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自己PRの書き方-エントリーシート(ES)で強みを伝える方法を例文16選付で解説

自己PRの書き方-エントリーシート(ES)で強みを伝える方法を例文16選付で解説

最終更新日:2022年09月06日

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新卒就活における最頻出質問とも言われ、全ての就活生が一度は質問されたことのあるであろう「自己PR」。

そんな自己PRで就活生が企業にアピールすべきことは、「自分自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材"である」ということです。

しかし、「自己PRの考え方がわからない」「自己PRに不安がある」と悩みを抱えている就活生も少なくないことでしょう。

そこで本記事では、内定レベルの自己PRを簡単に完成させるための書き方など、新卒就活のエントリーシート(ES)における自己PRの対策を包括的に解説していきます。

企業が自己PRを就活生に問う3つの目的

企業が自己PRを就活生に問う目的とは

企業が自己PRを聞く理由は以下の3点に大別されると言われています。

それぞれ詳しく説明していきます。

企業の求める人物像に合った強み(能力)を持っているかを知ること

1つ目は就活生が企業の求める強み・能力を持っているかどうかを判断することです。言い換えれば「その就活生を採用した際に自社に利益を生み出してくれる能力があるか」というのが評価ポイントになります。

当たり前の事柄ではありますが、各社は「自社の利益創出に貢献してくれる人材」を求めて新卒採用活動を行なっています。

そして各社はそれぞれ「どんな強み・能力を持っている学生であれば自社に貢献してくれるか」を考え、それを新卒採用における評価基準として設定しています。

したがって就活生の皆さんはこうした企業側のニーズを満たすべく、企業が求める強み・能力を自分が持ち合わせていることを自己PRでアピールする必要があります。

就活生のキャラクターがその企業にマッチしているかを知ること

2つ目は就活生のキャラクターがその企業にマッチしているかという点です。すなわち、「社風を含め、社内外の仲間とうまく関係性を築くことができるか」という点が評価ポイントとなります。

企業側は就活生の自己PRを通じ、そのキャラクターや価値観が企業のカルチャーとマッチするかどうかも評価しています。企業という組織の一員になる以上、1人で完全に独立して仕事をすることはなく、他の社員と協働して成果を上げることが求められるためです。

したがって、あなたのキャラクターがその企業のカルチャーとマッチするかどうかも自己PRにおける重要な評価ポイントとなる訳です。

関連記事:新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-
→新卒就活において企業が自己PRを聞く意図・評価基準に加え、自己PRとガクチカ(学生時代力を入れたこと)の違いなど、自己PRにまつわる基礎的な事柄を包括的に解説しています。

その企業で活躍できそうか(強みを発揮できそうか)を知ること

さらに3つ目のポイントとして、上述のような強みやキャラクターを入社後に発揮できそうかという評価項目も存在します。

企業は「入社後に強みを発揮し自社に利益を生み出してくれる就活生」を採用したいと考えています。したがって、あなたがいくら優れた強みやキャラクターを持っていたとしても、それを入社後に発揮できなければ企業があなたを採用するメリットはありません

ある特定の状況やモチベーションの高い状態でしか発揮されない強みがあっても企業からの高評価は得られません。なぜなら、志望企業に入社しても必ずしも自分の望んだ部署や業務内容に配属されるとは限らず、そのような状況でも強みを発揮できるかが重要な評価ポイントになるからです。

実務経験が自己PR内容になる中途採用と異なり、新卒採用における自己PRの強みは協調性やチャレンジ精神のような抽象的で汎用性の高いものになることが多いでしょう。そのため、新卒採用の自己PRではそうした強みが入社後に発揮されることも明示し、アピールする必要がある訳です。

