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ガクチカで体育会系部活動をアピールする書き方とは?内定者ES例文3選付

ガクチカで体育会系部活動をアピールする書き方とは?内定者ES例文3選付

最終更新日:2019年12月04日

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 「就活に有利になるのか?ならないのか?」という議論が度々巻き起こる「体育会系の部活動」。

就活では、体育会系の部活動経験者の大半はガクチカでそのエピソードを用いる傾向にあります。

それゆえに実績・競技内容だけで高い評価を得ることは難しく、「ガクチカの中身・伝え方」も非常に重要なポイントとなります。

本記事では、"体育会系の部活動に特化したガクチカの書き方・大手企業内定者の例文"を通し、「企業から評価されるガクチカ」を作成するためのヒントを提供します。

体育会系部活動をガクチカのエピソードとして用いるメリット

まずは、体育会系部活動をガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介します。

そのメリットは以下の2点に大別されると考えています。

  • チーム・組織における学びを得やすい
  • ガクチカにおける目標や目的を明確化しやすい

チーム・組織における学びを得やすい

【例文付き】他の学生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方を参照すると、企業側は、取り組みを経て得た学びを"組織としての方法論>個人としての方法論>個人の単なる気づき"の順に評価していると考えられます。

この理由としては、仕事では基本的にチーム単位で動く機会の方が多く、組織としての方法論がより仕事で活かせる学びだからだと言えます。

その点を踏まえて体育会系の部活動に目を向けると、多くの体育会系部活動はチーム単位で活動する場合が多いという印象を受けます。

そのため、「協調性・信頼構築能力」といった素養が身につき、組織としての学びも得やすいのではないでしょうか。

多くの企業は様々な「年代・職種・役職」の方で組織を構成していると思いますが、体育会系の部活動も様々な「学年・学部・役職」の学生で組織を構成している場合が一般的です。

それゆえに「この学生は部活動でこのように行動したのか。それならばうちでもこのように力を発揮してくれるだろうな。」というように面接官へ印象づけしやすく、"再現性"も示しやすいと考えられます。

ガクチカでは「個人で努力した経験」ももちろん重要ですが、「チーム・組織においてどのように行動したのか?」という観点も評価ポイントになる場合が多いため、そういった意味でも体育会系の部活動経験者は自己PRしやすいと言えるでしょう。

ガクチカにおける目標や目的を明確化しやすい

体育会系の部活動に所属している学生は「大会での優勝・レギュラーになる」など、目標が明確化している場合が多いのではないでしょうか。

つまり、"活動における目標"が明確になっているとも言えます。

記事の後半で「ガクチカを書く際のフレームワーク」を紹介していますが、それを見てもらえればわかる通り、いくつかのポイントを押さえてストーリー構成で書くのが望ましいとされています。

体育会系部活動のエピソードならば、「目標(大会での優勝・レギュラーになる)を成し遂げるため、~のような困難を乗り越えた/~のような努力を続けた」などといったストーリーを立てやすいでしょう。

体育会系部活動をガクチカのエピソードとして用いる際のポイント

体育会系部活動をガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介しましたが、「用いる際のポイント」もあります。

基本的に、ポイントは以下の3点に大別されると考えています。

  • 経験を通じて得たこと・企業で活かせる学びを伝える
  • 活動内容や実績だけで勝負するべきではない
  • 専門用語を使用することはできるだけ避け、競技の説明は簡潔にする

経験を通じて得たこと・企業で活かせる学びを伝える

【ガクチカの書き方を解説】6つのポイントで魅力的なES作成をの「ガクチカの書き方」を参考にすると、ガクチカでは"活動を通じて得た学び(取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?)"を盛り込む必要があります。

それは体育会系部活動のエピソードにも該当します。

学びに関しては、単なる気付きや感想ではなく、「社会に出てからも活かすことができる学びであるかどうか」が見られているため、その観点は意識した上でガクチカを述べることが重要です。

得たことや学びを盛り込み、いわゆるファクトベースのガクチカ(活動内容が時系列に沿って書かれているだけのガクチカ)にならないように気をつけましょう。

【参考】
【例文付き】他の学生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方

→ガクチカから学んだことの書き方について解説している記事になります。例文も掲載していますので、「学びをどのようにアピールするか」という観点を確認してみてください。

