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更新情報2016/12/09(Fri)内容を更新しました!

農林中央金庫のESと採用HPから考える農林中央金庫が求める人材

掲載開始日:2014年11月17日
最終更新日:2016年12月09日

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農林中央金庫は農業組合など第一次産業への貸し付けをメインとする金融機関で預金規模は80兆円を超えます。就職人気も高く、大量採用になりがちなメガバンクを避けて少数精鋭を謳っている農林中央金庫を選ぶ学生も少なくありません。第一次産業への貸し付け業務を主としてきましたが、海外では日本最大のヘッジファンドとして積極的な運用をしていることで有名です。少数精鋭かつ投資業務が収益の多くを占めることも学生人気の高い理由の一つと言えます。
 
今回も農林中央金庫のESと働き方から、農林中央金庫が求める人材について考えてみたいと思います。
 
 
私はいま札幌支店の業務第二班で、酪農関係の農業法人・農業者に対する系統貸出を担当しています。農林水産業者の事業に必要な資金対応をすることで、その経営を金融面からサポートしていく系統貸出は、農林中央金庫の原点とも言える業務です。
 
酪農業は、牛舎の建設や乳牛の購入といった初期投資に数千万円規模の負担が掛かる事業です。また、天候や穀物(飼料)相場、為替相場といった外部環境の影響も受けやすいことから、経営不振に陥る酪農家も少なくありません。したがって、農林水産業のメインバンクである農林中央金庫の系統貸出担当は、必要な資金をタイムリーに提供するだけでなく、経営全般にわたるコンサルティング機能の発揮が期待されています。
 
生産者の経営状況を改善するには、金融面と営農面(技術面)、双方からのサポートが欠かせないため、私たちは行政や道域の系統組織にも協力を仰ぎつつ、経営指導の枠組みを立ち上げました。具体的には月次ペースで協議会を開いており、私からはこの場において、各農家の状況や経営課題等を伝達。関係機関と情報の共有化を進める一方、自分自身も関係機関から技術的なノウハウを得て、生産者の経営指導に役立てています。
 
農林中央金庫採用HPから一部引用)
 
投資業務が収益のメインとはいえ、その投資の元手となる資金は農業、林業、酪農など各農家の預金です。そのため上記のようにメインバンクとしてメガバンクのように資金面だけでなく、経営面でサポートしていくことが求められます。
 
そのため基本的な求められる人材はメガバンクと同様に下記があげられます。
 
①農家、酪農家の顧客と信頼関係を構築することができる人材
②顧客の資金面だけでなく経営面のニーズや課題を引き出し、主体的に提案を行い、解決まで導くことのできる人材
③行政や地域の系統組織など価値観や立場の異なるメンバーと、担当企業の課題を解決するために協力して成果をあげることができる人材
 
これら①〜③の能力があることを学生時代の経験から説明することが求められていると考えましょう。下記は農林中央金庫の求める人材を理解する上でも参考になると思います。
 
 
 

農林中央金庫の設問

 
◆農林中央金庫に関心をもたれた理由と入庫後に取り組みたいことをお聞かせ下さい。(全角400文字以内) 
◆学生時代に最も力を注がれた事について、その動機、過程などを含めて教えて下さい。(全角400文字以内) 
◆当金庫に関するご質問やご意見を自由に、ご記入下さい。(特にない場合には、未記入で結構です)(全角200文字以内)
 
 

一つ目の設問

 
◆農林中央金庫に関心をもたれた理由と入庫後に取り組みたいことをお聞かせ下さい。(全角400文字以内) 
 
いわゆる志望動機ですが、農林中央金庫や素材メーカーのように就職活動で初めて存在を認識することが多い企業においてはこのように「関心を持った理由・当社を知ったきっかけ」などを聞かれることが多いようです。志望動機のフレームワークを既に整理してあるのであれば、企業選びの軸に沿って関心を持った理由を話せるとよいでしょう。
 
