【ES例文6選】エントリーシートの自由記入欄はどう書けばいいのか?

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最終更新日:2024年11月08日

本記事では、自由記入欄に何を書けばよいかわからない就活生に向けて、"エントリーシート(ES)における自由記入欄(その他伝えたいこと)の書き方・ES例文"等を解説していきます。

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企業がエントリーシート(ES)の設問に自由記入欄(その他伝えたいこと)を設ける意図

企業はなぜ、エントリーシート(ES)の設問で「自由記入欄(その他伝えたいこと)」を設けるのでしょうか?

その意図は、以下の2点に大別されると言われています。

  • 自由記入欄を設ける意図 (1) 個性や人柄を把握するため
  • 自由記入欄を設ける意図 (2) 他のES設問では知り得ない事柄を知るため

自由記入欄を設ける意図 (1) 個性や人柄を把握するため

個性や人柄とは、"他の人と異なるその人特有の性質・その人に備わっている特徴"です。よく目にするものであれば、「真面目・素直・おおらか」といったものが個性や人柄の一例として挙げられるでしょう。

企業側はこのような就活生の個性や人柄を把握し、それらが自社の求める人物像に適しているか否かによって自社とのマッチ度を判断できます。(マッチ度とは自身と企業との相性の良さ、つまりその企業の考え方や働き方に対する姿勢などの性質が合うかどうかを意味する数値)

事実、マッチ度が低いと「社員との人間関係がうまくいかない・社風が根本的に合わない」等の理由で就職後のミスマッチが生じ、早期退職に繋がってしまいます。

そのため、個性や人柄を把握することは「就活生がその企業で活躍できるかどうかに大きく影響する」ため、企業はエントリーシート(ES)に自由記入欄(その他伝えたいこと)を設けるのです。

また、webと手書きで差はありますが、自由記入欄(その他伝えたいこと)に関する設問では、他の設問に比べて記載条件等が少ない場合が多いと言われています。

それゆえ、いわゆる「ES作成のフレームワーク」的なものも存在せず、且つ企業によっては写真や絵などを用いてアピールすることができるため、個性や人柄を出しやすいという側面があるという訳です。

自由記入欄を設ける意図 (2) 他のES設問では知り得ない事柄を知るため

他のES設問では知り得ない事柄を知るため、自由記入欄(その他伝えたいこと)に関する設問を課している場合もあります。

志望動機や自己PR等、ES設問の種類や数は企業によって異なりますが、一つの企業が20,30個も設問を設けることはまず不可能であり、大抵は4,5個の設問に集約されるでしょう。

また、「志望動機を400文字以内で書いて下さい」などといったように、大抵の設問には内容・文字数の条件があるため、就活生側も自分がアピールしたいことを全てアピールできるとは限らないのが現状です。

そこで自由記入欄(その他伝えたいこと)に関する設問を課すことにより、企業側は他のES設問では知り得なかった事柄を知ることができ、就活生側も自分自身を自由にできるアピールできるチャンスを貰えるという訳です。

自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文一覧

自由記入欄(フリースペース)のES例文

次に、「自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文」を紹介します。

本記事では、unistyleに寄稿された選考通過者/内定者ESの中から6つのエントリーシート(ES)を抜粋し、文字数別に掲載しています。

自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文(1):【200字】三井物産

自由記入欄(200文字以内)

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自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文(2):【200字】三井住友ファイナンス&リース(SMFL)

自由記入欄(200文字以下)

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自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文(3):【200字】双日

内容は問いませんので、自由に記述してください。(200字以内)

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自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文(4):【300字】日本放送協会(NHK)

自由記述欄(300文字以内)

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自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文(5):【300字】旭化成

あなたの学生時代について自由にお書きください。(全角300字以内)

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 自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文(6):【600字】東日本高速道路(NEXCO東日本)

自由記入欄(自己PRなど)(600文字以内)

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自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイントとは

実際のESで自由記入欄(その他伝えたいこと)にどのようなことを先輩たちが書いていたかを感じ取れたと思います。

では、企業はどのようなことを自由記入欄(その他伝えたいこと)で評価しているのでしょうか。続いてはその評価ポイントを解説します。

  • 自由記入欄の評価ポイント (1) 志望度
  • 自由記入欄の評価ポイント (2) 適性があるか
  • 自由記入欄の評価ポイント (3) プレゼン力
  • 自由記入欄の評価ポイント (4) 創造力・発想力

自由記入欄の評価ポイント (1) 志望度

自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント1つ目は志望度です。

書く内容が思い浮かばないあまりに、自由記入欄(その他伝えたいこと)を空白が多いまま提出してしまう就活生は少なくないかと思います。ですが、逆に自由だからこそ内容を充実させることで志望度をダイレクトにアピールすることが可能なのです。

自由記入欄(その他伝えたいこと)で志望度を再度アピールすることで、志望動機ではアピールしきれなかった思いを伝え、他の就活生から差別化を図りましょう。

自由記入欄の評価ポイント (2) 適性があるか

自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント2つ目は適性があるかどうかです。

企業が求めているのは「ただ優秀な人材」<「自社に適したスキルに持った人材」です。例えば、企業側が「積極性」を求めているのに対して「協調性」をアピールしても、あまり効果的とはいえません。

