インターンシップへの意気込みをアピールしたい!‐文字数別(200字/300字/400字)ES例文付‐

12,716 views

最終更新日:2025年05月16日

企業がインターンシップの意気込みを聞く意図

企業がインターンの意気込みを聞く意図

そもそもなぜ企業は就活生にインターンシップの意気込みを聞くのでしょうか。意気込みの書き方を知る前に、企業側の意図を理解しておくことが大切です。

企業がインターンシップの意気込みを聞く意図は主に以下の3点になります。

  • どれほど熱意があるのかを知るため
  • 企業と就活生がマッチするかを見極めるため
  • 採用活動の参考にするため

企業がインターンシップの意気込みを聞く意図(1):どれほど熱意があるのかを知るため

大前提、企業は熱意がある就活生にインターンシップに参加してほしいと考えています。

インターンシップは参加が自由であるため、軽い気持ちで応募することもできてしまいます。しかし、企業側は採用活動やその後のインターン生の教育で多くの時間や労力を費やすため、本当に熱意がある人だけを採用したいと考えています。

また、やる気がない人がいるとインターン生内や職場の雰囲気も悪くなってしまいます。参加自由なインターンシップにおいて熱意のある就活生を採用するために、意気込みを聞くことはとても重要なのです。

企業がインターンシップの意気込みを聞く意図(2):企業と就活生がマッチするかを見極めるため

意気込みを聞くことで、企業と就活生がマッチするかを見極めようともしています。

就活生がどんな目的で就職活動を行っており、インターンシップでは何を学びたいのかを知ることで、それが自社で達成できるのかを見極めているのです。

たとえやる気のある就活生でも、やりたいことと企業の社風や業務内容に齟齬あれば、就職活動における経験として不十分なものになりかねません。

企業と就活生のミスマッチを防ぐためにも、正直な意気込みを伝えるようにしましょう。

企業がインターンシップの意気込みを聞く意図(3):採用活動の参考にするため

企業が就活生の意気込みを聞くのは、採用活動の参考にするためでもあります。

企業によってはインターンシップに参加した就活生のみを本選考に進ませるなどの対応をとっている場合もあります。また、インターンシップにおいて優秀だった人材はチェックしておきたいという企業もあります。

そうでなくても、多くの企業は就活生が今就活においてどのような意思を持っており、何を重要視しているのか、また就活の状況などを知ることで、採用活動に活かそうとしているのです。

