【ES例文付き】自動車業界の内定レベルの志望動機の書き方

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最終更新日:2022年03月29日

日本の基幹産業であり、就活生からの人気も高い自動車業界。

しかし、自動車業界ならではの志望動機の書き方を知っている就活生は多くありません。

そこで本記事では、自動車業界の志望動機の書き方をエントリーシート(ES)通過者の例文付きで紹介していきます。

志望動機例文集

基本的な志望動機の書き方

基本の志望動機自動車業界の志望動機について考える前に、まずは基本的な志望動機の書き方を知っておくべきだと思います。ここでは、unistyleの他記事を参考に、基本的な志望動機の書き方について解説していきます。

志望動機で自分の意思を伝えるためには、まず効果的に志望動機を伝えるためのポイントを把握することが大切です。

一般的に志望動機を作成する方法としては、「成し遂げたいことに基づいて書く方法」「自身の適性に基づいて書く方法」の2つのアプローチが存在しています。

どちらの場合も、「自身の夢や向いていることが自身の経験に根ざしているか?」が一番の差別化のポイントであり、評価が分かれ道であると言えます。

成し遂げたいことに基づいて書く方法

【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説」を参考にした「成し遂げたいことに基づいて書く方法」のフレームワークは以下の通りです。

成し遂げたことに基づいて書く場合は、未来志向な理由となりますので、明確にやりたいことやビジョンをお持ちの方におすすめのフレームワークです。

仮にまだ将来のビジョンをお持ちでない方は、志望動機のフレームワークとしてはまだ不要ですが、選考・就職活動を進める中で必ず必要になってくるので、この機会に考えてみて下さい。

自身の適性に基づいて書く方法

【就活生必読】志望動機が特になくても書けるフレームワークとは?」を参考にした「自身の適性に基づいて書く方法」のフレームワークは以下の通りです。

自身の適性に基づいて書く場合は、明確に自分の強みを理解している方におすすめのフレームワークとなります。自身の強みというものがよくわからない、という方は以下の記事もご参考ください。

上記いずれも、方法が違うだけで良し悪しは無く、ビジョンで語るのか強みで語るのか、自分が最も説得力を持って伝えることができる方を選択してください。

ただし、いずれの二つにも共通しているのは、伝えたいことが何であれ、それが過去のどのような経験によって生まれ認識したものなのか、また何故それは他業界や同業他社ではだめなのかを伝える必要があります。

過去の経験を語ることで、強みの再現性ややりたいことへのモチベーションを伝えることができ、他社との比較を加えることで志望度の高さを伝えることができます。そのため、志望動機としていずれも欠かせないポイントと言えます。

自動車業界とは

自動車業界とは自動車業界の志望動機を書く際には、自動車業界とは何かをきちんと知っておく必要があります。

なぜなら、業界研究をすることによって志望動機を構築することができるからです。

下の図からもわかるように、この「業界のビジネスモデルで実現妥当性があること」「自身が成し遂げたいこと」合致が、志望動機を構築するうえでの前提となります。

志望動機の考え方

このことから、「企業に評価される志望動機を構築するため」に業界研究をすることが重要だと考えられます。

以下では、「自動車業界とは?構造・市場規模・職種・仕事内容を解説」を参考にしながら、業界研究の基礎的な部分である、自動車業界の概要や種類、職種ごとの仕事内容について紹介していきます。

自動車業界の概要や種類

自動車業界とは、自動車やバイク、バスやトラックなどを含めた完成車を扱う自動車メーカー、部品や素材メーカー、販売会社などの領域を扱う業界です。

市場規模は69.6兆円となっており、金融(65.6兆円)や総合商社(53.7兆円)を凌いで業界全体で3位です。

そんな自動車業界は以下の図のように複雑な構造となっています。

自動車業界の構造

その中でも、自動車業界の主要となる分野は以下の4つとなります。

●自動車(完成車)メーカー
●自動車部品メーカー
●自動車ディーラー
●自動車関連サービス

就活生の皆さんがよく知っているトヨタやホンダ、日産などは自動車(完成車)メーカーに分類されます。

各分野によって、事業内容は大きく異なります。自動車業界の企業の志望動機を書く際は、自分が志望する企業が上記のどの分野に属するか確認し、どのような事業を行うのかきちんと理解しておきましょう。

自動車業界の職種や仕事内容

自動車業界には、その業界ならではの特有の職種が主に3つあります。

  • 研究開発
    研究開発、商品開発、生産技術など
  • 企画・販促
    商品企画、マーケティング、資材・部品調達、営業企画、販売促進、海外事業支援など
  • 生産
    品質管理、生産企画、量産開発、生産ライン設計など

研究開発の仕事内容は、電子技術、モーター、エンジン、トランスミッションなど様々な分野からそれぞれの専門家が集まり各種自動車の研究・開発を行います。

また、ハイブリッドや電気自動車など次世代自動車の研究や開発、生産技術の向上を手掛けているなど、様々な分野に対して研究開発を行うため、各分野によって求めらる専門知識やスキルが大きく異なります。

企画・販促の仕事内容は、主に事務系の職種となります。

新車の企画やコンセプトの立案、営業企画、マーケティング、消費者動向調査、資材や部品の調達、物流・生産企画、販売促進、海外事業支援など多くの職種があります。

これらの業務では、消費者が欲しいと考えている車を考察し、新しい車のアイデアを練り上げることが一貫して求められます。

生産の仕事内容は、需要に応じて過不足なく部品を手配し、生産量を調整していく生産管理業務を行います。そのため、市場の売れ行きに応じて部品発注計画を綿密に立て、たとえ数台でも消費者の求める納品期日に間に合うように生産することが目標となっています。

