【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説|強み別例文付き

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最終更新日:2025年03月31日

エントリーシート(ES)や面接で頻出設問の1つである「自己PR 」。

自己PRと学生時代頑張ったことを混雑している就活生を多く見ますが、学生時代頑張ったことは単一のエピソードを掘り下げるのに対し、自己PRは複数のエピソードからあなたの強みを伝えるものと言われています。

本記事では、自己PRについて聞かれる質問を9問掲載しています。エントリーシート作成や面接前に読み、対策をしてみてください。

また、質問ごとに大手企業内定者の回答の解説も行っていますので、こちらも是非参考にしてみて下さい。

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本選考とインターンの締め切り情報

 この記事の監修者 

   隈本稔さん
   国家資格キャリアコンサルタント
   クマモト・クリエイティブ所属


 初めての就職が最終的なキャリアとは限りません。成長と学びの機会を常に探し続け、柔軟な心で新しいスキルや経験を積み、変化を恐れずチャレンジすることで、充実したキャリアを築いてください。プロフィール詳細はこちら

面接で自己PRを伝える際に押さえておくべき基本

面接で自己PRを伝える際に押さえておくべき基本

面接で必ず聞かれる自己PRに関する質問を確認する前に、まずは面接における基本事項を紹介します。

実際に面接対策をする際には、これから紹介する基本事項を踏まえた上で頻出質問を確認してもらえればと思います。

注意点

厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、応募者の適性や能力とは関係のない事項で採否を決定しないようにするため、家族や生活環境などの応募者本人の適性・能力に関係のない事項や、思想・宗教などの本来自由であるべき事項に関しては面接で把握しないようにすることが求められています。
このような事項は面接で質問されることも十分考えられますが、面接で質問するべきではない事項があるという前提を認識しておきましょう。

 

【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本

企業が面接で見ている点とは

面接官は一般的に、以下の項目から就活生をチェックしていると言われています。

面接のチェックリスト

◆マナー
◆印象
◆志望度
◆将来性

いくら受け答えがスムーズにできたとしても、上記の項目を押さえることができていなければ面接官からの高評価は難しいため、上記の項目は必ず意識しましょう。

必ず時間を意識する

面接の時間は無限にある訳ではなく、30分や1時間などと決められた時間内で自身をアピールする必要があります。

面接の時間に関しては、下記の2つのポイントを意識しましょう。

時間で意識すべきポイント

◆指定された時間内に収める(伝えたいことを伝え切る)

◆時間指定がない場合は1分~1分半を目安に話す

また、今回紹介した2つの基本(企業が面接で見ている点とは・必ず時間を意識する)は、下記の記事で詳細に解説しています、より具体的な内容を知りたいという就活生はこちらもあわせてご確認ください。

面接で自己PRを伝える際に押さえておくべき基本を確認したところで、続いては頻出質問を解説していきます。

本記事では下記の9つの質問を解説していますので、それぞれ確認してもらえればと思います。

自己PRの伝え方のポイント

フレームワークに沿って伝える

自己PRを論理的に伝えるためのフレームワークと、フレームワークの各要素におけるポイントについて解説していきます。

  • 強み:あなたの強みは?
  • 強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
  • 強みを表す具体的エピソードは?
  • 強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
  • 強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?

企業側は自己PRを通じて「自社の求める強み・能力を持っているか」を見極めようとしています。

それに際して重要なことが"就活生がどんな強み・能力を持っていて、その強み・能力を企業で活かせることができるのか"というものです。

企業側は就活生の自己PRを聞くことにより、「この就活生はこんな強み・アピールポイントを持っていて、この場面でこのように活かしたのか。それであればうちではこのように活躍してくれるだろうな。」といった風に読み取ることができます。

強みの根拠となるエピソードを複数用意する

面接にて複数のエピソードについて言及することができれば、あなたの「強み」が一定の再現性を伴っていること(=あなたが様々なシーンでその強みを発揮していること)を示すことができるため、自己PR全体の説得力をさらに高めることができます。

一つ一つのエピソードのインパクトが弱いと感じる場合には、エピソードを複数用意することであなたの「強み」に再現性があること、入社後にもその強みを発揮できることをアピールしてみましょう。