活動内容や実績だけで勝負するべきではない

ガクチカとは?聞く理由・評価基準・自己PRとの違いを解説の「ガクチカの評価基準」でも紹介していますが、ガクチカの評価基準は何も「経験・実績自体のインパクト」だけではありません。

ガクチカを通じて、"思考力・モチベーションの源泉・人柄はどうなのか?企業で活かせる学びを得ているのか?"も知りたいと考えています。

企業側はガクチカを通じてそれらを知ることで、「その就活生が自社にマッチした人材なのか、入社後も自社の利益に貢献する人材に成長するのか」を評価しています。

そのため、ガクチカでは「(1)なぜ取り組もうと思ったのか:動機(2)どのような工夫の上で取り組んだのか:方法論(3)どのような立ち位置で取り組んだのか:人柄」といった観点をアピールすべきだと考えられます。

そしてそれは体育会系の部活動をエピソードとして用いる場合も同様です。「全国大会〇位入賞・100名超の部員がいる中でレギュラーを獲得」などといった輝かしい実績があると、どうしてもそれを全面に押し出したくなりますが、それだけだと企業は学生を「ただ頑張った人」といった評価しかできない恐れがあります。

もちろん、輝かしい実績を持っているに越したことはないのですが、実績だけでは高評価を得ることは難しいです。それを避けるためにも、ガクチカでは"目標を達成するまでの過程"も併せてアピールすべきでしょう。

また、結果や実績をアピールする際には"定量的且つ競技ごと・時間軸で比較"しながら伝えると、より具体的にアピールすることができます。

専門用語を使用することはできるだけ避け、競技の説明は簡潔にする

比較的マイナーな部活動経験者に多いのですが、「競技の説明に文字数を割きすぎてしまい、取組の過程などの重要な部分の説明が疎かになってしまう」という事例が散見されます。

自身が経験してきた競技の魅力をアピールしたい気持ちは分かりますが、ガクチカにおいては不要な部分になりますので、競技の説明は必要最低限に収めることを心掛けましょう。

また、上記の内容に付随して、「専門用語」を多用しすぎるのも避けるべきです。

採用担当がその競技への知見があるとは限りませんし、「誰が見ても初見でその活動内容を理解できるよう、簡潔に述べること」が重要と言われているガクチカにおいて、専門用語を多用しすぎるのはマイナスポイントになります。

ガクチカは"(1)経験自体のレベル・スペックの把握(2)自社に合う・マッチする人材かどうかを知る"ことが企業側の主な意図になりますので、その観点を忘れないように気をつけましょう。

体育会系部活動経験者は就活に有利になるのか?

「体育会系の部活動に所属していると就活に有利になるの?」

「◯◯大学の△△部には□□社へのコネがあるって聞いたんだけど本当?」

上記のような声を耳にしたことがある就活生は多いのではないでしょうか。

結論からいうと、大学や部活動によっては、「就活に有利になる場合・企業へのコネ」は存在します。

そして、その理由としては大まかに以下の2点が挙げられます。

  • OB・OGとの繋がりが強固であるから
  • 「◯◯大学の△△部からは毎年□人の採用枠がある」という企業が存在するから

まず前者に関しては、「繋がりが強固であるため、OB・OG訪問や就活相談が比較的容易である」というメリットがあります。

「OB・OG訪問をしたくても自分の大学(知り合い)にいない!」という声をちらほら耳にしますが、体育会系部活動に所属している就活生はそのリスクは比較的少ないと言えます。

後者に関しては、実際に現在でも数多く存在する事例になります。

「どの大学の何部がどの企業の採用枠を持っている」という話は本記事上では割愛させていただきますが、いわゆる"体育会枠"という存在はそこまで珍しくはありません。

基本的には「難関大学の強豪部活動」に多く存在する事象のようですが、こういった事実からも「体育会系部活動経験者は就活に有利になる場合がある」というのは理解していただけるでしょう。

ただ一方で、「部活動に忙しくて就活に注力することができない・部活動の大会と本選考の日程が被ってしまった」などのマイナス面もあるため、メリットとデメリットともに存在すると言えるでしょう。

【参考記事】
総合商社に内定した体育会系学生が就職活動で実践した三つの差別化方法
→体育会系部活動出身というアドバンテージに驕ることなく、他の就活生との差別化を図るために行なってきたことを紹介しまています。。

