沢工業大学の学生に向けて一言お願いします。

二飯田さん大学院進学も含めた進路支援を行なえるように低学年への支援も強化していく予定ですのでよろしくお願いします。私たちは学生の皆さんに対して最後の一人が内定するまで全力でサポートします!

高校生に知ってほしい金沢工業大学の魅力


ロボット製作の様子

授業を受けるだけで企業が求める自己PRを作れるようになる!

  これから受験大学を選ぶ高校生に向けてずばり、金沢工業大学に通う魅力とは何だと思いますか?

二飯田さん:企業は多様な人材を求めているため欲しい人材像が不明瞭ということも少なくないかと思います。そのため学生がいざ採用試験用の自己PRを準備するときに難しく感じることも少なくありません。金沢工業大学では1、2年次に"授業を受けるだけで自己PRが作れるようになる"プロジェクトデザインというプログラムを履修します。

  就活で重要な工程となる自己PRの作成は必ずと言っていいほどつまずくポイントなので​授業を受けるだけで自己PR​が作れるのは非常に魅力的ですね!内容としてはどのようなプログラム内容ですか?

二飯田さん:チームで問題を発見し問題解決のアイディアを考え解決策の検証まで行うリアルな社会を疑似体験できるものになっています。社会に出ると一緒に仕事をする相手を選ぶことはできないので社会の疑似体験ということでチームはランダムに組んでいます。

チームで議論し工夫して解決策を考えた経験がそのまま十分な自己PRになります。まさに授業を受けるだけで企業が求める人材になれるプログラムになっています。

他にも魅力がたくさんありますので是非オープンキャンパスにきてください!

取材後記

金沢工業大学の進路開発センターでは、職員だけでなく実際に金沢工業大学に通う学生が就職支援の取り組みを立案、企画しています。学生目線で求めている支援が常に取り入れられることも高い就職実績につながっています。

学生を一人残らず満足いく就職先に導きたい。そんな想いから他ではできない独自の取り組み内容も多く実施されています。是非進路開発センターの取り組みに参加し、学生の皆さんの進路選択のヒントにしてみてはいかがでしょうか。

