エントリーシート(ES)と履歴書は何が違う?両者の特徴や作成のポイントを解説
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最終更新日:2024年08月23日
就活における第一関門は、書類選考を突破することだと言えます。そこで、応募書類である「エントリーシート」や「履歴書」がとても重要になります。
しかし、次のような疑問を持つ就活生は多いのではないでしょうか。
「エントリーシートと履歴書の内容は同じで良いの?」
「そもそもエントリーシートと履歴書の違いって?」
本記事では、「エントリーシート」と「履歴書」の目的や特徴の違いを明らかにして、それぞれの書き方のポイントを解説します。
エントリーシート(ES)と履歴書の違いとは?
エントリーシートと履歴書それぞれの書き方を考える前に、両者の目的や特徴を理解しておく必要があります。
エントリーシートと履歴書には主に以下の違いがあります。
- エントリーシート…企業に自己をアピールする書類
- 履歴書…個人情報や自分のスキルを伝える書類
エントリーシート(ES)とは?
エントリーシートとは、簡単に言うと「企業に自己をアピールする書類」のことです。
企業は自己PR、志望動機、学生時代に頑張ったことなどを質問することで、その就活生の人柄を判断し、「自社とどれだけマッチした人材なのか」を見極めようとしています。
そのため、自分の魅力や熱意を存分に伝え、入社後会社に貢献できる人材であることをアピールすることが重要になります。
履歴書とは?
履歴書とは、簡単に言うと「個人情報や自分のスキルを伝える書類」のことです。
履歴書の主な役割は、氏名、学歴、資格など就活生の基本情報を伝えることです。趣味や特技を書く欄もありますが、スペースが狭いため要点をまとめて書く必要があります。
エントリーシートは主に採用時のみに使用されますが、履歴書は入社後も人事データとして保管されることがあります。履歴書は公的書類となるため、記載事項に誤りが無いよう、正確かつ簡潔に書くことが重要になります。
エントリーシート(ES)と履歴書の両方を提出する場合の疑問-自己PRやガクチカは変えるべきなのか-
企業によっては、エントリーシートと履歴書の両方の提出を求められる場合があります。同じ項目があった場合、記入する内容は同じで良いのでしょうか?
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エントリーシート(ES)を書く際のポイント
エントリーシートと履歴書の目的や特徴の違いは理解していただけたと思います。次に、エントリーシートを書く際のポイントについて解説します。
エントリーシートで質問されることが多いのが以下の3項目になります。
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代頑張ったこと
自己PR
自己PRを記載する際のポイントは主に以下の2点になります。
- 志望企業が求める強みをアピールする
- アピールする強みに再現性を持たせる
・志望企業が求める強みをアピールする
上記で述べた通り、企業はエントリーシートで就活生が「自社とどれだけマッチした人材なのか」を見極めようとしています。そのため、自己PRを記載する際も各企業の求める強みに沿ったものにする必要があります。
各企業の採用HPに記載された、求める人材像をあらかじめ理解しておきましょう。
・アピールする強みに再現性を持たせる
企業側は自己PRを通じて、就活生が「自社の求める強み、能力を持っているか」を見極めようともしています。
入社後に企業に貢献できる人材であることをアピールするため、「このような強み、能力をこの場面でこのように活かしたから、入社後にはこのように活かしたい。」といったように、入社後の展望も併せて述べるようにしましょう。そうすることでアピールする強みに再現性を持たせることが出来ます。
以下の記事一覧では自己PRの書き方を詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集
志望動機
志望動機を記載する際のポイントは主に以下の2点になります。
- 企業に対する理解度を示す
- 業務に対する適性を示す
・企業に対する理解度を示す
企業は志望動機を聞くことで、就活生の志望度の高さを知りたいと考えています。どんなに優秀な人材でも、内定を出した後実際に入社してくれなければ意味がありません。
企業に対して高い入社意欲をアピールするため、企業に対する理解度を示すことが重要です。
