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業界ごとの志望動機の書き方とアプローチ方法|大手企業内定者ES例文付

業界ごとの志望動機の書き方とアプローチ方法|大手企業内定者ES例文付

掲載開始日:2014年06月13日
最終更新日:2019年08月01日

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「志望動機」で悩んでいる学生はかなり多いと思います。

学生時代に力を入れたことや自己PRは自分自身が過去にやってきたことを振り返るものなので、それなりに書ける学生が多い印象です。

一方で、志望動機は業界のことも企業のことも知らなくては書けない上に、そもそも受かるかわからない業界や企業の研究をする気にならないということで、多くの学生が志望動機を後回しにしてしまっているように思います。

今回は、多くの就活生が考える志望動機の考え方の実例と問題点を明らかにしながら、新しいアプローチで志望動機を作成する方法を紹介します。

「企業を決める」→「志望動機」の順番が間違い

多くの就活生が下記のように考えて志望動機を作ろうとしているのではないかと思いますが、これがそもそもいまいち論理的でなく隙の多い志望動機が生み出される原因だと思っています。

志望動機作成の悪い例

①説明会やネットで業界・企業研究をする

    ▼
②業界研究下業界や企業の中で行きたい会社を決める

    ▼
③行きたい業界・会社の志望動機を考える

まずは取り掛かりとして説明会に行ってみようとしたり、ネットで業界・企業研究をいきなり始めて志望動機を決めていくのは、至極真っ当で当たり前な志望動機の考え方だと感じるかもしれませんが、上記の様な考え方には、以下の三つの問題点があります。

 

問題点①:幅広い選択肢に目がいかず、自分が行きたい業界・企業の情報ばかり集めてしまう

業種で分類しても世の中には多種多様な仕事があります。「日本標準産業分類」に基づいても、99業種存在しており、企業で考えると上場企業だけでも3,000社以上の企業が存在しています。

 

仕事においては多様な選択肢があるにも関わらず、多くの学生は自分が知っている3〜7業種、多くても100社程度しか認識しておらず、その少ない企業の中から選択しているように感じています。

 

その上、自分が行きたい業界や企業の情報を集めることで、さらに行きたい気持ちが強くなり、ますますその他の選択肢が見えなくなってしまうように感じています。

 

問題点②:ちぐはぐで一貫性のない業界選択になりがち

上記の様な志望動機の考え方をする学生の多くが、幅広い選択肢を考慮していないため、行きたい業界が「説明会でたまたま知ることになった」「親族が働いてる」「元々知っていて興味があった」など、共通項のないちぐはぐな業界を一緒に受けることになりがちです。

 

過去には、「憧れの強い不動産ディベロッパーと親族が働いている製薬会社のMR」「様々な業界に関わることのできる銀行と旅行が好きなので旅行業界」「安定しているインフラ業界と海外で働きたいから総合商社」といったようなちぐはぐな業界を第一志望、第二志望として考えている学生がかなり多くいました。

 

やりたいことやどのような仕事が自分に向いているかあまりピンときていない就活生はこのようなちぐはぐな志望業界の選び方をしがちだと感じており、この記事を読んでいる学生の多くが陥るのではないかと思っています。

 

問題点③:「他業界ではなぜダメか」という面接の質問に答えられない

幅広い選択肢に目が行かなくても、無事内定をもらうことができ、働くことができれば問題は少ないのですが、多くの面接において、「他にはどんな業界を受けているのか?」「他の業界ではなく、なぜ志望業界なのか?」ということが聞かれます。

 

選択肢を狭めて考えていた学生の多くが、面接でこのように突っ込まれて初めてその他の選択肢というものが存在したことに気づき、うまく返答することができません。

 

面接官としては、このような突っ込みに答えることのできない学生は、「覚悟が足りない」もしくは「選択肢を拡げて考える頭の良さがない」として、低い評価をせざるを得なくなります。

 

このように、一見まともなプロセスで考えたように見えて、実は自身の選択肢を狭めていたり、その結果面接官からの質問に窮してしまう可能性が高い考え方と言えると思います。

 

ですので、企業研究や志望動機を考えたりする際には、上記のようなプロセスには少々リスクがあるように感じています。

 

志望動機の正しいアプローチは「消去法」

それではどのように志望動機を考えていくと、矛盾の少ない、面接官からの無慈悲な突っ込みにも強い志望動機が考えられるのでしょうか?