金沢工業大学の進路開発センターについての詳細は以下のリンクからご確認ください。

 他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。

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新卒に1000万円、急激な人材市場の変化に就活生はどう向きあえばいいのか。 新卒に1000万円、急激な人材市場の変化に就活生はどう向きあえばいいのか。 NECは、新卒であっても学生時代に著名な学会での論文発表などの実績があれば1000万円を超える報酬を支給する報酬制度を発表しました。その背景としてNEC社長の新野隆氏はこう語っています。「グローバルでの競争を戦うには、国内の制度を変えていく必要がある」この発言は、人工知能(AI)などに精通した優秀な人材の獲得を巡る世界的な競争に対する危機感を表しています。参考:日本経済新聞|NEC新野社長「新卒年収1000万円、世界では必然」世界的に加熱する人材の獲得競争の波は日本にも波及し、NECをはじめとした日本企業の給与体制に大きな影響を与えています。そこで本記事では、NECのように給与水準の引き上げを行なった日本企業の年収や求められるスキルなどを具体的に紹介していきます。また米国など海外との比較を通じて、日本の給与制度や雇用制度の問題点を解説するとともに、このような環境の変化に対して就活生がどう向き合っていけば良いのかを考察します。▼目次クリックで展開本記事の構成新卒年収1000万の背景新卒年収引き上げを発表した企業例└ソニー└ヤフー└ファーストリテイリング└くら寿司IT人材の年収、日本はアメリカの半分以下就活生はどう向き合うべきか新卒年収1000万円の背景新卒年収1000万円の背景として、既存の人事制度への問題意識をNEC社長の新野隆氏は指摘してます。世界との競争に勝ち抜くためには優秀な人材の確保が欠かせません。しかしながら、日本社会の根底にある「終身雇用と年功序列」の制度では、十分に優秀な人材を確保ができない現状があります。海外では一般社員に対して給与の上限は設けられておらず、本人のスキルや実力によって給与が上下する実力主義の給与体制が一般的です。そのため優秀であればあるほどその人材は日本企業よりもいい待遇を海外企業で得ることできます。こうした背景から、優秀な人材が国外に流出してしまうと考えられます。NECは、「研究者を除く社員には既存の制度を続けるが、ゆくゆくは世界の制度に寄っていくだろう」との考えを示しました。トヨタ自動車の豊田章男社長が「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べたように、日本の労働環境は変革期に入ってきているのではないでしょうか。その変革の1つとして、特にIT人材の不足からこの分野での給与水準が引き上げられたと考えられます。参考:日本経済新聞|NEC新野社長「新卒年収1000万円、世界では必然」関連:新卒年収引き上げを発表した企業例それでは、NEC以外に新卒の給与水準を引き上げた企業を紹介していきたいと思います。またそれぞれの企業は、どのような人材を求めているのでしょうか。ソニーソニーは、人工知能などの領域で高い能力を持つ新卒社員の給与を引き上げ最高で730万円と、現在の約560万円から3割程度給与を上げることを発表しました。デジタル分野での人材の獲得競争が世界的に激しくなっていることが背景にあるとしています。参考:朝日新聞|ソニー、初年度の年収最高で730万円へAI人材狙うヤフーヤフーは、エンジニアとして優れた実績を持つ人に、初年度から年収650万円以上を提示しています。入社時に18歳以上30歳以下で就業経験のない人が対象で、初年度の年収が650万円以上となるのは「エンジニアスペシャリストコース」で、以下のいずれかの条件を満たすと応募することができます。エンジニアリングに付随する起業経験技術書の執筆経験自身が開発したアプリのDL数100万以上Kaggleにおいて、単独参加でコンテストTOP10%入賞経験競技プログラミングレート保持者トップカンファレンスでの論文発表経験これらの条件を満たすのは難しく、逆にこのレベルの条件を満たし年収650万円は少ないという声もあるようです。参考:livedoorNEWS|ヤフーが優れたエンジニアに年収650万円以上を提示むしろ安いとの見方もファーストリテイリング「ユニクロ(UNIQLO)」などを展開するファーストリテイリングが、一部の職種の初任給を4万5千円引き上げると発表しました。対象となるのは国内外の転勤が含まれるグローバルリーダー職のみで、変更後の初任給は現在の21万円から25万5,000円となります。また優秀な若手を確保するために、入社後最短3年で子会社の幹部などに抜てきし、年収は1000万円を超え、欧米勤務では最大3000万円程度とする人事制度を発表しました。参考:FASHIONSNAP|ファーストリテイリングが初任給を4万5000円引き上げ、グローバルな人材確保へ参考:日本経済新聞|ファストリ、入社3年で年収3000万円も幹部に登用くら寿司くら寿司は2020年春の新卒採用で、入社1年目から年収1000万円の幹部候補生を募集しました。条件としては、26歳以下(就業経験者、卒業後に1年以上ブランクがある者は対象外)という年齢制限に加え、TOEIC800点以上、簿記3級以上といった資格が必要で募集人数は10名でした。