自己PRの書き出しで押さえるポイントは4つ!ー例文8選付きで解説ー

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最終更新日:2024年10月25日

志望動機やガクチカ(学生時代頑張ったこと)と並び、エントリーシート(ES)における頻出質問の一つである"自己PR"

「どんな強みをアピールしようかな、どんなエピソードを用いようかな」等、考えを巡らせたことが皆さんあるかと思いますが、意外と悩むのが"書き出し"の部分になります。

事実、この書き出しの部分が定まらなければその後の文章を書き進めることはできず、この書き出しが非常に重要であることは皆さん理解していただけるでしょう。

そこで本記事では、自己PRの書き方の中でもこの「書き出し」を取り上げ、書き出しの重要性・書く際のポイントから注意点、ES例文までを解説していきます。

自己PR

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大手企業内定者の自己PRの書き出しに関するES例文8選

自己PRのエントリーシート(ES)例文一覧

まず初めに、自己PRのES例文を紹介します。

本記事では、大手企業内定者のES例文を強み(長所)別に8つ紹介します。

自己PRの書き出しに関するES例文(1):計画力(中部電力21卒内定者)

自己PR(学生時代に力を入れたことやそこから学んだことなど)を入力してください。(540文字以上800文字以下)
 

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自己PRの書き出しに関するES例文(2):柔軟性(SMBC日興証券21卒内定者)

長所と短所を含めた自己PR(250字)

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自己PRの書き出しに関するES例文(3):協調性(中部電力21卒内定者)

自己PR(学生時代に力を入れたことやそこから学んだことなど)を入力してください。(540文字以上800文字以下)

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自己PRの書き出しに関するES例文(4):行動力(SMBC日興証券21卒内定者)

長所と短所を含めた自己PR(250字)

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自己PRの書き出しに関するES例文(5):実行力(中部電力21卒内定者)

自己PR(学生時代に力を入れたことやそこから学んだことなど)を入力してください。(540文字以上800文字以下)

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自己PRの書き出しに関するES例文(6):傾聴力(SMBC日興証券21卒内定者)

長所と短所を含めた自己PR(250字)

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自己PRの書き出しに関するES例文(7):主体性(みずほ情報総研21卒内定者)

自己PRをお答えください

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自己PRの書き出しに関するES例文(8):やり抜く力(中部電力21卒内定者)

自己PR(学生時代に力を入れたことやそこから学んだことなど)を入力してください。(540文字以上800文字以下)

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企業が自己PRを聞く意図とは

企業が自己PRを聞く意図

続いては「そもそもなぜ企業は就活生に自己PRを聞くのか」について紹介していきます。

企業が就活生に対して自己PRを聞く理由は以下の2点に大別されます。

  • 自社の求める長所・能力があるかを知るため
  • 人柄を判断するため

この2点について以下で詳しく説明します。

自社の求める長所・能力があるかを知るため

営利企業である以上、当然ながら企業は利益を生み出す必要があります。そしてそのためには、働く社員が企業に利益をもたらす必要があります。

つまり新卒採用においても、"あなた自身が入社した際、その企業にプラスの利益をもたらすことができる人物かどうか"を企業は見ています。言い換えると、「その就活生が入社後に活躍してくれる人材かどうか」を見極めているということです。

そのため、自分の長所をアピールする際はありのままに長所を伝えるのではなく、企業が求めている素養を意識してアピールすることが重要になります。

人柄を判断するため

企業は能力だけでなく、人柄も含めて採用を行っています。

そのため自己PR等の質問を通じ、その就活生の長所だけでなくその長所を培った経験を聞きます。そこで述べた経験から、企業は「この人は〇〇な性質を持っている」などとその就活生の人柄を導き出します。

つまり、自己PRから"その人の物事へ取り組む姿勢”を見ることができるということです。そしてその導き出された人柄と自社の社風等がマッチしているかを判断し、採用するか否かを判断します。

ここまでの説明で、自己PRがどんなものかについては理解できたかと思います。

これらを踏まえ、続いては自己PRにおける書き出しの重要性を解説していきます。

なぜ自己PRにおいて書き出しは重要なのか?