 

その答えは消去法、つまり「他の業界ではダメな理由」をどんどん積み重ねていくということになると思っています。消去法のアプローチは単純で、下記の通りです。

消去法のアプローチの仕方

①自分の経験に基づく、企業に求める条件(企業選びの軸)を洗いだす。

    ▼

②企業に求める条件(企業選びの軸)に合致する業界はどこか調べる。

    ▼

③企業に求める条件(企業選びの軸)を組み合わせて、業界を消去していく。

この方法を採用することで、一見バラバラに見えるものの、自分にとってある一定の共通の魅力を持った業界をリストアップすることができます。

 

 

①自分の経験に基づく、企業に求める条件(企業選びの軸)を洗いだす

まず始めに、自分の過去の経験や生い立ちから何が楽しかったどんな物事であれば興味を持って続けることができるのかということを洗いだしましょう。あまり悩まずに下記の様な例でよいので、どんどん挙げてみましょう。

 

中には、「チームで働く仕事がしたい」と思いながらも、「個人として成績・結果が目に見える仕事がしたい」と言った矛盾した思いを抱くかもしれませんが、人間は様々な側面のある生き物だと割り切って、その矛盾も受け入れて、とにかく思いつく限り挙げてみましょう。

 

以下、例文になります。

  • 小学生から続けている野球経験から、個人でやる仕事よりも一人一人が違う役割を担うチームで働く仕事がいい
  • ゼミやサークルのイベント企画経験から文系の自分でも商品やサービスのコンセプトから関われる仕事がしたい
  • 野球、ゼミ、サークルにおいても変化を厭わず、様々な提案をしてきた経験から変化の激しい業界で働きたい

②企業に求める条件(企業選びの軸)に合致する業界はどこか調べる

上記では例として3つだけ挙げましたが、ぜひ10個、20個と挙げて欲しいと思います。企業選びの軸が多ければ多いほど、組み合わせのパターンが増え、様々な業界の志望動機をうまく作ることが可能だと思っています。

 

それでは第2ステップとして、上記①で例として挙げた3つの企業選びの軸に合致するもしくは合致しないのはどのような業界か考えてみたいと思います。

 

・小学生から続けている野球経験から、個人でやる仕事よりも一人一人が違う役割を担うチームで働く仕事がいい。

世の中の仕事を、「個人で完結する仕事」と「チームで働く仕事」とに分けると、どのような仕事がそれぞれ当てはまるでしょうか。

 

例えば、銀行の中小企業営業や証券会社の営業、MRなどは、1人で客先に出向き、注文を取り、個人に営業成績が紐づく個人で完結する仕事と言えます。他にも、リクルートの営業や楽天の加盟店営業、保険の個人向け営業などは同様に個人で完結する仕事と言えます。

 

チームで働く仕事とは、例えば、SIerや総合商社、不動産ディベロッパーなど、営業とはいっても自分1人では仕事が完結せず、1つの案件に多くの人が関わり、それぞれの役割を果たしながら進めていく仕事が当てはまります。もちろん、銀行においても、コーポレートファイナンスやプロジェクトファイナンスなどチームを組成する仕事もあるので、あくまで部署に依存するというのは覚えておきましょう。

 

・文系の自分でも商品やサービスのコンセプトから関われる仕事がしたい(研究職の強いメーカーよりもサービス業の方がよい)

メーカーだと、どうしても商品の持つ魅力がダイレクトに顧客の満足度に影響します。研究開発がうまくいき、素晴らしい商品が開発されるとしたら、ヒトの魅力以上にモノの魅力で販売できてしまうでしょう。そのため文系で、商品やサービスを根本から考えたいという人は、モノを扱うメーカーではなく、サービスを扱う業界を志望する人が多いでしょう。

 

例えば、広告代理店、銀行やIT関係企業などは文系でも顧客の要望に応じてサービスの設計から関わることができます。もちろんメーカーの中でも素材メーカーのように、顧客の要望に応じて、製品の形を変える必要のある業界は、文系の人でもより自分の色を出せる仕事になる可能性が高いと言えますので、そこも覚えておきましょう。

 

・野球、ゼミ、サークルにおいても変化を厭わず、様々な提案をしてきた経験から変化の激しい業界で働きたい

逆に、変化の”乏しい”業界とはどのような業界でしょうか?