参考:東洋経済ONLINE|くら寿司が「年収1000万円」で新卒募集するワケ実例を踏まえた考察上記の改革を踏まえて考察してみると、市場価値が向上している人材はIT関連の専門知識を備えた人材と語学力やマネジメント力に優れ、将来は管理職として期待されている人材の2つタイプに分けられると考えられます。就活生の立場から考えると、自身の市場価値を上げるためにこれらのスキルを身につけることが出来る環境で働く、という考え方も企業選択における1つの基準になり得ると思います。しかし、市場価値を高めて何がしたいのか・自分が成し遂げたいことは何か、まで掘り下げて企業を選択することができれば、心から納得のいく就職活動にすることができるのではないでしょうか。IT人材の年収、日本はアメリカの半分以下それでは、こうした日本企業の取り組みは海外企業と比べてどうなのでしょうか。日本企業の給与水準では、特にIT人材の評価がグローバルスタンダードに達していないとされています。経済産業省によると、IT人材とはAI、IoT、ビッグデータ等に携わる人材や情報セキュリティに精通した人材を指すようです。以下の表は経済産業省が発表した各国のIT人材の年収分布を示した表です。出典:「経済産業省」資料上記の表から、IT人材の年収が日本はアメリカの半分以下の水準であることがわかります。経産省によると、日本のIT人材は年収500万円前後が多いですが、米国では1000万円~2000万円が多いとされています。また、産業界で続く大型のIT関連投資や、情報セキュリティ等へのニーズ増大により、IT人材の不足が深刻な問題になっていくでしょう。人材不足は今後さらに深刻化し、2020年にはIT人材が29.3万人(うちAI人材は約4.7万人不足)する見込みです。さらに2030年には、約59万人程度まで人材が不足すると推計されています。以上のような背景から、日本企業はより優秀な人材や人手不足となるIT人材を確保することが困難になるでしょう。そしてその困難を乗り越えるためには、既存の「年功序列・終身雇用制度」の見直しが必要であり、優秀な人材に対する待遇の改善が進んでいくと思われます。就活生はどう向き合うべきか本記事を読んで就活生の皆さんはどう感じたでしょうか。年収1000万円を稼ぐために必要なスキルを身に付けようと奮起したでしょうか。はたまた、年収に重きを置くのではなく自分がやりがいを感じる仕事をしたいと思ったでしょうか。仕事は人生において大きな時間を占める重要な要素です。そして就活生の皆さんはその仕事を通じて、金銭、達成感、人間関係など得ることで人生を豊かにし「幸せになりたい」と考えていると思います。幸せとはなにかそれでは「幸せ」とはなんでしょうか。この問いに対する1つの答えを示す著書として「幸福の資本論」という著書があります。そしてその著書において、幸せとは「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3つの条件から成り立っているとあります。簡単に説明すると「お金・自己実現・人とのつながり」の3つから幸せは成り立っているという解釈です。もちろん、この3つ全ての要素を高いレベルで実現することが理想ですが、それぞれが絶妙なバランスで成り立っており、全てを高いレベルで実現することは相当難しいでしょう。ここで、私が皆さんに伝えたいことは「働いている自分をどれだけ具体的にイメージできているか」ということです。「自分のやりたいことで、年収1000万を稼ぎ、友人や家族との時間も大切にする。」このような理想をイメージしたのならば、なぜ年収1000万円必要なのか、その職種はプライベートの時間をしっかり確保出来るのか、どのように自分の成し遂げたいことにつながっているのか、をしっかり説明できるようになりましょう。また、現実的に年収1000万円を稼ぎつつプライベートの時間を確保することが難しいのであれば、理想年収を下げる、プライベートの時間を減らすなどの選択が必要です。年収は欠かせない要素の1つですが、逆に言えば1つの要素でしかありません。要はバランスが重要で、自分自身が理想とするバランスをどれだけ具体的にイメージすることができるかが重要です。そしてその理想は人それぞれ異なってあたりまえです。他者のわかりやすい理想に安易に迎合するのではなく、自分自身が考え抜いて理想の状態をイメージしましょう。そうすれば、面接で深掘りされた際にも筋道を立てて面接官が納得する回答をすることができるでしょう。また、より具体的に年収1000万円の生活水準を知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。参考:さらに、より自分自身のことを知り、理想の状況をどの企業で実現することができるのかを把握することが大切です。以下に自己分析や業界研究に関する関連記事を紹介していますのでぜひ活用し、この変化の時代を乗り越えていって欲しいと願っています。参考:日々刻々|幸福の資本論・自己分析記事まとめ・業界研究記事まとめ 29,749 views
