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ガクチカで長期インターンシップをアピールする書き方とは?内定者ES例文3選付
最終更新日:2023年09月01日
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
→ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには
→ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには
→ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには
→ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選
近年、知名度が増してきた「長期インターンシップ」。
長期インターン活動をガクチカのエピソードとして用いる就活生も増加傾向にあり、適切なアピール方法を理解することで、志望企業の内定獲得に大きく近づくことができます。
本記事では、"長期インターン活動に特化したガクチカの書き方・大手企業内定者の例文"を通し、「企業から評価されるガクチカ」を作成するためのヒントを提供します。
なお、エントリーシートや面接といった選考に不安があるという就活生には就職エージェントneoがおすすめです。
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- 本記事の構成
- 長期インターンシップをガクチカのエピソードとして用いるメリット
- 長期インターンシップをガクチカのエピソードとして用いる際のポイント
- ガクチカの基本的な書き方
- 長期インターンシップをエピソードにしたガクチカの書き方
- 長期インターンシップのガクチカ例文一覧
長期インターンシップのガクチカ例文(1):三菱商事内定者
長期インターンシップのガクチカ例文(2):NTTドコモ内定者
長期インターンシップのガクチカ例文(3):川崎重工業内定者 - まとめ
長期インターンシップをガクチカのエピソードとして用いるメリット
まずは、長期インターンシップをガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介します。
そのメリットは以下の3点に大別されると考えています。
- 長期インターンという経験だけで他の就活生と差別化を図れる
- インターンでの経験をそのまま企業で活かせる場合が多い
- 主体性をアピールしやすい
長期インターンという経験だけで他の就活生と差別化を図れる
長期インターン経験が「それだけで評価の対象になる」というわけではありませんが、エピソードだけで他の就活生と差別化を図れることは間違いないでしょう。
というのも、多くの就活生が「アルバイト・サークル・学業(ゼミや研究)」のエピソードを用いる中、長期インターン経験をガクチカで用いるケースはかなり珍しいためです。(アルバイト・サークル・学業はありきたりだから避けましょうと言っているわけではありません)
経験自体の印象度合いという点においては、長期インターンはかなり良いエピソードでしょう。
ただ、近年は長期インターン活動に勤しむ大学生も増加傾向にあるため、以前と比べると経験自体のインパクトはないかもしれません。
また、いくら長期インターンといえど内容も伴っていなければ高い評価を得ることは難しいので、「少しだけアドバンテージになる(かも?)」程度に捉えていただければと思います。
インターンでの経験をそのまま企業で活かせる場合が多い
多くの場合、長期インターンはその企業の社員に近い業務、ないしは同様の業務をする場合が多くあります。
そのため、長期インターンで取り組んだ業務が志望企業の業務に直結する場合もそこまで珍しい話ではないのです。
つまり、アルバイトやサークルの経験に比べ、長期インターンでの活動内容は"汎用性の高い活動"と言えます。
全ての長期インターン経験が志望企業の業務に直結するわけではありませんが、ビジネス面で何かしらの共通点はあるはずですので、「志望企業での活かし方・汎用性」をしっかりとアピールしましょう。
主体性をアピールしやすい
長期インターン経験は「主体性」をアピールしやすい傾向にあります。
その理由としては大まかに2点、「(1)活動を始める動機が主体的なものであることが多いため(2)業務内容も主体的に取り組めるものが多いため」です。
(1)に関しては、長期インターンに取り組む学生は基本的に主体的な動機を持っており、明確な目的を持って取り組んでいる場合が多いためです。
(2)に関しては、長期インターンを募集している企業の多くがベンチャー企業であることに起因しています。
大手企業が大規模に開催している短期インターンでは「実務の体験・ワークショップ」という場合がほとんどですが、ベンチャー企業の長期インターンでは「ある程度の目標や方法論を伝えただけで、比較的学生主体で取り組む」という特徴があります。(もちろん、すべての企業に該当するというわけではありません)