【面接での自己PRに関する頻出質問(1)】あなたの強みとそれを表す具体的なエピソードを教えて下さい。

あなたの強みとそれを表す具体的なエピソードを教えて下さい。

あなたの強みが企業で求められているものであるかどうか、また、強みを表わすエピソードであることの2つを求められています。

あなたの強みとそれを表わすエピソードについて端的に答えましょう。
具体的なエピソードについてどこまで話すべきかは、グループ面接か個人面接かと面接官によって変わるので注意しましょう。長過ぎず、短すぎず、過不足なく答えることが求められています。 

回答ポイント

■アピールする強みが企業で求められているものかどうかを確認する

■具体的なエピソードは面接形態に合わせて過不足なく伝える 

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

ご自身の強みとそれを表す具体的なエピソードを教えて下さい(農林中央金庫インターン合格者)

どんな困難にも挑戦し、周囲を巻き込んで乗り越える力です。私は自分に成長のためならどんな困難にも挑戦するという信念を持っており、300人が所属するテニスサークルの幹部に立候補しました。その活動の中で最も...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

【面接での自己PRに関する頻出質問(2)】あなたは周囲の人からどのような人だと言われますか?

あなたは周囲の人からどのような人だと言われますか?

あなたが認識している強みと周囲の評価がズレていないか確認したいと考えての設問です。

熱意のあるリーダータイプの人間であれば、周りからも暑苦しい、情熱的といった評価を受けるでしょうし、どちらかというと冷静に全体を引っ張るタイプであれば、真逆の評価を周りからされるでしょう。

あなたの自己評価と周囲からの評価、及びあなたの外見・話し方からくる印象の三つがズレていないか、ズレているとすればなぜかという視点で見られています。強みをでっち上げたりしている場合は、ここでの違和感も強く面接官が感じるでしょう。

回答ポイント

■自己評価と他己評価がズレている場合、面接官の評価を大きく落とすため、説得力をつけるためにも周囲から印象を聞き、自分なりに整理する

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

身近な人からあなたはどのような人だと言われますか。また、あなた自身はそのことについてどのように捉えていますか。【1】どのような人だと言われるか【2】ご自身の考え(川崎重工業内定者)

(1)常に真っ直ぐで、目標にひたむきに努力する人
(2)そうであると考えている。ゼミ長を務めるにあたっても「活動目的」を常に意識し、人一倍の情熱で取り組む姿勢を見せることでチームの舵取り役になることを...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

【面接での自己PRに関する頻出質問(3)】あなたは集団や組織においてどのような役割・立場を担うことが多いですか?

あなたは集団や組織においてどのような役割・立場を担うことが多いですか?

あなたが強みだと話したものが、どのようなグループでも発揮ができているのかも確認しています。

リーダーシップのある人はグループワークなどにおいても、リーダーになることが多く、周囲のサポートに回ることが多い人は、どのようなチームでもサポートに回ることが多いものです。ここでもあなたの話し方・外見とあなたの回答にズレがないかを確認していることを忘れないようにしましょう。

回答ポイント

■集団内で自分が伝えた強みがどのように活きているかを確認する意図があるため、普段自分が属する集団での立ち位置を考えて、ズレがないように整理する

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

ゼミや部活、クラブ活動などで担う事が多かった役割と具体的なエピソードを教えてください(デンソー内定者)

私はリーダー的な存在になることが多かったです。所属サークルでは運営代表をしていました。学部1年次に、メンバーの一生の思い出になる経験が出来ることを目的として、この思いを共有した友人と新サークルを立ち上...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

【面接での自己PRに関する頻出質問(4)】あなたの強みを社会・企業でどのように活かせるのか教えて下さい。

あなたの強みを社会・企業でどのように活かせるのか教えて下さい。

企業のビジネスモデル及び働き方を理解した上で、自分の強みをどのように活かせることができるかが問われています。

企業が一番知りたい質問であり、この質問に答えられない強みであれば、的外れな可能性大。

多くの就活生が苦手とする最も根本的な質問なので、しっかりと答えられるようにしてほしいと思います。「努力すれば成功できる」といった根性論レベルの強みではこの質問に対して、働き方を前提にした話は難しいので注意しましょう。