では次に、具体的に各業界・企業の新卒就活でどのような強みが求められるのかを解説していきます。

自己PRで評価される5つの強みの方向性

各業界のビジネスモデルと伝えるべき5つの強み

「企業の求める人物像」がどんなものかという大枠は、その企業がどんなビジネスモデルで経営しているのかによって決まります。

したがって、適切な自己PRをするためにはその企業のビジネスモデルを理解した上で、その企業がどんな「強み」を求めているかを明らかにする必要があります。

例えば、広告業界の企業に向けた自己PRを考える際には以下のような流れで考えるのが望ましいでしょう。

広告業界における自己PRの考え方

◆ビジネスモデルや仕事内容
・企業とクライアントの仲介役として様々なステークホルダーと連携を取る必要がある。

・案件や企画ごとにチームが組まれる。
・労働集約型のビジネスモデルであるため、労働時間が長時間になりやすいという側面がある。
・0から1を作り出す仕事も存在するため、右脳的なスキルが必要になる場面がある。
 ↓
◆求める人材像
・周りを巻き込んで組織を動かす力のある人

・忍耐力のある人
・新たなアイデアを生み出す発想力のある人

そこでまずは、各業界での自己PRにおいてどのような強みをアピールすることが好ましいのか考えていきましょう。

unistyleでは、自己PRの中で企業に評価される「強み」には実は共通するものがあり、大きく以下の5つに分類することができると考えています。

  • 個人として努力し、成果をあげることができる
  • 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
  • リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
  • 価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
  • 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現できる

上記の5つの強みに関し、各項目を書く上でそれぞれ留意すべきチェックポイントを解説していきます。     

強み(1):個人として努力し、成果をあげることができる

協働が求められる会社という組織の中の一員といっても、個人として大きな成果をあげられることは大きな強みのひとつです。とりわけ、営業実績が具体的な数字として個人に紐づけられる業界(企業)では、こうした強みやエピソードをもつ人材が評価されていると考えられます。

ただし、人気企業では「個人として成果を上げたうえで、チームとしてどのように成果を上げるか」ということも求められます。

したがって自己PRの際には、他者との協働ができるということもあわせて、バランスよく強みをアピールするように注意する必要があります。

該当する業界

証券会社、銀行、メーカーやIT・人材企業の営業職、製薬会社のMRなど

強み(2):関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる

周囲の人々と信頼関係を築く力、そこから課題を解決へ導く力も、重要な強みのひとつです。

社外・社内の関係者からの信頼を獲得し、それをもとにビジネス上の課題解決をリードしていくことが求められる企業においては、特に重要な評価ポイントになるでしょう。

該当する業界

コンサル、銀行、総合商社、SIer・システム開発会社、海運・運輸・物流など

参考:【やりたい仕事別|受けるべき業界ナビ】提案・課題解決編

強み(3):リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる

自ら主体的にリーダーシップを取って組織を目標達成へ導く能力も、多くの企業で求められる強みです。

とりわけ、様々な企業を束ねてプロジェクトを取りまとめることが求められるような企業は、こうした素養をもつ就活生を求めていると考えられます。

こうした強みを求められる企業では、組織やチームのために主体的に行動し、仲間を巻き込んで成果を上げたエピソードを用いた自己PRが評価されるでしょう。

該当する業界

総合商社、戦略コンサル、不動産ディベロッパーなど

強み(4):価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる

ビジネスで大きな成果をあげるためには、バックグラウンドの異なる人々と協力することも重要になります。

国籍・年齢・価値観などが異なる関係者と協力することになる業種では、こうした強みはとくに評価されることになるでしょう。

こうした強み・エピソードでは「価値観の異なる人と協力する上で大事なことは何か」という方法論を述べることで、そうした強みを発揮できる資質をアピールしやすくなるでしょう。

該当する業界

総合商社、不動産ディベロッパー、広告代理店、素材メーカー、Webサービス会社など

参考:異なる価値観を持った人とチームで働きたい学生が受けるべき業界4選

強み(5):今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現できる

総合職の仕事では、既存のレールに乗って決められた業務を進めることだけでなく、現状の課題を解決するような新しい仕組みや企画を考え出して実現させることも重要になります。

とりわけ、新しい仕組みを生み出すことで収益をあげている企業では、こうした素養は高く評価されるでしょう。

学生時代のエピソードとしては、部活動やサークル活動での新入生勧誘の方法を変更して成果を上げた経験など、何か既存の仕組みを変えることで成果を上げたエピソードを用いることができるでしょう。