 

例えば、運輸業界や電力業界などインフラに関わる事業であれば大きな技術革新は少ないと言えます。鉄道業界であれば安全安心な鉄道の運行を支えることであったり、電力業界であれば電力の需給バランスに基づき電力の安定供給に関わることといったように、業務の多くが既存のサービスの継続を担うものでしょう。

 

一方で変化の早い業界の代表格と言えば、インターネット業界や毎年ヒット商品が変わる食品業界などの生活消費材関連業界などが挙げられます。もちろん現代においては、ビジネスを取り巻く環境が大きく変化しており、どの業界も変化は激しいということが言えますが、その中でも大小あると言えるでしょう。

 

③企業に求める条件(企業選びの軸)を組み合わせて、業界を消去していく

さて上記で、企業選びの軸に基づく当てはまりそうな業界を洗い出してきました。上記3つの軸に当てはめると、

1つ目の軸から、個人で完結する仕事と言える「銀行」「証券」「製薬業界MR」「リクルート営業」「不動産販売」「百貨店の販売」「新聞記者職」などの業界が消去できます。

 

2つ目の軸では「メーカー」全般が消去できます。

 

3つ目の軸では「鉄道」「電力」などのインフラ業界を消去することができ、残ったのは以下のような業界です。

 

広告代理店、インターネット業界、情報通信、総合商社、不動産ディベロッパー、コンサルティング会社、保険業界

一見それぞれまったく関係のない業界が残ったように感じられますが、上記3つの軸をどの業界も満たしていると言えるでしょう。このようにすることで、効率的に、かつ自分が理解して納得できる形で具体的な業界をリストアップすることができます。

 

その上で、更に軸を追加して業界をもう少し絞ってもいいでしょうし、上記3つの軸に基づいて、それぞれの業界の志望動機を考えてみてもよいでしょう。それぞれの業界を比較する際には下記の記事を参考にして考えてみてください。

 

参考:「なぜうちの業界?」|業界研究の重要性
→一つの食料品を取ってみても、生産されてから消費者の手に渡るまで多くの業界の企業を経ています。このように、ある商材に対して複数の業界が関与するため、それら業界の中での差別化が重要になります。

上記の記事に基づき、それぞれの業界のメリット・デメリットを考えることができれば、面接官から「なぜ他業界ではダメなの?」と質問されても企業選びの軸に沿ってすんなり答えることができるでしょう。

 

最後に:幅広い選択肢を客観的に考えるべき

多くの就活生は自分で自分に「バイアス」をかけて、自ら狭い範囲での仕事選びをしてしまいがちのように感じています。先ほど伝えたように、広告代理店と総合商社では全然違う業界のように映りますが、上記のような企業選びの軸という観点からは同じカテゴリーにわけることができます。

 

新卒の就職活動は、未経験でも幅広い業界に行くチャンスのある機会です。せっかくの機会なので、ぜひ自分が仕事に求めるものは何か、どんな仕事であれば楽しく続けることができるのかを考えて、そこに当てはまる業界を自分の思い込みで絞るのではなく、客観的に考えて欲しいと思います。

 

また、今回の記事を理解する上で下記の参考記事にも目を通していただければと思います。

 

参考:就活の選考で高く評価される志望動機の書き方|大手企業内定者回答付
→実体験に紐づいた論理的な志望動機は、他の学生との差別化を図るためには必須です。この記事を読めば、そのような志望動機を作るためのフレームワークを習得することができます。

参考:「なぜうちの業界?」|業界研究の重要性
→世の中には多種多様な業界があり、どのような業界を受けるかを考える際の観点は人それぞれです。どの業界を受ければ良いか悩んでいる人は、こちらの記事で紹介している観点を参考にしてください。 

以下では、各業界の内定者の志望動機例をコメント付きで紹介しています。

【参考】三井住友銀行内定者のES例文

三井住友銀行を志望する理由についてお答え下さい。(200字以内)

サークル活動の経験から相手のニーズを把握し、それを自らの提案で解決することに最もやりがいを感じました。

銀行は形のないものを扱う為、自分の提案で付加価値をつけることができ、経済の血液であるお金を扱う機関として、多くの人、ひいては世界にも貢献できる事に魅力を感じました。

その中でも先見性と行動力があり、インターンやセミナーでお会いした行員の方々とともに働きたいと思える方が多かった為、貴行を志望致します。

「相手のニーズを把握し、それを自らの提案で解決する仕事」への興味を伝えた内定者の回答です。

決まった定型のものごとを正確に行うことが向いているという人がいる一方で、明確な正解のない中で相手のニーズに合わせて提案し解決していくことにやりがいを感じるという人もいると思っています。銀行以外にも、わかりやすいところではコンサルティング業界や、SIerなども候補に上がると思います。

内容としてはありがちなもので、銀行のESで散見される「人に惹かれた」系の内容が書かれています。メガバンク間の差別化をESで図ることは困難であるため、働く人に惹かれたというESが多いものと考えられます。

【参考】明治内定者のES例文

志望動機について教えて下さい。

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【参考】読売新聞内定者のES例文

志望動機、なぜ秋採用、してみたいこと

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【参考】資生堂内定者のES例文

資生堂を志望する理由をご記入ください。※改行せずにご記入ください。(200字以内)

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【参考】商船三井ロジスティクス内定者のES例文

志望動機について教えて下さい。

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