このことは自己PRにも当てはまりますが、自由記入欄(その他伝えたいこと)も企業が求める人物像を考えて、それに沿ったエントリーシート(ES)を作成することで、企業に自分の適性をさらにアピールしましょう。

自由記入欄の評価ポイント (3) プレゼン力

自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント3つ目はプレゼン力です。

自由記入欄(その他伝えたいこと)の作成は、実際の業務での「資料作成」に近いものだといえます。つまり、ここでは資料としていかに見やすいか、わかりやすくまとめられているかを評価することができます。

志望度や適性があることをうまく伝えられるよう工夫してエントリーシート(ES)作成し、これまでの3つの評価ポイントを存分にアピールしましょう。

自由記入欄の評価ポイント (4) 創造力・発想力

自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント4つ目は、創造力・発想力です。

これは業務において創造力や発想力がより重視されると言われている"広告代理店やテレビ局等のマスコミ業界"が代表例として挙げられるでしょう。

広告代理店であればコピーライター、テレビ局であれば番組制作など、実際の業務で必要とされる創造力や発想力がどれほどあるのかをこの設問で見極めようとしているという訳です。

実際、他業界に比べてマスコミ業界では自由記入欄(その他伝えたいこと)を課す企業が多い傾向にあるため、マスコミ業界への就職を目指す方はこういった観点を意識してエントリーシート(ES)を作成し、創造力・発想力をアピールしましょう。

自由記入欄(その他伝えたいこと)にはどんな内容を書くべきなのか?

自由記入欄(フリースペース)で書くべき内容

企業が自由記入欄(その他伝えたいこと)を設ける意図・評価ポイントは理解していただいたかと思いますが、「そもそもどんな内容を書けばいいのか分からない…。」という就活生の方もいることでしょう。

そこで続いては、自由記入欄(その他伝えたいこと)に書くべき内容を紹介していきたいと思います。

  • 自由記入欄で書くべき内容 (1) 志望動機(の補足)
  • 自由記入欄で書くべき内容 (2) 自己PR(の補足)
  • 自由記入欄で書くべき内容 (3) ガクチカ(の補足)
  • 自由記入欄で書くべき内容 (4) 長所や短所
  • 自由記入欄で書くべき内容 (5) 性格や人柄
  • 自由記入欄で書くべき内容 (6) 将来の夢・入社後にやりたいこと

とは言え、上記で挙げた6つの例は一例であり、よく用いられるものを取り上げたに過ぎません。

究極を言えば、"自由記入欄(その他伝えたいこと)に書く内容は「自分自身をアピールすることさえできれば何でもいい」"というのが結論になります。

先ほど紹介した『企業がエントリーシート(ES)の設問に自由記入欄(その他伝えたいこと)を設ける意図』、次の項で解説する『自由記入欄(その他伝えたいこと)を書く際のコツ』を意識した上で、自分自身を最大限アピールしていただければと思います。

また、上記で挙げた6つの例に関しては、それぞれ書き方を詳細に解説した記事があります。以下にそれぞれ記事を掲載していますので、自身が記載しようと考えている内容を選択し、確認していただければと思います。

志望動機(の補足)
【新卒】3ステップで完成!通過率を上げる志望動機の書き方|ES例文付

自己PR(の補足)
文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐

ガクチカ(の補足)
ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-

長所や短所
【大手ES例文20選】エントリーシートにおける長所(強み)の書き方
エントリーシート(ES)における短所の書き方をポイントと一緒に解説!-ES例文付き-

性格や人柄
あなたはどんな人ですか?エントリーシートでの性格・人柄の書き方-ES例文付-

将来の夢・入社後にやりたいこと
将来の夢の書き方-エントリーシート(ES)例文と一覧50選も紹介-
【ES例文16選】職種別・業界別での入社後にしたいことの答え方とは

自由記入欄(その他伝えたいこと)を書く際のコツ

自由記入欄のコツ

続いては、自由記入欄を書く際のコツを紹介していきます。

一般的な設問と異なり、自由記入欄(その他伝えたいこと)には「指定文字数/フォーマット」等の条件がない場合も珍しくありません。

もちろん常識の範疇を超えた装飾等をするのは避けるべきですが、ちょっとした工夫・装飾によってより自分自身をアピールすることに繋がり、他の就活生との差別化を図ることができるかもしれません。

そこで今回は、そんな自由記入欄(その他伝えたいこと)を書く際のコツを3つ紹介します。

※本記事で紹介しているいずれのコツにしろ、「企業から課された指定に従った上で」という条件下での話になります。必ず各社の設問条件を確認した上で以下のコツを参考にしていただければと思います。

  • 自由記入欄を書く際のコツ (1) キャッチコピーなどをつけて目立たせる
  • 自由記入欄を書く際のコツ (2) 写真やグラフを添付して文章の補足をする
  • 自由記入欄を書く際のコツ (3) 絵(イラスト)や色を用いて装飾をする