該当する業界

ネットベンチャー、総合商社、広告代理店、コンサルなど

参考:「新規事業を生みだす仕事がしたい」就活生へ|受けるべき業界 3選

以下が5つの強みを詳細に解説している記事となっております。こちらも是非ご覧ください。

参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?
→人気企業に内定する就活生がESに書いていることには一定の共通項があります。参考記事では、人気企業内定者が共通してアピールしていた企業が求めている「強み」を5つ、アピールに使える学生時代のエピソードもあわせて紹介しています。

また、「アピールできるほどの自己PRやエピソードなんてない…」と悩んでいる就活生に関しては、以下の記事もあわせて確認していただければと思います。たったの3ステップで自己PRに使える強みを見つける方法を解説しています。

以上のことを踏まえた上で、続いてはエントリーシート(ES)で内定レベルの自己PRを書くための方法を具体例と共に2つのステップに分けて解説していきます。 

 自己PRの書き方【1】:求める人物像に即した強みとエピソードを決定する

自己PRの書き方(1):

ここまでで、各業界で求められる大まかな強みについて解説しました。ここからは、エントリーシート(ES)や面接の自己PRで実際にアピールする強みを決定するための方法について説明していきます。

その際気を付けるべきポイントは以下の3点です。

  • 企業の求める人物像を理解すること
  • 企業の求める人物像に合った強み・エピソードを用意すること
  • ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とは区別すること

自己PRの内容を考える(1):企業研究で企業の求める人物像を理解すること

各業界で求められる大まかな強みについては前述のとおりです。ただし、同じ業界の企業でも、各企業の事業領域や強み・社風によって求められる強みは少しずつ異なります。また、企業の募集要項などを見ると求める人物像として複数の強み・能力を掲げていることが一般的です。

したがって、実際にエントリーシート(ES)を書く際には企業研究を行ってその企業が求める強みや人物像を詳細に検討し、自身のアピールできる強みとマッチしたものがないか検討してみましょう。

各企業の求める強み・人物像は企業説明会や募集要項の他、中期経営計画などのIR資料やOB・OG訪問などでも調べることが可能です。企業分析について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

参考: 【企業研究のやり方を徹底解説】就活を効率的に進めるための方法とは?
→同業界内の企業を比較し、志望動機や自己PRをより優れたものにする企業分析について、方法・ツール・注意点などについて包括的に解説しています。
参考: OB訪問やり方大全!OB訪問の目的から時期・質問内容まで徹底解説
→OB・OG訪問の目的・するべき質問・マナー等の注意点など、OB・OG訪問をする際におさえておきたいポイントを解説しています。

自己PRの内容を考える(2):自己分析で企業の求める人物像に合った強み・エピソードを用意すること

続いては自己分析です。unistyleでは、自己分析には以下の二つの目的があると考えています。

  • 企業選びの軸を明確にすること(=志望動機)
  • 自分の価値観、性格、強み、弱みを知ることで、自分のことを他人に分かりやすく伝えられるようにすること(=自己PR)

今回の場合は、後者の「自分の価値観、性格、強み、弱み」の中でもとりわけ企業の求める人物像に合った「強み」を知ることが目的となります。では、自己分析は具体的にどのように進めればよいのでしょうか。以下の7ステップに沿って進めれば効果的に自己分析を進めることができます。

自己分析を完成させる7ステップ

1.自分を客観的に判断できるデータを準備する
2.過去の自分自身の出来事を把握する
3.過去の経験に感情を付け足す
4.過去の出来事を深掘りする
5.過去の出来事に対して「どんな行動をとったか」を考える
6.過去の出来事を振り返り「共通点」を探す
7.職種など企業選びの軸を考える

関連記事:【内定に繋がる自己分析の7ステップ】就活における自己分析のやり方・方法とは
→自己分析の目的や、上記の7ステップの各項目の具体的なやり方、自己分析を行う際の注意点などについて解説しています。

 ただし、自己PRを考える際の自己分析の目的は、エントリーシート(ES)や面接で志望企業からの評価を得るために「自分の強みを知ること」です。

したがって、自身の経歴やスペックを客観的に捉えることが重要になります。詳しくは以下の記事も参考にしつつ、自己分析を進めてみましょう。

参考: 頑張ったことや成果を客観的に分析!説得力のある自己PRの作り方
→自身の強みを見つけるための手段として「自己分析」がありますが、中でもエピソードやスペックを整理して強みを見つける方法をunistyleでは提唱しています。自身の強みやそれを裏付けるエピソードを探す時に参考にしてください。

