【内定者ES付】メガバンクに受かる志望動機・自己PRの書き方とは|三菱UFJ・三井住友・みずほ

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最終更新日:2024年08月21日

金融業界の中でも、例年上位校学生から高い人気を誇るのが銀行業界であると言えるでしょう。

今回はその中でも、ひときわ大きな存在感を誇る、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のいわゆる”メガバンク3社”について、志望動機や自己PRを解説していきます。

高い倍率を突破するためには企業が求めているポイントを押さえながらエントリーシート(ES)を作成することが必要不可欠ですので、本記事をしっかり読み込んでおきましょう。

メガバンク3社(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の企業分析

メガバンク3社(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の企業分析

まずは、メガバンク3社(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の企業分析を説明していきます。志望動機や自己PRを書く上では、3社の強みや組織風土など特徴をしっかり押さえておくことが必要です。

また、業績による比較や最新動向を「【最新版】メガバンク3社(三菱UFJ・三井住友・みずほ)を徹底比較|業務内容から社風、業績、年収、選考対策まで」で紹介しているので参考にしてみてください。

メガバンク:三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行の企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

はじめに、三菱UFJ銀行が設立されるまでの流れを説明します。まず、2004年に「三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスによる経営統合」が発表され、総資産約190兆円におよぶ総合金融グループが誕生しました。

そして、2006年には「三菱銀行」「東京銀行」「三和銀行」「東海銀行」を源流に持つ「三菱東京UFJ銀行」が設立され、さらに、グループ一体運営を国内外に明示しブランドの統一を図るべく、2018年に当行の名称は「三菱UFJ銀行(MUFG Bank)」に変更されました。

このような沿革を持つ三菱UFJ銀行は、以下のカルチャーを大切にしているようです。

MUFGをつくる4つのカルチャー

①【三菱銀行】社会への使命
社会への貢献、フェアプレー、グローバルな視野
三菱銀行では経営は国家的な事業観に立ち、世界と競争し、国民の期待に応えるという使命を持つべきという気概を大切にしてきました。

②【東京銀行】世界への挑戦
国際金融のパイオニア
グローバルビジネスの先導者として世界各国に拠点を拡大していった東京銀行。戦後日本の国際金融を牽引する存在として世界に向けた挑戦を続けていました。

③【三和銀行】 自由闊達
ピープルズ・バンクを貫く
大阪を中心に関西圏の商業と個人のお客さまの生活に深く根付いた活動を行ってきた三和銀行。国民大衆とともに歩み、発展しようという姿勢がそこにはありました。

④【東海銀行】ものづくりを支える
愛され、親しまれ、頼りにされる場所
地域の産業と人の暮らしを支えるためになくてはならない存在だった東海銀行。地域の人々から愛され、親しまれ、頼りにされる銀行をめざす、強い信念がありました。

三菱UFJ銀行 | Recruiting Information「MUFGの過去と未来」

またMUFG・三菱UFJ銀行の主な強みを以下にまとめたので参考にしてみてください。

三菱UFJ銀行の主な強み

①高いグループ総合力
多くのグループ会社によって総合金融サービスを実現。その機能・体制を活かし、法人領域では、M&Aや海外進出など企業価値向上に向けた事業戦略、株式上場などの資本戦略を提案し、多様なニーズに対応している。

②充実したネットワーク
東日本・中部・西日本にバランスのとれた国内拠点網を構えている。さらに海外においても50以上の国をカバーしており日本の金融グループではトップの海外拠点網を持つ。


③国際的なプレゼンス

ビジネス・ニュース機関のフィナンシャルタイムズによると、三菱UFJ銀行は、資本金1,440億ドルで世界第10位の銀行(2020年時点)としての地位を維持している。

④強固な顧客基盤
国内個人3,400万人、国内法人130万社にのぼる圧倒的な顧客基盤を持つ。(2020年時点)

メガバンク:三井住友銀行

三井住友銀行の企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

三井住友銀行は、三菱UFJ銀行とみずほ銀行とともにメガバンクの一角を担っており、2001年に「住友グループの住友銀行」と「三井グループのさくら銀行」が合併し誕生しました。

社風としては、「個」の力を尊重する傾向があります。実際に22年卒の採用メッセージにおいては、「いい子になるな、いい個になれ。」というように、一人ひとりの「個性」から生まれる発想を先進性として大切にする方針が見られます。

