文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
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最終更新日:2024年11月08日
エントリーシート(ES)の頻出設問の一つである自己PR。本記事では、自己PRの基本的な書き方の手順やポイントを解説した上で、100字/200字/400字/500字/600字/800字の文字数別にESの書き方と例文を紹介していきます。
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- 本記事の構成
- 自己PRの文字数の制限がない場合は?
- 自己PRを書く際の手順
- 自己PRの書き方を7stepで解説
1.長所(強み)を一言で書く
2.長所を表すエピソードを端的に書く
3.課題・目標を書く
4.課題に対する努力や工夫を書く
5.結果を書く
6.長所を活かして会社にどう貢献するかを書く
7.自己PRを添削する - 文字数以外で気をつけるべき自己PRのポイント5選
- 文字数別自己PRの書き方
・100字
・200字
・400字
・500字
・600字
・800字 - 文字数別自己PRのES例文
・100字:阪急電鉄
・200字:商工組合中央金庫(商工中金)
・400字:明治
・500字:読売広告社
・600字:ゴールドマン・サックス
・800字:中部電力 - 最後に
自己PRの文字数の制限がない場合は?
本記事では文字数別の自己PRの書き方を解説していきますが、そもそも文字数の制限がない場合については何文字書くのが理想的なのでしょうか。
エントリーシートの自己PRは300字前後が平均文字数とされています。
なぜなら、短すぎるとエピソードが伝わらず志望度が低いと思われてしまったり、長すぎると伝えたいことがうまくまとまらずに企業側が読みにくい自己PRとなってしまいやすくなり、一般的にちょうど良いとされているのが300字前後であるためです。
そのため、自己PRの文字数の制限がない場合は長所→エピソード→会社でどう貢献したいかという手順に沿って、平均文字数300字程度で収めるのが望ましいです。
ただ300字という文字数はあくまでも目安であり、絶対に300字前後に納めなければならない訳ではありませんので、参考程度にしていただければと思います。
自己PRを書く際の手順
続いて、自己PRを書く際の手順について解説します。
自己PRを書く際は以下のフレームワークに沿って書くことで論理的な文章を作成することができます。
上記の図のようにまず最初に結論を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。具体的にどんな努力や工夫をし、どういった結果を出すことができたかという選考官が最も知りたい部分を書きましょう。
そして最後には、自分の長所を通じて会社にどう貢献できるのかをアピールします。
このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削するようにしましょう。
それぞれの過程については以下で詳しく説明しています。上記のフレームワークでも紹介したように、今回は自己PRの書き方を7つのステップに分類し、ステップごとのポイントも踏まえながら解説していきます。
自己PRの書き方を7stepで解説
先ほど紹介したフレームワークを参考にし、自己PRの書き方を7stepに分けて解説していきます。
【STEP1】長所(強み)を一言で書く
結論を一番最初に伝える
自己PRを書く際は「私の長所は〇〇です。」というように自分の長所、つまり結論を一番最初に書くようにしましょう。
最初に結論を述べないと選考官は最後までその人の長所がわからず、何の話をしているのかがイメージしづらくなってしまいます。
せっかく良いエピソードを持っていたとしても、伝える順番を誤ってしまうと特に印象の残らないエピソードになってしまうこともあるため、結論は一番最初に伝えるようにしましょう。
抽象的ではなく具体的に書く
自己PRで「リーダーシップがあります」「協調性があります」と自分の長所を伝えたことのある就活生は少なくないかと思いますが、その伝え方では選考官に自分の長所を十分に伝えることは難しいです。
というのも、上記で取り上げた言葉は抽象度が高く、且つ定義が曖昧がゆえに、聞き手に解釈の余地を与えてしまうためです。その結果、選考官に伝えたい内容と実際に伝わった内容に差異が生まれる可能性があります。
例えば、”リーダーシップ”という強みを自己PRする際でも、「チームの先頭に立って引っ張っていくタイプなのか、それともチームのことをよく見てサポートができるタイプなのか」など、様々なタイプがあります。