そのため、「目標に対して自ら工夫しながら取り組み、これだけの成果をあげました」などと、成果に紐付けて「主体性」をアピールしやすい傾向にあるのです。
ただ、ここでは「長期インターン経験者は主体性をアピールするべきだ!」ということをお伝えしたいわけではありません。あくまでも「アピールしやすい強み」を紹介しただけですので、ガクチカからどの強みをアピールするかは自分自身で判断していただければと思います。
長期インターンシップをガクチカのエピソードとして用いる際のポイント
長期インターンシップをガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介しましたが、「用いる際のポイント」もあります。
基本的に、ポイントは以下の3点に大別されると考えています。
- 長期インターンに取り組もうと考えた動機(目的)を明確にする
- 成果・実績を定量的にアピールする
- 「活動から学んだこと・企業で活かせること」を具体的に述べる
長期インターンに取り組もうと考えた動機(目的)を明確にする
どのようなエピソードにしろ、ガクチカでは「動機や目的」を盛り込むのが望ましいと言われていますが、長期インターンでは特に重要となります。
というのも、長期インターンに取り組む学生は基本的に主体的な動機を持っており、明確な目的を持って取り組んでいる場合が多いためです。
長期インターンは、短くても1ヶ月程度の期間は要しますし、1年以上活動する場合も珍しくありませんので、「取り組もうと思った動機が軽薄」という方はほぼいないと思われます。
「興味があったから・成長したかったから」といった簡略な動機ではなく、"具体的・明確な動機"を述べることで自分自身をアピールしましょう。
成果・実績を定量的にアピールする
長期インターンは個人としての成果・実績が色濃く表れる場合が多いため、「成果・実績」を具体的にアピールするべきでしょう。
そして具体的にアピールするにあたり、「成果・実績を定量的に伝える」ことは非常に重要となります。
特に営業職のインターンであれば、自身の活動の成果が数字として目に見えて表れるため、「自分はこれほどの成果を出したんだ!」とアピールするには、定量的に伝えることが必要不可欠でしょう。
また、定量的にアピールすることに加え、「社員と同等の●●万円の売上をあげた・同期の平均販売数の倍以上の個数を販売した」などと"比較"して伝えることができると、より具体的にアピールすることができます。
「活動から学んだこと・企業で活かせること」を具体的に述べる
長期インターン参加者は、「何かを学ぼう!」と思って取り組んでいる人が多いです。
また、一般的な大学生では中々味わうことのできない経験をしている分、「その経験から学んだこと」はしっかりとアピールするべきでしょう。
「学んだこと」を明確に述べることができれば、"この就活生は明確な目標を持って意欲的に取り組んでいるな"と採用担当にアピールすることもできます。
「ビジネス経験・何らかのスキル・人として成長したこと」など、学んだことは何でも大丈夫です。自分が最も自信を持ってアピールできる学びを伝えましょう。
また、ガクチカで自分自身をアピールするということは、「自分は入社してからもこのようにして活躍することができます!」と伝えることと同義です。
長期インターン経験の中で学んだことが、その企業において「どのように活かすことができるのか」をしっかりと述べましょう。
「長期インターンで学んだことが、志望企業に入社してからもそのまま活かすことができる」というケースばかりではないと思いますが、何かしらの共通点はあると思いますので、その共通点を見つけてアピールしましょう。
ガクチカの基本的な書き方
続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。
ガクチカは基本的に以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。
※下記のフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。
上記のフレームワークを見てもらえば分かるように、
(1)結論→(2)動機→(3)目標と困難→(4)取組みと結果→(5)人柄→(6)学び
といった構成でガクチカを論理展開していくと良いと考えています。
この順番に沿うことで、面接官にわかりやすく論理性を保った伝え方ができるほか、面接を想定して自分の頭の中で整理された内容に仕上げることができます。
下記の動画でもガクチカの書き方を確認できるので、参考にしてもらえればと思います。
例として、フレームワークに沿ってガクチカを整理した内定者のESを見ていきます。それぞれの項目でどのようなことを述べるのか大枠を掴んでいただければと思います。
下記は野村総合研究所(NRI)内定者のESです。フレームワークに沿ってかなりレベルの高い内容にまとめ上げられています。
学生時代、スポーツ科学とトレーニングに関するWebサイトを立ち上げに力を注いできた。
⇩
(2)動機
地方出身の私は信頼性の高いスポーツ科学情報が少ない事に疑問を感じていた。
