エントリーシートでインターンシップ経験を聞かれたら?ESの書き方を解説
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最終更新日:2024年05月16日
本記事では、インターンシップ経験は有利かやエントリーシート(ES)におけるインターンシップ経験の書き方・ポイントなどを解説していきます。
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- 本記事の構成
- インターンシップ経験に関する設問の種類とその意図
●自社のインターンシップ経験を問われている場合
●他社のインターンシップ経験を問われている場合
●長期インターンシップ経験を記載する場合 - エントリーシート(ES)におけるインターンシップ経験の書き方
- エントリーシート(ES)にインターンシップ経験を書く際のポイント
●長期インターンシップに取り組もうと考えた動機(目的)を明確にする
●成果・実績を定量的にアピールする
●「活動から学んだこと・企業で活かせること」を具体的に述べる - まとめ
インターンシップ経験に関する設問の種類とその意図
企業によって設問形式は異なりますが、大前提"インターンシップ経験があるのであれば記載するべき"と言えます。
理由としては、インターンシップ経験を記載することがマイナス評価になることはなく、むしろ高評価になったり面接時の話のネタになる場合があるためです。
とは言え、インターンシップ経験を問う設問はいくつかの種類に大別することができます。
今回はその種類を以下の3種類に分類し、それぞれ解説していきたいと思います。
- 自社のインターンシップ経験を問われている場合
- 他社のインターンシップ経験を問われている場合
- 長期インターンシップ経験を記載する場合
自社のインターンシップ経験を問われている場合
「弊社のインターンシップに参加したことはありますか?」
上記のような設問内容の場合、参加経験があるのであれば絶対に記載するようにしましょう。
いわゆる本選考のエントリーシート(ES)で課される設問だとは思いますが、インターンシップへの参加経験があるということは"企業への志望度を暗に示す"ことにも繋がります。
インターンシップにも参加し、本選考にもエントリーしたという事実によって志望度の高さをアピールできる可能性もありますので、参加経験があるのであれば必ず記載するようにしましょう。
他社のインターンシップ経験を問われている場合
「これまでに参加した企業のインターンシップを記載してください。」
上記のような設問内容の場合、この設問の回答自体が評価の対象になることはまずないと考えてもらって構いません。
企業側の意図としては、エントリーシート(ES)に記載された内容を面接のネタにするというものが挙げられます。
「弊社以外の◯◯業界のインターンシップに参加しているようだけど、どんな軸で就活をしているの?」
「どうして◯◯社の長期インターンシップに参加したの?」
エントリーシート(ES)に記載した内容を元に、面接の場で上記のような質問を聞き、就活生の能力や人柄を深掘ろうという意図があると言えます。
長期インターンシップ経験を記載する場合
長期インターンシップとは、1dayや3daysといった一般的なインターンシップとは異なり、半年間や1年間といった長期に渡って活動するインターンシップのことを指します。
長期インターンシップはベンチャー企業を中心に募集しているケースが多く、「実際の社員と同様の(類似した)業務を行う・給与が発生する場合が多い・ビジネススキルを身につけることができる」といったものが特徴として挙げられます。
まず、「これまでに参加した企業のインターンシップを記載してください。」といった設問が課された場合は、長期インターンシップ経験も記載するようにしましょう。理由は上記で説明した通りです。
さらに、長期インターンシップ経験の場合は、"課外活動欄"に記載することも可能です。
課外活動欄に記載できるということは、いわば「面接で話すネタの引き出しを増やすこと」にも繋がりますので、記載して積極的にアピールするようにしましょう。
とは言え、長期インターンシップの経験自体が評価に繋がるわけではありませんので、その点に関しては勘違いしないようにしていただければと思います。
こうしたインターンシップ経験をエントリーシートで魅力的にアピールしたいという就活生には就職エージェントneoがおすすめです。
アドバイザーから、インターンシップなど過去の経験を魅力的に伝えるコツについてアドバイスがもらえます。
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エントリーシート(ES)におけるインターンシップ経験の書き方
続いては「エントリーシート(ES)におけるインターンシップ経験の書き方」を解説していきます。
ただ、先ほど紹介したような「弊社のインターンシップに参加したことはありますか?」・「これまでに参加した企業のインターンシップを記載してください。」のような設問は、単純に参加の有無・参加した企業名(と期間)を記載するだけでしょう。
そこで今回は"課外活動欄に長期インターンシップ経験を記載する場合"の書き方を解説していきます。
課外活動欄に長期インターンシップ経験を記載する場合は、基本的に以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。
※下記のフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。
このフレームワークを基に、以下に掲載したガクチカを具体例として、「課外活動欄に長期インターンシップ経験を記載する場合の書き方」を紹介していきます。
また、各項目の参考記事ではポイントをより詳細に解説しているため、そちらも参照にしつつ理解を深めていただければと思います。
始めたきっかけは友人に誘われたことだったが、「学生時代に学業以外で何か達成感を味わいたい」という自身の価値観と一致し、大学1年の冬から取り組んでいる。インターン生は30名いたのだが、負けず嫌いの私は年間MVPを目指して活動を開始した。そこで年間MVPを獲得するための施策を考えた結果、(1)誰よりも行動して経験を積むこと(2)優秀な社員の営業トークや振る舞いを徹底的に模倣することの2つを実行することに決めた。(1)に関しては、決められた業務時間の中で他のインターン生と差をつけるため、とにかく商談の回数を積むことを意識した。また、スケジュールを10分単位で設計し、無駄な時間を極力削減するよう努めた。(2)に関しては、成果を出している社員のトーク・振る舞いを全てメモして真似ることで、「成果を出す営業マンとは」を追求し続けた。
当初は1ヶ月で1件も契約を獲得できなかったが、6ヶ月目で月間MVP、その後も3ヶ月連続月間MVPなどの成果をあげ、目標だった年間MVPを1年目で受賞することができた。素直に実直に足を動かした結果の年間MVP獲得は、過去のどんな出来事よりも大きな達成感を感じることができた。この経験を通じ、営業スキルやビジネスマンとしてのあり方を学ぶことができた。
以下では、「上記ESの内容が各項目のいずれに該当するか」も記載してあるため、それぞれ照らし合わせながら確認してみてください。
(1)結論:何に取り組んだのか?