ガクチカの基本的な書き方

続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。

ガクチカは基本的に以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。

※下記のフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。

上記のフレームワークを見てもらえば分かるように、

(1)結論→(2)動機→(3)目標と困難→(4)取組みと結果→(5)人柄→(6)学び

といった構成でガクチカを論理展開していくと良いと考えています。

この順番に沿うことで、面接官にわかりやすく論理性を保った伝え方ができるほか、面接を想定して自分の頭の中で整理された内容に仕上げることができます。

例として、フレームワークに沿ってガクチカを整理した内定者のESを見ていきます。それぞれの項目でどのようなことを述べるのか大枠を掴んでいただければと思います。

下記は野村総合研究所(NRI)内定者のESです。フレームワークに沿ってかなりレベルの高い内容にまとめ上げられています。

(1)結論
学生時代、スポーツ科学とトレーニングに関するWebサイトを立ち上げに力を注いできた。
 ⇩
(2)動機
地方出身の私は信頼性の高いスポーツ科学情報が少ない事に疑問を感じていた。
 ⇩
(3)目標・困難
そこで「スポーツをする人に正しい知識を知ってもらい、成功体験に繋げてもらいたい」という想いで信頼性の高い情報配信サイトを作る活動を始めた。活動の中での一番の挫折経験は、団体が解散してしまった事だ。設立当初数名で活動していたが、プログラマが抜ける致命傷を受けてしまった。そこから次第に団体のガバナンスが取れなくなり、結果解散するに至った。
 ⇩
(4)取組み・工夫とその結果
しかし、ここで諦めたら諦め癖がつくと思い、サイト作成に再挑戦する決意をした。プログラミング独学によるサイト構築、周囲と協力しコンテンツ作成する事の二点が難点であったが、持ち前の勤勉さとビジョンに共感してもらう説得力で成し遂げてきた。サイトを公開と同時にSNSを通じて宣伝した結果、月に千人近くの方に利用して頂く所まで辿り着く事が出来た。
 ⇩
(5)人柄
社交的な人柄が、団体立ち上げの際に活かされた。また基本的に真面目なため、最後までやりきろうとする姿勢が周りにも伝わり、最終的なWebサイトの立ち上げに繋げることができた。
 ⇩
(6)学び
団体解散という挫折経験から窮地の時こそ冷静に対処する判断力と粘り強さ、そして何より周りを巻き込むには「絶対に成し遂げる」という情熱が大切である事を学ぶ事が出来た。
上記の野村総合研究所(NRI)内定者のESは「こちら」からご覧いただけます。

フレームワークに当てはめて内容を考えると、上記の内定者の方のようにレベルの高い伝え方をすることができます。

フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。

【参考】
【ガクチカの書き方を解説】6つのポイントで魅力的なES作成を
→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。

体育会系部活動をエピソードにしたガクチカの書き方

先ほどのフレームワークを基に、「体育会系部活動をエピソードにしたガクチカの書き方」を紹介していきます。

各項目の参考記事ではポイントをより詳細に解説しているため、そちらも参照にしつつ理解を深めていただければと思います。

今回は以下に掲載したガクチカを具体例として解説していきます。

 体育会サッカー部に所属し、向上心を武器に「雑用係から天皇杯出場」を目指したことである。
 天皇杯はプロとアマチュアが公式戦で対戦できる唯一の大会であり、入部当初から「天皇杯でプロと対戦すること」を目標にしていた。しかし、入部後1年間は練習に全く参加できず、悔しい思いをした私はレギュラー奪還を目標に行動した。そのためにまずは周りの信頼を得るため、雑用係を全うした。その姿勢から練習への参加が認められたが、週5日の厳しい練習に何度も挫折しかけた。しかし、その度に自分の課題について優先順位をつけるなど分析し、本や先輩からのアドバイスによって解決策を導くことで妥協することなく日々実践し続けた。例えば、私は左足のキックが苦手だったため、フォームなどを先輩から学び、左足キック200本以上を2年間毎日継続した。また、改善点などを適宜ノートにまとめてそれを毎日振り返った。

 その努力の結果、レギュラー奪還という目標を達成し、天皇杯にも出場してプロと対戦することもできた。持ち前の向上心を武器に目標を達成した経験は、大きな達成感を感じることができた。この経験を通じ、「どんな逆境でも自分ならできるという強い自信」を得ることができた。

以下では、「上記ESの内容が各項目のいずれに該当するか」も記載してあるため、それぞれ照らし合わせながら確認してみてください。

※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。

(1)結論:何に取り組んだのか?

