ガクチカでサークルについてのエピソードをアピールするには? ーエピソード内容別ES例文9選付きー

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最終更新日:2024年11月07日

本記事では、"サークル活動に特化したガクチカの書き方・大手企業内定者の例文"を通し、「企業から評価されるガクチカ」を作成するためのヒントを提供します。

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サークル活動のガクチカ例文一覧

サークルに関するガクチカの例文まずは、「サークル活動をエピソードにしたガクチカの例文」を紹介します。

今回は、unistyleに寄稿されたESの中からESの内容別に以下の9つを抜粋し、紹介していきたいと思います。

サークル活動のガクチカES例文(1)【役職なし】:富士フイルムビジネスイノベーション選考通過者

あなたがこれまで、最も力を入れて取り組んだことは何ですか。「取り組んだ理由」、「取り組む中で発生した課題とその解決策」などを中心に、具体的に教えてください。(全角600文字以内)

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サークル活動のガクチカES例文(2)【役職あり】:博報堂選考通過者

クラブ・サークル活動 (150文字以下)

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サークル活動のガクチカES例文(3)【新入生獲得】:三菱UFJ信託選考通過者

これまであなたが、最も力を入れて取り組んできたことを簡潔に記入してください。(50文字まで)

上記の質問に関して、苦労した点と、どのようにしてそれを乗り越えたか、また創意工夫した点を記入してください。(500文字まで)

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サークル活動のガクチカES例文(4)【参加人数増加】:SMBC日興証券選考通過者

大学生活の中で、最も力を注いだことをお書きください。(250文字以下)

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サークル活動のガクチカES例文(5)【経費運用】:双日選考通過者

人生で最も注力してきた活動とその理由を教えてください。また、その活動にどのような想いで取り組み、その結果何を得ましたか。(400字以内)

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サークル活動のガクチカES例文(6)【イベント開催】:デロイトトーマツコンサルティング選考通過者

学生時代,学業以外に力を入れたことを教えてください (350文字)

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サークル活動のガクチカES例文(7)【新規企画提案】:丸紅選考通過者

これまでの経験の中で最もチャレンジングだったことについて、「あなた自身の目的もしくは役割」 「チャレンジングだった理由」「課題に対してどのように行動したか」も含めて概要(50字以内)、詳細(500字以内)をそれぞれ教えてください

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サークル活動のガクチカES例文(8)【退会者削減】:ニトリホールディングス選考通過者

学生時代に最も力を入れて取り組んだこと(全角250字以内)

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サークル活動のガクチカES例文(9)【新規制度構築】:野村総合研究所選考通過者

あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。特に「なぜそれに取り組んだのか」「難しかった点」「その原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。 (400文字以内で簡潔に記入してください)

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サークル活動をガクチカのエピソードとして用いるメリット

サークル活動をガクチカに用いるメリット続いて、サークル活動をガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介します。

そのメリットは以下の2点に大別されると考えています。

  • チーム・組織における学びを得やすい
  • マネジメント力・リーダーシップをアピールしやすい

チーム・組織における学びを得やすい

【ES例文付】他の就活生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方を参照すると、企業側は、取り組みを経て得た学びを"組織としての方法論>個人としての方法論>個人の単なる気づき"の順に評価していると考えられます。

この理由としては、仕事では基本的にチーム単位で動く機会の方が多く、組織としての方法論がより仕事で活かせる学びだからだと言えます。

その点を踏まえてサークル活動に目を向けると、多くのサークル活動はチーム単位で活動する場合が多いという印象を受けます。

そのため、「協調性・信頼構築能力」といった素養が身につき、組織としての学びも得やすいのではないでしょうか。

多くの企業は様々な「年代・職種・役職」の方で組織を構成していると思いますが、サークルも様々な「学年・学部・役職」の学生で組織を構成している場合が一般的です。

それゆえに「この学生はサークル内でこのように行動したのか。それならばうちでもこのように力を発揮してくれるだろうな。」というように面接官へ印象づけしやすく、"再現性"も示しやすいと考えられます。

マネジメント力・リーダーシップをアピールしやすい

ガクチカのエピソードの中で、最もリーダーシップをアピールしやすいエピソードが「サークル活動」になります。

というのも、サークルは各大学に何百という種類があり、且つ最上級生になると多くの学生が何かしらの役職につく場合が多いためです。

その中で、「◯◯という役職にて、このように組織をマネジメントしました。」や「◯◯の大会に向け、サークルの会長として百人規模のサークルでリーダーシップを発揮しました。」という風に述べることができれば、リーダーシップをアピールしやすいのではないでしょうか。

