【ES例文5選】留学経験をエントリーシート(ES)でアピール出来る書き方!
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最終更新日:2024年01月31日
「留学経験を就活でアピールしたい…」
このように留学経験を就活でアピールしたいと考えている就活生は少なくないと思います。しかし、ただ単に留学したことを伝えるだけでは不十分であり、留学経験を就活の話題にするのはいくつかのポイントがあります。
本記事では、企業が留学経験をどう評価するのか、留学経験で得たものの中で何をアピールすればよいのか、留学経験の書き方、エントリーシート(ES)回答例文を紹介しています。
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- 本記事の構成
- 留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文
・留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(1):
【実行力】伊藤忠商事
・留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(2):
【問題解決能力】アビームコンサルティング
・留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(3):
【継続力・コミュニケーション能力】ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson、J&J)
・留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(4):
【自主性・問題解決能力】三菱UFJ銀行
・留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(5):
【調整力・実行力】富士フイルム - 企業はエントリーシート(ES)の留学経験をどう評価するのか
- 留学経験でアピール出来る力
- エントリーシート(ES)での留学経験の書き方
- 留学経験をエントリーシート(ES)に書く際のQ&A
- 留学経験のある先輩からのアドバイス
- まとめ
留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文
- 留学経験をアピールしたES例文(1):【実行力】伊藤忠商事
- 留学経験をアピールしたES例文(2):【問題解決能力】アビームコンサルティング
- 留学経験をアピールしたES例文(3):
【継続力・コミュニケーション能力】ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson、J&J) - 留学経験をアピールしたES例文(4):【自主性・問題解決能力】三菱UFJ銀行
- 留学経験をアピールしたES例文(5):【調整力・実行力】富士フイルム
留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(1):【実行力】伊藤忠商事
あなたが大学入学以降、チームで取り組み成果を上げた経験(30文字以下)、その取り組みを行うことになった背景や目的(200文字以下)、その取り組みを行う際にチームやあなた個人が定めた目標(200文字以下)、その取り組みを行う過程でどのような課題があり、解決のためにどんなアクションを行ったか(300文字以下)、その取り組みの結果(100文字以下)、を教えてください。
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留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(2):
【問題解決能力】アビームコンサルティング
あなたが一番苦労した場面と、それをどう乗り越えたのかを教えてください。※大学入学以降の経験。入学試験は除く。(全角200文字以上400文字以内)
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留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(3):
【継続力・コミュニケーション能力】ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson、J&J)
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グル―プでは「変化」への対応力を求められることが良くあります。あなたが「変化」に対応したもしくは「変化」を起こした経験ついて教えてください。(400文字)
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留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(4):
【自主性・問題解決能力】三菱UFJ銀行
上記の内容について、行動事実を具体的に詳しく記載してください。(400文字以内)(あなたが、いつ、どこで、何を、どうしたのか。その結果、何が変わったのか等)
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留学経験をアピールしたエントリーシート(ES)例文(5):
【調整力・実行力】富士フイルム
学生時代想いを込めて取り組んだ活動内容について教えてください。(400字以内)
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企業はエントリーシート(ES)の留学経験をどう評価するのか
留学経験自体は評価されるのか
「大学時代に海外留学をした」と、留学経験を武器にする就活生は少なくないですが、留学経験そのものはそれほど評価の対象になるわけではありません。
その理由は、留学はそれほど珍しい経験ではないからです。
日本学生支援機構による調査では、新型コロナウィルス流行時の2021年度に海外へ留学した日本人学生の数は1万人を超えているそうです。新型コロナウィルスの流行以前は10万人を超えていました。