自己PRの内容を考える(3):ガクチカとは区別すること

ガクチカとは?自己PRとの違いから書き方、例文まで解説』の記事でも述べていますが、自己PRとガクチカは区別して考えるようにしましょう。

大前提、自己PRとガクチカのいずれの質問にしろ、「その就活生が自社の求めている人材であるかどうかを知る」という目的の設問であることに変わりなく、自社の求めている人材というのは「自社の利益に貢献できる人材」を指します。

また、「利益に貢献できる」ということを2つの要素に分解すると、1つ目が"自社に貢献できる能力があること"、2つ目が"その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があること"と分類することができます。

参考:企業が求めている人材を知るには
→本記事では、「企業が求める人材」の紹介に加え、「新卒採用で評価される自己PRと志望動機を知る具体的方法」なども解説しています。

その上で、上記で紹介した2つの要素を「企業側がガクチカと自己PRを聞く理由」に当てはめてみると以下の通りになります。

ガクチカと自己PRを聞く理由

ガクチカ
「自社に貢献できる能力があるかどうか・その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があるかどうか」の両方を判断したい

自己PR
「自社に貢献できる能力があるかどうか」だけを判断したい

つまり、「自社に貢献できる能力があるかどうか」はガクチカ・自己PRの両方で問われているが、「その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があるかどうか」はガクチカだけでしか問われていないということができ、ガクチカと自己PRは似て非なるものと言えます。

ただし、後にES例文でも見るように、ガクチカと自己PRが混じりあったような設問を課す企業もあります。その際には設問に合わせて柔軟に内容を変える必要があります。

とはいえ、自己PRは「自社に貢献できる能力があるかどうか」を判断する質問になるため、「強みそのもの」によりフォーカスして書くのが望ましいと言えるでしょう。

自己PRの書き方【2】:アピールしたい「強み」を論理的に述べる

自己PRではアピールしたい強みを論理的に述べる

以上の点を踏まえて、企業に評価される自己PRを書くためのフレームワークと、フレームワークの各要素におけるポイントについて解説していきます。

自己PRで強みを効果的にアピールするためのフレームワーク

エントリーシート(ES)で自己PRを書く際は、再現性をもたせることが非常に重要になります。

企業が自己PRを就活生に問う3つの目的』でも述べましたが、企業側は自己PRを通じて「自社の求める強み・能力を持っているか」を見極めようとしています。

それに際して重要なことが"就活生がどんな強み・能力を持っていて、その強み・能力を企業で活かせることができるのか"というものです。

企業側は就活生の自己PRを聞くことにより、「この就活生はこんな強み・アピールポイントを持っていて、この場面でこのように活かしたのか。それであればうちではこのように活躍してくれるだろうな。」といった風に読み取ることができます。

エントリーシート(ES)で自己PRを書く際には、入社後の再現性を持たせるように意識しましょう。では、具体的にはどのように書けば再現性をアピールできる論理的な自己PRを書けるのでしょうか。

unistyleが提示するフレームワークでは、下記のような順に5つのポイントを書き起こすだけで論理的な自己PRを完成させることができると考えています。

論理的な自己PRのフレームワーク(1)強み:あなたの強みは?
 ↓
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
 ↓
(3)強みを表す具体的エピソードは?
 ↓
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
 ↓
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?

エントリーシート(ES)では字数制限により上記の全ての要素を含めるのは難しいかもしれませんが、最低でも(1)、(3)、(5)は含め、(2)や(4)の要素にも触れるのが理想です。

ここからは上記の5点に関し、各項目を書く上でそれぞれ留意すべきチェックポイントを解説していきます。

フレームワーク(1)結論:PRしたい強みを具体的にまとめること

自己PRを書くときも、やはり基本は「結論ファースト」。従って、まずはじめに自己PRの結論=「あなたの強み」を端的に、かつ具体的に述べましょう

最初の一文で自己PRの結論=「あなたの強み」が明示されていれば、その後で述べられるエピソードや方法論を、その結論の裏付けになっているかという観点で読み進めることができ、自己PR全体が論理的な文章になります。