「学生時代に何に取り組んだのか」を結論ファーストで書き始めましょう。

この結論を見ただけで、何について取り組んだか採用側が大枠をイメージできるよう、あまり余計な説明をせず端的に述べる必要があります。

以下の記事にあるように、「目標達成能力・リーダーシップ・チャレンジ精神」の3つの側面をそれぞれアピールできるエピソードを選択できると、良い評価を得れる可能性が高まります。(もちろん、3つの側面以外にも評価される項目はありますが、上記で挙げた3つの側面は特にどの業界・企業にも応用することができると考えられます。)

【参考】
「学生時代頑張ったこと」で重視される4つの評価項目
→「ガクチカで重視される4つの評価項目」について解説している記事になります。ガクチカ作成の基本的な部分になりますので、まずはこの記事を確認していただくことをオススメします。

また、「経験自体のインパクト」が高いことも高評価に繋がりますので、インパクトのある経験や著しい成果を残した場合は、冒頭の文章からそれが伝わるよう強調しておくといいと思います。

上記で掲載したESの中で「結論」に該当する箇所は以下のようになります。

体育会サッカー部に所属し、向上心を武器に「雑用係から天皇杯出場」を目指したことである。

(2)動機:なぜ取り組んだのか?

次に「なぜそれに注力しようと思ったのか」という動機を示しましょう。

採用側は、この項目から「就活生がどのようなことに熱意を向けられるのか・モチベーションの源泉」を知りたいと考えています。なぜかというと、学生時代の経験で感じたモチベーションが仕事上のそれに通じるという考えが根底にあるためです。

入社してからもモチベーション高く働いてくれる人材だと見極められるために、その業界・企業の仕事に通じる動機を示すことが求められます。

下記の参考記事でも述べていますが、動機は"価値観に根ざした動機>主体的な動機>受動的な動機"の順番で評価されるため、そのことを理解して書き進める必要があるでしょう。

【参考】
「なぜ取り組んだのか」という質問の意図

→「なぜそれに取り組んだのですか?」という質問を通して面接官は何を評価しているのでしょうか。本記事では、動機の評価ポイントを内定者の回答と合わせて確認していきます。

上記で掲載したESの中で「動機」に該当する箇所は以下のようになります。 

天皇杯はプロとアマチュアが公式戦で対戦できる唯一の大会であり、入部当初から「天皇杯でプロと対戦すること」を目標にしていた。

(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?

取組における目標を通じて、「あなたの志の高さ及び何を目指しているのか、そのモチベーションの源泉は何か」を見極めようとしています。

この内容が「仕事における目標の高さ・モチベーションの源泉は何か」に繋がります。

目標設定に関しては、妥当な目標よりも自ら高い目標を設定する方が評価は高くなります。

というのも、あくまでも極端な例にはなりますが「自ら高い目標を設定し、その目標の達成に向かって本気で努力した人」と「他の人と同じような妥当な目標を設定し、そこそこ努力して目標を達成した人」では、確実に前者の方が「採用したい!」と面接官は考えるためです。

「なぜその目標を設定しようと思ったのか、その目標の難易度はどの程度のものなのか」を、具体的且つ根拠を示しながら伝えましょう。

また、目標達成するうえでの困難、つまり「どの程度のことを困難と感じるのか」という質問を通して、仕事上でも困難を乗り越えられる人材かを見極めようとしています。

あなたが感じる困難について面接官が共感できなければ、取組自体がアピールにならない可能性があるため注意が必要です。

困難に関する質問では、"困難のレベル(どの程度の物事を困難だと思うのか)・その困難の背景・乗り越えるまでのプロセス・乗り越えた結果"といった項目全てが重要となります。

どんな困難なのかという事実だけでなく、「なぜそれを困難だと考えたのか」などを具体的に伝えましょう。

下記の記事でも述べていますが、困難は"困難を伴う主体的目標>主体的目標>受動的目標"という順番で評価されると言われているため、こちらも意識していただければと思います。

【参考】
目標と困難における評価ポイントと内定者の回答例

→面接においては、「物事に取り組む上でどのような目標を設定したのか、その中でどのような課題があったのか」について深く掘り下げられることが多いです。この質問に関する評価ポイントと内定者の回答例について詳しく説明しています。

上記で掲載したESの中で「目標と困難」に該当する箇所は以下のようになります。 

しかし、入部後1年間は練習に全く参加できず、悔しい思いをした私はレギュラー奪還を目標に行動した。

(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?