⇩
(3)目標・困難
そこで「スポーツをする人に正しい知識を知ってもらい、成功体験に繋げてもらいたい」という想いで信頼性の高い情報配信サイトを作る活動を始めた。活動の中での一番の挫折経験は、団体が解散してしまった事だ。設立当初数名で活動していたが、プログラマが抜ける致命傷を受けてしまった。そこから次第に団体のガバナンスが取れなくなり、結果解散するに至った。
⇩
(4)取組み・工夫とその結果
しかし、ここで諦めたら諦め癖がつくと思い、サイト作成に再挑戦する決意をした。プログラミング独学によるサイト構築、周囲と協力しコンテンツ作成する事の二点が難点であったが、持ち前の勤勉さとビジョンに共感してもらう説得力で成し遂げてきた。サイトを公開と同時にSNSを通じて宣伝した結果、月に千人近くの方に利用して頂く所まで辿り着く事が出来た。
⇩
(5)人柄
社交的な人柄が、団体立ち上げの際に活かされた。また基本的に真面目なため、最後までやりきろうとする姿勢が周りにも伝わり、最終的なWebサイトの立ち上げに繋げることができた。
⇩
(6)学び
団体解散という挫折経験から窮地の時こそ冷静に対処する判断力と粘り強さ、そして何より周りを巻き込むには「絶対に成し遂げる」という情熱が大切である事を学ぶ事が出来た。
フレームワークに当てはめて内容を考えると、上記の内定者の方のようにレベルの高い伝え方をすることができます。
フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。
ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-
→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。
長期インターンシップをエピソードにしたガクチカの書き方
先ほどのフレームワークを基に、「長期インターンシップをエピソードにしたガクチカの書き方」を紹介していきます。
また、各項目の参考記事ではポイントをより詳細に解説しているため、そちらも参照にしつつ理解を深めていただければと思います。
今回は、以下に掲載したガクチカを具体例として解説していきます。
始めたきっかけは友人に誘われたことだったが、「学生時代に学業以外で何か達成感を味わいたい」という自身の価値観と一致し、大学1年の冬から取り組んでいる。インターン生は30名いたのだが、負けず嫌いの私は年間MVPを目指して活動を開始した。そこで年間MVPを獲得するための施策を考えた結果、(1)誰よりも行動して経験を積むこと(2)優秀な社員の営業トークや振る舞いを徹底的に模倣することの2つを実行することに決めた。(1)に関しては、決められた業務時間の中で他のインターン生と差をつけるため、とにかく商談の回数を積むことを意識した。また、スケジュールを10分単位で設計し、無駄な時間を極力削減するよう努めた。(2)に関しては、成果を出している社員のトーク・振る舞いを全てメモして真似ることで、「成果を出す営業マンとは」を追求し続けた。
当初は1ヶ月で1件も契約を獲得できなかったが、6ヶ月目で月間MVP、その後も3ヶ月連続月間MVPなどの成果をあげ、目標だった年間MVPを1年目で受賞することができた。素直に実直に足を動かした結果の年間MVP獲得は、過去のどんな出来事よりも大きな達成感を感じることができた。この経験を通じ、営業スキルやビジネスマンとしてのあり方を学ぶことができた。
以下では、「上記ESの内容が各項目のいずれに該当するか」も記載してあるため、それぞれ照らし合わせながら確認してみてください。
※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。
(1)結論:何に取り組んだのか?
「学生時代に何に取り組んだのか」を結論ファーストで書き始めましょう。
この結論を見ただけで、何について取り組んだか採用側が大枠をイメージできるよう、あまり余計な説明をせず端的に述べる必要があります。
以下の記事にあるように、「目標達成能力・リーダーシップ・チャレンジ精神」の3つの側面をそれぞれアピールできるエピソードを選択できると、良い評価を得れる可能性が高まります。(もちろん、3つの側面以外にも評価される項目はありますが、上記で挙げた3つの側面は特にどの業界・企業にも応用することができると考えられます。)
【参考】
「学生時代頑張ったこと」で重視される4つの評価項目
→「ガクチカで重視される4つの評価項目」について解説している記事になります。ガクチカ作成の基本的な部分になりますので、まずはこの記事を確認していただくことをオススメします。
また、「経験自体のインパクト」が高いことも高評価に繋がりますので、インパクトのある経験や著しい成果を残した場合は、冒頭の文章からそれが伝わるよう強調しておくといいと思います。
上記で掲載したESの中で「結論」に該当する箇所は以下のようになります。
2年間に渡りITベンチャー企業で営業のインターンに取り組み、持ち前の粘り強さを活かして年間MVPを目指した。
(2)動機:なぜ取り組んだのか?
