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自己PRで協調性をアピールするための3ステップ-例文16選付-
最終更新日:2023年09月27日
就職活動中の自己PRとして「協調性」をアピールする就活生は非常に多いです。ほとんどの仕事には役割分担があり、社内外の他者との協力が必ずと言っていいほど求められます。それゆえ学生が協調性を自己PRに用いるのも理解できます。
しかし、「協調性」は自己PRの定番であるため、他の学生と内容が重複しやすく埋もれてしまう可能性も高いです。また、学生の考える「協調性」と企業の求める「協調性」の間にはズレがあるのか、企業から評価されない協調性をアピールした自己PRを見かけることも少なくありません。
では、企業の採用担当から評価される「協調性」をアピールする自己PRを作る際には、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。この記事では、有名企業の選考通過者のエントリーシートを交えて、自己PRで協調性を強みとして効果的にアピールする方法を解説します。
- 本記事の構成
- 企業はなぜ就活生に協調性を求めるのか?
企業が就活生に協調性を求める理由(1):仕事を円滑に進めるため
企業が就活生に協調性を求める理由(2):協働の中で主体性を発揮するため - 企業が求める協調性とは何か?
- 協調性が特に重視される5つの業界
協調性が求められる業界(1):総合商社
協調性が求められる業界(2):総合デベロッパー
協調性が求められる業界(3):広告代理店
協調性が求められる業界(4):メーカー
協調性が求められる業界(5):IT業界 - 協調性をアピールする際の注意点
協調性という言葉を具体化すること
主体性を損なわない伝え方をすること - 協調性を使った自己PRの書き方の手順
協調性をアピールする自己PRの作り方(1):企業の求める人物像に沿ってアピール内容を決める
協調性をアピールする自己PRの作り方(2):自己PRで書くエピソードを決定する
協調性をアピールする自己PRの作り方(3):フレームワークに沿って自己PRを書く - 協調性をアピールした自己PRのNG例
- 協調性を強みとした自己PRのエントリーシート回答例:業界別
協調性の自己PR例文:総合デベロッパー
協調性の自己PR例文:広告代理店
協調性の自己PR例文:メーカー
協調性の自己PR例文:IT業界 - 協調性を強みとした自己PRのエントリーシート回答例:エピソード別
協調性の自己PR例文:アルバイト・インターン
協調性の自己PR例文:サークル
協調性の自己PR例文:部活動
協調性の自己PR例文:ゼミ・研究室
協調性の自己PR例文:その他(留学など) - まとめ
企業はなぜ就活生に協調性を求めるのか?
まず初めに、そもそも企業が求める「協調性」とは何かについて考えていきましょう。協調とは一般に「他者と協力すること」を指し、協調性とは他者と協調するための資質と考えることができます。
しかしこれでは定義がやや抽象的で、人によって「協調性」という言葉の解釈に幅があり、捉え方が大きく異なります。
例えば、協調性を「人の和を乱さない」や「誰とでも仲良くなれる」といったコミュニケーション能力のようなものと捉える人もいれば、「意見の対立を解消できる」や「話し合いをまとめることができる」といったリーダーシップのようなものと捉える人もいると思います。
自己PRの内容として協調性をアピールする就活生の中には、志望企業で評価される協調性とはズレた協調性をアピールしてしまう人も見られます。当然、そのような自己PRは高い評価を得られません。
では、企業ではどのような協調性が求められているのでしょうか。それを考えるために、まずはなぜ就職活動において協調性が企業から評価されるのかを考えてみましょう。<
企業が就活生に協調性を求める理由(1):仕事を円滑に進めるため
基本的に、ほぼ全ての仕事は同僚や取り引き先といった社内外の関係者との協力・交渉を通じて進められます。仕事では企業内外関わらず、年齢、経歴、立場、考え方の様々な人たちとともに共通の目標の達成のために取り組まなければなりません。
したがって企業は、多様な価値観や立場を持つ関係者と良好な関係を構築し、仕事を円滑に進めるための能力を従業員に求めているといえます。そのために必要なのが他者の意見や立場を尊重する姿勢です。
また、他者の意見を取り入れられる素養を持つ人であれば、周囲からのアドバイスや指摘を受け止めて成長できるという評価も得られるでしょう。