また企業によっては、自動車の新車の企画、開発、生産、そして販売に至るまで、全体日程の立案とその進捗管理マネジメントを手掛けるの新車進行管理業務にも携わります。

自動車業界の概要や種類、職種ごとの仕事内容についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

自動車業界とは?構造・市場規模・職種・仕事内容を解説

自動車業界の志望動機の書き方

自動車業界の志望動機の書き方基本的な志望動機の書き方や自動車業界とは何かを理解した上で、ここでは自動車業界の志望動機の書き方について解説していきます。

志望動機の理想形は上記の基本的な志望動機の書き方のフレームワークをすべて網羅することですが、実際には文字数制限などがあり、すべての要素を文中に挿入できることは稀です。

そこで、自動車業界を志望するうえで特にアピールすべき要素をピックアップして紹介します。

どうして自動車業界を志望したのか

まず始めに、どうして自動車業界を志望したのかをアピールすることが重要になります。

どれほど魅力的な志望動機を書いても、その業界を選んだ必然性がなければ、「他の業界でもできるのでは?」と選考官に思われてしまいます。

どうして自動車業界を志望したのかをアピールするためには、業界比較をきちんとしておくことが重要です。

以下は、業界比較をするための3つのステップになります。

業界比較の3つのステップ

(1)企業選びのポイントを明確にする
 ⇨どのポイントを一番重視するのかを明確にする

(2)業界比較すべき企業をビックアップする
 ⇨(1)のポイントと関連性の薄い企業やその業界は除く

(3)メリット・デメリット両方を含めて業界比較を行う
 ⇨良い面だけでなく悪い面もきちんと理解しておくことによって覚悟の強い説得力のある主張が可能となる

なぜその企業でなくてはならないのか

業界を志望しているアピールができたらそこからさらに掘り下げて、業界内でもなぜその企業を志望するのかを伝えておくことが重要です。

同じ業界であれば仕事内容が類似している場合も多くあります。そのため企業ごとの差別化がしっかりとできていなければ、他の企業でも良いのではないかと人事から思われてしまうこともあります。

「この企業だから志望している」ということが伝わるように、その企業ならではの特徴や強み踏まえて志望動機を伝えましょう。

企業の理念や社風、ビジョンに基づく中期/長期計画はその企業ならではのポイントになるので、それらを軸に志望動機を考えるのも良いかもしれません。企業のHPやIR情報を参考に調べてみるのが得策です。

IR情報の読み解き方について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

参考:【IR情報(投資家情報)の読み解き方】就活生向けに分かりやすく解説

実現したいことや将来の目標

【新卒】就活の志望動機とは?書く時の注意点やテンプレも紹介-例文5選付-」で解説しているように、社風はもちろん企業のビジョンと就活生の目指す将来像が一致していることは働いていく上で、大切な要素になります。

将来どんな目標を持っているかを伝えることで、企業は長く頑張ってくれそうだなという印象を持つでしょう。

その中で目標に向かってこのように努力していきたいと話すことができれば、きちんと計画性のある就活生だと評価されるとも考えられます。立てた目標が会社のビジョンや方針とマッチしていると企業により良い印象を与えられます。

また、上述されているように、一口に自動車業界と言っても様々な分野が存在し、分野によって職種や行う仕事内容も大きく変わります。

職種まで述べることで、「自分の志望している業種だからこそ実現できることや活躍できることがある」と主張する説得力が高まります。

上述されている職種ごとの仕事内容や志望する企業の職種一覧を見て、きちんと理解すると良いでしょう。

自動車業界内定者のエントリーシート(ES)の志望動機の例文

自動車業界内定者のエントリーシート(ES)の志望動機の例文ここでは、自動車業界で内定を得たエントリーシート(ES)の志望動機の例文を5つ紹介します。

トヨタ自動車内定者のエントリーシート(ES)の志望動機の例文

トヨタの志望理由とやりたい仕事について(400文字)

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本田技研工業(ホンダ)内定者のエントリーシート(ES)の志望動機の例文

実現の場としてHondaを志望する理由を入力してください。(300文字)

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日産自動車内定者のエントリーシート(ES)の志望動機の例文

日産自動車への志望動機を記入ください。(400文字)

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アイシン精機内定者のエントリーシート(ES)の志望動機の例文

アイシン精機を志望する理由は何ですか?(400文字以下)

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デンソー内定者のエントリーシート(ES)の志望動機の例文

デンソーでの仕事について教えてください。選考を希望するコースを選択してください。(第一希望)

コース選択した上で、あなたがデンソーで実現したいことを教えてください。(これまでの経験やそれを通じ培った強みなどを含め、具体的に記入してください)(400文字以上500文字以下)

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最後に

最後に本記事では、自動車業界の志望動機の書き方を紹介してきました。

自動車業界の志望動機を書く際には、まず自動車業界・企業への理解を深めることが大切です。

その上で、自分が成し遂げたいことに対し、なぜその企業・職種でなければならないのかということを明確に伝え、企業への志望度の高さを効果的に伝えられるようにしましょう。

以下では、自動車業界に関連する記事を載せておりますので、是非ご覧ください。

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