SMBC:採用メッセージ

いい子になるな、いい個になれ。銀行は、常に変化する。新しいテクノロジーを取り入れ、新しい分野に飛び込み挑戦し、イノベーションを巻き起こしながら、世界の金融、産業の未来をつくっていく。

SMBCは、より良い社会とお客さまの夢の実現のために、真のグローバルバンクを目指し、常に挑戦を続けています。

そのなかで、変わらないものもあります。それは、SMBCの「人」。一人ひとりの「個性」から生まれる発想が先進性となり、私たちの成長の原動力となっていく。SMBCは「個」を尊重する文化を何よりも大切にしています

あなたがこの社会で実現したいことをSMBCという大きなフィールドでぜひかなえてください。

これまでの成功や常識だけに囚われていてはいけない。あなたにしかない「いい個」が躍動し、金融の、そして世界の未来をリードしてくれることを期待しています。

SMBCについて|採用メッセージ

またSMFG・SMBCの主な強みを以下にまとめたので参考にしてみてください。 

三井住友銀行(SMBC)の主な強み

①グループ総合力

グループ各社は、銀行、リース、証券、カード、コンシューマーファイナンスなど各業界においてトップティアを維持している。

 

②高い収益性・効率性

重複店舗の統廃合、人員削減などの取り組みによって大幅な経費削減を行い、高い効率性を実現している。また、世界的に見てもROEが高水準であり、高い収益性を誇っている。

 

③積極的な海外進出

社長が「新興国で第2、第3の三井住友フィナンシャルグループを作っていく」と語っており、アジアにおける取り組みを強化している。2019年に買収したインドネシアの年金貯蓄銀行・BTPN(バンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナル)のように、現地企業を買収しつつ収益基盤を拡大する構想を持っている。

メガバンク:みずほ銀行(みずほFG)

みずほ銀行(みずほFG)の企業研究(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

2003年に設立されたみずほフィナンシャルグループは、約59,000人(2019年3月時点)の従業員を擁する銀行持ち株会社です。

同行は、みずほ銀行、みずほ証券、みずほ信託銀行などのグループ各社から成る統括企業であり、三菱UFJ銀行・三井住友銀行と並ぶ三大メガバンクのひとつです。

みずほフィナンシャルグループは、銀行・信託・證券、シンクタンク、アセットマネジメント会社が一体となってお客様のニーズに応える「ONE MIZUHO戦略」を同行の大きな特徴としており、他のメガバンクとの違いであると言えます。

またグループ内では、社員一人ひとりが生き生きと働くことで、金融業界にありがちな、ルールや手続きなどの「形式」を重んじるのではなく、ビジネスや現場の「実質」を大切にするカルチャーがあります。

<みずほ>で働く魅力

<みずほ>は全世界で優良な顧客基盤や幅広いネットワークを擁する世界有数の金融グループです。日本だけでなくグローバルなフィールドで縦横無尽に活躍する場が用意されています。

また、お客さまのあらゆるニーズに最大限応えていくグループ一体的なビジネス推進体制を更に強化する形で、銀行・信託・証券・アセットマネジメント・リサーチ&コンサルティング等のグループ各社を横断する活発な人事異動を行っています。

これはグループ横断的に適材適所を考え、機動的な人員配置を進めることにより、組織活力と社員個々人の能力の向上を狙っているものです。

こうした大きな活躍の場、グループ横断の業務フィールドに加え、自発的・主体的に行動する社員一人ひとりを支える人事運営の変革に取り組んでいます。変化するお客さまのニーズと、「自分らしく働きたい」という社員の新たな価値観に対応し、社員自らの成長や、やりたい仕事にフォーカスし、「社内外で通用する人材価値の向上」を実現する人事運営を目指しています。

みずほフィナンシャルグループ採用情報サイト「みずほをめざす皆さんへのメッセージ」

みずほフィナンシャルグループの主な強みを以下にまとめたので参考にしてみてください。

みずほ銀行(みずほFG)の主な強み

①One MIZUHO戦略

銀行、信託、証券、アセットマネジメント、リサーチ&コンサルティングなどフィナンシャルグループが持つすべての機能を一体化させ、顧客のあらゆるニーズに最大限応えていくことを目指している。

 

