面接|内定者が語る!深掘りに対応できる「正直」な面接とは
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最終更新日:2024年10月22日
こんにちは、16卒の慶應生です。
先日、「入社難度が比較的高い素材メーカー」の面接を受けてきました。そこでの面接は、40分間就職活動の軸や志望動機のみを深堀りしてくるスタイルでした。
私は事前に、先輩や就職サイトから面接の内容をざっくり知ることができ、自分なりに準備をしていったのですが、あまりの深堀りに、面接中に答えられない時間や少し考えさせて頂く時間をとってもらう程でした。
しかし、自分なりに考えて答え、わからない質問などには正直に答えることで通過することが出来ました。
本日はそのことについて書きたいと思います。
質問1:「就職活動の軸は?」
通常の面接だとアイスブレイクのようなものがあると思うのですが、時間がないという理由で自己紹介もないままいきなりこの質問がきました。
自分は学生時代の経験にやりがいがあり、その経験に繋がる軸を用意していました。
学生
「1点目は若手から大きな仕事を任される企業です。2点目は様々な人々と関われる企業です。3点目はグローバルな環境の企業です。」
というように答えたところ、1点目の軸に対して面接官からは
面接官
「若手って何年目までのこと?」
「大きな仕事って具体的には何?」
「若手の時に1人で中くらいの仕事をするのか、中堅の時に大きな仕事をするのかでも前者が良いの?」
「大きな仕事が任されないと嫌なの?」
というような質問が返ってきました。他の軸に対しても同様な質問をされました。
答えを準備しており、容易に答えられた質問もあったのですが、質問の多くは準備していないものばかりでした。
自分の発言の一語一語には責任を持って、発言をしないといけないと痛感しました。就職活動の軸が学生時代の経験に繋がっているものなので、ある程度の質問や突っ込みにも対応できると思っていたのですが甘かったです。
仕事においての具体的なイメージがわかず、「学生時代に◯◯な経験をしたので、仕事でも△△のように働きたいです」と繋げて逃げようとしたのですが、学生時代の経験は言わなくて良いから、質問に対して端的に答えてと言われました。
就活生は「若手のうちから裁量がある仕事がいい」などイメージしないままに雰囲気やこう答えておけば評価されるだろうと深く考えずに答えてしまっており、そういった不誠実な態度を見透かされて面接官に聞かれてしまうのだと思います。
自分が発した言葉の一つ一つに責任を持ち、定義を考えておくことは仕事においても求められることなのではないかと感じました。
こういった質問の場合は、5年目までに1人でも海外に出て仕事が出来るようになるや、OB訪問させて頂いた貴社の◯◯さんのようになっていたいといった形で答える必要があるように感じました。
働くイメージや具体的にどのように働くかは、私たち就活生にとってわかりにくいですが、本当に志望している企業だと深く考えていく必要があると思いました。
質問2:「志望企業は?」
次に上記の就職活動の軸を踏まえて、第1志望から第5志望までを教えてと聞かれました。
私は、「第一志望は御社と◯◯会社で優劣がつけられません。」というように答えました。
本来は、御社が第一志望です!!と答えるべきだったのですが、上記の軸の質問で面接官からの深堀に対して、あいまいな答えの部分があり、自信をもって御社が1位で他の企業だとダメなのです!!と言える自信がなく上記の回答をしました。
私は2つの軸に関しては、きちんと私なりに説明出来たのですが、1つの軸があいまいな回答しかできませんでした。
1つの軸があいまいであった為に受けた企業と◯◯会社で、差別化が出来ませんでした。
面接をした後日、電話で面接官の方からフィードバックを頂いたのですが、その時に、
「君は質問に対して正直だったのが良かったよ。けっこう正直に答えられない就活生はたくさんいて、上記の質問だとほとんどの学生はうちを第一志望ですと言ってくれる。
本当に働く会社が他の企業ではなくうちの会社でないとダメだと、きちんと説明出来たり、面接官を納得させることが出来る学生は当然通すけど、ほとんどの学生はうちが1位である理由も言えていないのに第一志望ですと言ってくるから、落とす。
君はうちを第一志望ではなく第一志望群という表現だったけど、それを正直に言ってくれたから評価したよ。
これからさらに深く自己分析をして、本当にうちの会社が第一志望だと思えるようになったら、是非一緒に働きたいね」と言っていただきました。
最後に
この面接を通して、自分の発言一語一語には責任を持たなければならない。質問に対しては正直に答えなければならないということを学びました。自分の想いを熱意や気持ちで伝えるのは重要ですが、それだけではダメなのだと思いました。
本当に行きたい企業なら、徹底的に準備し臨まなければならないと感じました。