自己PRすることがない!強みの見つけ方から回答例まで解説
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最終更新日:2024年09月27日
ESを作成している際に「アピールできるほどの自己PRなんてない…」と思ったことはありませんか?
本記事では自己PRがないと思っている就活生に向けて、自己PRの見つけ方から強み別の回答例まで紹介していきます。
- 本記事の構成
- 強み別自己PRのES回答例‐協調性・リーダーシップ・継続力・計画性‐
・強み別自己PR例文(1):協調性
・強み別自己PR例文(2):リーダーシップ
・強み別自己PR例文(3):行動力
・強み別自己PR例文(4):計画性 - 自己PRが見つからない、書けないのはなぜ?
・特別なエピソードが必要だと考えている
・自分の強みや長所が分からない - 自己PRがない!そんな就活生に向けた強みの見つけ方
・(STEP1)自分史を作成する
・(STEP2)モチベーショングラフを作成する
・(STEP3)自己PRをすべき強みを見付ける
・(STEP4)性格診断や判断ツールを使用する
・(STEP5)短所を長所に変換する
・(STEP6)企業の求める人物像を調べる
・(STEP7)キャリアアドバイザーに相談する - 自己PRに使えるエピソードの例
- 魅力的に伝わる自己PRの作り方・書き方の5ステップ
- 企業が自己PRを聞く意図とは?
・就活生の強み・能力を知るため
・人柄を判断するため - 最後に
この記事の監修者
鈴木えみ子さん
国家資格2級キャリアコンサルティング技能士
合同会社C&C所属
就職活動で初めにすることは、どんな働き方・仕事に興味があるか、今まで学んできたことや経験を振り返る自己分析です。就活中に新しいスキルや知識を学ぶ姿勢を持ち続けましょう。 プロフィール詳細はこちら
強み別自己PRのES回答例-協調性・リーダーシップ・行動力・計画性-
自己PRの見つけ方や企業側の意図は理解していただけたと思います。続いては、自己PRのES例文を紹介していきたいと思います。
自己分析によって自分の強みを見つけることが出来たら、あとはエピソードを交えて自己PRを作成するのみです。
本記事では「協調性・リーダーシップ・継続力・計画性」の4つの強み別に例文を紹介していきます。
強み別自己PR例文(1):協調性
自己PRをお願いします。(250文字以下)
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強み別自己PR例文(2):リーダーシップ
大学生活の中で研究以外でやり遂げたこと、達成感を得られた経験・事実をふまえて自己PRしてください。
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強み別自己PR例文(3):行動力
自己PR(400字以内)
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強み別自己PR例文(4): 計画性
自己PRを入力してください(300字)
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自己PRが見つからない、書けないのはなぜ?
自己PRをどれほど考えても、自分のアピールポイントが思い浮かばないという方がいると思います。自己PRが見つからない理由として、そもそもの自己PRの捉え方に問題があるのではないでしょうか。
自己PRが見つからない、書けない理由として以下の2点が挙げられます。
- 特別なエピソードが必要だと考えている
- 自分の強みや長所が分からない
特別なエピソードが必要だと考えている
自己PRの本来の目的は、自分の人柄や能力をアピールすることです。しかし、自己PRを作成する際に、人とは違う特別なエピソードや成果を盛り込む必要があると考えてしまう就活生は多いです。人と比べて勝っているエピソードが思いつかないため、自己PRが見つからないと思い込んでしまうのではないでしょうか。
もちろん、功績をあげたり主体的に取り組んで成功した経験があるのなら、それをエピソードとして自己PRを作成すれば良いでしょう。
しかし、たとえ小さなエピソードや失敗談しか思いつかなくても、そこから自分が何を学び、どのような行動をとったのかを説明できれば、充分に自己PRとしてアピールすることが出来ます。
自己PRではきっかけとなるエピソードの大きさではなく、そこから得た自分の価値観や考え方を伝えることを意識しましょう。
自分の強みや長所が分からない
自己PRが見つからない原因として、自分の強みや長所が分からないということも挙げられます。
他の人にはない自分の強みを探そうとすると見つけにくく、結果的に自分に強みや長所はないとマイナスな方向に進んでしまいます。
そうではなく、自己分析をしたり自分の過去の経験を思い出すことで、自分が自信を持てると思うことを見つけることが大切です。
自己PRがない!そんな就活生に向けた強みの見つけ方
自己PRがないと感じてしまっている人は、特別な経験や実績がないといけないと思い込んでしまっている場合が多い傾向にあります。
しかし、企業は自己PRを通じてその人柄や過去の経験を知りたいと思っているため、必ずしも特別な経験を話さなければいけないというわけではありません。
前述したとおり、自己PRは自分の過去を振り返ってみれば必ず見つけることができるのです。