次に「なぜそれに注力しようと思ったのか」という動機を示しましょう。
採用側は、この項目から「就活生がどのようなことに熱意を向けられるのか・モチベーションの源泉」を知りたいと考えています。なぜかというと、学生時代の経験で感じたモチベーションが仕事上のそれに通じるという考えが根底にあるためです。
入社してからもモチベーション高く働いてくれる人材だと見極められるために、その業界・企業の仕事に通じる動機を示すことが求められます。
下記の参考記事でも述べていますが、動機は"価値観に根ざした動機>主体的な動機>受動的な動機"の順番で評価されるため、そのことを理解して書き進める必要があるでしょう。
→「なぜそれに取り組んだのですか?」という質問を通して面接官は何を評価しているのでしょうか。本記事では、動機の評価ポイントを内定者の回答と合わせて確認していきます。
上記で掲載したESの中で「動機」に該当する箇所は以下のようになります。
(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?
取組における目標を通じて、「あなたの志の高さ及び何を目指しているのか、そのモチベーションの源泉は何か」を見極めようとしています。
この内容が「仕事における目標の高さ・モチベーションの源泉は何か」に繋がります。
目標設定に関しては、妥当な目標よりも自ら高い目標を設定する方が評価は高くなります。
というのも、あくまでも極端な例にはなりますが「自ら高い目標を設定し、その目標の達成に向かって本気で努力した人」と「他の人と同じような妥当な目標を設定し、そこそこ努力して目標を達成した人」では、確実に前者の方が「採用したい!」と面接官は考えるためです。
「なぜその目標を設定しようと思ったのか、その目標の難易度はどの程度のものなのか」を、具体的且つ根拠を示しながら伝えましょう。
また、目標達成するうえでの困難、つまり「どの程度のことを困難と感じるのか」という質問を通して、仕事上でも困難を乗り越えられる人材かを見極めようとしています。
あなたが感じる困難について面接官が共感できなければ、取組自体がアピールにならない可能性があるため注意が必要です。
困難に関する質問では、"困難のレベル(どの程度の物事を困難だと思うのか)・その困難の背景・乗り越えるまでのプロセス・乗り越えた結果"といった項目全てが重要となります。
どんな困難なのかという事実だけでなく、「なぜそれを困難だと考えたのか」などを具体的に伝えましょう。
下記の記事でも述べていますが、困難は"困難を伴う主体的目標>主体的目標>受動的目標"という順番で評価されると言われているため、こちらも意識していただければと思います。
【参考】
困難な目標に挑んだ経験|評価ポイントと内定者の回答例
→面接においては、「物事に取り組む上でどのような目標を設定したのか、その中でどのような課題があったのか」について深く掘り下げられることが多いです。この質問に関する評価ポイントと内定者の回答例について詳しく説明しています。
上記で掲載したESの中で「目標と困難」に該当する箇所は以下のようになります。
(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?
上記で述べた目標・困難に対して、具体的に取り組んだ内容について記述するようにしましょう。
この場合、必ずしも目標を達成したエピソードについて述べる必要はありませんが、「どこに問題の本質があったのか・なぜそのアプローチを取ったのか」について考える必要があります。
以下の記事にあるように、"状況把握のために行ったこと→困難の根本的な原因→原因の解決のために実行したこと"の順番で行動を記述することで、いわゆる「ファクトベースのガクチカ(活動内容が時系列に沿って書かれているだけのガクチカ)」になるのを避けることができます。
【参考】
学生時代頑張ったことの書き方|工夫・取り組みの受かる伝え方とは?