・業務に対する適性を示す
企業側には会社が目指すビジョンと就活生が目指すところがマッチしているかを確かめたいという意図もあります。入社後のミスマッチを減らし、早期退職を防ぐためです。
企業と自分の相性を伝えるため、「企業に興味をもったきっかけ」や「企業選びの軸」を盛り込んだ志望動機を作成しましょう。
以下の記事一覧では志望動機の書き方を詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。
企業が志望動機を聞く意図・就活生がアピールすべきポイント
ESにおける志望動機の書き方
面接で志望動機を適切に伝える方法
インターンでの志望動機の伝え方
業界別の志望動機の書き方
職種別の志望動機の書き方
志望動機の例文一覧(インターン)
志望動機の例文一覧(本選考)
学生時代頑張ったこと
学生時代頑張ったことについて記載する際のポイントは主に以下の2点になります。
- 困難を乗り越えた経験を盛り込む
- 経験から得た学びを述べる
・困難を乗り越えた経験を盛り込む
企業は就活生が仕事において問題にぶつかった時にどのように対処するのかを見極めようとしています。
困難に直面した時の乗り越え方を知ることで、その就活生の問題解決能力や行動力を測ろうとしているのです。そのため、困難をどのように解決したかを述べることに重点を置くことが大切です。
・経験から得た学びを述べる
企業は、就活生が「何に最も打ち込んでいたのか」ではなく、「経験から何を学んだのか」を知りたいと考えています。困難を乗り越えた経験から、どのような成果や学びがあったのかを伝えることで、人間性や物事に対する向き合い方をアピールしましょう。
以下の記事一覧では学生時代頑張ったことの書き方について詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。
履歴書を書く際のポイント
次に履歴書を書く際のポイントについて項目別にまとめます。
履歴書の基本項目は主に以下の4点になります。
- 基本情報欄
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 本人希望欄
基本情報欄
・提出日か前日の日付を記入(郵送の場合は投函日)
・履歴書全体で西暦か元号表記かを統一
・極力3か月以内に撮影した写真を使用
学歴・職歴
・学校名は略さず正式名称で記入
例)東京都立○○高等学校 卒業
・学部・学科・コース名などを詳しく記入
例)○○大学□□学部△△学科 入学
・アルバイトは職歴に含まないため、職歴なしと記入
免許・資格
・免許・資格は正式名称で記入
例)普通自動車第一種免許 取得
・最初に免許を書き、次に資格を記入
・業務に関連する資格を記入
・習得のため勉強中の資格も記載してOK
例)○○の資格習得のため勉強中
本人希望欄
・原則、「貴社規定でお願いいたします」と記入
まとめ
本記事では、エントリーシートと履歴書の目的や特徴の違いからそれぞれの書き方について解説してきました。
応募書類の作成は就活を成功させるためにとても重要になります。本記事で述べた通り、それぞれの書類や質問には企業側の意図があります。それらを理解したうえでより良い応募書類の作成を目指しましょう。
以下の記事一覧にはエントリーシートの設問別の対策記事が掲載されているため、ぜひ参考にしてください。
自己PRに関する設問
自己PR/長所(強み)/短所(弱み)
志望動機に関する設問
志望動機/実現したいこと/入社後にやりたいこと/将来の夢/キャリアプラン/10年後の自分
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する設問
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)/挑戦したこと/最大の困難/挫折経験/打ち込んだこと/苦労したこと/辛かったこと/成果を出した経験/異なる価値観の人と協力した経験/変化や変革をもたらしたエピソード/成長した経験/チームで成し遂げた経験
大学や学業に関する設問
ゼミ活動/研究/サークル活動/留学/専攻分野(テーマ)/課外活動/得意科目
パーソナルな設問
趣味/特技/性格(人柄)/大切にしている価値観/仕事をする上で大切なこと/あなたを漢字一文字で例えると/気になるニュース
経歴に関する設問
運転免許/アルバイト/資格/TOEIC/インターン経験/健康状態
その他
自由記入欄(フリースペース)/キャッチコピー/イラスト/あなたらしい写真/新規事業提案