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エントリーシート(ES)の「辛かったこと」の書き方‐選考通過者例文付き‐

エントリーシート(ES)の「辛かったこと」の書き方‐選考通過者例文付き‐

最終更新日:2022年11月14日

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エントリーシート(ES)で頻出の質問の一つとして、「辛かったこと」が挙げられます。

質問の意図が分からず困ったり、マイナスな印象を与えることを心配したりしている就活生も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、企業がエントリーシート(ES)で「辛かったこと」を聞く意図や、「評価されるにはどのように回答したら良いのか」を、内定者の例文を紹介しながら解説していきます。

また、「辛かったこと」がない場合の対処法についても解説します。

エントリーシート(ES)で「辛かったこと」を聞く意図

エントリーシートで辛かったことを聞かれる意図

企業が「辛かったこと」を聞くのは、「辛いことに根気強く立ち向かえる能力を持っているか」を確認したいからです。

仕事で失敗して辛い思いをする場面は沢山あります。取引先との商談が破談したり、自分の立てた企画が通らなかったり、規模の大小は様々ですが、日々課題に直面し、解決していく努力が必要になります。

企業は主に以下のポイントを重視しています。

  • 経験から何を得たのか
  • 思考のプロセス

経験から何を得たのか

企業は「辛かったこと」を聞くことで、その就活生が「入社後、辛いことに直面してもただ気を落とすだけでなく、適切な方法で立ち向かい、乗り越えることができるか」を見極めています。

すなわち、これまでの辛い経験から学びを得ている人材は、入社後も成長していけると判断されます。

したがって、「辛かったこと」を答える際には、事実を淡々と伝えるのではなく、「そこから何を得たのか」を説明できるようにしましょう。

思考のプロセス

企業は辛いことへの取り組み方を問うことで、就活生の人間性や思考のプロセスを見ています。

「辛かったこと」の回答からアピールできる人間性として、主に以下が挙げられます。

アピールできる人間性

臨機応変に対応する力

リーダーシップ

協調性

継続力

忍耐力

つまり企業は、就活生の人間性や思考のプロセスを知ることで、入社後の働き方をイメージし、自社に適した人材かどうか見極めています

「辛かったこと」の見つけ方・「辛かったこと」がない場合の対処法

辛かった経験の見つけ方

「エントリーシート(ES)に書けるような辛い経験がない」と困っている就活生は少なくありません。

しかし、エントリーシート(ES)において、仮にも「辛い経験はなかった」などと答えてしまうと、「入社後、辛い場面に遭ったときに上手く立ち回れないのではないか」といったマイナスな印象を与えかねません。

そのため、「辛かったことがない」と思っている就活生も、しっかりと言語化できるようになる必要があります。

また、「辛かったことがない」と思ってしまう原因として、自己分析が足りていないことが考えられます。

そこで、以下の方法で自己分析をし、「辛かったこと」を見つけましょう。

  • 自分史を作成する
  • モチベーショングラフを作成する

自分史を作成する

まず、過去の経験を一から洗い出し、自分史を作成しましょう。時系列ごとに「幼少期」「小学校」「中学校」「高校」「大学」と分類することで、スムーズに整理できます。

また、「ポジティブな出来事」「ネガティブな出来事」と単純化してみると書きやすくなるでしょう。下記の表を参考にしてみてください。

モチベーショングラフを作成する

自分史を作成したら、続いてその時系列に沿って、その時々のモチベーションの高さをグラフ化します。

上記の例では、「人間関係がうまくいかない」「サッカーで大会のメンバーに選ばれなかった」「大学受験失敗」という経験の際に特にモチベーションが低下していることが分かります。そのような辛い経験をした際に、どのように向き合ったのかを思い出してみましょう。

このようにモチベーショングラフを作成することで、深い自己分析を行うことができます。「辛かったこと」もきっと見つかるでしょう。

自己分析については以下の記事で詳しく解説されています。ぜひご参照ください。

エントリーシート(ES)での「辛かったこと」の選び方のポイント

エントリーシート(ES)辛かったことの選び方続いて、「辛かったこと」のエピソードの選び方のポイントについて解説していきます。

エピソードの選び方のポイントは主に以下の2点になります。

  • 自ら挑戦したエピソードを選ぶ
  • 既に克服できているものを選ぶ

自ら挑戦したエピソードを選ぶ

エントリーシート(ES)で辛かったことを伝えるためには、自ら何かに挑戦し、失敗したことや辛かった経験をアピールすることが大切です。

自分の意思に関係なく起きたトラブルや、ただ辛さに耐えたといった受け身的なエピソードでは、企業に評価されづらくなってしまいます。

自分から主体的に挑戦したことからエピソードを選ぶように心がけましょう。

既に克服できているものを選ぶ 

辛かったことを選ぶ際に、まだ克服できていない、乗り越えられていないエピソードを選ぶのは避けましょう。

辛かったことを乗り越えるために、何を考え、どのように行動し、その結果どうなったのかまで説明することで、問題解決能力の高さをアピールすることが重要です。そのため、既に乗り越えられたエピソードを選ぶようにしましょう。