→目標や困難に対する姿勢を見ることで、その就活生の人柄が分かるため、採用担当者は「目標や困難に対してどのように取り組み、またどのような結果が得られましたか?」という趣旨の質問を往々にして繰り出してきます。本記事では「どのように取り組んだのか」という質問における面接官の意図と、評価される回答例について詳しく説明していきます。
上記で掲載したESの中で「取組みと結果」に該当する箇所は以下のようになります。
そこで年間MVPを獲得するための施策を考えた結果、(1)誰よりも行動して経験を積むこと(2)優秀な社員の営業トークや振る舞いを徹底的に模倣することの2つを実行することに決めた。(1)に関しては、決められた業務時間の中で他のインターン生と差をつけるため、とにかく商談の回数を積むことを意識した。また、スケジュールを10分単位で設計し、無駄な時間を極力削減するよう努めた。(2)に関しては、成果を出している社員のトーク・振る舞いを全てメモして真似ることで、「成果を出す営業マンとは」を追求し続けた。当初は1ヶ月で1件も契約を獲得できなかったが、6ヶ月目で月間MVP、その後も3ヶ月連続月間MVPなどの成果をあげ、目標だった年間MVPを1年目で受賞することができた。
(5)人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?
取組みを説明し、経験自体の記述を完結させたら、「その経験においてどのような人柄が発揮されたのか」について書きましょう。
同じ状況に直面しても、それに対しどう行動するかは人によって異なり、人柄がその選択を決定付ける一要素だという考えから問われています。
人柄はその人の立ち振舞いといった印象を構成するものであり、面接ではESで述べたキャラクターと乖離がないかどうかを確認されます。取組内容との整合性はもちろん、面接の場での印象との整合性も意識しておくべきでしょう。
上手くアピールすることで企業と自身とのマッチングの良さを伝えられたり、「一緒に働いてみたい!」と思ってもらうこともできます。
【参考】
面接で重要な人柄を探る質問の答え方|周りからの評価を聞く訳とは?
→面接では、就活生の人柄に関する質問がよくされますが、多くの就活生はそれを想定していません。本記事では多くの就活生が無視しがちな「人柄」に関する質問について、評価項目と具体的回答例について詳しく説明したいと思います。
上記で掲載したESの中で「人柄」に該当する箇所は以下のようになります。
(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?
最後に、これまで語ったエピソードから得た学びを述べましょう。
単なる気付きや感想ではなく、「社会に出てからも活かすことができる学びであるかどうか」が見られています。
評価としては、以下の記事にあるように"組織としての方法論>個人としての方法論>個人の単なる気づき"の順番で評価されます。
【参考】
【ES例文付】他の就活生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方
→ガクチカから学んだことの書き方について解説している記事になります。例文も掲載していますので、「学びをどのようにアピールするか」という観点を確認してみてください。
上記で掲載したESの中で「学び」に該当する箇所は以下のようになります。
長期インターンシップのガクチカ例文一覧
最後に、「長期インターンシップをエピソードにしたガクチカの例文」を紹介します。
今回は、unistyleに寄稿されたESの中から以下の3つを抜粋し、解説していきたいと思います。
- ガクチカ例文(1):三菱商事内定者
- ガクチカ例文(2):NTTドコモ内定者
- ガクチカ例文(3):川崎重工業内定者
※今回解説している3つの例文はそれぞれ「設問形式・指定文字数」が異なります。そのため、「フレームワークの6つの要素をすべて満たしているES」ではありません。ESの解説に関してはフレームワークに基づいて記載していますが、「フレームワークの6つの要素を全て満たしているESでなければ評価されない・選考は通過しない」というわけではないことを認識していただければと思います。
長期インターンシップのガクチカ例文(1):三菱商事内定者
チャレンジングな目標を定め、その達成のために諦めずに取り組んだ経験について、教えてください。結果の成否によらず、あなたが工夫・努力したことや、取り組みのプロセス等、具体的に記してください。(400字以内)
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長期インターンシップのガクチカ例文(2):NTTドコモ内定者
学生時代にチャレンジしたエピソードを語ってください(成功・失敗問わず):400文字以内
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長期インターンシップのガクチカ例文(3):川崎重工業内定者
学生時代最も力を入れて取り組んだことについて、具体的に説明をしてください。(400文字)
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まとめ
本記事では、"ガクチカで長期インターンシップをアピールする方法"を解説しました。
長期インターンシップはそのエピソード自体でも差別化を図ることができますが、適切な書き方・アピール方法を理解することで、より内定獲得に近づけることが可能です。
本記事の内容を参考にし、自身の長期インターンシップのエピソードを魅力的にアピールしていただければと思います。
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
→ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには
→ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには
→ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには
→ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選
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