参考:就活の面接で語るべき「志望業界であなたの強みをどう活かすか」
→自己PRも学生時代頑張ったことも、最終的には「企業の利益に貢献できる能力があること」を伝えるために、話をするものです。本記事では仕事と強みの結びつけ方を紹介します。
回答ポイント

■その業界・企業の新卒が最も携わるであろう業務内容を自分の言葉で説明できるよう理解する(OB訪問などを活用)

■その業務内容で自分の強みがどのように活かされるかを具体的に説明

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

1.あなたの強みと弱みは何ですか。また、その強みをどのように仕事に活かしていきたいですか(日清紡選考通過者)

私の長所は、「何事にも当事者意識を持って自発的に取り組む事」と「フットワークの軽さ」で、短所は「時折自己主張が強い事」です。長所は、〇〇(国名)留学中のインターンシップにおいて、任されていた通訳だけで...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

【面接での自己PRに関する頻出質問(5)】あなたのモチベーションの源泉について教えて下さい。

あなたのモチベーションの源泉について教えて下さい。

あなたのモチベーションの源泉が志望業界、企業で働く際のモチベーションに結びついているかどうかを把握したいと考えています。学生時代頑張ったことでも聞かれることがありますが、あなたがどのような時に努力ができるのかということを認知するといった意図もあるでしょう。

新しい仕組みを生み出すことにモチベーションを感じるのか、高い目標を与えられ、それを達成することにモチベーションを感じるのか、人との会話からニーズを引き出し、解決策を提示することにモチベーションを感じるのか、企業のビジネスモデルとの結びつきを考えながら回答しましょう。

回答ポイント

■自身のこれまでの経験を用いて、企業の業務にモチベーションを感じるのかどうかを説明。

■そのためには、企業のビジネスモデルや働き方を理解する必要がある。

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

あなたのモチベーションの源泉はなんですか(双日内定者)

私のモチベーションの源泉は「飽くなき成長意欲」です。理想の将来像になるために私は挑戦し続けます。その過程での「試練」を私は「チャンス」と捉えます。この世の中において、無駄な事などひとつもありません。全...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

【面接での自己PRに関する頻出質問(6)】あなたの「喜怒哀楽」について教えて下さい。

あなたの「喜怒哀楽」について教えて下さい。

回答としては、一人の人間として共感できること、及び企業で働く社会人として、上記5のモチベーション同様に企業で働く際の喜怒哀楽に結びついているかどうかも確認したいと考えています。

あなたがどのような時に喜び、怒り、悲しみ、楽しいと感じるのか、あなたの人間そのものを聞く質問です。仕事を通じて感じる喜怒哀楽に近いものを持っているかどうかが知りたいと思っています。

回答ポイント

■一人の人間として一緒に働きたいと共感できることが重要

■今までの人生の喜怒哀楽が仕事においても同様であるか

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

あなたのこれまでの人生における喜・怒・哀・楽を象徴する出来事について、それぞれ具体的に紹介して下さい(日本製鉄内定者)

①(喜) 
塾講師として担当していた生徒がもう一度私の授業を受けたいと言ってくれたことだ。学期ごとに曜日や担当者が変わるシステムだが、私の出勤日に合わせて授業を受けたいと望んでくれ、もう一度担当するこ...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

【面接での自己PRに関する頻出質問(7)】あなたの大切にしている価値観とそれが形成されたきっかけを教えて下さい。

あなたの大切にしている価値観とそれが形成されたきっかけを教えて下さい。

大切にしている価値観は企業で成功する人材として適切か、人として共感できるかの二点が見られています。

強みと価値観は結びついている場合が多いでしょう。最近読んだ本で身につけた薄っぺらい価値観ではなく、きっかけとなる経験を含むあなたの行動の基本となっている価値観が問われています。

適当に面接受けしそうな価値観をでっちあげてもきっかけとなる経験との整合性がなければ無駄になってしまいます。

参考:【夢がない人必見】就活での将来の夢・成し遂げたいことの答え方|良い例・悪い例付
→将来会社でやりたいことをどのように考えていくかについて書かれています。過去の内定者のESも多く扱いながら解説しています。
回答ポイント

■価値観を面接用に作成するのではなく、「他人はあまりやらないけど自分はやってきた」経験を振り返り、自分の価値観として伝える

■人として共感できるか、企業の文化と照らし合わせて適切か、が重要

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

あなたの生き方で大切にしていることは何ですか(ロッテ選考通過者)