また、1日に何百枚ものエントリーシート(ES)に目を通す採用担当者は、各設問の回答を一つ一つじっくり見ている暇がない場合もあり、その際にまず最初に目に留まるのが一文目(書き出しの部分)になります。このことからも自己PRにおける書き出しの重要性を理解していただけるでしょう。

参考:自己PRの書き出しは何が重要?書く際のポイントからES例文までを紹介
→エントリーシート(ES)の自己PRで書き出しを書く際のポイント・例文などをそれぞれ詳しく解説しています。

そして、強みを一言でまとめる際には強みを具体化することも重要です。抽象的な表現でまとめてしまうと、強みがどのようなものなのかイメージしにくくなってしまうためです。

例えば「協調性」と一言に言っても、「主体的にリーダーシップを取って組織を目標達成へ導くこと」と「価値観や利害が異なる関係者と協力すること」では実際に求められる能力が大きく異なります。

エントリーシート(ES)では限られた文字数で採用担当者にアピールしたい内容を具体的に伝える必要があります。したがって、自己PRでアピールしたい強みを採用担当者に具体的にイメージしてもらうために、結論の具体化も欠かせないのです。

もちろんここでの「強み」とは、『自己PRで評価される5つの強みの方向性』で取り上げた「企業に伝えるべき5つの強み」のうち、あなたが志望する企業が求めているものであるべきです。

自己PRでは志望企業がどんな「強み」を持つ人材を求めているかを考え、その人物像にマッチした強みをアピールしましょう。

参考:【イケてない自己PRにさようなら】自己PRで伝えるべき3つの能力とは
→ただ闇雲にアピールするのは効果的ではありません。企業が求める人材を把握し、自分が求める人材であることをアピールしましょう。本記事では企業が求めている能力を3つにまとめています。

フレームワーク(2)原点:強みが形成されたきっかけを述べること

次に、あなたの「強み」がどんな経緯・きっかけで形成されたのかを示し、自己PR全体の説得力を高めましょう。

あなたがその強みを獲得するに至った固有のストーリー(生い立ち)を語ることで、あなたという人間のキャラクターをより明確に示すことができ、採用担当者を強く惹きつけるような自己PRを作り上げることができます。

ただし、自分のストーリーを誇張して語りすぎると、かえって嘘っぽく聞こえてしまうことには留意しましょう。あなた自身の過去からかけ離れることなく、あなたの人柄にマッチした「強みの原点」を選ぶべきです。

参考:説得力のある自己PRをするには生い立ちを語れ!
→自己PRにおいて、その強みが形成された原点を語ることは有効です。それを語る上でのアプローチとして自分の生い立ちから述べる方法をお伝えしています。

フレームワーク(3)事例:強みが発揮されたエピソードを紹介すること

続いては具体的なエピソードを提示しましょう。

自己PRでアピールしたい強みの根拠を示すためには、その強みが活かされたエピソードを紹介する必要があります。

ここでは、「ある課題に対して、あなたが自身の強みを生かした行動をとり、それによって成果が得られた」ことを示さなければなりません。そのため、エピソードの中には「課題・行動・成果」という要素を含める必要があります。

また、エピソードがアピールしたい強みを裏付けるものになっているかにも注意する必要があります。

フレームワーク(4)方法論:強みを発揮するために意識していることを述べること

あなたがその強みを発揮するためにどのように行動するか?どんなことに留意しているか?を語ることで、あなたが常にその強みを発揮できる人間であることを示すことができます。

強みを発揮するための具体的な方法論(how)を提示することで、強みの発揮に再現性があることを示すことができ、自己PRの信憑性・具体性がグッと高まるはずです。

詳しくは『あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき』の記事も参照していただければと思います。

フレームワーク(5)企業での貢献:強みを入社後に活かせることをアピールすること

ここが最重要ポイントです。

その企業の仕事内容をしっかりと理解した上で、あなたがこれまでに培ってきた強みが入社後にどのように活かされるのかを提示しましょう。

企業側が重視するのはあくまでも「あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうか」です。したがって、自己PRでアピールする強みは、入社後にその企業に貢献するための武器になるものでなければ意味がないと言えます。