ただ、一点注意していただきたいのが、サークルのエピソードは多くの就活生が用いるが故に"他の就活生との差別化が図りにくい"ということです。

単にリーダーシップをアピールするといっても、その中で「自身の性格・価値観」などを盛り込むことでオリジナリティを示し、他の就活生との差別化を図りましょう。

具体例を示すのであれば、「50人規模の●●サークルの会長として、▲▲大会の優勝を目指した。組織をマネジメントする際には持ち前のポジティブ思考を活かし、常に前向きに取り組む明るい雰囲気づくりを心掛けた。」といった文章が挙げられます。この文章であれば、エピソード面以外でもオリジナリティを示すことができるでしょう。

また、「就活全盛期になるとサークルの副代表が大量発生する」などということを目にしたことがある就活生もいるかと思いますが、このように「ガクチカは経験・実績自体のインパクトが全て」だと勘違いし、エピソードを盛ってしまうのは原則NGです。(もちろん、本当にサークルの副代表を務めた方も多数いることは重々承知していています)

あくまでもリーダーシップはアピール項目の一部ですので、「役職に就くのが全て」だと勘違いしないようにしましょう。

サークル活動をガクチカのエピソードとして用いる際のポイント

サークル活動をガクチカに用いる際のポイントサークル活動をガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介しましたが、「用いる際のポイント」もあります。

基本的に、ポイントは以下の2点に大別されると考えています。

  • どのサークルに所属していたかは重要ではない
  • サークル活動を通じて得たこと・企業で活かせる学びを伝える

 どのサークルに所属していたかは重要ではない

「運動系のサークルよりも学業系のサークルの方が印象が良いの?」

「サークルは一つよりも複数に所属している方が評価されるの?」

上記のような声を耳にすることがありますが、結論"ガクチカでは所属サークルの種類や数は関係ない"と言えます。

その理由として、【ES例文8選】ガクチカとは?自己PRとの違いからポイントまで徹底解説-unistyle独自取材付き-の「ガクチカの評価基準」でも紹介していますが、ガクチカの評価基準は何も「経験・実績自体のインパクト」だけではないためです。

企業側は、ガクチカを通じて"思考力・モチベーションの源泉・人柄はどうなのか?企業で活かせる学びを得ているのか?"も知りたいと考えています。

企業はガクチカを通じてそれらを知ることで、「その就活生が自社にマッチした人材なのか、入社後も自社の利益に貢献する人材に成長するのか」を評価しています。

そのため、ガクチカでは「(1)なぜ取り組もうと思ったのか:動機(2)どのような工夫の上で取り組んだのか:方法論(3)どのような立ち位置で取り組んだのか:人柄」といった観点をアピールすべきでしょう。

ただ、「運動系のサークルに所属し、全国大会で優勝した。」などのエピソードであれば、経験・実績自体のインパクトが大きいため、それだけで評価されることは往々にしてあります。

サークル活動を通じて得たこと・企業で活かせる学びを伝える

ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-の「ガクチカの書き方」を参考にすると、ガクチカでは"活動を通じて得た学び(取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?)"を盛り込む必要があります。

それはサークル活動のエピソードにも該当します。

学びに関しては、単なる気付きや感想ではなく、「社会に出てからも活かすことができる学びであるかどうか」が見られているため、その観点は意識した上でガクチカを述べることが重要です。

得たことや学びを盛り込み、いわゆるファクトベースのガクチカ(活動内容が時系列に沿って書かれているだけのガクチカ)にならないように気をつけましょう。

【参考】
【ES例文付】他の就活生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方

→ガクチカから学んだことの書き方について解説している記事になります。例文も掲載していますので、「学びをどのようにアピールするか」という観点を確認してみてください。