自己分析で自分の過去の経験を洗い出し、自己PRできるエピソードを探してみましょう。unistyleでは、効果的に自己分析を進めることができる「自己分析シート」を公開しています。以下の記事からダウンロードが可能です。
そこで本記事では、自己分析を進めるためのステップを7つ、ご紹介します。
- (STEP1)自分史を作成する
- (STEP2)モチベーショングラフを作成する
- (STEP3)自己PRをすべき強みを見付ける
- (STEP4)性格診断や判断ツールを使用する
- (STEP5)短所を長所に変換する
- (STEP6)企業の求める人物像を調べる
- (STEP7)キャリアアドバイザーに相談する
(STEP1)自分史を作成する
自己分析の次のステップは、「自分史を作成すること」です。
自分史とは、幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生というように、時系列ごとにポジティブな経験とネガティブな経験を書き出していきます。
そうすることで、過去の経験をスムーズに整理することができます。イメージしづらいという方は以下の図を参考にして行ってみてください。
(STEP2)モチベーショングラフを作成する
自己分析の最初のステップは、「モチベーショングラフを作成すること」です。
モチベーショングラフとは、過去の出来事を振り返った際、自分はどんな時にモチベーションが上がり、どんな時にモチベーションが下がるのかをグラフにまとめたものです。
自分史の時系列に沿って、その時のモチベーションはどのくらいの高さだったのかをグラフにします。
モチベーショングラフを作成してみると、以下のようなグラフになります。
このようにグラフを作成し、過去の経験を可視化することで、簡単且つより深く自己分析を行うことができます。
上記のグラフを見ると「サッカーの大会でメンバーに選ばれなかった」という経験の際に最もモチベーションが下がっており、「学園祭で運営委員をし、イベントを企画した」という経験の際に最もモチベーションが上がっていることがわかります。
(STEP3)自己PRをすべき強みを見付ける
自己分析の次のステップは、「自己PRすべき強みを見つけること」です。
自分史やモチベーショングラフを作成し終えたら、一つ一つのエピソードを深堀りしてみてください。
例えば、「学園祭で運営委員をしイベントを企画した」というエピソードであれば、自分は委員としてどんな役割を担いどのように考え行動したのか、イベントを企画する際にどのような困難があり、その困難を乗り越えるためにどのような努力や工夫をしたのかなどが挙げられます。
一つ一つのエピソードを深堀りしていくと、あなたが取っている行動や考え方の共通点が見つかるはずです。その際にもしも複数のエピソードで共通しているものがあれば、それがあなたの強みであると言えるでしょう。
このようにエピソードを深堀りし、行動や考え方の共通点を探すことで自己PRすべき強みを見つけることができます。
また、過去の経験にしっかりと基づいている強みであるため、選考官に説得力のある自己PRをすることができます。
(STEP4)性格診断や判断ツールを使用する
自己PRは今までの実績を評価してもらうのではなく、企業に「自分の強みを会社でどのように活かせるか」を伝える必要があります。
性格判断ツールや検査を使用し、自分の傾向や特性を知ることで、自分では気づかなかった強みを見出せる可能性もあります。
短時間、かつ無料で診断できるので、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
(STEP5)短所を長所に変換する
自分にはどんな強みがあるのか、長所と短所は何か、どんな能力があるのかを把握し、伝えられるようにしておくことは就活において重要な要素の一つです。
強みや長所は見つからないが、短所なら見つかるという人は、短所を長所に変換してみましょう。
どうしても見つからない場合は、家族や友人に聞いたり、他己分析をして客観的に長所を把握することも手段の一つです。
(STEP6)企業の求める人物像を調べる
自己PRでは、企業がどのような能力をもった人材を求めているのかを理解し、企業の利益に貢献するための「能力」があることを伝える必要があります。
企業が求める人物像や理念は各企業WEBサイトの採用ページや説明会、会社案内のパンフレット等で挙げていることが多いため、確認してみましょう。
自分の能力が企業の求める人物像や理念に合致していれば、自己PRで「企業で活躍できる人材」ということを伝えることができます。
過去の経験や具体的なエピソードを用いた自己PRで自分の能力や強みを伝えることができれば、採用担当者の共感を得ることができるでしょう。
(STEP7)キャリアアドバイザーに相談する
上記のSTEPで進めても、自身の自己PRのイメージが湧いてこない方は大学のキャリアセンターやキャリアコンサルタント、就職エージェントを利用することがおすすめです。
就職エージェントneoはプロのアドバイザーからあなたの過去エピソードに沿った、強みがより伝わる自己PRのアドバイスがもらえます。
少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。
より詳しい自己分析のやり方は以下の記事で解説しています。詳細を知りたい方は本記事とあわせてご確認くだい。
自己PRに使えるエピソードの例