自己PRにおける書き出しの重要性

まずはなぜ、自己PRの中でも書き出しの部分が重要になるのでしょうか?書き出しの重要性について解説していきます。

結論から言うと"文章全体を論理的にし、採用担当から見て分かりやすい自己PRにするため"というのが回答になります。

各社の採用担当は1日に何百枚ものエントリーシート(ES)に目を通すという場合も珍しくなく、各設問の回答を一つ一つじっくり見ている暇がない場合もあります。

その際、まず最初に目に留まるのが各回答の一文目、つまり書き出しの部分になります。

「結論→理由→具体例→結論」という文章構成のフレームワークを聞いたことがある就活生もいるかと思いますが、この書き出しの部分は結論(1つ目)に該当します。

つまり、この結論(書き出し)の部分が定まっていなければ、その後に続く理由や具体例といった部分に一貫性が生じなくなってしまうのです。

文章全体に一貫性を持たせ、論理的な文章にするために書き出しは重要だと言えるでしょう。

自己PRの書き出しを書く際のポイント

自己PRの書き出しを書く際に押さえておくべきポイント

これから実際に自己PRの書き出しを書く際に押さえておくべきポイントを紹介していきます。

自己PRの書き出しを書く際に押さえておくべきポイントは以下の4点に大別されます。ここからは具体例を用いて各ポイントを解説していきます。

  • 結論(強み・長所)を簡潔且つ具体的に伝える
  • 文末は必ず言い切る
  • ありがちな内容は避ける
  • キャッチフレーズを使う

自己PRの書き出しを書く際のポイント(1):結論(強み・長所)を簡潔且つ具体的に伝える

ポイントの1つ目は「結論(強み・長所)を簡潔且つ具体的に伝える」ということです。

上記の『なぜ自己PRにおいて書き出しは重要なのか?』の項でも紹介しましたが、自己PRの書き出しには「自己PRの文章全体を論理的にするため」という役割があります。

そのため、結論(書き出し)を簡潔且つ具体的に伝えることで、文章全体を論理的で一貫性のある文章にすることができます。

簡潔且つ具体的に伝えることの重要性を示す例として、同様の強み・エピソードを書いているAさんとBさんの自己PRを下記に掲載しています。

AさんとBさんの自己PR

【Aさん】
他者と真摯に向き合い、信頼関係を構築できるという点においては誰にも負けません。(書き出し)→その強みを家庭教師のアルバイトで発揮しました。(具体例)→具体例の説明に続く

【Bさん】
家庭教師のアルバイトで2年間に渡り同じ高校生の担当を請け負い、偏差値を20上げて第一志望校に合格させた経験から、私には信頼関係を構築できるという強みがあると考えられます。(書き出し)→具体例の説明に続く

AさんとBさんの自己PRを比較し、皆さんはどちらの自己PRが分かりやすいと感じたでしょうか?

おそらく多くの就活生がAさんの例を選ぶのではないかと思います。

今回はやや極端な例を取り上げましたが、上記の例からも分かるように、自己PRにおける書き出しは簡潔且つ具体的に伝える必要があります。

もし自分自身の自己PRの書き出しが冗長になっていると感じたのであれば、本記事の内容を参考にして修正に努めてもらえればと思います。

自己PRの書き出しを書く際のポイント(2):文末は必ず言い切る

ポイントの2つ目は「文末は必ず言い切る」ということです。

その理由としては、"言い切り表現を用いることで文字数を削減することができるため"です。

大抵の場合、各社のエントリーシート(ES)には文字数の制限があり、「残り数文字をどうやって削減しようか…」と頭を悩ませた経験のある就活生も多いことでしょう。

その際、「私の強みは○○だと思います。」といった表現を用いるよりも、「私の強みは○○です。」という表現を用いたほうが5文字程度の文字数を削減することができ、その分他の要素を詰め込むことができます。

文末表現を言い切るか言い切らないかの違いだけでも十分に不要な文字数を削減することができますので、こういった細部まで気をつけた上で自己PRを作成するようにしましょう。

自己PRを差別化するコツ

採用担当者は、1日に何枚ものエントリーシートに目を通します。

膨大な数のエントリーシートに目を通すため、 同じような内容やあまり目立たない書き出しだと、採用担当者に読んでもらえない可能性もあります。

自己PRの書き出しは特に印象に残りやすい部分です。 印象に残りやすい部分だからこそ、少しの工夫で目を引くような自己PRになります。

次では、少しの工夫で他の就活生と差別化した書き出しになるコツを紹介します。 採用担当者の目に留まり、印象に残る自己PRを作成しましょう。

自己PRを差別化するコツ(1):ありがちな内容は避ける

ポイントの3つ目は「ありがちな内容は避ける」ということです。

自己PRの書き出しは上記にあるように、文章全体の結論に当たります。初めにアピールポイント書く際に、何十人何百人と被るような内容を書いてしまっては、企業側に興味を持ってもらえない可能性が高まります。