そのため、企業が就活生に求める協調性とはまず、異なる意見や立場の他者を尊重し、柔軟に受け入れる能力であると考えることができます。
企業が就活生に協調性を求める理由(2):主体的に仕事を進めるため
一方で、ただ相手の意見を受け入れるだけの”受け身”の態度では、自社の利益を伸ばすのは難しいでしょう。「協調性」や「協働」という言葉からは少しイメージしにくいかもしれませんが、仕事における交渉では、相手との良好な関係を維持しながらも時には主導権を手放すことなく自らの主張を通す必要があります。
そのためには、相手が何を求めているのかを聞きながら妥協点を探ったり意見をまとめ上げようとする態度や、それに基づいて相手が納得できる提案を論理的に展開するコミュニケーション能力が求められます。
よって企業が就活生に求める協調性には、ただ相手の意見を受け入れたり指示を待ったりするという受動的な態度ではなく、相手の気持ちや主張を損ねることなく自分の意見を発信したり、様々な意見を集約してまとめ上げる”主体性”も求められるといえます。
企業が求める協調性とは何か?
ここまで、企業がなぜ就活生に協調性を求めるのかについて考えました。この理由を考えると、企業が就活生に求める協調性とは具体的にどういう能力・資質なのか理解できると思います。
すなわち、企業が求める協調性とは"価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる力"であり、そこには"相手の意見を受け入れる柔軟性"と"自分の意見を主張する発言力"という二つの能力が含まれているのです。
協調性を構成するこれら二つの能力のうち、どちらが重視されるかは業界・企業・配属部署によっても違いがありますが、一般的に企業は"相手の意見を受け入れる柔軟性と自分の意見を主張する発言力を兼ね備えた人物"を協調性のある人物として評価しているといえます。
協調性が重視される5つの業界
「【新卒】自己PRの書き方-unistyle独自調査をもとにした内定者からのアドバイス9選付き-」でも述べている通り、面接官から評価される正しい自己PRをするためには企業のビジネスモデルを理解したうえで、その企業が求めている「強み」をアピールすることが効果的です。
協調性は幅広い業界・企業で求められる汎用性の高い能力ですが、協調性をアピールした自己PRがどのくらい有効であるのかについては、業界によって差がある可能性が高いです。
そこで、ここでは特に「協調性」が重視される可能性が高いであろう5つの業界を紹介していきます。
協調性が求められる業界(1):総合商社
現代の総合商社のビジネスは、「トレーディング」と「事業投資・事業経営」という2つの稼ぎ方を組み合わせることで成立しています。「トレーディング」とは、中間業者としてメーカー間の取引を仲介することで手数料を得る稼ぎ方です。「事業投資」とは、幅広い事業に投資することで利益を得る稼ぎ方です。
かつての総合商社のビジネスの中心はトレーディングでしたが、メーカーが商社を介さずに自前の販売網で賄うようになってきたことで、事業投資に着手するようになりました。
総合商社の事業投資には、ただお金を出資するだけではなく、出資者として実際の事業に参画する経営としての側面もあります。特定の商材を持たない総合商社は、立場の異なる企業をまとめながら、ビジネスを推進するリーダーとしての役割を果たすことで利益を上げてきました。
そのため、総合商社においてはあらゆる立場の相手との複雑な利害関係を調整しながら、周囲を巻き込んでいく協調性が求められていると言えます。
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協調性が求められる業界(2):総合デベロッパー
一般的に不動産デベロッパーとは、不動産の企画・開発をメインとする土地開発会社のことを指します。その中でも総合デベロッパーは、オフィスビル・商業施設・ホテル・マンションなどの多岐に渡る商材を扱うため、1つのエリアを対象とした「街づくり」というビッグプロジェクトを推進することができます。
実際にプロジェクトを進める場面においては、土地を提供する地権者、実際に建設するゼネコン、建設するための資金を提供する投資家、建設後に入るテナントおよびそのテナントを管理する運営会社といった様々な関係者と協力する必要が出てきます。
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協調性が求められる業界(3):広告代理店