②顧客基盤

国内においては、全都道府県にわたる拠点ネットワークを活用し、2,400万人の個人のお客さま(2020年時点)や、約7割の上場企業を始めとした、特定の企業集団等に偏らない幅広いオープンな顧客基盤を持っている。海外においても、約120の拠点において、Forbes Global 200に挙げられる海外大企業の約8割と取引を行うなど、グローバルな顧客基盤を持っている。

 

③非金融領域への対応力

邦銀随一の産業調査をはじめとするリサーチ機能や、みずほ信託銀行が誇る信託業界トップの不動産業務など、金融のみならず非金融の分野にも強みを持っている。

メガバンク3社の志望動機の書き方

以下では、メガバンクの志望動機について考えていきます。

志望動機の書き方

まずは「【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説」を参考に一般的な志望動機の書き方を紹介します。

志望動機を作成する方法としては、「成し遂げたいことに基づいて書く方法」「自身の適性に基づいて書く方法」の2つのアプローチが存在しています。

どちらの場合も、「自身の夢や向いていることが自身の経験に根ざしているか?」が一番の差別化のポイントであり、評価が分かれ道であると言えます。

成し遂げたことに基づいて書く方法

(1)成し遂げたいこと
(2)きっかけとなる経験
(3)企業選びのポイント
(4)他に受けている業界とその業界ではダメな理由
(5)具体的に取り組みたい仕事
(6)業界の中でもその企業の理由

参考:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説

成し遂げたことに基づいて書く場合は、未来志向な理由となりますので、明確にやりたいことやビジョンをお持ちの方におすすめのフレームワークです。

仮にまだ将来のビジョンをお持ちでない方は、志望動機のフレームワークとしてはまだ不要ですが、選考・就職活動を進める中で必ず必要になってくるので、この機会に考えてみて下さい。

自身の適性に基づいて書く方法

(1)自分自身が向いてること
(2)向いてることの具体的な経験
(3)向いていることを活かして志望業界で取り組みたい仕事
(4)他に受けている業界と他業界ではダメな理由
(5)業界の中でもなぜ当社か

参考:【就活生必読】志望動機が特になくても書けるフレームワークとは?

次に自身の適性に基づいて書く場合は、明確に自分の強みを理解している方におすすめのフレームワークとなります。自身の強みというものがよくわからない、という方は以下の記事もご参考ください。

上記いずれも、方法が違うだけで良し悪しは無く、ビジョンで語るのか強みで語るのか、自分が最も説得力を持って伝えることができる方を選択してください。

ただし、いずれの二つにも共通しているのは、伝えたいことが何であれ、それが過去のどのような経験によって生まれ認識したものなのか、また何故それは他業界や同業他社ではだめなのかを伝える必要があります。

過去の経験を語ることで、強みの再現性ややりたいことへのモチベーションを伝えることができ、他社との比較を加えることで志望度の高さを伝えることができます。そのため、志望動機としていずれも欠かせないポイントと言えます。

メガバンク内定者に多い志望動機

過去ESをもとに、メガバンクの志望理由として多いものをまとめました。志望動機を書く際には自身のエピソードと照らし合わせて参考にしてみてください。

  • 金融という側面から個人の生活や産業全体を支えたい
  • 無形商品を扱うことで成長できるから
  • 企業経営のパートナーになり、企業の「底力」を引き出したい

メガバンク3社の志望動機に関する内定者エントリーシート(ES)例文

メガバンク3社(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の内定者エントリーシート

ここまでは基本的な志望動機の書き方について見てきました。志望動機で評価されるポイントについて理解できたかと思います。

以下では、メガバンク3社の内定者エントリーシート(ES)を紹介しています。それぞれ書き手がどのようなポイントを訴求しているか参考にしてみましょう。

三菱UFJ銀行の内定者エントリーシート(ES)例文

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 三井住友銀行の内定者エントリーシート(ES)例文

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みずほ銀行(みずほFG)の内定者エントリーシート(ES)例文

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メガバンク3社の自己PRの書き方

自己PR書き方まずは基本的な自己PRの書き方をご紹介します。企業にとって、自己PRとは「その人が企業にマッチしているか」を確かめる項目になります。自己PRに関しては新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-で詳しく解説しています。