そのため、「リーダーシップがあります」と言われても、選考官からしたら具体的にどのような強みを発揮できる人材なのかが理解しづらく、自己PRとしては好ましくないでしょう。
自己PRをする際は「私はチームの先頭に立ち主体的に動くことができます」というように、具体的に伝えることを意識するようにしましょう。
【STEP2】長所を表すエピソードを端的に書く
長所を伝える際はエピソードを交える
選考官は就活生がアピールしている長所が正しいのかを知るために、根拠となるエピソードを求めます。
例えば「私は責任感があります。」という長所を就活生がアピールしたとしても、選考官はその言葉だけでは信頼することができません。なぜなら、強みの根拠がないためです。
そのため、長所を述べた後はその長所を証明できるエピソードをセットで伝えるようにしましょう。
一例ですが、「私は目標達成に向けた継続力という長所を発揮し、毎日4時間の勉強を3ヶ月継続した結果、TOEICのスコアを400点から780点まで伸ばすことができました。」といったように、選考官が納得できる根拠を定量的且つ具体的に示すことができれば、説得力のある自己PRになるでしょう。
何かしらの成果が出ている場合は結論の部分でも伝える
何かしらの成果を残せている場合は、結果の部分に限らず、冒頭の結論を述べる際にも伝えるのが望ましいでしょう。なぜなら、最初に成果を伝えることにより、選考官の関心をより惹きつけることができるためです。
一例ではありますが、結論の部分で成果を伝える場合は以下のような文章になります。
「目標達成に向けた継続力という長所を発揮した経験は、〇〇部の活動です。入部当初は関東大会に出場するのがやっとのレベルでしたが、3年生の頃には全国大会で入賞するほどの実力にまで成長することができました。」
【STEP3】課題・目標を書く
課題・目標を書く
ここではエピソードの詳細を書きます。まず初めにその経験における課題や目標を書くようにしましょう。
なぜなら、課題や目標を書くことで、その後の過程で工夫や結果を書く際にエピソードの説得力が増すためです。
課題や目標の内容によって、「課題を解決するための工夫は最適解なのか?努力の基準値が高いのか、それとも低いのか?」など、エピソードの具体性が増しますので、課題・目標がある場合は必ず書くようにしましょう。
課題・目標設定の理由を書く
課題や目標を書く際、「なぜその課題・目標に取り組もうと思ったのか」についても書けるとなお良いと言われています。
というのも、取り組もうと思った理由を書くことで、選考官にあなた自身の人柄や価値観をアピールすることができるためです。
自己PRに限った話ではありませんが、数ある選考を通して、企業側は就活生と自社の価値観が合うかどうかチェックします。そのため、自己PRに関する一連のトークにおいても選考官に自分の価値観を知ってもらうため、課題・目標設定の理由は必要になります。
【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く
ここが長所を伝える上で最も大切な過程となります。なぜなら、長所を具体的にアピールするが他の就活生との差別化ポイントとなり、選考官からの評価にも直結するためです。
そのため、「課題や目標を乗り越えるためにどのような努力・工夫をしたのか」を具体的にわかりやすくアピールするようにしましょう。
例えば、「TOEICのスコアを向上させるために毎日5時間の勉強を3ヶ月継続し、問題集の反復学習を徹底するために1冊の問題集を最低3回は解くようにしました。」といった書き方は良い例でしょう。
選考官はこの努力や工夫の部分を聞くことで、「この人は~~~のような努力をすることができるから、仕事でも~~~のように努力できるだろう」というように、入社後も再現性を持って活躍できるかどうかを見極めることができます。
文字数が許す限り、できるだけ具体的且つ詳細に取組内容を書きましょう。
【STEP5】結果を書く
結果を伝える際に意識すべき点は以下の2点です。
- 定量的に伝える
- 過去と比較して述べる
定量的に伝える
定量的に伝えるというのは、数字などを用いてわかりやすく成果を伝えるということです。定性的な成果よりも定量的な成果の方が説得力は増すことは間違いないため、結果を書く際にはこのポイントを意識しましょう。
例えば、「毎日の継続的な勉強により、TOEICのスコアを向上させることができた」と「毎日4時間の勉強を3ヶ月継続し、TOEICのスコアを500点から850点まで向上させることができた」とでは、後者の方がわかりやすく成果を伝えることができているのは間違いないでしょう。
