【ガクチカ】面接で必ず聞かれる10の質問と適切な答え方
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最終更新日:2024年11月11日
本記事では、面接に苦手意識を持っている方、面接を控えている方に向け"面接で頻出のガクチカに関する10個の質問から、面接での話し方やそのポイント"を紹介します。
- 本記事の構成
- 面接で頻出のガクチカ質問10選
(1):自己紹介をしてください
(2):学生時代最も頑張ったこと(力を入れたこと)を教えてください
(3):学生時代に取り組んだことについて、なぜ取り組んだのか教えてください
(4):学生時代に取り組んだことの魅力について、知らない人にも理解できるように説明してください
(5):取組における目標とその目標を設定した理由を教えてください
(6):取組における最大の困難について教えてください
(7):取組における課題について、それに気づいた背景やきっかけを教えてください
(8):取組における困難及び課題をどのように乗り越えたのか、結果も踏まえて教えてください
(9):取組における反省点と、当時に戻れるとしたら改善したいと思うことを教えてください
(10):取組における学びとそれを社会でどのように活かすか教えてください - 企業が面接でガクチカを聞く理由
- 面接に向けたガクチカの対策
- 面接での話し方のポイント
- まとめ
この記事の監修者
平岡美香さん
国家資格キャリアコンサルタント
メンタル心理カウンセラー
高知県登録働き方改革コンサルタント
皆さんには多くの能力や魅力、可能性が必ずあります。自己理解を深めてそのことに気づき、自信を持って目標に向かって挑戦していきましょう。皆さんの目標達成のお役に立てると嬉しいです。応援しています! プロフィール詳細はこちら
面接で頻出のガクチカ質問10選
まず初めに、「面接でのガクチカに関する質問」を紹介します。
今回は、"面接で頻出する10個の質問とそのポイント"を解説します。
以下、質問の一覧になります。
- 自己紹介をしてください
- 学生時代最も頑張ったこと(力を入れたこと)を教えてください
- 学生時代に取り組んだことについて、なぜ取り組んだのか教えてください
- 学生時代に取り組んだことの魅力について、知らない人にも理解できるように説明してください
- 取組における目標とその目標を設定した理由を教えてください
- 取組における最大の困難について教えてください
- 取組における課題について、それに気づいた背景やきっかけを教えてください
- 取組における困難及び課題をどのように乗り越えたのか、結果も踏まえて教えてください
- 取組における反省点と、当時に戻れるとしたら改善したいと思うことを教えてください
- 取組における学びとそれを社会でどのように活かすか教えてください
面接でのガクチカ質問(1):自己紹介をしてください
「学生時代に力を入れたこと・自身の価値観」について簡潔に話す
「あなたがどのようなことに力を注いできたのか、どのような価値観を持っている人間なのか」について聞きたいという意図がある質問になります。
ただ、自己紹介で「学生時代頑張ったことや自己PRの詳細」まで話をしてしまう人がいますが、多くの場合は的外れな回答として映っています。
「学生時代に取り組んできたこと、何を学んできたのか、どのような価値観を持っているのか」について簡潔に伝えましょう。
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企業が面接でガクチカを聞く理由
企業側はなぜ、ESで書かせたガクチカの内容を面接の場でもう一度質問するのでしょうか。
【ES例文8選】ガクチカとは?自己PRとの違いからポイントまで徹底解説-unistyle独自取材付き-の記事を参考にすると、「企業側がガクチカを質問する理由」は以下の2つに大別されると記載されています。
- 経験自体のレベル・スペックを把握するため
- 自社に合う・マッチする人材かどうか知るため
ただ、「経験自体のレベル・スペックを把握するため」に関してはESの段階で充分判断することができるため、面接で改めて質問する必要はないと考えられます。
一方で「自社に合う・マッチする人材かどうか知るため」に関しては、ESという限られた文字数の中だけではその就活生の人柄・能力を完全に知ることはできません。
例えば、ESに「異なる立場の人とのコミュニケーションで信頼関係を構築した」と述べていても、実際の面接のやりとりでそれが感じられなければ、そのシチュエーション限定の人柄・能力だったということになります。
そのため、面接という場でガクチカを深堀りすることで「この場面でこのように行動したのであれば、うちではこのように活躍してくれるだろうな」など、「自社に本当にマッチする人材か」を見極めようとしているわけです。
以上の内容を踏まえると、「ESで書かせたガクチカの内容を面接の場でもう一度質問する」理由を理解することができるでしょう。
厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、応募者の適性や能力とは関係のない事項で採否を決定しないようにするため、家族や生活環境などの応募者本人の適性・能力に関係のない事項や、思想・宗教などの本来自由であるべき事項に関しては面接で把握しないようにすることが求められています。
このような事項は面接で質問されることも十分考えられますが、面接で質問するべきではない事項があるという前提を認識しておきましょう。
【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本
なお、ガクチカをどう書けばいいのか分からないという就活生には就職エージェントneoがオススメです。
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面接に向けたガクチカの対策
ここまで「面接で頻出のガクチカに関する質問」について解説してきましたが、ここでは「具体的な事前の対策方法」について紹介したいと思います。
上記の参考記事にも述べられていますが、基本的に「文章で書けないことは話せない」ということは頭に入れて欲しいと思います。
すなわち、ガクチカの深掘りに対して事前に質問を想定し、その回答方法を頭の中で用意しておくことが最も効果的な対策となります。
ガクチカを深掘りするポイントは様々あるのですが、最も効果的なやり方は"ガクチカのフレームワークに自身の経験を分解し、そのポイントごとに深掘りを繰り返し、文章を書き出すこと"だと考えています。
ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-
→「ガクチカのフレームワーク」を詳細に解説している記事になります。フレームワーク以外でも「ガクチカ」に関する内容を網羅的に解説していますので、ぜひ確認してみてください。
文字数などは気にする必要がないため、ひたすら「詳しく説明されたガクチカストーリー」を作成し、内容を頭に入れておきましょう。
結論:何に取り組んだのか?