自己PRのフレームワークを理解することで、選考官に響く効果的なアピールをすることができます。

企業を理解し、伝える「強み」を決める

企業が自己PRをESや面接で問う理由は(1)自社の求める強み・能力を持っているか(2)キャラが自社にマッチしているかを図ろうとしているからです。企業側も採用活動において、一人あたりに莫大な採用コストをかけているため、それ以上に自社に利益をもたらすことができる人材かどうかは必ずアピールしなければなりません。

とはいえ、闇雲に自分の強みを言えばよいのではありません。志望業界のビジネスモデルによって求める人物像は変わってくるからです。すなわち、志望業界や志望企業のビジネスモデルや社風を理解し、求める素養にマッチした強みを自己PRで伝える必要があるのです。

「強み」を論理的に伝えるための自己PRを書く

自身の志望企業に評価される「強み」を定めたとしてもそれがわかりやすく伝わらなければ意味がありません。そこでここでは、「強み」を論理的に伝えるためのフレームワークを紹介します。

論理的な自己PRのフレームワーク

(1)強み:あなたの強みは?
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
(3)強みを表す具体的エピソード
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?

メガバンク3社が求める人材像は?

ここまでは基本的な自己PRの書き方について見てきました。選考において自己PRがどのような役割を果たすのかということについて理解できたかと思います。

こちらではメガバンクが求める人材像について解説します。自分がメガバンクの求める人材と合致していることをアピールすることで、自分が企業に貢献できる人材であるということを伝えましょう。

それでは、メガバンクに求められる人材像を見ていきましょう。

  • 誰とでも「信頼関係」を築ける人材
  • 「強い責任感と誠実さ」を持っている人材
  • 「チャレンジ精神」を持っている人材

誰とでも「信頼関係」を築ける人材

銀行員は様々な業界のお客様を有し、彼らへの営業を行いますが、単純な融資を行うだけではなく、クライアント先の課題を発見しそれに対するソリューションとなるような金融商品を提案するコンサルティング営業を行っています。

無形の金融商品は各行で差別化が難しく、自社の金融商品を扱ってもらえるかは、営業を担当する「個」の信頼関係構築力が必要となってきます。そのため銀行では、誰とでも信頼関係を築ける人材が求められると言えるでしょう。

この点に関して、「三井住友銀行のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ」でも解説しているので参考にしてみて下さい。

「強い責任感と誠実さ」を持っている人材

銀行はお客様の大切な資産を預かり、管理する仕事であることから、仕事に対する責任感と誠実さが求められます。

業務上の少しの間違いが大きな社会損失や企業全体の信用を失うことに繋がるため、お客様に対してだけでなく日々の行動に対しても真面目で、責任を持てる人であることが望まれると考えられます。

この点に関して、「MUFG新卒採用インタビュー」のインタビュー記事を参考にしてみてください。

チャレンジ精神を持っている人材

銀行を取り巻く社会環境が日々、刻々と変化している中で、銀行はその時代の先を見据えながら業務・ビジネスモデルを変革していくことが求められます。

【最新版】メガバンク3社(三菱UFJ・三井住友・みずほ)を徹底比較|業務内容から社風、業績、年収、選考対策まで」の最新動向と将来性の部分で触れているように、デジタルを活用した金融インフラの再構築や異業種連携による新規ビジネスの創出など、メガバンク3社では既に大幅な変革を進めているようです。

そのため銀行では、何事にもチャレンジ精神をもって取り組み、その先で変革を起こしていける人材が求められると言えるでしょう。

メガバンク3社の自己PRに関する内定者エントリーシート(ES)例文

メガバンク3社(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の内定者エントリーシート

ここまでは自己PRの書き方やメガバンクで求められる人材を解説してきました。自己PRの書き方やポイントについて整理した後は、実際の内定者ESを見ていきましょう。

以下では、メガバンク3社の内定者エントリーシート(ES)を紹介しています。直接的に自己PRを聞かれている例は少ないですが、書き手がどのようなポイントを訴求しているか参考にしてみましょう。

三菱UFJ銀行の内定者エントリーシート(ES)例文

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 三井住友銀行の内定者エントリーシート(ES)例文

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最後に

いかがでしたでしょうか。

200〜400文字程度という限られた文字数の中で、過去どのようなものが採用側に共感されたのか、特に自身と近い経験に基づいた志望動機・自己PRは参考にしていただければと思います。

なお、メガバンク3社の業績比較・企業研究などは下記に記事にまとめてあるので、そちらもご一読いただければ幸いです。

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