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理系研究職:「学生時代に頑張ったこと」で「研究」はOKか?

理系研究職:「学生時代に頑張ったこと」で「研究」はOKか?

掲載開始日:2015年11月02日
最終更新日:2017年10月25日

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こんにちは、16卒メーカー研究職内定者です。
就職活動をするにあたって必ず避けて通れない質問、それは「学生時代に頑張ったこと」です。その内容はサークルやバイト、イベント企画にゼミ、留学など人によって様々だと思います。特に理系の中には、単位取得や日々の研究に追われ「頑張ったことなんて研究くらいしか思いつかない!」なんて人もいるかもしれません。ここでは、そもそも「学生時代頑張ったこと」に対して研究について述べることは大丈夫なのか、また、その際に理系の学生がやってしまいがちな落とし穴などの注意ポイントについて紹介したいと思います。

頑張ったことで研究について述べることについて

結論から言えば、就職活動において「学生時代に頑張ったこと」で「研究」について言及してもなんら問題はありません。現に私自身ESや面接で「学生時代に頑張ったこと」という項目や質問に対して「研究」について述べ内定までたどり着きましたし、友人もそれで大手メーカーから何社も内定を貰っていました。
一般的に「学生時代に頑張ったこと」で大切なのは、よく言われる5W1Hを意識することです。研究をテーマに述べる際も同様で、特にWhat・Why・Howを意識するといいでしょう。「研究」の何を何のためにどう頑張ったのかを伝えることができれば、それは立派な自己PRになります。研究といっても結果を出すことが全てではないので、「計画性」「チームワーク」「主体性」「問題解決力」など様々な視点から自分の研究を捉えてみると新たな発見があるかもしれません。以下に示すように、特別に大きなことを成し遂げていなくても、研究をやっていくプロセスの中でいつの間にかやっていたことが中身のある「頑張ったこと」になってくれます。

例① 研究室で誰もやったことのない実験系だった→他研究室や他大学との連携で協力してもらい新たな実験系を導入・確立した。その過程において□□という問題がありその解決のため△△した。
例② 新しいターゲットの探索を目的としていた→1000サンプルを集め解析したが結果が出なかった→心が折れそうだったが□□と思い、諦めずに△△をしたところ○○という結果に繋がった。この経験から××。
例③ 一人ではできないような大がかりな実験だった→みんなに協力してもらうため□□をして△△が大事だということを学んだ。

専門的な内容はできるだけわかりやすく簡潔に

「研究」をテーマに「学生時代に頑張ったこと」を述べても問題ないからといって、ここで安心してはいけません。特に注意してほしいのは、その内容を見る(聞く)人が専門の人とは限らないということです。頑張ったことについてのプロセスを伝える際、研究の内容についても触れることがあると思いますが、相手が研究職の人とは限らないため内容を理解できず何を伝えたいかがわからずに終わってしまう、ということはよくあるパターンです。文系の人や親が聞いても伝わる内容を意識しましょう。
ただ、研究職の場合、別途研究概要を書いたり面接で聞かれたりすることがほとんどです。研究概要は企業によって文系でもわかる内容を求めてくる場合もあれば、学会要旨のように専門的な内容で求められる場合もあるので、先輩に聞いてみたり説明会での指示などを参考にするようにしましょう。

頑張った量は評価されにくい

理系のPRの特徴として「毎日日付が変わるまで研究してました!」「土日も返上で頑張りました!」という「頑張りの量」をアピールする学生が多く見られます。確かに、体育系の部活に所属しており「大会に向け毎日欠かさず5時間練習しました!」と言われると「大変だっただろうなあ」と思われるかもしれませんが、理系学生が「毎日12時間研究しました!」と言っても「ふーん」と思われて終わるのがオチです。理由は簡単で、理系の学生は研究室にもよりますが研究に多く時間を費やしていることがほとんどだからです。私の周りでも、土日に実験したり深夜に研究室にいたりといったことはよく聞く話なのでなんの驚きもありません。採用側も理系学生の研究が大変なのは承知なのであまり印象には残らないでしょう。むしろ社会に出れば限られた時間の中で成果を出していかなければならないので、頑張りの量よりも質に焦点を当てた内容が好印象です。頑張りの量も全くアピールにならないわけではないですが、あくまで目標を成し遂げるためのプロセスの補助として説明する程度にしましょう。

学会や論文は評価ポイントになるのか

研究はスポーツと違って試合で勝ち負けが決まるわけではないので、なかなかその成果が評価されにくい分野だと思います。しかし、それでも今までの成果を出す場として学会や論文投稿などがあります。実際に、研究職のESなどでは学会の出場や論文投稿に関する記入欄を設けてある企業もちらほら見受けられました。こういった企業は学会参加や論文投稿数をTOEICや資格のように評価の一部にしていると考えていいでしょう。
ただ、上には上がいるのでよっぽど出場回数や賞などに自信がある人以外はPRとして主張するのは控えた方が無難かもしれません(記入欄があれば無理して口答で述べる必要はないという意味です)。知人から聞いた話なのですが、集団面接の際に隣に座っていた学生が自己PRで「3回学会に出場して発表賞も1回受賞しました!」と誇らしげに話していたそうです。それに対して、知人は自分の番がくると「研究で~を頑張りました。ちなみに学会には7回出場して3回発表賞を頂きました。」と述べたそうです。回数が全てではないですが、やはり多い方が注目されてしまうものです。前述と同様、あくまで補助として述べ、頑張ったプロセスを通して「その結果こういった成果が出され、○回の学会発表や発表賞にも繋がりました。」というような表現だといいですね。

研究以外でも準備しておくことが無難

上記に述べたことを意識して「学生時代に頑張ったこと」で研究について語れば基本的に問題はないでしょう。しかし、注意しておきたいのは、研究職として応募する際はもともと面接時に研究について聞かれる時間が別途設けられていることがほとんどだということです。研究概要について聞かれる際は、研究内容に対する質問に加え、研究で苦労したことやどういったことを頑張ったかもセットで聞かれることが多いです。そうなると、元々研究についてしか考えていなかった場合はネタ切れになりかねません。実際のESや面接でも「研究以外で頑張ったことは?」という質問を多く受けました。また、自己PRは再現性が重視されますので、大きなことでなくても何かしらバイトなりサークルなりで他にも準備しておいた方がいいでしょう。さらに、研究好きをアピールし過ぎると、「そんなに研究好きなのになぜ大学に残らないのか?(大学院や博士課程に進学しないのか)」という質問が飛んできます。それに対する答えをきちんと持ち、経験則も踏まえなぜ企業に就職するのかを伝えることが大切です。

最後に…

いかがでしたでしょうか?長々と書いてしまいましたが、結局のところ「学生時代に頑張ったこと」で「研究」について書くことがプラスかマイナスかの答えはありません。いずれにせよ言えることは、頑張った「テーマ」ではなく「内容」が重要であるということです。研究と言ってもデータだけが全てではありません。そこには失敗の連続、結果が出たときの喜び、人との繋がりなどあなたにしかない物語があるはずです。もしも「学生時代に頑張ったこと」で「研究」について述べたいと思っているならば、「研究の凄さ」ではなく、「研究を通じて何を思い、どう行動し、何を学んだのか」を素直にしっかりと伝えることが内定への近道となるでしょう。

photo by Martin Thomas

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