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上記で掲載したESの中で「結論」に該当する箇所は以下のようになります。
2年間に渡りITベンチャー企業で営業のインターンに取り組み、持ち前の粘り強さを活かして年間MVPを目指した。
(2)動機:なぜ取り組んだのか?
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上記で掲載したESの中で「動機」に該当する箇所は以下のようになります。
(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?
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上記で掲載したESの中で「目標と困難」に該当する箇所は以下のようになります。
(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?
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上記で掲載したESの中で「取組みと結果」に該当する箇所は以下のようになります。
そこで年間MVPを獲得するための施策を考えた結果、(1)誰よりも行動して経験を積むこと(2)優秀な社員の営業トークや振る舞いを徹底的に模倣することの2つを実行することに決めた。(1)に関しては、決められた業務時間の中で他のインターン生と差をつけるため、とにかく商談の回数を積むことを意識した。また、スケジュールを10分単位で設計し、無駄な時間を極力削減するよう努めた。(2)に関しては、成果を出している社員のトーク・振る舞いを全てメモして真似ることで、「成果を出す営業マンとは」を追求し続けた。当初は1ヶ月で1件も契約を獲得できなかったが、6ヶ月目で月間MVP、その後も3ヶ月連続月間MVPなどの成果をあげ、目標だった年間MVPを1年目で受賞することができた。
(5)人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?
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上記で掲載したESの中で「人柄」に該当する箇所は以下のようになります。
(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?
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エントリーシート(ES)にインターンシップ経験を書く際のポイント
エントリーシート(ES)におけるインターンシップ経験の書き方を紹介したところで、続いては「インターンシップ経験を書く際のポイント」を解説します。
基本的に、ポイントは以下の3点に大別されると考えられます。
- 長期インターンシップに取り組もうと考えた動機(目的)を明確にする
- 成果・実績を定量的にアピールする
- 「活動から学んだこと・企業で活かせること」を具体的に述べる
長期インターンシップに取り組もうと考えた動機(目的)を明確にする
長期インターンシップでは、「動機や目的」を盛り込むことが重要となります。
というのも、長期インターンシップに取り組む学生は基本的に主体的な動機を持っており、明確な目的を持って取り組んでいる場合が多いためです。
長期インターンシップは、短くても1ヶ月程度の期間は要しますし、1年以上活動する場合も珍しくありませんので、「取り組もうと思った動機が軽薄」という方はほぼいないと思われます。
「興味があったから・成長したかったから」といった簡略な動機ではなく、"具体的・明確な動機"を述べることで自分自身をアピールしましょう。
成果・実績を定量的にアピールする
長期インターンシップは個人としての成果・実績が色濃く表れる場合が多いため、「成果・実績」を具体的にアピールするべきでしょう。
そして具体的にアピールするにあたり、「成果・実績を定量的に伝える」ことは非常に重要となります。
特に営業職のインターンシップであれば、自身の活動の成果が数字として目に見えて表れるため、「自分はこれほどの成果を出したんだ!」とアピールするには、定量的に伝えることが必要不可欠でしょう。
また、定量的にアピールすることに加え、「社員と同等の●●万円の売上をあげた・同期の平均販売数の倍以上の個数を販売した」などと"比較"して伝えることができると、より具体的にアピールすることができます。
「活動から学んだこと・企業で活かせること」を具体的に述べる
長期インターンシップ参加者は、「何かを学ぼう!」と思って取り組んでいる人が多いです。
また、一般的な大学生では中々味わうことのできない経験をしている分、「その経験から学んだこと」はしっかりとアピールするべきでしょう。
「学んだこと」を明確に述べることができれば、"この就活生は明確な目標を持って意欲的に取り組んでいるな"と採用担当にアピールすることもできます。
「ビジネス経験・何らかのスキル・人として成長したこと」など、学んだことは何でも大丈夫です。自分が最も自信を持ってアピールできる学びを伝えましょう。
また、自分自身をアピールするということは、「自分は入社してからもこのようにして活躍することができます!」と伝えることと同義です。
長期インターンシップ経験の中で学んだことが、その企業において「どのように活かすことができるのか」をしっかりと述べましょう。
「長期インターンシップで学んだことが、志望企業に入社してからもそのまま活かすことができる」というケースばかりではないと思いますが、何かしらの共通点はあると思いますので、その共通点を見つけてアピールしましょう。
まとめ
本記事では「エントリーシート(ES)×インターンシップ経験」にフォーカスし、"エントリーシート(ES)におけるインターンシップ経験の書き方・ポイント"などを解説してきました。
エントリーシート(ES)でインターンシップ経験を問う企業はそこまで多くはありませんが、設問をうまく活用することで、魅力的な自己PRをすることは可能です。
本記事の内容を参考にしていただき、ES対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。
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