【内定者例文4選】自己PRで"調整力"をアピールするためのポイントは3つ!
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最終更新日:2025年04月24日

本記事では大手内定者の自己PRで"調整力"をアピールしたES(エントリーシート)を例文を掲載し、"調整力"をアピールするための言い換え方法やポイントを解説します。
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- 本記事の構成
- 企業が求める"調整力"とは何か
- 自己PRで"調整力"をアピールする手順
・結論ファーストで"調整力"が強みであることを述べる
・"調整力"がどの場面で活かされたのかエピソードを述べる
・"調整力"を活かすために何を意識したのかを述べる
・"調整力"を活かしてどのように企業に貢献するのかを述べる - 自己PRで"調整力"をアピールするためのポイント
・他の就活生と差別化を図る
・求める人物像に沿って伝える
・成果と過程を明確にする - "調整力"は他の言葉に言い換えてアピールできる
- 【大手内定者厳選】自己PRで"調整力(マネジメント力)"を強みとしたES回答例文
・日揮ホールディングス23卒内定者のESで"調整力"をアピールした回答例文
・三井化学21卒内定者のESで"マネジメント力"をアピールした回答例文
・三菱電機18卒内定者のESで"調整力"をアピールした回答例文
・東洋製罐ホールディングス22卒内定者のESで"調整力"をアピールした回答例文 - まとめ
企業が求める"調整力"とは何か
企業で求められる調整力は、「利害の対立する人たちを、ある目的のために協力させる力」ということになります。
プロジェクトを進めるには、チームメンバーが「プロジェクトを成功させる」という目的に向かって、協力していく必要があります。さらに、そこに外部パートナーなどが加わって、関わる人数が増えれば、協力し合うのはさらに難しくなるでしょう。
企業が求める調整力とは、このような状況をうまく仕切って、チーム全員が同じ目標のために協力する体制を作れる力です。
自己PRで"調整力"をアピールする際の手順
自己PRで"調整力"を最大限にアピールするために、必要な手順を解説していきます。
以下の項目が、"調整力"をアピールするための手順になります。
- 結論ファーストで調整力が活かされた内容を簡潔に述べる
- 調整力がどんな場面で発揮されたのかエピソードを述べる
- 調整力を活かすために何を意識したのかを述べる
- 調整力を活かしてどのように企業に貢献するのかを述べる
結論ファーストで述べる
自己PRでは冒頭で、自分の強みを聞かれているわけですので、アピールしたい内容を簡潔に伝えます。
内容自体はそこまで詳細に伝える必要はなく、"どのような強みがあるのか"がある程度伝わるのであれば問題ありません。
特にエントリーシート(ES)においては、第三者である面接官の方が確認するわけですので、ダラダラと冗長に記載するよりは、内容を簡潔に記載した方が読みやすく、採用担当者に対して良い印象を与えることができるでしょう。
調整力がどの場面で発揮されたのかエピソード述べる
次に話す内容がイメージしやすいように回答することを心がけましょう。
話す内容を抽象的な表現でまとめてしまうと、調整力が発揮されたエピソード"がどのようなものなのかイメージしにくくなってしまいます。
結論ファーストから具体的な内容や方法論を話すことができれば具体性が増し、イメージしやすい内容にすることができます。
調整力を活かすために何を意識したのか述べる
次に調整力を活かすために行動したことを伝えるようにしましょう。
何を意識したかを述べることで、よりエピソードが具体化され、読み手がイメージしやすくなります。
調整力を活かして企業にどう貢献するか述べる
その企業の仕事内容をしっかりと理解した上で、あなたがこれまでに培ってきた強みである調整力が入社後にどのように活かされるのかを提示しましょう。
企業側が重視するのはあくまでも「あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうか」です。
自己PRの最後に「その企業での仕事内容」と「これまでに培ってきた調整力」が結びついていることを示し、あなたがその企業にとって「採用すべき人材」であることを証明しましょう。
自己PRにおける「企業での貢献」(締めの文)の考え方や書き方について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
→自己PRも学生時代頑張ったことも、最終的には「企業の利益に貢献できる能力があること」を伝えるために話をするものです。本記事では仕事と強みの結びつけ方を紹介しています。
→自己PRの締めを書く際のポイント・例文などをそれぞれ詳しく解説しています。
自己PRで"調整力"をアピールするポイント
続いては自己PRでアピールする際に、採用担当者からの高評価を得るためのポイントを解説していきます。
自己PRを書く際のポイントは以下の3点になります。
- 他の就活生と差別化を図る
- 求める人物像に沿って伝える
- 成果と過程を明確にする
他の就活生と差別化を図る
自己PRは、アピールしたい部分が他の就活生と似てしまうことが多いです。そのためには、自分オリジナルの強みをアピールしなければなりません。