どんなに困難な状況でも挑戦する姿勢を忘れないことだ。このことは24時間テレビにサークルで出演し、盲・聾学校の生徒達と一緒に演舞を披露した時に子供達から教わったことだ。子供達は盲目、難聴故に踊るには正直...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

【面接での自己PRに関する頻出質問(8)】あなたの長所と短所について教えて下さい。

あなたの長所と短所について教えて下さい。

長所に関しては「入社後に活躍できるかといったポテンシャルの把握」、短所に関しては「その短所が企業にとって致命的なものではないか、そしてどのように向き合い克服しようとしているか」といったことを問われています。

長所と短所はオーソドックスな質問の一つです。長所については自己PRで伝えたこととと同じでも構いませんが自己PRで伝えた強みを支える、より根本的なものでもよいでしょう。

短所については『 短所は短所のままでいい?!面接で短所を聞かれた時の答え方 』で詳しく解説していますが、長所の裏返しとしての短所を伝える方法と、短所をストレートに伝える方法があります。扱い方は難しいのですが、短所をストレートに伝える方が面接官にとっても意外性があり、誠実な印象を与えるように感じます。

回答ポイント

■短所に関しては、その企業において致命的なものは避け、克服してきた経験を話す

■長所は企業の求める人材を意識しながら、入社後活躍をイメージさせる

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

あなたの長所・短所は何ですか?(凸版印刷内定者)

【長所】 
創造性です。 
新しい物事を提案して取り組むことによって、物事の問題点を解決させることが得意です。 
【短所】 
完璧主義です。 
一度自分の中で行うと決めたことは、責任を持って最後まで完...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

【面接での自己PRに関する頻出質問(9)】最大の挫折経験について教えて下さい。

最大の挫折経験について教えて下さい。

経験した挫折に対してどのように乗り越え何を学び今後そう活かそうと考えているのかということを把握するための設問です。

物事について一生懸命取り組めば取り組むほど、理想の自分と現実の自分のギャップに挫折を感じるものだと多くの人が考えています。また大きな挫折を経験し、それを乗り越えてきた人はより魅力的です。

失敗しても挫折と感じずに努力し続けられる人もいるでしょう。大きな挫折がないと感じている人でも、目標とそのギャップに苦しんだことはあるはず。挫折経験がないと感じている人は、自分が目指した目標と現実の自分のギャップという話にすり替えて話をしてみるのも一つの手かもしれません。

もちろん、あなたがどの程度のことを挫折と感じるのか、その挫折経験に共感できるのかを面接官がみていることも忘れずに、独りよがりな内容にならないように注意して欲しいと思います。

参考:挫折経験を魅力的に伝える!書き方・面接での答え方とない時の対策|例文8選
→挫折経験なんて特にないよと、この質問に戸惑う就職活動生も多くいると思っています。そうした就活生のこの質問に対する回答方法をお伝えします。
回答ポイント

■企業は「挫折からの立ち直り方」「挫折耐性」を見ることで入社後の挫折にも対応できる人材かどうかを見ている

■挫折経験をないと感じる就活生は、上記記事を参考にするか、目標と現実との差を挫折にすり替えて話す 

それでは内定者の回答を見ていきましょう。

今までの人生における一番の挫折経験は何ですか?(兼松内定者)

私の人生における一番の挫折経験は、高校二年の時のレギュラー落ちです。私は中高とソフトテニス部に所属していました。高校入学して間もなくレギュラーになりましたが、一年経つとレギュラーを外されていました。振...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

アピールしたい強み別:自己PR例文

強み別自己PR
面接で自己PRを伝える際に押さえておくべき基本を確認したところで、続いてアピールしたい強み別に自己PRの例文をご紹介していきます。

【積極性】をアピールする自己PR例文

『積極性』は、前向きな姿勢をアピールできる強みです。

企業という組織で働くうえで、「他者からの指示以上の成果を出せる」「同僚に働きかけることでプラスの影響をもたらせる」といった行動は、非常に評価される『積極性』と言えるでしょう。

【積極性】自己PRの例文

これまで最も力を入れた活動について教えてください。
大学1年次に効率的に学業に取り組み、学部長特別賞を受賞した。
第一志望不合格の悔しさから、商学部生1059人中成績上位10人に与えられる学部長特別賞...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