自己PRの最後に「その企業での仕事内容」と「これまでに培ってきた強み」が結びついていることを示し、あなたがその企業にとって「採用すべき人材」であることを証明しましょう

自己PRにおける「企業での貢献」(締めの文)の考え方や書き方について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

参考:就活の面接で語るべき「志望業界であなたの強みをどう活かすか」
→自己PRも学生時代頑張ったことも、最終的には「企業の利益に貢献できる能力があること」を伝えるために話をするものです。本記事では仕事と強みの結びつけ方を紹介しています。

参考:自己PRの締め方はどうするべき?書く際のポイントからES例文までを紹介
→自己PRの締めを書く際のポイント・例文などをそれぞれ詳しく解説しています。

自己PRで高評価を得るためのコツ

自己PRで高評価を得るためのコツ

ここまでで、エントリーシート(ES)で評価される自己PRを書くための基本的なフレームワークを説明しました。続いては自己PRをより魅力的なものにし、採用担当者からの高評価を得るためのコツを解説していきます。

自己PRを書く際のポイント・注意点は以下の2点になります。

  • エピソードの中に具体的な数字や成果を盛り込むこと
  • 強みの根拠となるエピソードを複数用意すること

エピソードの中に具体的な数字や成果を盛り込むこと

先ほど、自己PRのエピソードの中には「課題・行動・結果」という要素を含めることが重要だと説明しました。そのうちの結果を説明するための指標として用いたいのが具体的な数字や成果です。

例えば「アルバイトで自分が提案した施策を実施した結果売り上げが〇%伸びた」「執筆した論文が学会誌に掲載された」などが挙げられます。

こうした情報を結果に含めることで、強みを発揮したことで得られた成果の大きさを定量的・客観的に示すことができます。このような客観的な成果を示すのが難しい場合にも、アルバイトであれば上司や同僚、大学では教授や友人など、他者からの評価を提示すると成果をより客観的なものにすることができます。

強みの根拠となるエピソードを複数用意すること

二つ目はアピールしたい強みを裏付けるエピソードを複数用意することです。自己PRを書く上では強みが再現性を持っており、その強みが入社後にも発揮できることをアピールすることが大切です。

複数のエピソードについて言及することができれば、あなたの「強み」が一定の再現性を伴っていること(=あなたが様々なシーンでその強みを発揮していること)を示すことができるため、自己PR全体の説得力をさらに高めることができます。

一つ一つのエピソードのインパクトが弱いと感じる場合には、エピソードを複数用意することであなたの「強み」に再現性があること、入社後にもその強みを発揮できることをアピールしてみましょう。

また、面接ではエントリーシート(ES)の内容を質問で深掘りされます。こうした質問対策の一環としても、エントリーシート(ES)作成の段階でエピソードを複数用意しておくとよいでしょう。

参考:自己PRは複数エピソードで語れ!ない人も高校時代で代用可能
→大学もしくは高校以降の複数エピソードを述べ、その強みの一貫性を担保することで面接官を納得させる方法を紹介しています。

下記の動画や記事でも自己PRの書き方を詳しく解説していますので、こちらも参考にしてもらえればと思います。

関連記事:文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
→100字~400字に分類し、文字数別の自己PRの書き方を解説しています。

自己PRのNG例

自己PRのNG例

続いてはNG例文を紹介し、どのように改善すれば企業から評価される自己PRになるかを説明していきます。中でも今回は「協調性・責任感・真面目」といった3つの強みを取り上げ、NG例とその理由を解説します。

自己PRのNG例:協調性

私の強みは協調性です。所属していたバレー部では、試合に負け続けていた影響でチームがバラバラになってしまう時がありました。そこで私はメンバー全員に話を聞き、どうしたらこのメンバーで地区大会優勝をできるかを考え、施策を提案しました。その結果、バラバラになっていたチームが一つになり、地区大会で優勝することができました。

上記のNG例は、「施策を提案しました。」という抽象的な事実だけでエピソードが終わってしまっている点がマイナスポイントです。

エピソードの中では「どんな施策を提案し、その中でどのように協調性を活かしたのか」を具体的に述べるべきでしょう。

参考:【新卒】協調性をアピールする自己PRの作り方やポイントを解説|例文有
→新卒就活の自己PRで多くの人がアピールするのが「協調性」です。この記事では、新卒就活で協調性をアピールする際に他の就活生との差別化をし、企業の採用担当者から高い評価を得るためのポイントを解説しています。