▼
動機:なぜ取り組んだのか?
▼
目標と困難:どんな目標を掲げ、その際の困難はなんだったのか?
▼
取組みと結果:どのように取り組んだのか?取り組みの結果はどうだったのか?
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人柄:活動の中であなたのどのような人柄が活かされたのか?
▼
学び:取り組みを通じて何を学んだのか?またそれを企業でどのように活かすのか?
例えば、目標と困難のフレームを「どんな目標を立て、どんな背景でその目標を立てたのか。困難は何だったのか。」について掘り下げていけば、上記で述べた10の質問の(5)と(6)に対して回答することができるでしょう。
また、取組みと結果のフレームについて掘り下げていけば「その課題に気づいた背景、困難の乗り越え方」といった(7)と(8)の質問に対する回答を用意できるかと思います。
以下に具体例も掲載してありますので、こちらを参考にして答え方のイメージを膨らませていただければと思います。
◆目標
バドミントンサークルの大会でAチームとして関東大会優勝を目標にした。
◆どんな背景で目標を立てたか
動機としては、以前強豪だったのにもかかわらず年々実力が落ちていると言われ、負けず嫌いであった私は10人の選抜Aチームの代表として、以前のチームに負けないチームを作って結果を出したかったことだ。
◆課題・困難
チームメンバーは高校時代実績を残した選手が多く、元々上位進出を狙えるチームであったが、100人規模のサークルということで、普段の練習では実力関係なく限られたコートで打つ必要があった。そのため、実力向上のためのまとまった時間が取れなかった。一方、他のサークルは実力別に分けたコートで強化練習をしているチームが多く、練習量の差が最も高い障壁となった。
面接での話し方のポイント
面接では、ESで書いた内容を基に深堀りされる可能性が非常に高いです。
また、「指定された文字数の中で要点をまとめて簡潔に伝えるES」と「面接官とのコミュニケーションの中でより具体的に自分自身をアピールする面接」とでは、同じガクチカでも異なる部分が多くあります。
そのため、面接でガクチカを話す際は以下の3点を意識することが重要になります。
- 話す順番を整えてから伝える
- 暗記したものをそのまま話さない
- 話す長さや時間に注意する
話す順番を整えてから伝える
話す順番をあらかじめ整えておくことは非常に重要となります。
というのも、面接では「話がどうしても長くなってしまう・結論をうまく伝えられない」というリスクがあり、"本当に伝えたい内容を伝えられなくなってしまう恐れがある”ためです。
面接の前には必ず「最も伝えたい内容はどの箇所なのか・どのような順序で話すのか」をしっかりと確認しておき、面接官が理解できるような話し方を心掛けましょう。
また、面接のようなコミュニケーションの場では「結論→理由→具体例(証拠)→結論」の順序で話すことで論理的に伝えることができると言われているため、この順序も意識していただければと思います。
暗記したものをそのまま話さない
面接では何も「ESで書いた内容を暗記してそのまま話す」ことが正しいわけではありません。
面接官は「提出済みのESを基に質問を投げかけてくる」場合が多いため、"ES+αの内容"がなければ高い評価を得ることは難しいと思われます。
「暗記したものをそのまま話さない・面接官とのコミュニケーションを意識する」ということは必ず心掛けていただければと思います。
話す長さや時間配分に注意する
これはグループ面接でより重視する内容になるのですが、「話す時間・時間配分」には注意を払う必要があります。
グループ面接では他の就活生と一緒に面接を行うため、自分ばかりが長時間話してしまうと「この就活生は周りに配慮できていないな、自分勝手だな」という印象を受けてしまいます。
いくら内容が素晴らしくても、このような点をおろそかにしただけで一気にマイナス評価を受けてしまう可能性は高いと考えられます。
「他の就活生とのバランス感・時間配分への配慮」も"面接におけるコミュニケーションの一つ"となりますので、この観点は忘れずに面接に臨みましょう。
まとめ
本記事では、多くの企業の面接で聞かれる"ガクチカの質問の対策"を紹介しました。
また、「面接で頻出する10個の質問とそのポイント」も詳細に解説しています。
ガクチカはESに限らず、面接でも頻出の質問になるため、本記事を参考に面接対策を進めていただければと思います。
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選