unistyle監修者 三好真代さん unistyle監修者 三好真代さん このページではunistyle記事の監修者のプロフィールをお一人ずつ掲載しております。unistyleの記事は、人事採用やキャリアコンサルティングなど、就活関連の幅広い経験を持つ方々に監修をしていただいております。監修記事や監修者からのメッセージを、ぜひ就職活動の参考にしてみてください。三好真代さん・名前:三好真代さん・資格:国家資格キャリアコンサルタント国家資格2級キャリアコンサルティング技能士厚生労働省認定キャリアコンサルタント更新講習講師メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種両立支援コーディネーター・所属:合同会社e-careerconnect・SNS/HP:└X:https://twitter.com/mamapoko34└note:https://note.com/atwill_go└facebook:https://www.facebook.com/atwill.masayo└LinkedIn:https://www.linkedin.com/in/真代-三好-220451178/└HP:合同会社e-careerconnectキャリコンコミュニティCareerTrail・プロフィール大学卒業後、英会話スクールにてカウンセラー・マネジメント職を経験。4年間の専業主婦時代を経て2013年より女性・子育て支援団体運営、2016年より人材業界に参画。転職エージェントでエグゼクティブ、管理部門、保育業界の就職・転職支援の経験を積み、現在は個人と組織の相互成長・相互発展の支援に携わっています。幸福度の高いライフキャリアデザインを自ら体現し、関わる全ての人の幸福度の向上に尽力しています。・就活生のみなさんへ一言あなたの「就職する理由」は何ですか?就職することで、どのような未来を引き寄せたいですか?目的地に向かうとき、同時に知るべき情報は「現在地」。思いっきり理想を描いたら、「今の自分」と向き合いましょう。ありのままの自分を知ることで、目的地に向かう道筋が浮かび上がってきます。「就活」はそのために与えられた、1つの手段。自分らしい人生を選択するプロセスをぜひ楽しんでくださいね。三好真代さんが監修した記事一覧他のunistyle監修者は以下から確認できます。 2,081 views
憧れの社員が持っている要素を一つ挙げよ【三井物産GD過去問】 憧れの社員が持っている要素を一つ挙げよ【三井物産GD過去問】 今回は三井物産で行われたGDの解説をしたいと思います。このようなとらえどころのない問題に対してグループでどのようにアプローチすればよいのか、議論をどのように進めていけば、一番よい結論にたどり着けるのか、考えながら読んでいただければと思います。1.議論の流れと時間配分の確認GDにおいては15分〜30分という短い時間でグループとしての結論を出す必要があります。そのためまず始めにスタートからゴールまで議論の流れと時間配分の確認をしておきましょう。議論の流れと時間配分の確認をしないまま、話を進めてしまうと、行き当たりばったりの議論になりやすく、最終的に時間が足りずに納得のいく結論がだせなくなりがちなので注意しましょう。今回のテーマは「自分が憧れる社員の持っている要素」という非常に曖昧なテーマになっていますので、後ほどそれぞれの項目について、詳しく説明しますが、「①前提条件の確認・定義付け⇒②ブレインストーミング⇒③議論の集約⇒④結論⇒⑤発表」という流れで解説したいと思います。実際にGDを行う上では、「上記のような議論の流れを決めません?こんな流れでどうでしょうか?」といった形でファシリテーターを務めることができれば評価されるでしょう。もちろんファシリテーターを務めたから評価が高まるわけではなく、ファシリテーターとして、議論の方向性を決め、議論に「貢献した」ということが評価されます。リーダー役やファシリテーターをやるだけで満足してしまう人が稀にいますが、そうならないように注意して下さい。2.前提条件の確認・定義付けさてこのような曖昧な題材を扱う上では、前提条件の確認と定義付けは非常に重要です。これをしないまま、議論を拡散させてしまうと各々が別々のことを考えながら発言をするため、議論にまとまりがなくなってしまいます。今回のケースで言えば、「憧れる社員」というのがかなり曖昧な言葉です。学生にとっての憧れの社員なのか、新入社員にとっての憧れの社員なのか、全てのビジネスマンにとっての憧れの社員なのかで、話は大分変わって来るでしょう。ここでは就活生が最もイメージしやすいであろう「学生の立場から憧れる社員」と定義して議論を進めたいと思います。この定義があるだけで今後の議論が大分まとまりのあるものになります。実際のGDにおいても、定義付けが曖昧なまま進んでしまい、議論がまとまりそうにないと感じた時には是非、手遅れになる前に「定義付け」を行うように周りに促しましょう。脇道にそれてしまった議論や方向性が怪しい議論を修正できる人もファシリテーターと同様かそれ以上に議論に「貢献した」ものとして高く評価されますので、覚えておきましょう。3.ブレインストーミングさて次にブレインストーミングを行いたいと思います。ブレインストーミングとは、集団でアイディアを出し合うことによって相互工作の連鎖反応や発想の誘発を期待する議論の方法のことです。とにかくアイディアを出す時間と考えていただければと思います。※ブレインストーミングをする上での4原則など詳しい説明はこちらをお読み下さい。今回のようにお題が曖昧で、論理的な答えの出ないような問題においてはある程度定義付けを行った上で、どんどん思いつくものを挙げてその後に集約していく議論の方法が効果的です。一方で、コンサルなどのケース問題のようにある程度、論理的な答えを出すことのできるお題においてはブレインストーミングのように具体的なアイディアを出してから集約させるよりも、予め「何を話すべきか」について丁寧に議論した上で進めた方が効率的なことが多いです。