デベロッパー業界の動向や課題を解説|大手デベロッパー各社の最新動向も紹介

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最終更新日:2025年03月14日

デベロッパー業界を志す就活生は、デベロッパー業界の動向を知っておくことで、自分の志望する企業がどのような課題を乗り越える必要があるのかということを理解することができます。

企業の課題を理解することは、選考官に志望度の高さをアピールできるだけではなく、その課題を解決するための人材を理解し、企業の求める人物像を理解することに役立ちます。

また、デベロッパーは不動産全般に対して業務を行うため、不動産業界の動向について知っておく必要があります。この記事では、不動産業界の動向と課題、そしてデベロッパー業界の動向と課題を解説します。

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不動産業界の動向と課題

不動産業界の動向不動産業界は景気や時代の変化に大きく影響される業界です。ここでは不動産業界の動向と課題に関して紹介します。

不動産業界の動向

不動産業界の現在の動向としては以下のものがあげられます。

  • オリンピック
  • 国外開発

不動産業界は平成21年から24年頃まで売上高が減少していましたが、平成24年からは右肩上がりを維持しています。

政府は経済活性化のために訪日外国人を増やそうと、インバウンド政策としてビザ発給要件の緩和や、免税制度の拡充を行いました。

結果、旅行などで日本に来る外国人が増え、サービス業の業績が好調となりました。サービス業が好調となったことで宿泊施設の増設や老朽化した建物の建て替え、インフラ整備が必要となり、近年の不動産業界は活況を呈しています。

2020年のオリンピックに伴い、今後さらに訪日外国人の増加が見込めるため、不動産業界の需要はしばらく続くと予想されていましたが、コロナウイルスの影響を受け不動産業界の需要が減少してしまう可能性も考えられます。

もう一つの大きな動向として、海外開発があります。

日本では少子高齢化による人口減少に伴い今後住宅を購入する人も益々減少し、不動産業界は厳しい状況になると予想されています。

しかしインドネシアやベトナム、フィリピンなどの人口増加が見込める発展途上国では今後必ず不動産が必要になると予想し、国内の不動産会社は海外に事業を展開しようとしています。

2020年のオリンピック後はこのような海外展開がさらに加速すると言われています。

不動産業界の課題

  • 人手不足
  • 空き家問題

人手不足の理由としては、不動産業界の業務内容が多いことが挙げられます。

このような課題を解決するために不動産業界でもデジタル化を進めています。具体的には、AI・人工知能を利用した物件価格の可視化・査定やVRを利用した内覧システムなどがあります。

上記のようなシステムの導入により、業務環境が改善され、一人当たりの負担が軽減されることが期待されます。

もう一つの課題に、空き家問題があります。日本は人口減少に伴い生産年齢人口が減っており、一戸建て住宅やマンションなどの需要も減少し、空き家問題が発生してしまいます。

不動産業界の課題対策

情報公開のIT化…不動産会社と顧客との間に生じる情報格差をなくし、誰でも簡単に情報を得られるようにする仕組み

ブロックチェーンの活用…契約締結までの様々な業務を一括でスピーディーに対応することができ、顧客満足度を向上させることが可能となる

不動産業界の課題に関しては、【2020年版】不動産業界の今後は?課題や動向についてわかりやすく解説でより詳しく解説しています。

デベロッパー業界の動向

以下では、デベロッパー業界に絞った動向に関して解説していきます。

デベロッパー業界の動向:(1)オリンピック開発

デベロッパー業界でも、オリンピックに関連した大規模開発が行われています。
最も注目を集めているプロジェクトは、東京オリンピック選手村跡地の再開発プロジェクトの一つであるHARUMI FAGです。
参考...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

デベロッパー業界の動向:(2)海外開発

総合デベロッパーも海外開発を行っており、以下のような国の開発を進めています。
具体例
三井不動産▶アジア、欧米、欧州
三菱地所▶欧州、アジア・オセアニア、米国
東急不動産▶インドネシア、アメリカ、中国...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

デベロッパー業界の課題:新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスの影響で様々な業界が対応を迫られていますが、デベロッパー業界も例外ではありません。
上述したHARUMIFLAGのプロジェクトも、東京オリンピックが延期になったことで予定が大幅に変更...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

デベロッパー各社の最新の動向

デベロッパー各社動向ここまでデベロッパー業界全体の動向と課題をみてきました。

就活生の皆さんは、自分が志望する企業ではどのような取り組みがなされているか興味を持ったのではないでしょうか。

以下では、人気六大デベロッパー各社の取り組みについてご紹介します。自分の志望する企業ではどのようなことが行われているのか理解し、企業がどのような能力を求められているか考えるのに役立てましょう。

人気六大デベロッパー各社の社風や選考情報については【人気六大デベロッパー比較】業界大手の事業内容と社風、選考内容の違いとは|三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産・森ビルで紹介しているので、この記事と併せて企業研究を行うようにしましょう。

デベロッパー各社の最新の動向:三井不動産

三井不動産は、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて、「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。
参考:三井不動産 VISION 2025
その...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
三井不動産の選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)企業研究はこちら

デベロッパー各社の最新の動向:三菱地所

日本の人口減少の背景には、少子高齢化社会があります。三菱地所では、「長期経営計画2030」を発表し、「サステナブルな社会の実現に向けた、4つの重要テーマに関する取り組みの実行」を掲げています。
参考:...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
三菱地所の選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)企業研究はこちら

デベロッパー各社の最新の動向:住友不動産

住友不動産は、中期経営計画の中で、「再開発を中心とした具体化している延床80万坪超の開発計画」を掲げています。そのための再開発プロジェクトの一つに、「HANEDA GLOBAL WINGS」と改称され...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

住友不動産の選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)企業研究こちら

デベロッパー各社の最新の動向:東急不動産

東急不動産は、中長期経営計画の中で、成長戦略の一つとして「ライフスタイル提案型の街づくり」を掲げています。
参考:東急不動産 中期経営計画2017-2020
その取り組みは日本国内に留まらず、現地子会...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
東急不動産HDの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちら

デベロッパー各社の最新の動向:野村不動産

野村不動産は、中長期経営計画の中で、価値創造のためのテーマとして「地球環境・地域社会の未来を見据えた街づくりとコミュニティ形成」を掲げています。
参考:野村不動産 中長期経営計画
このテーマへの取り組...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
野村不動産の選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちら

デベロッパー各社の最新の動向:森ビル

森ビルでは、新型コロナウイルスの影響を受けて、運営する文化施設の臨時休館が行われています。
参考:森ビルニュースリリース 森ビル関連施設 臨時休館期間延長のお知らせ
森ビルでは、国から休業自粛要請が出...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
森ビルの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)企業研究こちら

デベロッパー業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介

unistyleでは業界別のLINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。

実際にデベロッパー業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。

下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。

デベロッパー業界志望者向けグループに参加したい方はこちらをクリック

最後に

デベロッパー動向まとめ本記事では不動産業界とデベロッパー業界の動向から今後までを解説してきました。

デベロッパー業界は時勢が反映されやすい業界なので、志望する就活生は動向に注目するようにしましょう。

デベロッパーの「企業研究/選考対策」をしたい方はこちら

三井不動産の企業研究/選考対策こちらから
三菱地所の企業研究/選考対策こちらから
住友不動産の企業研究/選考対策こちらから

東急不動産の企業研究/選考対策こちらから
野村不動産の企業研究/選考対策こちらから
森ビルの企業研究/選考対策こちらから
ヒューリックの企業研究/選考対策こちらから
日本商業開発のES・選考レポートこちらから
サンケイビルのES・選考レポートこちらから

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