もちろんエピソードによっては定性的にしか伝えられない場合もあるため、必ずしも定量的に伝える必要はないのですが、可能であれば定量的に伝えるのが望ましいでしょう。
過去と比較して述べる
「TOEICのスコアを850点まで向上させることができた」と「TOEICのスコアを500点から850点まで向上させることができた」とでは、後者の方が成果に至るまでの過程が分かりやすいのは間違いないでしょう。
前者の「850点まで向上させることができた」という伝え方では、成果の大きさや難易度がよく分かりません。
結果を書く際は、「定量的に伝える・過去と比較して述べる」といった2つのポイントを意識した上で書くようにしましょう。
【STEP6】長所を活かして会社にどう貢献するかを書く
いくら素晴らしい長所を持っていたとしても、その長所が志望している企業で活かせるものでなければ意味を成しません。
そのため、自分の長所を活かすことで会社にどのように貢献できるのかについても詳しく書くようにしましょう。この際、より具体的に「どのような業務で活かせるか」についてまで書くことができると、入社後の働き方を選考官にイメージしてもらい易くなるでしょう。
例えば、「~~~という業務において、長所である〇〇を活かして~~~のように貢献したいと思っています」という文章は良い例でしょう。自社で働いている姿を選考官にイメージしてもらい易くなるだけでなく、適切に企業研究ができていることもアピールすることができます。
【STEP7】自己PRを添削する
一通り自己PRを作成することができたら、最後にその自己PRを添削しましょう。自己PRを添削する際は以下の点に注意して添削してください。
- 具体的な内容になっているか
- 読みやすい文章構成になっているか
- 誰が読んでも納得できるアピールになっているか
具体的な内容になっているか
これは、エピソードにおける努力・工夫した点を書く際に具体的に書けているかを確認するということです。
上記でもお伝えしていますが、この部分が抽象的になってしまうと、「結局この人は強みを活かして何をしたのだろう?」と選考官に疑問を生じさせてしまいます。
そういった事態に陥らないためにも、「どのような努力・工夫をしたか」をできるだけ具体的に書くようにしましょう。
読みやすい文章構成になっているか
ES等の文章を書いていると自然と一文が長くなってしまう傾向がある就活生は意外と多いのですが、一文が長すぎてしまうと非常に読みづらく、要点が理解しづらくなってしまいます。
そのため、一文一文は長くなりすぎないように適度な文量で区切りましょう。基本的には「一文60文字程度」に収めるように意識してみてください。
誰が読んでも納得できるアピールになっているか
自己PRは、読み手の選考官に自身の長所をアピールする必要があります。
そのような前提があるにも関わらず、「~~~という目標があり、それに向けて~~~という工夫をしました。」といった文章だけでは、なぜそのような工夫をしたのかを選考官に理解させることは難しいでしょう。
上記の文章に「なぜそのような工夫をしたのか(理由)」を追記し、「だからこのような工夫をしたのか!」と選考官に納得してもらえるような文章を書くように心がけましょう。
『私はTOEICで850点を取るという目標を立てました。850点を取るには高校で学ぶ英文法を漏れなく理解している必要がありますが、私は元々文法が得意ではありませんでした。そこで、対策用のテキストを最低2周解き、丸暗記ではなく根本から理解することを優先するという勉強方法を行いました。」
上記の例のように「工夫における根拠」を具体的に伝えるようにしましょう。
上記3点を意識し、選考官に伝わりやすい文章になっているか添削をしてもらえればと思います。
文字数以外で気をつけるべき自己PRのポイント5選
自己PRの一連の書き方を説明しましたので、ここでは自己PRを書く際のポイントを5つ紹介します。
上記の画像に掲載している5つの疑問にも回答しながら、「選考官から評価される自己PR」を書く際のポイントをそれぞれ解説していきます。
●自己PRすべき長所は企業の求める人材に即している必要がある
●キャッチコピーを用いてアピールする
●記入欄は8割以上埋める
●自己PRする長所とエピソードは複数用意しておく
●レイアウトを用いるなど、読み易くするための工夫を凝らす
自己PRすべき長所は企業の求める人材に即している必要がある
『新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-』の記事でも述べていますが、自己PRの際は企業が求めている人材に即している長所を伝えるようにしましょう。
いくら素晴らしい長所を持っていたとしても、企業が求めている素養と合致していなければあまり意味を成しません。