広告代理店のビジネスは、広告を出したい企業に対してメディアが保有している広告枠を販売することで成り立っています。広告代理店の「代理」という言葉は、メディアに変わって広告枠の販売を代理する業務の特徴から由来しています。それ以外にも、広告の制作代行・マーケティングといった業務を担当することで、広告やプロモーションの企画を中心となって行っています。
しかし、実際に広告を掲載させるまでには、制作を行う制作会社、広告を実際に掲載するメディアといった関係者の協力を得ることが不可欠です。総合商社や総合デベロッパーと同様に、多様な関係者を巻き込むリーダーシップに近い協調性が求められる業界と言えるでしょう。
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協調性が求められる業界(4):メーカー
メーカーでの仕事は原料や素材・部品などの仕入れ先に加えて顧客など、様々な立場の主体とかかわることになり、まさに「協調性」が求められる業界です。
金属や化学物質などの素材を通じて社会や産業を根底から支える素材メーカーを例にとって考えてみましょう。素材メーカー業界は、自社の素材を活用する提携先のメーカーが存在してこそ成り立つビジネスの特徴から、とりわけ取引先企業との協力が求められる業界です。
例えば、実際に素材を販売する営業職の仕事であれば、提携先のメーカーに対して自社の素材を使えばどんな製品ができるのかを一緒に考え、自社の生産部門と調整をしながら提携先メーカーに必要な製品を納品することが求められます。素材メーカーに求められる協調性は、どちらかと言えば顧客との信頼関係の構築能力に近いように思えます。
メーカーと一言に言っても、素材や電気機械といった扱う商材によって求められる「協調性」の種類が異なることもあると思います。志望企業でどのような「協調性」が求められているのかしっかりと企業研究を行うことが重要です。
協調性が求められる業界(5):IT業界
ここまでの古き良き日本企業のあり方とは少し違いますが、チームの異なるスキルや考えをもつメンバーとともに新しいものを生み出していくという点では、IT業界も共通しています。
IT業界の中でも例えばインターネット・Webサービス業界では、業界の内部に多種多様な働き方が存在しています。Webサービスを開発・運用する場面においては、プロジェクト全体の進行を担当するディレクター、Webページのデザインを作成するデザイナー、実際にプログラムを構築するエンジニアといった、それぞれのスキルを持った人材が協力して仕事を進めています。
IT業界というと、これまでにない仕組み作りや斬新なアイデアに目が行きがちですが、チームワークを重視する姿勢も大切にしており、協調性が求められる業界であることが分かります。
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「協調性」を活かしたチームとしての働き方が求められる業界を紹介しています。業界間の比較もまとめてあるので、志望業界を考える際の参考として活用していただければ幸いです。
自己PRで協調性をアピールする際の注意点
ここからは、自己PRにおいて「協調性」をアピールする際の注意点についてお伝えします。
アピールする際は以下の2点を意識しましょう。
- 協調性という言葉を具体化すること
- 主体性を損なわない伝え方をすること
「協調性」という言葉を具体化すること
先述の通り「協調性」という言葉の定義は非常に抽象的であるため、人によって解釈に幅があり、捉え方が大きく異なります。また、「協調性が求められる5つの業界」でも見たように、業界・企業によって求められる「協調性」の具体的な内容は異なります。
「協調性」に限らず、面接やエントリーシート(ES)で「積極性」「主体性」のような人によって多様な解釈が可能な言葉を使ってしまうと、話の内容が抽象化してしまい、話し手と聞き手の間に認識のズレが生じやすくなってしまいます。
そのようなズレを防ぐため、「協調性」という抽象的な言葉を自分なりの解釈に落とし込み、より具体的な表現に言い換えるようにしましょう。
例えば、「私には協調性があります。」という自己PRであれば「私は自分の物差しにとらわれずに考え、行動することができます。」と言い換えることで採用担当者により具体的に伝えることができます。
就活ではエントリーシート(ES)の文字数や面接の時間が限られている中で自分を最大限アピールする必要があるため、"簡潔かつ的確に伝える"ということを意識するようにしましょう。
主体性を損なわない伝え方をすること