サークル活動をエピソードにしたガクチカの書き方

サークル活動のガクチカの書き方以下では「サークル活動をエピソードにしたガクチカの書き方」を紹介していきます。

各項目の参考記事ではポイントをより詳細に解説しているため、そちらも参照にしつつ理解を深めていただければと思います。

今回は以下に掲載したガクチカを具体例として解説していきます。

 所属しているテニスサークルの会長として、本大学のテニスサークル20団体が競う対抗戦での優勝を目指した。
 私の所属しているサークルは過去最高の成績が準優勝であり、自分が会長になった代は歴代最高の成績を目指したいと考え、優勝を目標に掲げた。そこで、優勝に向けての自チームの課題を考えた結果、サークル全体での実力の底上げが必要であることに気づいた。というのも、対抗戦は団体戦であるため、最低でも1サークルにつき10名以上の部員が出場しなければならないという実情があり、上級生の力だけでは総合成績で負け越してしまう恐れがあったためだ。そこで私は、①上級生が下級生を一人ひとり指導するメンター制度を導入する②シングルス・ダブルス出場者がそれぞれ特化した練習を行うという工夫を講じた。①に関しては、上級生がマンツーマンで下級生を指導することにより、下級生の実力向上を目指した。②に関しては、練習効率の向上を目指し、限られた時間の中でより対抗戦に直結する練習に注力した。この2つの工夫により、下級生を含めたサークル全体での実力を効率的に向上することができた。
 また、持ち前のプラス思考という性格を活かし、常にポジティブに練習に取り組める雰囲気作りを意識したことで、対抗戦で優勝を達成することができた。この活動を通し、組織をまとめることの難しさとやりがい、そして周りを把握した上で適切な対応策を講じることの大切さを学んだ。

※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。

(1)結論:何に取り組んだのか?

「学生時代に何に取り組んだのか」を結論ファーストで書き始めましょう。

この結論を見ただけで、何について取り組んだか採用側が大枠をイメージできるよう、あまり余計な説明をせず端的に述べる必要があります。

以下の記事にあるように、「目標達成能力・リーダーシップ・チャレンジ精神」の3つの側面をそれぞれアピールできるエピソードを選択できると、良い評価を得れる可能性が高まります。(もちろん、3つの側面以外にも評価される項目はありますが、上記で挙げた3つの側面は特にどの業界・企業にも応用することができると考えられます。)

【参考】
「学生時代頑張ったこと」で重視される4つの評価項目
→「ガクチカで重視される4つの評価項目」について解説している記事になります。ガクチカ作成の基本的な部分になりますので、まずはこの記事を確認していただくことをオススメします。

また、「経験自体のインパクト」が高いことも高評価に繋がりますので、インパクトのある経験や著しい成果を残した場合は、冒頭の文章からそれが伝わるよう強調しておくといいと思います。

上記で掲載したESの中で「結論」に該当する箇所は以下のようになります。

所属しているテニスサークルの会長として、本大学のテニスサークル20団体が競う対抗戦での優勝を目指した。

(2)動機:なぜ取り組んだのか?

次に「なぜそれに注力しようと思ったのか」という動機を示しましょう。

採用側は、この項目から「就活生がどのようなことに熱意を向けられるのか・モチベーションの源泉」を知りたいと考えています。なぜかというと、学生時代の経験で感じたモチベーションが仕事上のそれに通じるという考えが根底にあるためです。

入社してからもモチベーション高く働いてくれる人材だと見極められるために、その業界・企業の仕事に通じる動機を示すことが求められます。

下記の参考記事でも述べていますが、動機は"価値観に根ざした動機>主体的な動機>受動的な動機"の順番で評価されるため、そのことを理解して書き進める必要があるでしょう。

【参考】
「なぜ取り組んだのか」という質問の意図と対策方法

→「なぜそれに取り組んだのですか?」という質問を通して面接官は何を評価しているのでしょうか。本記事では、動機の評価ポイントを内定者の回答と合わせて確認していきます。

上記で掲載したESの中で「動機」に該当する箇所は以下のようになります。 

私の所属しているサークルは過去最高の成績が準優勝であり、自分が会長になった代は歴代最高の成績を目指したいと考え、優勝を目標に掲げた。

(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?

取組における目標を通じて、「あなたの志の高さ及び何を目指しているのか、そのモチベーションの源泉は何か」を見極めようとしています。

この内容が「仕事における目標の高さ・モチベーションの源泉は何か」に繋がります。

目標設定に関しては、妥当な目標よりも自ら高い目標を設定する方が評価は高くなります。

というのも、あくまでも極端な例にはなりますが「自ら高い目標を設定し、その目標の達成に向かって本気で努力した人」と「他の人と同じような妥当な目標を設定し、そこそこ努力して目標を達成した人」では、確実に前者の方が「採用したい!」と面接官は考えるためです。