企業側が求めている人材像をしっかりと把握し、それに即した長所が自分にあるかどうか、自己分析を通して考えてみてください。
キャッチコピーを用いてアピールする
「協調性があります」「リーダーシップがあります」のようなアピールがNGという訳ではありませんが、そのようなありきたりの伝え方では埋もれてしまう可能性があります。
そのため、何か一手間を加えたキャッチコピーを考えることで選考官の印象に残りやすくするという工夫をする就活生も中にはいます。
例えば、unistyleに寄稿された過去のレポートには、「自分でやると言ったことを最後までやりきる意志の強さ」という長所を"堅物ランナー"と表している就活生がいました。
キャッチコピーを用いることはマストではありませんが、他の就活生と差別化を図りたいと思っている就活生はチャレンジしてみても良いかもしれません。
記入欄は8割以上埋める
指定文字数がある場合、指定文字数がない場合、手書きのいずれの場合にしろ、記入欄の8割以上は埋めるようにしましょう。
特に手書きの場合は、沢山アピールしたいからと言って枠一杯に書いたり、小さすぎる字で多くの文字数を書く就活生を稀に見受けますが、選考官からすると非常に読みづらく、文章をまとめることが苦手なのかなと悪印象を与えてしまう可能性もあります。
手書きの場合は事前に伝えたいことを固めておき、読み手が見やすい文字の大きさと文量を意識して書くようにしましょう。
もちろん、文字が大きすぎたり文字数が少な過ぎるのもNGになりますので、8割以上埋めることを意識した上で、適切な文量でアピールしてもらえればと思います。
自己PRする長所とエピソードは複数用意しておく
自己PRにおける強みは複数用意しておきましょう。その理由としては、企業によって求められる長所が異なる場合があるためです。
また、1つの強みに対して複数のエピソードを用意しておくとより安心でしょう。その理由としては、実際に選考官から複数のエピソードを求められる場合があるためです。
同一の長所に対し、例えば大学時代と高校時代のエピソードをあわせて伝えることができれば、強みに一貫性が生まれますし、自己PRの説得力が増します。
いざという時に慌てないよう、長所とエピソードはそれぞれ複数用意しておきましょう。
レイアウトを用いるなど、読み易くするための工夫を凝らす
先ほど紹介した『キャッチコピーを用いてアピールする』と同じく、他の就活生と差別化を図る工夫の一種になりますが、読み易くするための工夫を凝らすのもポイントになります。
例えば、ネットでESを提出する際、もしレイアウトを工夫できるのであれば、強調したい部分を太くする・下線を引くなど、伝えたいことが一目でわかるような工夫を凝らすことができます。
また、手書きの場合は、とにかく丁寧に書くことが読みやすくするための一番の工夫になります。
字が汚かったり、見た目のバランスが悪いだけで面接官からの印象が悪くなってしまう可能性があるため、細部まで気を遣いながら丁寧な字で書くように心がけてください。
また、もし書き間違えてしまった場合は修正液などは使わず、例え面倒くさく感じたとしても新しい紙に書き直すようにしましょう。
文字数別自己PRの書き方
ここまで、自己PRの書き方やポイントについて解説してきました。次に文字数別の自己PRの書き方について実際のESを参考にしながらご紹介します。
‐100字‐自己PRの書き方
私は自分の英語能力を向上させるために、海外語学研修に参加し、帰国後も、大学で留学生と英語で交流することを続けることでTOEIC890点を獲得できました。
内定者本選考ES:住友化学
【STEP1】長所(強み)を一言で書く
【STEP2】長所を表すエピソードを端的に書く
【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く
【STEP5】結果を書く
指定文字数が100字の場合は、"アピールしたい強みは何か"・"強みを活かしてどんなことに取り組んだのか"を簡潔に伝えるようにしましょう。
100字という指定文字数の中で自身を最大限アピールすることはまず無理ですし、取組内容を具体的に記述することもできません。
100字の場合は、「ESの内容で選考通過を判断する」というよりも、どちらかというと「面接時に深堀る際の材料にする」という意味合いが強いと言われています。
そのため、最低限の要素だけを記述し、あとは面接対策に時間を割くのが望ましいでしょう。
‐200字‐自己PRの書き方
(200文字)
内定者本選考ES:21卒商工組合中央金庫(商工中金)(総合職)
【STEP1】長所(強み)を一言で書く
【STEP2】長所を表すエピソードを端的に書く