インターンシップの意気込みを作成する前に

インターンシップの意気込みを作成する前にやること

インターンシップの意気込みは、決まりが少なく自由度が高いため作成する際に何を書けばいいのか戸惑ってしまうこともあるでしょう。

そのため、実際にインターンシップの意気込みを作成する前に準備するべきことについて解説していきます。やるべきことは主に以下の2点になります。

  • インターンシップの目的を整理する
  • 企業・業界研究をする

インターンシップの意気込みを作成する前に(1):インターンシップの目的を整理する

インターンシップの意気込みを作成する前にやるべきことの1つ目は、インターンシップの目的を整理することです。

インターンシップに参加する目的がないまま、なんとなく時間があるからという理由で参加しては、何も得られないまま終わってしまいます。

インターンシップに参加して自分を成長させたいのならば、目的を整理しておく必要があります。

就職活動の中で、なぜインターンに参加したいと思ったのか、そこで何を得たいと思ったのかを明確にしておきましょう。

インターンシップの意気込みを作成する前に(2):企業・業界研究をする

インターンシップに参加する目的を整理するのと並行して、参加したい企業や業界の業務内容などに関する情報収集を行うようにしましょう。

インターンシップでは職場での仕事体験だけでなく、その企業や業界に関するテーマについてチームで議論し、発表するグループワークなどが行われます。

企業や業界についての理解を深めておくことで、インターンシップに参加した際に得られるものは大きくなるでしょう。

さらに、どの企業のインターンシップに参加すれば自分は成長できるのかを考える上でも、企業・業界研究をしておくことは重要になります。

企業研究に関する記事は以下にまとめましたので、詳しくはそちらを参考にしていただけたらと思います。

インターンESの意気込みの書き方

インターンエントリーシートの意気込みの書き方

ここまで、インターンシップの意気込みを考える前に準備するべきことを解説してきました。

ではいよいよ、インターンシップのエントリーシートで意気込みを書く際の手順について解説していきます。意気込みの書き方は以下の通りです。

インターンESの意気込みの書き方

(1)インターンシップに参加するきっかけを述べる

 ↓

(2)インターンシップでの目標を述べる

 ↓

(3)インターンシップの内容をどう就活に活かすかを述べる

インターンESの意気込みの書き方(1):インターンシップに参加するきっかけを述べる

まず初めに、インターンシップに参加するきっかけを述べましょう。

本選考の自己PRや志望動機を結論から述べるように、インターンシップの意気込みを書く際にもなぜインターンシップに参加しようと思ったのかを初めに伝える必要があります。

冒頭で参加するきっかけをはっきりさせることは、そのインターンシップに参加したいという熱意をアピールすることにつながります。

前述したように、インターンシップは参加が自由なため軽い動機で参加することもできてしまいます。そのため、どのような目的を持って参加するのかを伝えることは、他の就活生との差別化をする上でとても重要になります。

インターンESの意気込みの書き方(2):インターンシップでの目標を述べる

次に、インターンシップに参加した際に達成したい目標を述べるようにしましょう。

インターンシップに参加した際の目標を持っている人は、それを達成するために行動できるため、成長や企業への貢献が期待できます。目標を伝える際には、どのような経緯を経てどう成長したいのかまで詳しく伝えることで、参加意欲の高さをアピールしましょう。

インターンによって業務内容は様々です。そのため、自分が参加したい企業の職種に合った目標を述べるように心掛けましょう。

インターンESの意気込みの書き方(3):インターンシップの内容をどう就活に活かすかを述べる

最後に、インターンシップの内容をどう就活に活かすかを述べましょう。

インターンシップは参加して終わりではなく、あくまで就活の途中段階です。そのため、インターンシップでの経験をその後の就活に活かすことが大切です。

インターンシップでの目標だけでなく、その後の就活も見据えて自分がどうなりたいのかを伝えましょう。そうすることで、成長意欲の高さをよりアピールすることができます。

インターンシップの意気込みをアピールする際のポイント

インターンシップの意気込みをアピールする際のポイント

ここまで、インターンシップのエントリーシートでの意気込みの書き方について解説してきました。続いてはより具体的に、意気込みをアピールする際に気を付けるべきポイントを解説していきます。

ポイントは主に以下の3点になります。

  • 成長意欲を伝える
  • 伝えたい内容を簡潔にまとめる
  • 企業の求める人物像に沿った自分の強みをアピールする

インターンシップの意気込みをアピールする際のポイント(1):成長意欲を伝える

1つ目のポイントは、成長意欲を伝えることです。

前述したとおり、インターンシップは参加自由です。そのため、様々な動機で多くの人が参加しようと応募してきます。その中で参加するためには成長意欲を伝えることが大切です。

インターンシップに参加したいと思ったきっかけだけでなく、インターンシップに参加することで自分がどう成長したいのかをアピールするように心掛けましょう。

インターンシップの意気込みをアピールする際のポイント(2):伝えたい内容を簡潔にまとめる

2つ目のポイントは、伝えたい内容を簡潔にまとめることです。

もちろん、成長意欲を伝えることは大切ですが、文章を長々と書いてしまっては伝えたいことが何なのか分かりづらくなってしまいます。

企業は多くのエントリーシートから選考しなければいけないため、まとまりのない文章だと読む気が無くなってしまいます。伝えたいことが何なのか一目で理解してもらうために、伝えたい内容を簡潔にまとめるようにしましょう。

インターンシップの意気込みをアピールする際のポイント(3):企業の求める人物像に沿った自分の強みをアピールする

3つ目のポイントは、企業の求める人物像に沿った自分の強みをアピールすることです。

インターンシップに参加したいと思った理由を明確に述べても、それがその企業の社風や業務内容とずれていたら意味がありません。

企業は自社の社風や求める人物像とマッチした就活生を採用したいと考えているため、インターンシップにおいてもそのような人材が好まれます。

自分がなぜその企業のインターンシップに参加したいのかを考える際には、まず参加したい企業について詳しく理解しておくようにしましょう。

インターンシップにおける意気込みのES例文(200字/300字/400字)