差別化を図るためには、アピールしたい"調整力"を裏付けるエピソードを複数用意することが必要です。
複数のエピソードについて言及することができれば、あなたの強みである「調整力」が一定の再現性を伴っていることを示すことができ、自己PR全体の説得力をさらに高めることができます。
企業が求める人物像に沿って伝える
自己PRで調整力をアピールする際に必ず念頭に置いて欲しいのは"志望企業が求めている強みをアピールすること"です。
企業の人物像を知るためには、企業の採用HPから把握することができます。
多くの企業が自社の採用HPに求める人材像を明記しています。そのため、採用HPを見ることで「その企業がどのような人材を求めているか」を知ることができます。
成果と過程を明確にする
自己PRで調整力をアピールする際は"定量的"に伝えるようにしましょう。
そのうちの過程と成果を明確にするための指標として用いたいのが具体的な数字や成果です。
客観的な成果を示すのが難しい場合にも、アルバイトであれば上司や同僚、大学では教授や友人など、他者からの評価を提示すると成果をより客観的なものにすることができます。
"調整力"は他の言葉に言い換えてアピールできる
"調整力"は抽象的な強みであるため、他の言葉に言い換えてアピールすることで、自分の強みをより伝えやすくすることができ、他の就活生との差別化を図ることができます。
"調整力"を言い換えてアピールすることができる強みを以下で紹介していきます。自分に合う強みがあったら参考にしてみてください。
- マネジメント力
- 対人関係力
- 意見のまとめ役
【大手内定者厳選】自己PRで調整力(マネジメント力)を強みとしたES回答例文
以下で大手企業内定者の自己PRの回答例文を紹介します。
それぞれ調整力をアピールしている回答となっているので、自己PRでアピールしようと思っている方は参考にしてみてください。
- 日揮ホールディングス23卒内定者の自己PRで調整力ををアピールしたES回答例文
- 三井化学21卒内定者の自己PRで調整力をアピールしたES回答例文
- 三菱電機18卒内定者の自己PRで調整力をアピールしたES回答例文
- 東洋製罐22卒内定者の自己PRで調整力をアピールしたES回答例文
日揮ホールディングス内定者の自己PRで"調整力"をアピールしたES回答例文
部活動でラグビーに取り組み,「観察力を活かした組織の調整力」を身につけました.高校時代,入部したチームは初心者が多く基本ルールも共有できませんでしたが2年次秋に主将を任されチームで九州大会出場を目標...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
三井化学内定者の自己PRで"調整力"をアピールしたES回答例文
私は多角的視点を持ってチームを牽引するコミュニケーション能力とマネジメント力があります。 学生時代は大学祭実行委員会での活動に力を入れ、特に3年次にはそれまできちんと行われていなかった「新人研修」を制...○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
三菱電機の自己PRで"調整力"をアピールしたES回答例文
私は組織をマネジメントし、目標達成へ導くことができる。この能力を発揮しフットサルサークルの幹事として、組織改革に尽力した。私のサークルは結成3年目であり人数が20人、活動が週1回の練習のみと小規模であ...それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
東洋製罐の自己PRで"調整力"をアピールしたES回答例文
私の強みは、意見の対立をまとめ上げる調整力です。この強みは、所属する登山サークルの企画チームとして、夏合宿の方針について検討する際に発揮されました。
夏合宿は一年の中で最もハードな行事であり、例年参...
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
まとめ
本記事の総括として、重要なポイントは以下の2つです。
(1)企業を理解し、伝えるべき「強み」を決める
∟あなたの志望する企業がどんな人材を求めているのかを認識した上で、それにマッチするような強みをアピールすべきです。
(2)「強み」を論理的に伝えるための自己PRを作成する
∟読み手・聞き手にしっかりと伝わる自己PRを作成するためには、論理性が最も重要なポイントになります。本記事で紹介したフレームワークに沿って作成すれば、読み手に伝わりやすい自己PRになります。
本記事を参考にしていただければ、自己PRを通じて自身の強みを志望企業の採用担当に分かりやすく伝えられるはずです。
面接での自己PR対策については、以下の記事も参考にしてみてください。
→新卒就活の面接でも頻出の自己PRにおいて、採用担当が重視する評価基準・自己PRを魅力的にするためのポイントについて解説しています。
→新卒就活において就活生の強みを知るために問われる自己PRですが、面接では様々な角度からの質問で就活生の強みや弱みを深掘りされます。この記事では自己PRにまつわる面接で頻出の質問を紹介しています。
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