【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く
【STEP5】結果を書く
【STEP6】長所を活かして会社にどう貢献するかを書く
指定文字数が100字の場合と比べ、各要素を具体的に記述することができます。
エピソード(全国討論大会)において、「どんな行動をし、どんな結果になったのか」をしっかりと記述しているため、強み(課題発見と解決)を根拠付けることができていると言えるでしょう。
また、100字の場合には盛り込むことができなかった"長所を活かして会社にどう貢献するか"の要素も書けています。
エピソードによっては指定文字数200字の場合でも【STEP6】の要素を盛り込むことができない場合もあるため、マストで盛り込むべき内容という訳ではありませんが、余裕があれば盛り込むのが望ましいかと思います。
‐400字‐自己PRの書き方
学生時代アメフト部に所属し、2年次のリーグ戦全敗を受けた翌年には、部員の筋トレに対する意識や平均体重の低さに注目し、全員が筋トレに取り組む制度づくりを提案した。その中で私は提案者としての責任から人一倍筋トレや食事管理に励むことで周囲の刺激となるよう意識した。結果、チーム平均体重6キロ増加、リーグ戦2位の躍進に貢献した。
4年次には、毎年新入生勧誘に苦戦していた部の為に、部のPVを企画した。新入生歓迎会と練習見学の集客数の差に注目し、集客数の多い新歓でアメフトの魅力をわかりやすく伝えるPVを流せばより効率的な勧誘ができると考えた。制作にあたっては知人の紹介でテレビ局の方を伺ったりOBに協力を打診したり、人脈を活用し作り上げ、結果、過去最高の24人の新人獲得に成功した。社会人としても、常にチームの為にがむしゃらに取り組みたい。(400文字)
選考通過者ES:双日
【STEP1】長所(強み)を一言で書く
【STEP2】長所を表すエピソードを端的に書く
【STEP3】課題・目標を書く
【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く
【STEP5】結果を書く
【STEP6】長所を活かして会社にどう貢献するかを書く
400文字の場合"【STEP3】課題・目標を書く(部員の筋トレに対する意識や平均体重の低さに注目し、全員が筋トレに取り組む制度づくりを提案した。)"を記述することができています。
今回の例文もそうですが、400字の場合は比較的文字数に余裕があるため、全STEP(1~6)の要素を盛り込むようにしましょう。
「強み→具体例(根拠)→活かし方」という手順を意識し、選考官から評価される魅力的な自己PRを目指してもらえればと思います。
‐500字‐自己PRの書き方
選考通過者ES:21卒読売広告社(総合職)
【STEP1】長所(強み)を一言で書く
【STEP2】長所を表すエピソードを端的に書く
【STEP3】課題・目標を書く
【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く
【STEP5】結果を書く
【STEP6】長所を活かして会社にどう貢献するかを書く
500字の場合も、400字の場合と同様、比較的文字数に余裕があるため、全STEP(1~6)の要素を盛り込むようにしましょう。
500字ではさらに、【STEP4】課題に対する努力や工夫を書くをより詳しく記述することを心掛けましょう。
文字数に余裕があるため、その行動をとった理由(この問題の解決のためには、この辛い状況やそれぞれの意見を自然と共有出来る環境作りが必要であると感じ)について付け加えると良いでしょう。
‐600字‐自己PRの書き方
そのひとつにアルバイトが挙げられます。もともと初対面の人と話すことに苦手意識をもっていましたが、学生のうちにしかできない経験をしてみたいという思いから接客販売のアルバイトを始めました。初めのうちは、お客様に話しかけることができず、なかなか購入へつながりませんでした。しかし、お客様が店員へ求めていることは何かを考え、苦手意識を取り払い、積極的に声がけを試みることからはじめました。その結果、リピーターのお客様が増え、店の売り上げの増加に繋げることができました。このアルバイトで身についたコミュニケーション能力と他者の立場で物事を考える姿勢は現在のアルバイトやプライベートでも役に立っており、研究活動のヒントも得ることができました。
また、学部時代のインターンシップへの参加を決めたのは未経験のことに挑戦してみようという動機からでした。インターンに参加し、年の離れた人との信頼関係の築き方、チームでの課題の進め方、英語を使ったコミュニケーション能力といった普段の日常生活では得難い貴重な経験をすることができました。