「なぜその目標を設定しようと思ったのか、その目標の難易度はどの程度のものなのか」を、具体的且つ根拠を示しながら伝えましょう。

また、目標達成するうえでの困難、つまり「どの程度のことを困難と感じるのか」という質問を通して、仕事上でも困難を乗り越えられる人材かを見極めようとしています。

あなたが感じる困難について面接官が共感できなければ、取組自体がアピールにならない可能性があるため注意が必要です。

困難に関する質問では、"困難のレベル(どの程度の物事を困難だと思うのか)・その困難の背景・乗り越えるまでのプロセス・乗り越えた結果"といった項目全てが重要となります。

どんな困難なのかという事実だけでなく、「なぜそれを困難だと考えたのか」などを具体的に伝えましょう。

下記の記事でも述べていますが、困難は"困難を伴う主体的目標>主体的目標>受動的目標"という順番で評価されると言われているため、こちらも意識していただければと思います。

【参考】
困難な目標に挑んだ経験|評価ポイントと内定者の回答例

→面接においては、「物事に取り組む上でどのような目標を設定したのか、その中でどのような課題があったのか」について深く掘り下げられることが多いです。この質問に関する評価ポイントと内定者の回答例について詳しく説明しています。

上記で掲載したESの中で「目標と困難」に該当する箇所は以下のようになります。 

そこで、優勝に向けての自チームの課題を考えた結果、サークル全体での実力の底上げが必要であることに気づいた。というのも、対抗戦は団体戦であるため、最低でも1サークルにつき10名以上の部員が出場しなければならないという実情があり、上級生の力だけでは総合成績で負け越してしまう恐れがあったためだ。

(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?

上記で述べた目標・困難に対して、具体的に取り組んだ内容について記述するようにしましょう。

この場合、必ずしも目標を達成したエピソードについて述べる必要はありませんが、「どこに問題の本質があったのか・なぜそのアプローチを取ったのか」について考える必要があります。

以下の記事にあるように、"状況把握のために行ったこと→困難の根本的な原因→原因の解決のために実行したこと"の順番で行動を記述することで、いわゆる「ファクトベースのガクチカ(活動内容が時系列に沿って書かれているだけのガクチカ)」になるのを避けることができます。

【参考】
学生時代頑張ったことの書き方|工夫・取り組みの受かる伝え方とは?

→目標や困難に対する姿勢を見ることで、その就活生の人柄が分かるため、採用担当者は「目標や困難に対してどのように取り組み、またどのような結果が得られましたか?」という趣旨の質問を往々にして繰り出してきます。本記事では「どのように取り組んだのか」という質問における面接官の意図と、評価される回答例について詳しく説明していきます。

上記で掲載したESの中で「取組みと結果」に該当する箇所は以下のようになります。 

そこで私は、①上級生が下級生を一人ひとり指導するメンター制度を導入する②シングルス・ダブルス出場者がそれぞれ特化した練習を行うという工夫を講じた。①に関しては、上級生がマンツーマンで下級生を指導することにより、下級生の実力向上を目指した。②に関しては、練習効率の向上を目指し、限られた時間の中でより対抗戦に直結する練習に注力した。この2つの工夫により、下級生を含めたサークル全体での実力を効率的に向上することができた。

(5)人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?

取組みを説明し、経験自体の記述を完結させたら、「その経験においてどのような人柄が発揮されたのか」について書きましょう。

同じ状況に直面しても、それに対しどう行動するかは人によって異なり、人柄がその選択を決定付ける一要素だという考えから問われています。

人柄はその人の立ち振舞いといった印象を構成するものであり、面接ではESで述べたキャラクターと乖離がないかどうかを確認されます。取組内容との整合性はもちろん、面接の場での印象との整合性も意識しておくべきでしょう。

上手くアピールすることで企業と自身とのマッチングの良さを伝えられたり、「一緒に働いてみたい!」と思ってもらうこともできます。

【参考】
面接で重要な人柄を探る質問の答え方|周りからの評価を聞く訳とは?

→面接では、就活生の人柄に関する質問がよくされますが、多くの就活生はそれを想定していません。本記事では多くの就活生が無視しがちな「人柄」に関する質問について、評価項目と具体的回答例について詳しく説明したいと思います。

上記で掲載したESの中で「人柄」に該当する箇所は以下のようになります。 

また、持ち前のプラス思考という性格を活かし、常にポジティブに練習に取り組める雰囲気作りを意識したことで、対抗戦で優勝を達成することができた。

(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?