金融機関であれば下記のような流れで志望動機を話す人が多い傾向にあると感じています。
 
自分自身の行動やアイディアが差別化に繋がる金融業界で働きたい
⇒学生時代の経験から商品の良さ以上に、販売するヒトの力の重要性を感じてきた
⇒仕事においてもサービスの善し悪しではなく、ヒトの行動やアイディアが結果に直結する仕事を希望している
⇒採用が少数精鋭であること、日本の基幹産業である農林水産業に関われる農林中央金庫を志望している
 
あくまで学生時代の経験に結びつけて志望動機を語ることが大事です。
下記の内定者はアルバイト経験から農林中央金庫の志望動機を話していますので参考にしてください。
 
 
 

二つ目の設問

 
◆学生時代に最も力を注がれた事について、その動機、過程などを含めて教えて下さい。(全角400文字以内) 
 
学生時代頑張ったことについては、企業が求める人材であることを示すことが求められています。冒頭で説明した通り、農林中央金庫で求められている人材は下記の通り定義できます。
 
①農家、酪農家の顧客と信頼関係を構築することができる人材
②顧客の資金面だけでなく経営面のニーズや課題を引き出し、主体的に提案を行い、解決まで導くことのできる人材
③行政や地域の系統組織など価値観や立場の異なるメンバーと、担当企業の課題を解決するために協力して成果をあげることができる人材
 
学生時代の経験で言えば、個人個人と信頼関係を構築して課題を解決した経験、異なる価値観のメンバーと協力して成果をあげた経験などを話せると共感してもらえる可能性が高いように思います。下記の内定者のエントリーシートでは、プレゼンコンテストにおける価値観の異なるメンバー同士の協力により成果をあげた経験を語ってくれています。
 
 
 

三つ目の設問

 
◆当金庫に関するご質問やご意見を自由に、ご記入下さい。(特にない場合には、未記入で結構です)(全角200文字以内)
 
「特にない場合には、未記入で結構です」とありますが、本当にこの会社で働きたいのであれば、質問や意見がないことはないでしょう。質問をするのであればその質問の意図を明確にした上で、面接の際に聞けるようにしたりするのがよいでしょう。また最後に志望度の高さを伝えるために自分の考えを述べるのもよいでしょう。
 
背伸びしすぎて、自分自身の深い考えや経験・知見があるわけでもないのに、「日本の農林水産業の未来について」など上辺の質問をするのはやめておいた方が無難と言えます。
 
 

最後に

 
企業が求める人材というと、「傾聴力」、「リーダーシップ」、「周囲を巻き込む力」など様々なキーワードで説明されますが、重要なのは実際にはどのように働くのかを知った上で、これらのキーワードがどのように結びついているか考えることです。多くの学生が実際の働き方までは考えずに、表面的なビジネスモデルに対する理解で受けてしまうのが多いように感じています。この「企業別選考対策」では選考対策といいながらも、働き方に重点をおいた解説を心がけています。その他の企業についても参考になることが多いと思いますのでぜひご覧ください。
 
なお、下記では実際の農林中央金庫の内定者のエントリーシートについて解説していますのでご参照ください。
 
 
 

credit: smith_cl9 via FindCC

【参考】農林中央金庫の内定者の回答(取り組みたいこと)

 

農林中央金庫に関心をもたれた理由と入庫後に取り組みたいことをお聞かせ下さい。  

「ヒト」が勝負の世界で自分の能力を高め、多くの企業に必要とされる人材となりたいと考え、金融業界を志望している。学生時代に注力した新聞営業アルバイトの経験から商品の良さ以上に売るヒトの力が重要であることを学んできた。銀行であれば、融資に限らず、幅広い金融商品を有しているため、どのような提案を行うかは担当者のスキルにかかるところが大きく、正に人間勝負の世界であると伺ったため志望している。中でも貴金庫を志望するのは農林水産業の発展に貢献できるからだ。私の父の実家が江戸時代から続くお茶屋を営んでおり、幼少期から現在まで、そこで畑仕事や店番を手伝っている。この経験から、自らが社会に出て働く際には日本の農業に何らかのかたちで貢献したいと考えてきた。また、入庫後には農林水産関係への融資だけでなく、法人営業や株式投資など幅広い経験を積み、農林水産業の発展に貢献したいと考えている。


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