農林中央金庫|求める人材と内定者ES
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最終更新日:2023年09月22日
農林中央金庫は農業組合など第一次産業への貸し付けをメインとする金融機関で預金規模は80兆円を超えます。
第一次産業への貸し付け業務を主としてきましたが、海外では日本最大のヘッジファンドとして積極的な運用をしていることで有名です。少数精鋭かつ投資業務が収益の多くを占めることも学生人気の高い理由の一つと言えます。
農林中央金庫の働き方
酪農業は、牛舎の建設や乳牛の購入といった初期投資に数千万円規模の負担が掛かる事業です。また、天候や穀物(飼料)相場、為替相場といった外部環境の影響も受けやすいことから、経営不振に陥る酪農家も少なくありません。したがって、農林水産業のメインバンクである農林中央金庫の系統貸出担当は、必要な資金をタイムリーに提供するだけでなく、経営全般にわたるコンサルティング機能の発揮が期待されています。
生産者の経営状況を改善するには、金融面と営農面(技術面)、双方からのサポートが欠かせないため、私たちは行政や道域の系統組織にも協力を仰ぎつつ、経営指導の枠組みを立ち上げました。具体的には月次ペースで協議会を開いており、私からはこの場において、各農家の状況や経営課題等を伝達。関係機関と情報の共有化を進める一方、自分自身も関係機関から技術的なノウハウを得て、生産者の経営指導に役立てています。
(農林中央金庫採用HPから一部引用)
投資業務が収益のメインとはいえ、その投資の元手となる資金は農業、林業、酪農など各農家の預金です。そのため上記のようにメインバンクとしてメガバンクのように資金面だけでなく、経営面でサポートしていくことが求められます。
下記は農林中央金庫の求める人材を理解する上でも参考になると思います。
参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?
農林中央金庫の設問
◆学生時代に最も力を注がれた事について、その動機、過程などを含めて教えて下さい。(全角400文字以内)
◆当金庫に関するご質問やご意見を自由に、ご記入下さい。(特にない場合には、未記入で結構です)(全角200文字以内)
一つ目の設問
いわゆる志望動機ですが、農林中央金庫や素材メーカーのように就職活動で初めて存在を認識することが多い企業においてはこのように「関心を持った理由・当社を知ったきっかけ」などを聞かれることが多いようです。
志望動機のフレームワークを既に整理してあるのであれば、企業選びの軸に沿って関心を持った理由を話せるとよいでしょう。
あくまで学生時代の経験に結びつけて志望動機を語ることが大事です。
内定者の回答
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二つ目の設問
学生時代頑張ったことについては、企業が求める人材であることを示すことが求められています。冒頭で説明した通り、農林中央金庫で求められている人材は下記の通り定義できます。
①農家、酪農家の顧客と信頼関係を構築することができる人材
学生時代の経験で言えば、個人個人と信頼関係を構築して課題を解決した経験、異なる価値観のメンバーと協力して成果をあげた経験などを話せると共感してもらえる可能性が高いように思います。
内定者の回答
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三つ目の設問
質問をするのであればその質問の意図を明確にした上で、面接の際に聞けるようにしたりするのがよいでしょう。
また最後に志望度の高さを伝えるために自分の考えを述べるのもよいでしょう。
背伸びしすぎて、自分自身の深い考えや経験・知見があるわけでもないのに、「日本の農林水産業の未来について」など上辺の質問をするのはやめておいた方が無難と言えます。
最後に
企業が求める人材というと、「傾聴力」、「リーダーシップ」、「周囲を巻き込む力」など様々なキーワードで説明されますが、重要なのは実際にはどのように働くのかを知った上で、これらのキーワードがどのように結びついているか考えることです。
参考:農林中央金庫の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項
photo by smith_cl9