自己PRのNG例:責任感

私は何事にも責任感を持って取り組むことができます。責任感がなければ成果を出すことはできません。そのため、周りから期待される結果を出すためにも、仕事に対しては常に責任感を持ちながら取り組むようにしています。この長所を活かし、入社後も責任を持って業務に携わっていきたいです。

上記のNG例は、「責任感が強みである根拠・エピソード」が書かれていない点がマイナスポイントです。

自身の強みを具体的なエピソードと紐付け、強みの汎用性を示せると良いエントリーシート(ES)になるでしょう。

自己PRのNG例:真面目

私の強みは真面目なところです。「何事にも真面目に取り組む」というモットーのもと、様々なことに挑戦してきました。この強みにより、これまで遭遇してきた数々の課題を解決し続けることができました。この強みを活かし、貴社に入社後は任された仕事に対して一生懸命取り組み、貢献していきたいと思います。

上記のNG例は、「これまで遭遇してきた数々の課題を解決し続けることができました。」という抽象的な表現を使っているため、真面目さが強みである根拠が不明確な点がマイナスポイントです。

抽象的な表現を使うのではなく、具体的なエピソードを述べることで真面目さが強みであることをアピールするべきでしょう。

【強み別】自己PRのエントリーシート(ES)例文一覧

強み別の自己PRエントリーシート(ES)例文一覧

自己PRの書き方は理解していただけたかと思いますので、続いては「本選考通過者のES例文」を紹介していきます。

各々でアピールしようと考えている強みは異なるかと思いますが、新卒就活という場でアピールすべき強みとなると、ある程度その数は制限されるかと思います。

強み別のES例文に関しては『【新卒】自己PR例文集48選-経験・強み別に内定者ES付きで紹介-』の記事にて詳しく紹介していますので、気になる方はこちらの記事もあわせてご確認ください。

本記事では、新卒就活の自己PRで就活生がアピールする強みの中でも特に用いられることの多い「協調性・チャレンジ精神(挑戦心)・継続力・行動力」の4つの強みに沿ってエントリーシート(ES)例文を紹介していきます。

選考通過者のエントリーシート(ES)例文:自己PR×協調性

自己PRのエントリーシート(ES)例文(1):京セラ

自己PRを記入してください。(250字以内)

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自己PRのエントリーシート(ES)例文(2):東海旅客鉄道(JR東海)

自由に自己PR(550字以内)

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自己PRのエントリーシート(ES)例文(3):日本生命(日本生命保険相互会社)

自己PR(300字以内)

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選考通過者のエントリーシート(ES)例文:自己PR×チャレンジ精神(挑戦心)

自己PRのエントリーシート(ES)例文(4):大正製薬

自己PR(学業以外で力を入れたこと、強み・弱みなど)をお聞かせください(500文字以内)

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 自己PRのエントリーシート(ES)例文(5):キッコーマン

これまでにやり遂げたこと、達成感を得られた経験・事実をふまえて自己PRしてください。(600文字以内)

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キッコーマンの企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

選考通過者のエントリーシート(ES)例文:自己PR×継続力

自己PRのエントリーシート(ES)例文(6):武田薬品工業

自己PR

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自己PRのエントリーシート(ES)例文(7):みずほリサーチ&テクノロジーズ(旧:みずほ情報総研・みずほ総合研究所)

自己PRをお答えください。(600文字以下)

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 選考通過者のエントリーシート(ES)例文:自己PR×行動力

自己PRのエントリーシート(ES)例文(8):日立造船

自己PRをしてください。(250文字以上580文字以内)

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 自己PRのエントリーシート(ES)例文(9):三菱重工業

他の人と比べて優れている能力や、経験、特性などのうち、入社後の業務に生かせると思われる点について、簡潔に言葉をまとめて自己PRを行ってください。(400文字以内)