この数に高校生などが含まれているとは言え、新卒の就活生が40万人程と言われていることを考えると留学経験者とは決して珍しい存在ではありません。
そのため留学経験自体が評価されることはあまりないでしょう。ですから、留学を通して何を学び、どのように困難を乗り越えたかが評価されるといえます。
留学では語学力をアピールすればよいのか
エントリーシート(ES)で留学経験を用いて自己PRするなら、語学力についてだけでなく+αのことにも言及しましょう。
というのも、"一定期間留学に行っていたのであれば語学力が向上しているのは当たり前で、その上で「留学期間中にどのような経験をしてどんなことを学んだのか」が重要"と企業側は考えているためです。
留学の目的・目標・成果が「語学力の向上」であることがNGというわけではありませんが、語学力を向上させるにあたっても様々な取組みをしているでしょうし、それ以外でも「様々な苦労・挫折・経験」をしているはずです。
企業側は「その具体的な苦労・挫折・経験」を知りたいのです。
留学経験がないと就活に不利なのか
エントリーシート(ES)で「留学経験の有無・有る場合は期間と留学先を記載」という設問はよくありますが、留学経験がないと 就活は不利なのでしょうか。
結論から言うと留学経験がないと不利になることはないでしょう。企業が留学経験の有無を問う意図は、就活生の語学力や就活生の海外志向を知ることだと考えられます。入社してすぐ英語が必要とされるような職種でない限り、選考の時点で留学経験がないと不利になることはありません。
短期留学でもエントリーシート(ES)に書いてよいのか
2週間~1か月程度の短期留学はエントリーシート(ES)に書いてよいのでしょうか。
結論から言うと短期留学は正規留学とはみなされないため、学歴として書くことはできません。正規留学とは高校や大学などの教育機関に留学するもののことで、対して短期留学で通う学校は語学学校などの教育機関ではないところであるためです。
とはいえ、短期留学の経験を自己PRやガクチカでアピールすることは可能です。留学期間の長短に拘らず、留学に対する目的意識や学びや成長の過程を伝えられればよいでしょう。
留学経験でアピール出来る力
留学経験で得られるものの中で、エントリーシート(ES)で自己PRできる素養は、環境適応力・問題解決能力・コミュニケーション能力・共感力の4つが挙げられます。
環境適応力
「環境適応力」とは環境の変化に素早く対応でき、環境の変化からストレスを感じづらく、周囲に馴染みながら違和感を与えない能力のことです。
留学では異文化圏での生活を通して環境適応力が試されるエピソードは多いと思います。留学生活の中の例では、ホームステイをしていたホストファミリーとすぐに打ち解けられた、というようなエピソードがよいでしょう。
そして、環境適応力を企業でどう活かせるかも考えましょう。これらをよくまとめて書けば企業に強くアピールできます。
問題解決能力
「問題解決能力」とは問題となっている状況を正確に分析し、解決策を模索し、実際に解決する能力のことです。
例えば、多くの留学先の国々は日本と文化が大きく異なります。日本の常識が通じず、様々な問題が様々な場面で起きると思います。
こういった問題を自分で分析し、解決策を見つけ、実際に解決に繋がったことをアピールできるとよいでしょう。そして、この問題解決能力は企業に入っても必ず役に立つものなので、自己PRできます。
コミュニケーション能力
「色々な国籍の人々と友達になった」というように留学を通してコミュニケーション能力が向上したという人は多いです。コミュニケーション能力とは「人と打ち解けあい、信頼関係を築く能力」と定義できます。
コミュニケーション能力は社会人になってもあらゆるところで必要なスキルなので企業にとって評価しやすいでしょう。また営業職などの「話すこと」が重要である職種では、コミュニケーション能力は仕事道具たるものと言えます。
共感力
共感とは、他人の喜怒哀楽などの感情を共有することです。
大学では、気の合う友人と付き合う事が多いですが、社会に出ては様々な価値観を受け入れ、共感する能力が大切になってきます。
同様に、留学でも様々な価値観を持つ人に出遭い、共感したという経験は多いと思います。そういった経験を思い出した自分の共感力の成長をアピールできるとよいでしょう。
エントリーシート(ES)での留学経験の書き方
以下では、エントリーシート(ES)を構成する6つの要素について詳しく説明します。
※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。
(1)結論:何に取り組んだのか?
まず、結論ファーストで書き始めましょう。
この結論を見ただけで、何について取り組んだか採用側が大枠をイメージできるよう、あまり余計な説明をせず端的に述べる必要があります。
留学生活を通してアピールできるものとして挙げられるのは、先ほど挙げた環境適応力、問題解決能力、コミュニケーション能力、共感力などがあります。これらが活かされたり成長したようなエピソードを取り上げ、まず結論を述べましょう。(もちろん、これらの4つ以外にもアピールできる素養はありますので、あくまでも一例としてご確認ください。)
また、「経験自体のインパクト」が高いことも高評価に繋がりますので、インパクトのある経験や著しい成果を残した場合は、冒頭の文章からそれが伝わるよう強調しておくといいと思います。
「学生時代頑張ったこと」で重視される4つの評価項目
(2)動機:なぜ取り組んだのか?
次に「なぜそれに注力しようと思ったのか」という動機を示しましょう。
採用側は、この項目から「就活生がどのようなことに熱意を向けられるのか・モチベーションの源泉」を知りたいと考えています。なぜかというと、学生時代の経験で感じたモチベーションが仕事上のそれに通じるという考えが根底にあるためです。
入社してからもモチベーション高く働いてくれる人材だと見極められるために、その業界・企業の仕事に通じる動機を示すことが求められます。
動機は"価値観に根ざした動機>主体的な動機>受動的な動機"の順番で評価されるため、そのことを理解して書き進める必要があるでしょう。
「なぜ取り組んだのか」という質問の意図と対策方法
(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?