最後に、これまで語ったエピソードから得た学びを述べましょう。

単なる気付きや感想ではなく、「社会に出てからも活かすことができる学びであるかどうか」が見られています。

評価としては、以下の記事にあるように"組織としての方法論>個人としての方法論>個人の単なる気づき"の順番で評価されます。

【参考】
【ES例文付】他の就活生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方

→ガクチカから学んだことの書き方について解説している記事になります。例文も掲載していますので、「学びをどのようにアピールするか」という観点を確認してみてください。

上記で掲載したESの中で「学び」に該当する箇所は以下のようになります。 

この活動を通し、組織をまとめることの難しさとやりがい、そして周りを把握した上で適切な対応策を講じることの大切さを学んだ。

ガクチカのエピソードとしてサークル活動を用いる際に生じる疑問・不安

ガクチカ 独自調査

対象期間:22卒・23卒のES
対象のES:unistyle上にある本選考ES(200人)のガクチカ欄
対象業界:全業界(公務員を除く)
分類方法:学業、サークル、留学、長期インターン、部活、アルバイト、学園祭実行委員、その他で分類

サークル活動をガクチカにしている人の割合は全体の17%を占めており、アルバイト、部活に次いで3位となっています。

17%というのは少なく感じるかもしれませんが、約6人に1人がガクチカにサークル活動に関するエピソードを用いていることになり、ほかの多くの就活生と差別化を図るには工夫が必要となっています。

組織の中で個人としてどう価値提供を行い、どのような変化をもとらしたのか簡潔にわかりやすく説明することを心がけましょう。

役職についていなくても大丈夫?役職を作ったほうがいい?

対象のES:unistyle上にある本選考ES(30人)のガクチカ欄
対象業界:全業界(公務員を除く)
分類方法:役職の有無

やはり、役職についている人の割合が約63%と多く占めています。

ただ、役職についてないからといって、うそをついてまで役職を作る必要は全くありません。

役職についていない場合は、その団体で自分がどのような活動・役割を果たし、どのような変化をもたらしたのかより具体的に示すようにしましょう。

ほかの就活生との差別化が図りにくい?

グラフ

対象のES:unistyle上にある本選考ES(30人)のガクチカ欄
対象業界:全業界(公務員を除く)
分類方法:新入生獲得、参加人数増加、経費運用、イベント開催、新規企画提案、サークル立ち上げ、退会者削減
、新規制度構築、チーム運営、コロナ対策、OBとのつながり強化、広報、目標達成で分類

確かにサークル活動というエピソードは多くの人が用いるものであり、差別化を図ることは難しいものの、その中でもどのような役割を果たしたのかというのは個々で異なっています。

上のグラフを参考にすると新入生の獲得やサークルの参加人数の増加、サークルの経費運用が過半数を占めており多くの人が用いるエピソードであるとわかります。

このような内容の場合は目的とその方法などをより詳しく説明し、オリジナリティを出すことを心がけましょう。

ほかのエピソードの内容に関してはあまり被ることがないということができるので心配はいらないでしょう。

ガクチカでサークルを用いた先輩からの本選考準備のためのアドバイス

選考レポートを見ることで、サークルをガクチカに用いて内定を得た人が本選考のためにどのように準備を行ったかを知ることができます。

以下ではその中でも1つピックアップして取り上げたいと思います。

本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)

パンフレットやホームページで基本情報を仕入れた後、社員懇談会で実際の業務について気になるところを質問したり、面接で何を聞かれたか教えてもらったりした。また、サークルの先輩へのOG訪問を通じて、自分のサークルでの経験をどう伝えればわかりやすいかアドバイスをもらった。最終面接前には、新聞社に内定した友人に時事問題対策をお願いした。自分のがくちかを、事務職用に言い方を変えてみる練習をした(リーダー経験のエピソードだったので、同じリーダーでも前線で引っ張るのではなく下から押し上げる動き方をしていた、と言うようにした)

本選考レポート:19卒住友商事(事務職)

まとめ

サークル活動をガクチカのエピソードにするまとめ

本記事では、多くの就活生がガクチカのエピソードとして用いる"サークル活動のアピール方法"を解説しました。

サークル活動をガクチカのエピソードとして用いる就活生は多いため、他の就活生と差別化を図るのが難しく、それゆえに適切なアピール方法を理解しておく必要性があります。

本記事の内容を参考にし、自身のサークル活動のエピソードを魅力的にアピールしていただければと思います。

ガクチカ完全攻略記事一覧
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには
ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには
ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには
ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選

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