上記で述べた目標・困難に対して、具体的に取り組んだ内容について記述するようにしましょう。

この場合、必ずしも目標を達成したエピソードについて述べる必要はありませんが、「どこに問題の本質があったのか・なぜそのアプローチを取ったのか」について考える必要があります。

以下の記事にあるように、"状況把握のために行ったこと→困難の根本的な原因→原因の解決のために実行したこと"の順番で行動を記述することで、いわゆる「ファクトベースのガクチカ(活動内容が時系列に沿って書かれているだけのガクチカ)」になるのを避けることができます。

【参考】
学生時代頑張ったことの書き方|工夫・取り組みの受かる伝え方とは?

→目標や困難に対する姿勢を見ることで、その就活生の人柄が分かるため、採用担当者は「目標や困難に対してどのように取り組み、またどのような結果が得られましたか?」という趣旨の質問を往々にして繰り出してきます。本記事では「どのように取り組んだのか」という質問における面接官の意図と、評価される回答例について詳しく説明していきます。

上記で掲載したESの中で「取組みと結果」に該当する箇所は以下のようになります。 

そのためにまずは周りの信頼を得るため、雑用係を全うした。その姿勢から練習への参加が認められたが、週5日の厳しい練習に何度も挫折しかけた。しかし、その度に自分の課題について優先順位をつけるなど分析し、本や先輩からのアドバイスによって解決策を導くことで妥協することなく日々実践し続けた。例えば、私は左足のキックが苦手だったため、フォームなどを先輩から学び、左足キック200本以上を2年間毎日継続した。また、改善点などを適宜ノートにまとめてそれを毎日振り返った。その努力の結果、レギュラー奪還という目標を達成し、天皇杯にも出場してプロと対戦することもできた。

(5)人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?

取組みを説明し、経験自体の記述を完結させたら、「その経験においてどのような人柄が発揮されたのか」について書きましょう。

同じ状況に直面しても、それに対しどう行動するかは人によって異なり、人柄がその選択を決定付ける一要素だという考えから問われています。

人柄はその人の立ち振舞いといった印象を構成するものであり、面接ではESで述べたキャラクターと乖離がないかどうかを確認されます。取組内容との整合性はもちろん、面接の場での印象との整合性も意識しておくべきでしょう。

上手くアピールすることで企業と自身とのマッチングの良さを伝えられたり、「一緒に働いてみたい!」と思ってもらうこともできます。

【参考】
面接で重要な人柄を探る質問の答え方|周りからの評価を聞く訳とは?

→面接では、就活生の人柄に関する質問がよくされますが、多くの就活生はそれを想定していません。本記事では多くの就活生が無視しがちな「人柄」に関する質問について、評価項目と具体的回答例について詳しく説明したいと思います。

上記で掲載したESの中で「人柄」に該当する箇所は以下のようになります。 

持ち前の向上心を武器に目標を達成した経験は、大きな達成感を感じることができた。

(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?

最後に、これまで語ったエピソードから得た学びを述べましょう。

単なる気付きや感想ではなく、「社会に出てからも活かすことができる学びであるかどうか」が見られています。

評価としては、以下の記事にあるように"組織としての方法論>個人としての方法論>個人の単なる気づき"の順番で評価されます。

【参考】
【例文付き】他の学生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方

→ガクチカから学んだことの書き方について解説している記事になります。例文も掲載していますので、「学びをどのようにアピールするか」という観点を確認してみてください。