インターンシップにおける意気込みのES例文インターンシップにおける意気込みの書き方は理解していただけたと思います。ここでは、実際に合格した就活生のエントリーシートを紹介していきます。

意気込みの書き方を詳しく理解して、実際にエントリーシートを書く際の参考にしていただけたらと思います。

インターンシップの意気込み例文(200字):アイリスオーヤマ

インターンシップに向けての意気込み(200字)

私は、多くの人が使いやすく、満足した暮らしを提供できる家電メーカーの営業職を希望している。今どのような商品が求められているか、どのような商品が売れるのか全力で考え抜く2日間にしたい。インターンシップを...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
アイリスオーヤマの企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

インターンシップの意気込み例文(200字):日本生命(日本生命保険相互会社)

インターンシップに応募した動機や、意気込みについて記入ください※改行不可。(200字以内) 

生命保険業界の業務について理解を深めたいからです。サークルで保険係を務めた経験から人の生活に安心を提供する仕事に興味を持ちました。その中でも「人生」に対して安心を提供する生命保険業務に興味を持ち、業界...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
日本生命(日本生命保険相互会社)の企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

インターンシップの意気込み例文(300字):三菱UFJ信託銀行

ご自身のことをアピールしてください。インターンシップへの意気込みも可(300文字) 

私の強みは、課題に気づき解決に向けて努力し続けることです。私は希望する研究室の分野についての知識が足りないと感じ、同期の友人とゼミを行いました。ゼミをより充実したものにし、課題である知識不足を補うため...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
三菱UFJ信託銀行の企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

インターンシップの意気込み例文(300字):NTTドコモ(NTT docomo)

ドコモのインターンシップに対する意気込みを教えてください。(300文字以内) 

私は自らの手で新しい価値観を生み出すことに興味があります。そのため、大学院では無線IoT通信のための研究を一から作り上げました。その結果、研究活動を通して思考力や行動力を養いながら新しい価値を生み出す...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
NTTドコモ(NTT docomo)の企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

インターンシップの意気込み例文(400字):セキスイハイム東海

インターンシップへの意気込み(400字以内) 

私が貴社のインターンシップに応募した理由は、自分が不動産業界で働いている理想の姿を明確にしたいからである。4月から就職活動を始めて色々な業界を見てきた上で、自分が将来やりがいを持って働いている姿を1番...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
セキスイハイム東海の企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

インターンシップの意気込み例文(400字):オリエンタルコンサルタンツ

参加の意気込みやチャレンジしたいことなどをご記入ください。(400字以内) 

課題抽出から計画,設計,維持管理に至るまで,長期的なプロジェクトの過程を経験したいと思い,本インターンシップを志望しました.私は,歩行空間の評価をテーマに研究をしています.このテーマを選んだのは,今後...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
オリエンタルコンサルタンツの企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

まとめ

インターンシップの意気込みのまとめ

本記事ではインターンシップの意気込みの書き方や書く際のポイント、実際のES例文について解説してきました。

インターンシップのエントリーシートにおいて、意気込みは頻出質問事項になります。企業が意気込みを聞く意図を理解したうえで、参加意欲が伝わるエントリーシートを作成しましょう。

下記にエントリーシート(ES)対策記事の一覧を載せましたので参考にしていただけたら幸いです。

【設問別】エントリーシート(ES)対策記事一覧
自己PRに関する設問

自己PR長所(強み)短所(弱み)

志望動機に関する設問
志望動機実現したいこと入社後にやりたいこと将来の夢キャリアプラン10年後の自分

学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する設問
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)挑戦したこと最大の困難挫折経験打ち込んだこと苦労したこと辛かったこと成果を出した経験異なる価値観の人と協力した経験変化や変革をもたらしたエピソード成長した経験チームで成し遂げた経験

大学や学業に関する設問
ゼミ活動研究サークル活動留学専攻分野(テーマ)課外活動得意科目

パーソナルな設問
趣味特技性格(人柄)大切にしている価値観仕事をする上で大切なことあなたを漢字一文字で例えると気になるニュース

経歴に関する設問
運転免許アルバイト資格TOEICインターン経験健康状態

その他
自由記入欄(フリースペース)キャッチコピーイラストあなたらしい写真新規事業提案
本選考とインターンの締め切り情報

おすすめの就活テクニック 4 件

現在ES掲載数

84,837

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録