自己PRでアピールする強みを見つけても、具体的なエピソードとして目立った実績がなく困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方へ、自己PRに使えるエピソードの例をご紹介します。
- 部活動・サークル
・怪我によりプレーヤーとしてチームに貢献はできなかったが、目標達成に向けてメンバーのサポートに従事した
・サークルメンバーの脱退を防ぐため尽力した
・大会出場を目指し、弱点の分析を行い、練習メニューの改善やルール設定を行った - アルバイト
・アルバイト先にて回転率向上に向けて社員へ提案した
・お客様からクレームが多く寄せられていたことに対して、自ら改善案を考え実施したところ感謝の声をいただけた
・長期インターンにおいて、当初結果が出なかったがPDCAを回し自社の商材についてアピールの仕方や魅力の伝え方を工夫した - 学業
・学会での研究活動の発表に向け、目標設定を行い、メンバーと協力しながら取り組んだ
・受験勉強で志望校合格に向け、課題克服に取り組み、成績を伸ばすことができた
企業は自己PRを通して、入社後の活躍できる人材かどうかや、人柄が自社に合うかどうかを見ていると考えられます。
そのため、自己PRでアピールするエピソードは、必ずしも輝かしい成果・実績を残している必要はありません。なぜ行動しようと思ったのか、どのように行動しようと思ったのか、どのような役割を担っていたのかを選考官に伝えられるよう、しっかりと整理しておきましょう。
魅力的に伝わる自己PRの作り方・書き方の5ステップ
自己PRでアピールすることがないと感じている人も少なくありません。
企業は、自己PRで就活生がどのような強みや、能力を持っていて、入社後にどのように活かせるのかを見極めようとしています。
自己PRを書く際は、自身の強みがどのように活かせるか、再現性をアピールできるかどうかを意識して書くようにしましょう。
自己PRを作成するときは、フレームワークを使い、5つのポイントを書き起こすとよいでしょう。
↓
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
↓
(3)強みを表す具体的エピソードは?
↓
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
↓
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?
魅力的な自己PRを書く時は、エピソードの中に、具体的な成果や数値を含めると、企業の評価を得やすくなります。
たとえば、「アルバイト先で、顧客のニーズにあう提案をしました」よりも、「アルバイトをしていた飲食店で、SNS投稿を引き受けておススメの商品を毎日配信した結果、売り上げが前年比より10%アップしました」と具体的な成果を上げると他者にも成果がわかりやすくなります。
また、自己PRでは、アピールしたい強みについて複数のエピソードを用意しておくことも大切です。 エピソードが複数あれば、あなたの強みが再現性があり入社後にも発揮できるとアピールできます。
下記では、自己PRの書き方のステップについて より詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
企業が自己PRを聞く意図とは?
ここまでで、自己PRの見つけ方について理解していただけたと思います。では、そもそもなぜ面接やESで自己PRを伝えることを求められるのでしょうか。自己PRを作成するうえで、企業側の意図を理解しておくことは重要です。
企業が就活生の自己PRを聞く理由は大きく分けて以下の2点になります。
- 就活生の強み・能力を知るため
- 人柄を判断するため
就活生の強み・能力を知るため
企業は営利企業である以上、利益を生み出すことが必要です。そのため、就活生の中から採用する人を決める際には「自分の企業にプラスの利益をもたらしてくれる人材かどうか」を見極めようとしています。
そのため、自己PRを作成する以前にその企業が求めている人材像を理解することが重要です。単に、自分の強みを伝えるのではなく、企業に求められている強みをアピールすることを意識しましょう。
人柄を判断するため
企業側は、就活生の能力だけではなく人柄も判断しようと考えています。
そのため、就活生は自己PRを作成する際、自分の強みだけではなく根拠となる過去の経験や自分のとった行動も盛り込む必要があるのです。
企業側は、就活生の過去の経験や状況を改善するためにとった行動を聞くことで、就活生が物事に取り組む姿勢を知りたいと考えています。また、そうすることでその就活生の人柄や価値観が自社の社風に合っているかを判断しているのです。
最後に
本記事では「自己PRがない…」と悩んでいる就活生に向け、自己PRの見つけ方を紹介しました。
自己PRを見つけるためには、自己分析を行い、過去の経験を洗い出すことが必要です。その際には本記事中で紹介した自分史やモチベーショングラフを使い、過去の経験を洗い出してみてください。
本記事で強みの見つけ方や企業側が自己PRを聞く意図を理解していただいたと思いますので、続いては"自己PRの書き方"について詳しく理解しましょう。
以下の記事から自己PRの書き方について学ぶことができますので、参考にしてみてください。
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集