この際、どのように克服したのかだけではなく、克服したことから学んだことまで書くことを意識しましょう。

エントリーシート(ES)における「辛かったこと」の書き方

エントリーシートにおける辛かったことの書き方

以下では「辛かったことの書き方」を紹介していきます。

基本的には面接やエントリーシート(ES)で「苦労したこと」を聞かれたときの回答法‐内定者ES付‐で紹介されているのと同じフレームワークとなります。

  • 何が辛かったのか?
  • 取り組み内容とその理由
  • 取り組みの結果
  • 経験からの学び

ここでは三菱商事内定者(20卒)のESを参考にしてみましょう。

周囲と協力して、困難な状況に立ち向かった経験について、教えてください。 その過程であなた自身の意志・決断で行動した点も含め、具体的に記してください。(設問(1)で回答した経験の中から説明してください)。(250文字以上400文字以下)

 

高校時代xx部に所属した。

 

(1)何が辛かったのか?

 

都大会、関東大会を突破し、かねてから目標としてきた全国大会入賞を目指して練習を重ねていた高校3年生の夏、「受験勉強に集中したい」という理由で1人の同期が退部した。演技の大幅なレベルダウンは避けられず、「入賞は絶望的」という雰囲気が部内に漂った。

 

(2)取り組み内容とその理由

 

その際、入賞への思い入れが強かった私は、主務として練習の質を上げる工夫をし、入賞を目指し続ける姿勢を発信した。指導者がいない練習における目標意識の欠如が課題であると考え、練習メニューごとに技の進捗の目標を共有する時間を設け、先代の主務全員に連絡を取りOG連絡網を作り上げることでOGから指導を受ける機会を増やした。

 

(3)取り組みの結果

 

部員と議論を重ねながら改革を行うなかで、部は再び1つになり、入賞という目標を向くようになった。大会の結果としては入賞に届かなかったが、

 

(4)経験からの学び

 

仲間と共に「目標に向かって必要なことを考え行動する姿勢」を身につけた。

こちらのエントリーシート(ES)では、「何が辛かったのか?」「取り組み内容とその理由」「取り組みの結果」「経験からの学び」の四つの要素が過不足なく説明されています。

経験から何を学んだのか」が簡潔に述べられており、また、「指導者がいない練習における目的意識の欠如が課題であると考え」という部分からは、内定者の思考のプロセスが分かります。

「辛かったこと」の回答で企業が重視するポイントにささる文章となっており、評価されたと考えられます。

エントリーシート(ES)における「辛かったこと」の回答例

辛かったことのエントリーシート(ES)回答例以下ではアルバイト、学業、部活・サークル、留学、研究・ゼミ、その他イベントの各項目ごとに、内定者のエントリーシート(ES)回答例を紹介していきます。

「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【アルバイト編】野村総合研究所(NRI)

あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。 特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。 (400文字以内で簡潔に記入してください)

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「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【学業編】三菱商事

自ら難易度の高い目標を定め、その達成のために粘り強く取り組んだ経験について、教えてください。結果の成否によらず、あなた自身が考え工夫・努力したことを含め、取り組みのプロセスが具体的に分かるように記してください。(上記で回答した経験の中から説明してください。)上記で該当する実績・経験の番号を選択してください。回答をご記入ください。(250文字以上400文字以下)

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「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【部活・サークル編】三井物産

自分史:高校時代

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「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【部活・サークル編】双日

人生で最大の困難や挫折は何でしたか。あなたはそれに直面した時何を思いましたか。 また、それをどう乗り越えましたか。(400字以内)

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「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【インターン編】アビームコンサルティング

あなたが一番苦労した場面と、それをどう乗り越えたのかを教えてください。(全角200文字以上400文字以内)

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「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【留学編】森永乳業

あなたが学生時代に最も力を注いだことは何ですか。また、その経験の中で一番苦労したことと、それをどう乗り越えたかについて教えてください。

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「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【研究・ゼミ編】 野村総合研究所(NRI)

あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。 特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。(400文字)

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「辛かったこと」のエントリーシート(ES)例文:【その他イベント編】NTTデータ 

苦労したことに対して、どのように乗り越え、そこから何を学んだか記入してください(300字以内)

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最後に

辛かったことのまとめ企業が「辛かったこと」を聞くのは、「入社後も辛いことに根気強く向き合い、学びとすることができる人材か」を知るためです。

質問の意図を理解することで、自信を持って回答できるようになるのではないでしょうか。

「辛かったこと」はマイナスに捉えられがちですが、伝え方次第で大きなアピールポイントとなり、プラスに作用することもあります。

また、必ずしも珍しい経験を語らなければならないというわけではありません。

本記事があなたにとって「辛かったこと」について考える一助となれば幸いです。

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