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【業界別】自己PRのエントリーシート(ES)例文一覧

業界別の自己PRエントリーシート(ES)例文一覧

続いては、メーカー業界、IT・情報業界、コンサル業界の三つの業界の自己PRについて、選考通過者のエントリーシート(ES)例文を紹介します。

先ほど、各業界で求められる強みはビジネスモデルによって異なると説明しました。以下のエントリーシート(ES)例文で、自分の志望業界で求められる強みをどのようにアピールすればよいか考えるためのヒントにしてみてください。

選考通過者のエントリーシート(ES)例文:自己PR×メーカー業界

自己PRのエントリーシート(ES)例文(10):三菱重工業

他の人と比べて優れている能力や、経験、特性などのうち、入社後の業務に生かせると思われる点について、簡潔に言葉をまとめて自己PRを行ってください。(400文字以内)

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自己PRのエントリーシート(ES)例文(11):日揮ホールディングス

学生時代の取り組み・自己PR(400字以内)

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 選考通過者のエントリーシート(ES)例文:自己PR×IT・情報業界

自己PRのエントリーシート(ES)例文(12):ソフトバンク

以下、当社バリューをご確認いただき、「1番」を使って自己PRをご記入ください。(500文字以内)

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自己PRのエントリーシート(ES)例文(13):日鉄ソリューションズ

その他経験・自己PR等についてご記入ください。(400文字以内)

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 自己PRのエントリーシート(ES)例文(14):Sky

自己PRを教えてください。(300文字以下)

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 選考通過者のエントリーシート(ES)例文:自己PR×コンサル業界

自己PRのエントリーシート(ES)例文(15):デロイト トーマツ コンサルティング

自己PR(250文字)

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 自己PRのエントリーシート(ES)例文(16):三菱UFJリサーチ&コンサルティング

上記で表現しきれないあなたの魅力を教えてください。

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各業界の自己PRの書き方・エントリーシート(ES)例文は下記の記事でそれぞれ紹介していますので、志望業界がある程度定まっている就活生はこちらの記事もあわせてご確認ください。

まとめ

まとめ:就活の自己PRはESでも面接でも頻出

改めてにはなりますが、自己PRを述べる際に念頭に置くべきことは、「強み」をアピールする際は、企業に貢献できる武器であるということを示さなければならないということです。

本記事の総括として、重要なポイントは以下の2つです。

本記事の総括

(1)企業を理解し、伝えるべき「強み」を決める

∟あなたの志望する企業がどんな人材を求めているのかを認識した上で、それにマッチするような強みをアピールすべきです。

(2)「強み」を論理的に伝えるための自己PRを作成する
∟読み手・聞き手にしっかりと伝わる自己PRを作成するためには、論理性が最も重要なポイントになります。本記事で紹介したフレームワークに沿って作成すれば、読み手に伝わりやすい自己PRになります。

本記事を参考にしていただければ、自己PRを通じて自身の強みを志望企業の採用担当に分かりやすく伝えられるはずです。

また、面接ではエントリーシート(ES)でアピールした強みについて深掘りされるだけでなく、様々な角度からの質問であなたの強みが評価されます。エントリーシート(ES)でアピールした強みと面接内容にズレがないように、面接での自己PRについても対策を進めましょう。

面接での自己PR対策については、以下の記事も参考にしてみてください。

参考:【就活】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?ポイントを解説
→新卒就活の面接でも頻出の自己PRにおいて、採用担当が重視する評価基準・自己PRを魅力的にするためのポイントについて解説しています。
参考:【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説
→新卒就活において就活生の強みを知るために問われる自己PRですが、面接では様々な角度からの質問で就活生の強みや弱みを深掘りされます。この記事では自己PRにまつわる面接で頻出の質問を紹介しています。
自己PR完全攻略記事一覧
1.新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-
2.自己PRすることがない!強みの見つけ方から回答例まで解説
3.自己PRの書き方-エントリーシート(ES)で強みを伝える方法を例文16選付で解説
4.文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
5.自己PRの書き出しは何が重要?書く際のポイントからES例文までを紹介
6.自己PRの締め方はどうするべき?書く際のポイントからES例文までを紹介
7.【新卒】自己PR例文集48選-経験・強み別に内定者ES付きで紹介-
8.【業界別】エントリーシートの自己PRの書き方とES例文を紹介
9.【就活】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?ポイントを解説
10.【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説

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