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【例文有】就活で使える!キャッチコピーの作り方やポイントを徹底解説
最終更新日:2019年11月22日
「あなたのキャッチコピーを教えてください。」と言われて悩んでしまった経験がある就活生もいると思います。
一見難しそうに聞こえるキャッチコピーですが、結論「シンプルにあなた自身の強みを伝えれば良いだけ」です。
ではどうすれば面接官の印象に残るキャッチコピーができるのでしょうか。
本記事ではキャッチコピーの作り方やポイント、例文を紹介していきます。
- 本記事の構成
- 企業が就活生にキャッチコピーを聞く意図
- キャッチコピーの作り方
- キャッチコピーの例
∟豊田通商
∟デロイト トーマツ コンサルティング
∟日本ロレアル
∟博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ - 最後に
企業が就活生にキャッチコピーを聞く意図
企業が就活生に対してキャッチコピーを聞く意図は主に以下の3点を知るためです。
- 自己分析能力
- コミュニケーション能力
- キャッチコピーで伝えた強みが本当にあるか
それぞれについて解説していきます。
自己分析能力
自己分析能力とは、自分を客観的に見ることができているかどうかということです。
自分を客観的に捉えることができる人は、仕事においても成長できる可能性を秘めていると言えます。
なぜなら、働く上で何か壁にぶつかった際に「なぜこうなったのか」「何をどう改善していけば良いのか」を自分で判断することができるからです。
このように自分で考えて行動するということは社会に出たら必ず求められるため、自分を客観的に判断できるかどうかが見られていると言えます。
コミュニケーション能力
ここで言うコミュニケーション能力とは"自分の長所をわかりやすく説明できる"かどうかということです。
キャッチコピーを答える際に自分の中のイメージだけで答えてしまうと企業側には全く意味が伝わりません。
つまり自分の強みを簡潔且つ誰にでもわかるように伝えるということがキャッチコピーを考える際は大切となります。
仕事をしていく上でも、誰にでもわかるように説明する能力は非常に重要となるため、その能力があるかどうかを見られていると言えます。
キャッチコピーで伝えた強みが本当にあるか
キャッチコピーとは自己PRを言い換えたものです。つまりキャッチコピーを聞かれたら自分の強みをアピールすることが重要となります。
ただキャッチコピーを伝えるだけではなく、具体的なエピソードを語れるようにしておくことが大切です。
具体的且つ複数のエピソードを伝えることによってその強みの信憑性が生まれるため、しっかりと過去の経験を深掘っておくようにしましょう。
キャッチコピーの作り方
続いては具体的なキャッチコピーの作り方について紹介します。キャッチコピーは以下の4つのステップで簡単に作ることができます。
- (1)自己分析を行い、自分の強みを見つける
- (2)企業研究を行う
- (3)強みを具体的な言葉に言い表す
- (4)インパクトのあるキャッチコピーに言い換える
それぞれについて詳しく解説していきます。
(1)自己分析を行い、自分の強みを見つける
キャッチコピーとは自分を一言で表すものであり、そのためには自己分析を行わなければなりません。
自己分析の度合いによって、キャッチコピーがうまく作れるかどうかが決まってきます。
「自己分析ってどうやれば良いの?」という方は【内定に繋がる自己分析の7ステップ】就活における自己分析のやり方・方法とはの記事を参考にしてください。
またここでの強みは、仕事に活かせる強みにしましょう。例えば、「私はよく笑う人間です。」というアピールでは、「その強みは仕事でどう活かすの?」となってしまい、アピールには繋がりにくいです。
【就活】受かる自己PRとは?書き方・例文・面接などのポイントを伝授!でも述べていますが、企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと思っているため、強みをアピールする際は仕事で活かすことができる強みをアピールするようにしてください。
(2)企業研究を行う
1つ目のステップとして自己分析を行い、仕事に活かせる強みを見つけたら、次は企業研究を行いましょう。
なぜなら、自己PRしようとしている強みが志望企業が求めている強みと異なっていたら何のアピールにもならないからです。
自己PRで大切なことは、自分が"企業に貢献できる人材である"とアピールすることです。