今後、社会人としてこのように長所を生かし、様々なことを吸収しながら仕事をしていきたいと考えております。(557文字)
インターンES:21卒デロイトトーマツコンサルティング(データサイエンティスト)
【STEP1】長所(強み)を一言で書く
【STEP2】長所を表すエピソードを端的に書く
【STEP3】課題・目標を書く
【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く
【STEP5】結果を書く
【STEP6】長所を活かして会社にどう貢献するかを書く
600字の場合も比較的文字数に余裕があるため、【STEP6】の会社にどう貢献するのかといった内容まで書く必要があります。
文字数が足りない場合は、アピールする長所をより具体的に説明してみてください。(私の長所はチャレンジ精神です。これまでに、未経験のものや苦手意識のあったものに果敢に挑戦してきました。)
また、自己PRでは強みや内面を伝えることが重要であるため、エピソードを長々と書くのではなく、【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く(該当箇所※1)や【STEP5】結果を書く(該当箇所※2)の部分を詳しく書くことを心掛けましょう。
※2.その結果、リピーターのお客様が増え、店の売り上げの増加に繋げることができました。このアルバイトで身についたコミュニケーション能力と他者の立場で物事を考える姿勢は現在のアルバイトやプライベートでも役に立っており、研究活動のヒントも得ることができました。
‐800字‐自己PRの書き方
選考通過者ES:22卒中部電力(事務職)
【STEP1】長所(強み)を一言で書く
【STEP2】長所を表すエピソードを端的に書く
【STEP3】課題・目標を書く
【STEP4】課題に対する努力や工夫を書く
【STEP5】結果を書く
【STEP6】長所を活かして会社にどう貢献するかを書く
800字と聞くととても長く感じてしまいますが、基本的なフレームワークは400字の時と変わりません。
しかし、800字の自己PRを求める企業は、自己PRから就活生の適性や人柄を判断しようとしています。そのため、エピソードや長所の活かし方をより具体的に書くことを意識しましょう。
その際、 長々と読みにくい文章を書かないよう注意する必要があります。箇条書きやナンバリングによって伝えたいことが端的に伝わるように心がけましょう。(該当箇所※)
文字数別自己PRのES例文
これまで、文字数別の自己PRの書き方について解説してきました。最後に、実際の選考通過者の文字数別自己PRのES回答例を紹介していきます。自己PRの書き方についての理解をより深めていただけたらと思います。
-100字-自己PRのES例文
自己PR100文字
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-200字-自己PRのES例文
自己PRを入力してください。(200文字以内)
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-400字-自己PRのES例文
自己PR(400文字)
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-500字-自己PRのES例文
具体的な経験やエピソードを交えながら、“あなたらしく”自己PRをしてください。(全半角300~500文字以内)
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-600字-自己PRのES例文
自己PRなどをご記入ください。英語で書くことを推奨します。(600文字)
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-800字-自己PRのES例文
自己PR(学生時代に力を入れたことやそこから学んだことなど)を入力してください。(540文字以上800文字以下)
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最後に
本記事では自己PRの書き方や書く際のポイント、そして文字数別の書き方と例文について紹介しました。
自己PRはESにおける頻出設問になりますが、企業によって指定文字数は異なるため、あらゆるパターンに応じた書き方を理解しておく必要があります。
本記事で紹介した文字数別の自己PRの書き方・例文を参考にし、自身の自己PR作成に努めてもらえればと思います。
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集