議論の内容によって進め方を変えていくことが必要になりますので、お題が発表された段階でどのように議論をしていくと効果的なのか考える癖をつけましょう。さてそれでは今回のお題に沿ってブレインストーミングとして、思いつくものを全て挙げると、①夢に向かって仕事をしている②自分の仕事が好き③誰もが知っている大きなビジネスに関わっている④取引金額/売上の規模が大きい⑤その会社の中でも一目を置かれている⑥出世している⑦自分の仕事に誇りを持っている⑧楽しそうに仕事をしている⑨人に誇れる結果を残している⑩世の中に影響力のある仕事をしている⑪高い給料を貰っているといった形で学生の立場から憧れる社員の要素が挙げられました。大人数でやるともっとたくさんのアイディアが出るでしょう。またこのようなブレインストーミングを行うと、中にはアイディアを言い出せない人もいると思いますので、そういった人に話を振るなどの気遣いも評価の対象となります。但し、話を振ってもアイディアが出ずに時間だけが浪費されるという事態にも遭遇するのでケースバイケースで判断するようにしましょう。4.議論の集約さて具体的なアイディアが多数出そろったらここからは議論を集約させていきます。議論を集約させるコツは色々ありますが、箱を用意してあげて、同種のアイディアをまとめて挙げると、乱雑なアイディアもすっきりしたものになります。例えば、上記で挙げた11個の要素を大きく三つに分けると、「仕事に対する意識」、「仕事そのもの」、「仕事の結果」の三つに分けられるでしょう。【仕事に対する意識】①夢に向かって仕事をしている②自分の仕事が好き⑦自分の仕事に誇りを持っている⑧楽しそうに仕事をしている【仕事そのもの】③誰もが知っている大きなビジネスに関わっている④取引金額/売上の規模が大きい⑩世の中に影響力のある仕事をしている【仕事の結果】⑤その会社の中でも一目を置かれている⑥出世している⑨人に誇れる結果を残している⑪高い給料を貰っている仕事に対する意識とは文字通り、どのような意識で自分の仕事に取り組んでいるのかということです。やっぱり自分がやっている仕事に愛着のある人、誇りを持って働いている人には誰しも憧れるでしょう。またやっぱり学生の立場からすれば、「仕事そのもの」が魅力的だとその仕事をしている人も魅力的に映り、憧れるという側面は少なからずあるでしょう。最後に仕事の結果として、社内で一目置かれている人、出世している人、結果を残している人、給料が高い人にも憧れるという側面はあるでしょう。結果を残している人は自信を持っていることが多く、それが魅力に繋がることが多いでしょう。このようにブレインストーミングで出たアイディアを三つの要素に集約させることができれば、この議論のゴールはすぐそこです。5.結論さてここまでで、①定義付け⇒②ブレインストーミング⇒③議論の集約まで行い、学生の立場から憧れる社員の像が見えてきました。ここからは三つの要素からどの要素が一番重要かを考えて一つに絞り込んで発表するのみです。今回のケースでは一つに絞る要素があるので、三つの要素からどれが大事かを考えたいと思いますが、【仕事に対する意識】が最も重要な要素であると考えます。仕事に対する意識が高いからこそ、【仕事の結果】が出る訳で、更に【仕事そのもの】も意識が高いからこそどんどん大きなビジネスを育てることができるものでしょう。結論が出たら後は発表するのみです。6.発表発表については一人の発表者がグループを代表して発表するケースから、グループ全員が一言ずつ発表するケースもありますので、自分が発表者になっても大丈夫なように議論を進めていくのが無難でしょう。発表の際には下記3つをまずは気をつけましょう。・結論から伝えること・簡潔にわかりやすく伝えること・結論までの議論の流れがわかるように伝えること今回のケースで言えば、下記のように発表するとちょうど1分程度でまとめられるのではないでしょうか。【発表例】憧れの社員の持っている要素を一つ挙げるとすれば、夢を持って仕事をしている・仕事に対して誇りを持っているなどの【仕事に対する意識】を選びたいと思います。今回のお題では、学生の立場から憧れる社員が持っている要素と定義を行い、どんな社員に憧れるかを具体的にアイディアを出してきた結果、先ほど申し上げた【仕事に対する意識】、取引金額の大きいといった【仕事そのもの】、出世しているといった【仕事の結果】の三要素が挙りました。この中でも【仕事に対する意識】が【仕事の結果】を出す上でも重要で、更に【仕事そのもの】を大きく育てていく上でも重要な要素であると考えたために、【仕事に対する意識】を学生の立場から憧れる社員の持っている要素の一つとして選択しました。最後にGDの流れについてのイメージは持てたでしょうか?今回の流れが正解という訳ではありませんが、とらえどころのないような議論も以外ときれいにまとまるものです。是非これを読んでいる皆さんにはリーダーシップを取って議論を主体的に動かせる人にも、議論が脇道にそれた時に修正する人にもオールマイティに議論に参加していただければと思います。最後に非常に重要なことではありますが、GDにおいては「全員でいい結論を出すこと」が最も大事です。周りはライバルだからと蹴落とす意識の人がいると、いい議論が出来ずにグループ全員の評価を落としかねません。是非参加する際には、全員と仲良くなっていい議論をするというつもりでGDに臨んでいただければと思います。 35,258 views

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