そのため自分が志望している企業の企業研究をしっかりと行い、その企業がどのような人材を求めているか把握するようにしましょう。
具体的な企業研究の仕方は以下の記事をご覧ください。
(3)強みを具体的な言葉に言い表す
自己PRでよく用いられる「協調性」「リーダーシップ」などの強みは非常に抽象的な言葉です。
例えば、リーダーシップと一言で言ってもみんなを引っ張っていくリーダーもいれば、裏でみんなを支えるリーダーもいます。つまり「リーダーシップがある」とアピールしても面接官にはあなたの人柄がいまいち伝わらない可能性があります。
そのため、例えばリーダーシップをアピールするのであれば、「私はチームのメンバーの意見を聞き入れ、まとめることができます。」のように具体的な言葉で表してみましょう。
(4)インパクトのあるキャッチコピーに言い換える
インパクトのあるキャッチコピーを作るには以下の方法があります。
- 比喩表現を使う
- 意外性のある言葉を組み合わせる
- カタカナを使う
- 数字を使う
- ベネフィットを示す
比喩表現を使う
比喩表現を使うことによってわかりやすく物事を伝えることができます。具体的には自分の長所を「動物」や「モノ」に例えて考えてみましょう。
例えば、「私は犬のような人間です。(忠実であり、素直で真面目)」のように誰でもわかるようなものに例えてみると、自分のことをよりわかりやすく伝えることができるはずです。
意外性のある言葉を組み合わせる
キャッチコピーでは相手の興味を引きつけることが非常に大切となります。そのため「おっ?」と思わせて興味を引きつけるようなキャッチコピーを作りましょう。
その際に効果的と言われている方法が、意外性のある言葉を組み合わせるというもので、「なぜそれとそれがくっつくの?」と思わせることがポイントです。
例えば、「私は寡黙なリーダーです。」というキャッチコピーを聞いたらどう思うでしょうか。
リーダーとはチームを引っ張りまとめていくイメージがあるため、寡黙と言われると「どういうこと?」と少し興味を持ってしまうと思います。
こうなればもう勝ちです。相手の関心を自分に惹きつけてから意外性のある言葉を組み合わせ、相手の関心を自分に向けるようにしましょう。
カタカナを使う
カタカナを使うことでより魅力的なキャッチコピーを作ることができます。
例として「発想のアウトロー(既存の考えにとらわれずに新しい考えや企画を発想することができる)」などのキャッチコピーが挙げられます。
理由としてはカタカナを使うとテンポが良くなるからです。テンポが良いと印象に残りやすくなると言われています。
就活ではいかに相手の印象に残るかが重要となります。そのため、カタカナを漢字などと組み合わせて自分を一言で表すことができるキャッチコピーを考えましょう。
数字を使う
上記でも紹介したように、キャッチコピーでは自らを何かに例えてアピールすることが多いですが、そのキャッチコピーがあまりにも漠然としていたら高い評価を得ることは難しいでしょう。
そのため、数字など信憑性のあるものを加えてアピールすることで、より細部までイメージさせることができるはずです。
具体的には「18時まで社畜18時から暴れ馬(やる時はやる、休む時は休むと切り替えができる)」などが例として挙げられます。
キャッチコピーで大切なことは、一言であなた自身を理解してもらうこととなるため具体的な数字などを用いてアピールしてみるのもオススメです。
ベネフィットを示す
上述していますが、企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと思っているため、ただ自分の性格や特徴を述べているだけのアピールでは全く魅力を感じません。
つまり「自社に貢献できる人材であること」をアピールする必要があります。
それはキャッチコピーでも同様であり、選考官に自分が入社することでその企業に〇〇のような利益をもたらすことができるという想像をさせるようなキャッチコピーを考えましょう。
そのためには志望企業が求めている人材を理解することが必要となるため、まずは企業研究をしっかりと行っていただければと思います。
キャッチコピーの例
ここでは大手企業内定者が実際にアピールしていたキャッチコピーを紹介します。
豊田通商
■起き上がり小法師
理由:
挑戦に失敗して落ち込んでも、すぐに立ち直りまた挑戦できる点が私の強みだからです。
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デロイト トーマツ コンサルティング
理由:
高校時代、父親の海外転勤で、中国の上海に約3年間滞在していました。現地ではアメリカンスクールに入学し、特に語学力に磨きをかけるよう努力を重ねました。普段、日本語しか使ってこなかった私は入学当初、講師の話している内容が全く理解できず、右手に辞書、左手には教科書を必ず持っている状態で全ての授業を受けていました。特に現地の言語や独特の方言などで馴染みづらいことがあり、英語を話せない私を笑う現地生は多かったです。自分が一人の同級生として認めてもらうためにも「徹夜で語学勉強」と、「約30回以上もの交流イベントへの参加」をしました。結果的に、現地の友人が増え、厚い信頼関係を獲得することができました。また、卒業条件として全校生徒の前でグループプレゼンテーション発表があった際は、自分の諦めずに取り組む姿勢を周囲にも巻き込ませることで本番は成功を収めました。一例として、私は本番までの準備期間において、グループ全体になるべく多く貢献したいと考えていました。そこで私は、パワーポイントや資料などを作成する過程で、自ら文法や言葉の使い方に誤りがないか全て確認し、担任講師と入念な添削行いました。先生も「君を見ているとこっちまで頑張りたくなる」と言ってくれ、周囲を巻き込む面白さだけでなく、何事にも諦めずに物事に取り組み大切さを感じることができました。
引用:デロイト トーマツ コンサルティングの内定者ES(20卒)
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日本ロレアル
メイクブラシは「持ち手」と、柔らかい「先端」の2つの部分で構成されています。私には、メイクブラシの持ち手のように、しっかりとした太くぶれない軸があり、常に自分の意見を持ち、困難な状況に置かれても最後まで諦めずに粘り強く行動することができます。一方で、ブラシの「先端」はふさふさと柔らかくできています。このように私も、物腰柔らかに人と接することができ、様々なタイプの人と良い関係性を築くことができます。また、ブラシは様々な色を混ぜ1つの色を作り出すことができるように、私も自分の意見をしっかりと伝えつつ、様々な意見を聞き、受け入れて、チームの意見をまとめています。さらに、メイクブラシは様々な色を丁寧に重ねることができるように、私も、議論を丁寧に、客観的に押し進めることができるという強みがあります。以上の理由から私は「メイクブラシ」に例えることができます。
引用:日本ロレアル内定者ES(20卒)
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博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ
理由:
1. 海外生活で身につけた、崩れない土台
幼少期の海外生活、右も左も分からない環境で過ごす中で「どうにかするしかない」と悟り、必死に英語を身につけました。この過程で、オープンになることの大切さを学び、高い壁にもへこたれない強さを得ました。
2. 現状不満足な性分と「やりたい」という原動力
現在、研究室では与えられたテーマの他、自作のテーマにも取り組んでいます。そのきっかけは「こんな世界が見てみたい」という純粋な願望。マルチタスクを回せるような調整力も身につけることができました。
3. 活かしたい、この研究者マインド
今後は、「考え抜き、やり抜く」精神を活かしたいです。常に二手・三手先を予測する「シミュレーション力」で解決策を考え、「実現への執念」を持って手と頭を使い切る粘り強さで、貴社でも力を発揮したいと考えています。
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最後に
本記事では就活におけるキャッチコピーについて解説しました。
キャッチコピーと言うと一見難しそうに聞こえるかもしれませんが、本記事で紹介したポイントを意識して作れば比較的簡単に自分のキャッチコピーを作成することができます。
キャッチコピーをうまく活用することで自分の強みを簡潔に伝えることができ、面接官の印象により残ること間違いなしです。
作成する際はぜひ本記事を参考にしてみてください。
参考:【内定に繋がる自己分析の7ステップ】就活における自己分析のやり方・方法とは
自己分析をしてもいまいち自分の強みがわからないという方は以下の記事を参考にしてみてください。
参考:【就活】自己PRすることがない。たった3ステップで長所を見つける方法
基本的なエントリーシートの書き方がわからないという方は以下の記事を参考にしてみてください。
参考:【ES例文50選】エントリーシートの書き方3ステップとは?就活対策
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