取組における目標を通じて、「あなたの志の高さ及び何を目指しているのか、そのモチベーションの源泉は何か」を見極めようとしています。
この内容が「仕事における目標の高さ・モチベーションの源泉は何か」に繋がります。
目標設定に関しては、妥当な目標よりも自ら高い目標を設定する方が評価は高くなります。
というのも、あくまでも極端な例にはなりますが「自ら高い目標を設定し、その目標の達成に向かって本気で努力した人」と「他の人と同じような妥当な目標を設定し、そこそこ努力して目標を達成した人」では、確実に前者の方が「採用したい!」と面接官は考えるためです。
「なぜその目標を設定しようと思ったのか、その目標の難易度はどの程度のものなのか」を、具体的且つ根拠を示しながら伝えましょう。
また、目標達成するうえでの困難、つまり「どの程度のことを困難と感じるのか」という質問を通して、仕事上でも困難を乗り越えられる人材かを見極めようとしています。
あなたが感じる困難について面接官が共感できなければ、取組自体がアピールにならない可能性があるため注意が必要です。
困難に関する質問では、"困難のレベル(どの程度の物事を困難だと思うのか)・その困難の背景・乗り越えるまでのプロセス・乗り越えた結果"といった項目全てが重要となります。
どんな困難なのかという事実だけでなく、「なぜそれを困難だと考えたのか」などを具体的に伝えましょう。
困難は"困難を伴う主体的目標>主体的目標>受動的目標"という順番で評価されると言われているため、こちらも意識していただければと思います。
困難な目標に挑んだ経験|評価ポイントと内定者の回答例
(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?
上記で述べた目標・困難に対して、具体的に取り組んだ内容について記述するようにしましょう。
この場合、必ずしも目標を達成したエピソードについて述べる必要はありませんが、「どこに問題の本質があったのか・なぜそのアプローチを取ったのか」について考える必要があります。
(5)人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?
取組みを説明し、経験自体の記述を完結させたら、「その経験においてどのような人柄が発揮されたのか」について書きましょう。
同じ状況に直面しても、それに対しどう行動するかは人によって異なり、人柄がその選択を決定付ける一要素だという考えから問われています。
人柄はその人の立ち振舞いといった印象を構成するものであり、面接ではエントリーシート(ES)で述べたキャラクターと乖離がないかどうかを確認されます。取組内容との整合性はもちろん、面接の場での印象との整合性も意識しておくべきでしょう。
上手くアピールすることで企業と自身とのマッチングの良さを伝えられたり、「一緒に働いてみたい!」と思ってもらうこともできます。
(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?
最後に、これまで語ったエピソードから得た学びを述べましょう。
単なる気付きや感想ではなく、「社会に出てからも活かすことができる学びであるかどうか」が見られています。
評価としては、"組織としての方法論>個人としての方法論>個人の単なる気づき"の順番で評価されます。
留学経験をエントリーシート(ES)に書く際のQ&A
留学期間が短くてもいいのか?
短期留学の経験を自己PRやガクチカでアピールすることは可能です。
大切なことは、留学に対する目的意識や学びや成長の過程を伝えることです。どのような困難があり、どのように乗り越えたのかを具体的なエピソードを交えて説明しましょう。
留学前後のエピソードを含めてもいいのか?
留学に行く前や帰国後でも問題ありません。留学前後のエピソードもガクチカとして伝えられます。
具体的には、留学前であれば、留学準備や手配の困難、留学資金をためるためのアルバイトの経験、語学力向上に向けた取り組みなどがあります。留学後であれば、語学力維持の取り組みや国際交流に励むエピソードなどがあります。
語学力の向上をアピールして大丈夫?
アピールしてもよいです。しかしながら、語学力プラスαの経験を盛り込むことが望ましいとされています。具体的には、留学先でのボランティアや部活・サークル活動、異文化交流会などでのプラスαがあります。
語学力の向上をアピールする場合は、目標達成に向けて生じた「具体的な苦労・挫折・経験」を述べるとよいでしょう。
留学経験のある先輩からのアドバイス
選考レポートを見ることで、実際の本選考でどのような質問が問われたのかを、選考通過者や内定者から知ることが出来ます。
面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください。
・(留学経験に関連して)その語学力をビジネスレベルで使うことについてどう考えるか(留学の目的や語学力に対する自分の考え方を聞いていたと思われる)
本選考レポート:24卒三菱商事(総合職)
面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください。
最終面接において留学先でA評価を修めたという話をしたが、その成果は今どのように生かされているかという質問が答えにくかった。質問の意図やどういうことを期待しての質問かが分からず上手く答えられなかった。
面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください。
丸紅の面接は15分から20分程度と他社の面接に比べても短いので結論ファーストで簡潔に話すことを常に意識した。面接では自分をアピールしたくてついつい話過ぎて面接官が退屈しないようにすることが大事だと改めて感じた。自分が話したいことについて面接官が深掘りしてくれるように自己紹介の段階からできるだけ多くの情報をコンパクトにまとめて話していた。
本選考レポート:20卒丸紅(総合職)
このように、留学経験に関して面接で深堀されることが想定されます。どのような角度から、留学経験について質問されても回答出来るように準備しておきましょう。
まとめ
本記事では企業が留学経験をどう評価するのか、留学経験で得たものの中で何をアピールすればよいのか、どのように書けばよいのか、エントリーシート(ES)回答例文を紹介してきました。
本記事の内容を参考にしていただき、ES対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。