周りと差をつけ、企業側に続きも読みたいと思わせるためには、ありきたりなアピールポイントやフレーズを使うことを避けなければいけません。

例えば、同じ責任感をアピールするとしても「私は当事者意識を持ってその問題解決に臨むことができる」などと言い換えることが重要です。

自己PRを差別化するコツ(2):キャッチフレーズを使う

ポイントの4つ目は「キャッチフレーズを使う」ということです。

上記にあるように、自己PRの書き出しは他の就活生と被ることが多々あります。その際に、自分にキャッチフレーズをつけてアピールすることで他の就活生との差別化をすることができ、企業側の印象に残りやすくなります

キャッチフレーズを使う際には、簡潔で分かりやすいものにする必要があります。

キャッチフレーズや比喩表現に関しては『就活で使えるキャッチフレーズ・キャッチコピーの作り方 【ES例文39選付】』の記事で例文付きで詳しく解説していますので、これらを使おうと考えている就活生はこちらもあわせてご覧ください。

自己PRの書き出しの注意点

自己PRの書き出し 注意点自己PRの書き出しを書く際のポイントは押さえていただけたかと思います。続いては、自己PRの書き出しを書く際の注意点について解説していきたいと思います。

自己PRの書き出しの注意点は主に以下の2点になります。​​​​​

  • ネガティブな表現は避ける
  • 誇張したり嘘をついたりしない

自己PRの書き出しの注意点(1):ネガティブな表現は避ける

自己PRの書き出しの注意点の1つ目は「ネガティブな表現は避ける」ということです。

自己PRの書き出しの部分に「私は~な所が短所ですが」「私は~が苦手ですが」などのネガティブな表現をすると、企業側に自分の弱みをアピールするかのようになってしまいます。

自己PRの書き出しはその後の文章の印象に影響します。たとえその後、ポジティブな表現でアピールしたとしても、全体的にネガティブな印象の自己PRになりかねません。

上記の通り、採用担当は各設問の回答を一つ一つじっくり見ていられない場合があります。そのため、書き出しから自分のアピールポイントが伝わるようにポジティブな表現を意識することが大切です。

自己PRの書き出しの注意点(2):誇張したり嘘をついたりしない 

自己PRの書き出しの注意点の2つ目は「誇張したり嘘をついたりしない​」ということです。

他の就活生との差別化を図るために、事実とかけ離れた内容を伝えたり、大げさにアピールすることは避けましょう。

上記の通り、企業側は自己PRを聞くことで、就活生の能力や人柄を判断しています。事実とかけ離れた内容をアピールしたら、仮に選考は通過しても、面接の時点で落とされたり入社後企業とのミスマッチに悩まされることになるでしょう

自己分析をしっかりとやったうえで自己PRでは事実のみを記載し、誇張したり噓をついたりすることがないようにしましょう。

エントリーシート(ES)における自己PRの基本的な書き方

エントリーシート(ES)における自己PRの書き方

ここまで書き出しの重要性・書く際のポイントについて紹介してきましたが、ここでは自己PR全体の書き方についておさらいしていきます。

自己PRを書く際は、基本的に以下のフレームワークに沿って書くことで論理的な自己PRにすることができます。

上記の図に記載してあるように、まず最初に"結論(書き出し)"を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。

エピソードを述べる際には「どのような努力や工夫をし、どんな結果を出すことができたか」という選考官が最も知りたい部分まで書くようにしましょう。

そして最後には、自分の強み(長所)を通して企業にどう貢献できるのかをアピールします。このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削をするようにしましょう。

まとめ

本記事では、企業が自己PRを聞く意図や、自己PRの書き出しを書く際のポイント・注意点、ES例文について解説してきました。​​​​​

書き出しは自己PRを書く際にまず最初に書き始める部分であり、採用担当に自分をアピールするためにとても重要な部分になります。

書き出しの重要性やポイントを理解した上で自己PRを作成し、志望企業の選考突破を目指していただければと思います。

自己PRの書き出しに関する記事( (外部サイト)
【時短術】履歴書の自己PRを簡単に書く方法(例文あり)
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