継続力をアピールする自己PR例文

『継続力』は、最後までやり抜く力と真面目な姿勢をアピールできる強みです。

継続力がある人は忍耐力が備わっています。これは組織で仕事を進めていくうちに困難やトラブルが起こることがあると思います。

自己PRではそれをどのように耐えて乗り越えていったのかを伝えることで、仕事でミスをした際にも、動じず、ポジティブに考えて行動できる人だと思ってもらえるでしょう。

企業という組織で働くうえで、「他者からの指示以上の成果を出せる」「同僚に働きかけることでプラスの影響をもたらせる」といった行動は、非常に評価される『積極性』と言えるでしょう。

【継続力】自己PRの例文

学生時代に課題から逃げずに粘り強く取り組んだこと、またそこから得られたことを教えてください。(400文字以下)
アルバイトです。そこでは継続力を身につけました。
私は学生の間に社会経験を積みたいと考え...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

協調性をアピールする自己PR例文

『協調性』は、相手の意見を受け入れる柔軟性と自分の意見を主張する発言力を兼ね備えた人物 をアピールできます。

多様な価値観や立場を持つ関係者と良好な関係を構築し、仕事を円滑に進めるための能力として協調性は重要視されます。

他者の意見を取り入れられる素養を持つ人であれば、周囲からのアドバイスや指摘を受け止めて成長できるという評価も得られるでしょう。

【協調性】自己PRの例文

学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。(600文字以下)
私の長所は「アイデア提案力」と「周りを巻き込む力」です。
部時代に所属していた天文同好会で新しい取り...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

責任感をアピールする自己PR例文

『責任感』は、苦手なことも努力したり、困難を乗り切る方法を考え、取り組み続ける姿勢がある人物をアピールできます。

自己PRでは、個人として努力し成果をあげた、リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができたなどの具体的なエピソードを選び、自分の仕事を全うし、仕事で成果を出せる人材だということを伝えましょう。

【責任感】自己PRの例文

あなたの一番のPRポイントを教えてください。(200文字)
私の強みは物事を最後までやり抜く責任感の強さである。その強みを塾講師のアルバイトで発揮した。当初、私の塾では多くの保護者様に講義に満足頂けて...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

傾聴力をアピールする自己PR例文

『傾聴力』は、相手のニーズを的確に把握することができる力や、他人の意見やアイデアを受け入れ、まとめる能力をアピールすることができます。

傾聴力がある人は相手の状況や立場を理解しているからこそ、社内外で広い友好関係が築けます。

傾聴力がある人材はビジネスにおいて、取引先との信頼関係を強化したり、上司と部下のコミュニケーションやお客様との信頼関係の構築など、企業の成果に貢献することができると評価されるでしょう。

【傾聴力】自己PRの例文

自由に自己PRしてください。(400文字以内)
私の強みは傾聴力です。相手の話を聞き、本音を引き出すことができます。大学時代はボランティア活動を行い、児童養護施設や老人ホームなどでレクリエーションを行...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

対応力をアピールする自己PR例文

『対応力』は、不測の事態を臨機応変に対応することができ、物事に対しての課題を柔軟に解決できる人材だとアピールすることができます。

リスク予測・回避にも優れており、どのような状況においても、柔軟な対応で、事態の現状を正しく把握し優先的に対応すべきことが何かを導き出すことができると評価されるでしょう。

【対応力】自己PRの例文

自己PRについてお書きください。(300文字以内)
「緊急時の対応力」が私の強みです。この力は「1か月間の東南アジアへのひとり旅」で最も発揮されました。私は旅の2日目に散歩中に3人の男達に囲まれ全財産...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

最後に

面接における自己PRのまとめ

今回は「面接でよく聞かれる質問事項9つ」と「強み別の自己PR」についてご紹介​しました。

それぞれの質問に対してエピソードを基に回答を作っておくと、面接への心構えも変わってくると思います。

回答を作る上では、深掘りされそうなところや論理が甘いところはチェックしておくと良いでしょう。

また、一つのエピソードを様々な角度から見て、質問に応じて答えられるようにすれば、より一層面接での評価が良くなると思います。

自己分析をしっかりとした上で面接に臨んでいただければと思います。

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