自由記入欄を書く際のコツ (1) キャッチコピーなどをつけて目立たせる

一般的なES設問でも用いられることのある手法でありますが、キャッチコピーなどをつけて目立たせるのも一つのコツになります。

箇条書きで書いたり文章をつらつらと書くと何か味気ない印象を受ける場合もありますが、キャッチコピーをつけるとそれだけで選考官へ印象づけることができる場合があります。

キャッチコピーの作り方・例文等に関しては『就活で使えるキャッチフレーズ・キャッチコピーの作り方 【ES例文39選付】』の記事で詳細に解説していますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。

自由記入欄を書く際のコツ (2) 写真やグラフを添付して文章の補足をする

設問の条件にもよりますが、写真やグラフを添付することで文章の補足をすることができます。

文章だけではやや定型的な印象を受けてしまうところ、写真やグラフを用いることで個性を表現することができます。また、写真があることで文章に根拠を持たせることもできます。

特に自己PRやガクチカ(学生時代頑張ったこと)に関する内容を書く際は、写真やグラフを用いるのも一つの手でしょう。

自由記入欄を書く際のコツ (3) 絵(イラスト)や色を用いて装飾をする

先ほど紹介した写真やグラフと同様、設問の条件にもよりますが、絵(イラスト)や色を用いて装飾をすることでアピールするという方法もあります。

手書きESの場合は絵(イラスト)や色を用いることを許可されている場合が多いため、そういった条件下ではこの手法は有効です。

やはり、黒文字で文章をつらつらと書くよりかは、絵(イラスト)を用いることで視覚的にアピールすることができ、色を用いることで目立たせたい部分を強調させることができます。

「絵(イラスト)や色使いがうまいから選考通過!」とまではいかないとは思いますが、他の就活生との差別化にも少なからず繋がりますので、条件次第ではありますが積極的に用いてみても良いでしょう。

また、エントリーシートの書き方やガクチカで困っている人は就職エージェントneoがおすすめです。アドバイザーから、過去のエピソードやガクチカを書く方法についてアドバイスがもらえます。

少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。
ESの書き方がわからない

自由記入欄(その他伝えたいこと)の注意点

自由記入欄注意点

  • 注意点(1):『自由記入欄』でも必ず記入する
  • 注意点(2):情報を重複させない
  • 注意点(3):ほかの項目の記入内容との矛盾しないようにする
  • 注意点(4):専門用語を使わない

注意点(1) 「自由記入欄」でも必ず記入する

「自由」と書かれていても、「自由記入欄」を空欄で提出するべきではないでしょう。

企業は、自由記入欄から就活生の志望度の高さや熱意を測っているためです。採用側にネガティブな印象を与えないように、空欄を埋めるようにしましょう。

注意点(2) 情報を重複させない

ESの他の設問項目に記入した内容をそのまま自由記述欄にも書くことは避けるべきです。

情報が重複していると、採用側がエントリーシートを1つ1つ読んでいく中で、同じような話が登場すると、さっきも読んだとイメージが悪くなるためです。

ただし、他の設問項目で答えた内容を、より深く掘り下げたり、プラスαの情報を記入したりするのは問題ありません。

注意点(3) ほかの項目の記入内容と矛盾しないようにする

ES全体で一貫性があるよう意識するとよいでしょう。

他の設問の回答と矛盾した内容を記載すると、採用者にマイナスな印象を与える可能性があります。

注意点(4) 専門用語を使わない

自由記入欄に記入する際は、だれにでもわかる表現・内容を意識するようにしましょう。

大学での研究やスポーツ、アルバイトの詳細な内容を述べるときには、読み手に伝わるかを気にして書きましょう。

まとめ

自由記入欄(フリースペース)のES設問対策のまとめ

本記事では「エントリーシート(ES)×自由記入欄(その他伝えたいこと)」にフォーカスし、"エントリーシート(ES)における自由記入欄(その他伝えたいこと)の書き方・ES例文"などを解説してきました。

自由記入欄(その他伝えたいこと)は他の設問に比べて条件などがないがゆえ、「どんな事柄をどのようにアピールすればいいの?」と疑問に思う就活生も少なくありません。

しかし、本記事でもお伝えしてきた「書くべき内容・書く際のコツ」等を適切に理解することで、他の就活生との差別化を図ることができ、選考官へのアピールにも繋げることができます。

本記事の内容を参考にしていただき、ES対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。

【設問別】エントリーシート(ES)対策記事一覧
自己PRに関する設問

自己PR長所(強み)短所(弱み)

志望動機に関する設問
志望動機実現したいこと入社後にやりたいこと将来の夢キャリアプラン10年後の自分

学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する設問
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)挑戦したこと最大の困難挫折経験打ち込んだこと苦労したこと辛かったこと成果を出した経験異なる価値観の人と協力した経験変化や変革をもたらしたエピソード成長した経験チームで成し遂げた経験

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