上記で掲載したESの中で「学び」に該当する箇所は以下のようになります。 

この経験を通じ、「どんな逆境でも自分ならできるという強い自信」を得ることができた。

体育会系部活動のガクチカ例文一覧

最後に、「体育会系部活動をエピソードにしたガクチカの例文」を紹介します。

今回は、unistyleに寄稿されたESの中から以下の3つを抜粋し、解説していきたいと思います。

  • ガクチカ例文(1):AGC(旧:旭硝子)内定者
  • ガクチカ例文(2):富士フィルム内定者
  • ガクチカ例文(3):アビームコンサルティング内定者

※今回解説している3つの例文はそれぞれ「設問形式・指定文字数」が異なります。そのため、「フレームワークの6つの要素をすべて満たしているES」ではありません。ESの解説に関してはフレームワークに基づいて記載していますが、「フレームワークの6つの要素を全て満たしているESでなければ評価されない・選考は通過しない」というわけではないことを認識していただければと思います。 

体育会系部活動のガクチカ例文(1):AGC(旧:旭硝子)内定者

学生時代頑張ったこと テーマ:他の人と協力して取り組んだことについて

〇〇部のリーダーとして部員と共に、関東5位と低迷したチームを立て直したことです。

上記活動の目標

関東・全国優勝をするレベルのチームに立て直し、常勝していた4年前を超えることを目標にしました。

上記活動の内容(300文字) 

現状を打開すべく私は運営と練習の2つに対して行動を起こしました。1つ目に運営面では全ての部員から課題抽出を行いました。部員1人ずつ毎日話すことで意思疎通を円滑化させ意見を言いやすくしました。その結果、視野を客観的な意見を通じて広げ、正確性と効率性を高めてチーム課題を導き出しました。2つ目に練習面では、チーム課題をメニューに導入することで目的意識を部員に持たせました。主体的に取り組む姿勢を持つことを目指し、こなしている状態から自身に関わる練習に変化させることを重視しました。部員と連携しメニューの改善を重ね続けたことで練習の質を高めることに成功しました。2点ともリーダー1人では成しえなかったことであると考えます。

上記活動の結果 (150文字) 

関東学生選手権では準優勝し一定の成果を収めることができました。結果が出たことにより、更なる向上心が部に生まれました。リーダーとして周囲の意見を重要視して、実現させたことでチームに貢献できたと考えます。部員と密に連携を取り、協力してチームを成長させた経験が私の学びになりました。

この就活生は、「部のリーダーとして低迷したチームを立て直すまでの過程」を書いています。

設問が4つに分かれているという特殊な設問ではありますが、各設問への回答が非常に具体的に書かれているESとなっています。

ガクチカのフレームワーク

【(1)結論:何に取り組んだのか?】
部のリーダーとして関東5位と低迷したチームを立て直したこと

【(2)動機:なぜ取り組んだのか?】
特になし

【(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?】
目標:チームを立て直して常勝していた4年前を超えること
困難:特になし

【(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?】
取組み:全ての部員から課題を抽出すること、チーム課題をメニューに導入すること
結果:チーム課題を導き出し、練習の質を高めることで、関東学生選手権で準優勝することができた

【(5)人柄:活動の中であなたのどのような人柄が活かされたのか?】
特になし

【(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?】
部員と密に連携を取りながら協力してチームを成長させた経験

今回取り上げたAGC(旧:旭硝子)のESでは、ガクチカの各要素をそれぞれ4つの設問に分けていますが、設問のテーマに沿って分かりやすく書かれています。

特に活動の内容に関しては、「目的→活動→結果」という構成で論理的に書かれており、選考官からも高い評価を得ることができるでしょう。

また、部のリーダーを務めた上記の内定者は、「組織における学び」に関しても的確にアピールすることができています。

面接ではESの内容をもとに深堀りをされる場合が多いですが、上記内定者であれば「この活動での経験・学びをうちでどのように活かすの?」といった質問をされることが予想されます。

その際に「再現性・汎用性」の伴った回答ができれば、面接でESの補足をすることができ、選考官にアピールすることができるでしょう。

体育会系部活動のガクチカ例文(2):富士フィルム内定者

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体育会系部活動のガクチカ例文(3):アビームコンサルティング内定者

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まとめ

本記事では、"ガクチカで体育会系の部活動をアピールする方法"を解説しました。

体育会系の部活動経験者は「その実績と結果が全て」と勘違いしがちですが、その活動の過程や努力を示すことも重要な評価ポイントになります。

本記事の内容を参考にし、自身の体育会系部活動のエピソードを魅力的にアピールしていただければと思います。

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