先述の通り、企業が求める協調性には他者の意見や立場を受け入れるだけでなく、自分の考えや主張を発信したり多様な意見をまとめ上げる主体性も求められます。
このような主体性に言及しないまま協調性をアピールした自己PRでは、受け身な学生という印象を採用担当者に与え、「自分の意志が弱い」「周囲の意見に流されやすい」などのネガティブなイメージを持たれてしまう可能性があります。
そうならないためにも、協調性をアピールする場合は立場の異なる相手との利害を調整するために行った取り組みを具体的に説明する必要があります。
具体的には、「意見が対立している場面で話し合いをし、意見をまとめた」といった自己PRであれば、以下の観点で説明する必要があります。
- 対立している両者の主張にはどのような対立点があったのか
- 対立している両者の主張をどのように汲み取りどんな提案をしたのか
上記を述べることで、採用担当者に「受け身なだけではなく、考えや価値観が異なる集団をまとめることができる人材」であるという強みの伝わる自己PRにすることができます。
協調性をアピールする自己PRの書き方の手順
ここでは「協調性」を用いた自己PRを書く際の書き方の手順について解説します。
どのような強みであっても、自己PRを書く際は次の三つのポイントを押さえるようにしましょう。
自己PRを書く際に押さえるべきポイント(1)結論:
結論(=アピールしたい強み)を最初に述べることで、採用担当者は就活生の強みが何なのかをイメージしながら読み進めることができます。
(2)エピソード:
強みを裏付けるようなエピソードを紹介するときは、(1)課題・目標、(2)努力・工夫などの具体的な取り組み、(3)成果という3つの要素を盛り込みましょう。成果については点数や順位などの数字を用いると分かりやすく伝わります。
(3)企業への貢献:
魅力的な長所を持っていたとしても、それが志望している企業で活かされるものでなければ意味がありません。長所が志望している企業での仕事においてどのように活かされるのか述べることで、適切に企業研究ができていることもアピールすることができます。
では、具体的にはどのような手順で自己PRを完成させればよいのでしょうか。ここでは以下の手順を紹介します。
- 企業の求める人物像に沿ってアピール内容を決める
- 自己PRで書くエピソードを決める
- フレームワークに沿って自己PRを書く
協調性をアピールする自己PRの作り方(1):アピールする内容を決める
まずはアピールする強みを決定しましょう。この時重要なのは、強みが企業の求める人物像にマッチしているということです。企業が必要としない強みをいくらアピールしても評価されません。
企業が求める人物像は、企業の採用ページや中期経営計画などのIR資料に加えてOB・OG訪問などで情報を集めることができます。その中から自分が紹介できるエピソードなどに応じて強みを決定しましょう。
「協調性」を強みとしたい場合には、先ほど述べたように「協調性」を具体化し、よりイメージしやすい表現に書き換えることが重要です。
協調性をアピールする自己PRの作り方(2):エピソードを決定する
「企業はなぜ就活生に協調性を求めるのか?」において、企業が求める「協調性」とは"価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる力"であると説明しました。
そしてそこには、"相手の意見を受け入れる柔軟性"と"自分の意見を主張する発言力"という二つの要素が含まれます。
したがって、「協調性」をアピールする自己PRのエピソードでは、「考えや立場の異なる人々の意見に耳を傾けたうえで、それらをまとめ上げたり自分の考えを提案したりといった主体的な働きかけを行ったことが成果に結びついた」というストーリーを提示できると良いでしょう。
エピソードでは、(1)課題・目標、(2)努力・工夫などの具体的な取り組み、(3)成果は最低限記載するようにしましょう。また、目標を立てた動機や取り組みの内容など、可能な限り具体的に説明することで、はじめて読む採用担当者でも内容を把握しやすいエントリーシート(ES)を作ることができます。
協調性をアピールする自己PRの作り方(3):フレームワークに沿って自己PRを書く
書く材料がそろったら、以上の要素を下に提示した順番に従って書いていきます。
まず最初に結論を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。具体的には、どんな努力や工夫をし、結果を出すことができたかという採用担当者が最も知りたい部分を書きます。そして最後には、自分の長所が会社にどう貢献できるかをアピールします。
このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削するようにしましょう。誤字脱字はさることながら、エピソードの説明などは他者の目線になって読んでみると自分が思っていた以上に分かりにくい表現になっていることもあります。
自己PRの書き方を確認したいという方は、下記の記事・動画も参考にしてもらえればと思います。
→自己PRでは、以上で述べた要素をすべて含むのが望ましいですが、字数の制約を考慮すると一部の要素を削る必要がある場面もあります。本記事では自己PRの詳細な書き方を説明すると同時に、字数別のエントリーシート(ES)例文を紹介し、限られた字数で分かりやすく自己PRを書く方法を解説しています。
協調性をアピールした自己PRのNG例
ここまでで、企業が就活生に求める協調性の意味や、協調性を就活でアピールする際の注意点について説明しました。
以下では、ここまでの内容を踏まえて、自己PRで協調性をアピールしている次のNG例を見てみましょう。
この自己PRでは具体的に何をしたのかが書かれていないため、就活生の取り組みや「協調性」という言葉が何を指しているのかが伝わってきません。
先程も述べたように「協調性」という語はとても抽象的であり、受け取り側によって解釈が変わってしまうため、具体的に何をしたのかについて述べる必要があります。
そのためこの自己PRの場合であれば、「どうしたら地区大会で優勝できるか考え、施策を提案した」という部分で、どのような施策を提案したのかまで書けると良いでしょう。
以上の点を踏まえて修正した自己PRを載せておきますので、見比べてみてください。
続いては、実際に大手企業の選考通過者のエントリーシート(ES)の中で、自己PRで協調性をアピールしている例文を業界別・エピソード別に紹介します。どのようなエピソードや伝え方が評価されているのか参考にしてみてください。
協調性を強みとした自己PRのES回答例:業界別
unistyleに寄せられた就活生のエントリーシート(ES)をもとに、協調性をアピールした自己PRの例文を以下の業界ごとに紹介します。
- 総合デベロッパー
- 広告代理店
- 素材メーカー
- IT業界
協調性の自己PR例文(1):三菱地所
設問:あなたが大切にしている信念は何ですか。それを培ってきた経験をふまえて教えてください。(300文字以上500文字以内)
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協調性の自己PR例文(2):森ビル
設問:あなたはどんな人ですか。 また、あなたを知る上で欠かせない、これまでの経験や具体的なエピソードを教えてください。
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協調性の自己PR例文(3):サイバーエージェント
設問:自己PRを記載お願い致します。(200文字以上300文字以内)
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協調性の自己PR例文(4): 住友化学
設問:その他、ご自身のアピールポイントがありましたら、ご自由にお書きください。どのようなテーマで記載いただいても構いません。(200文字以内)
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協調性の自己PR例文(5): 三菱ケミカル
設問:学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。(600文字以下)
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協調性の自己PR例文(6): 富士ソフト
設問:自己PR(500文字以内)
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協調性を強みとした自己PRのエントリーシート回答例:エピソード別
ここからは協調性をアピールする自己PRを、以下のエピソードの種類に分類して紹介していきます。
- アルバイト・インターン
- サークル
- 部活動
- ゼミ・研究室
- その他(留学など)
エピソードの種類によってもどのような協調性をアピールできるのかは異なります。
例えば、同じ関心や目標を共有する学生が集まるサークルや部活動では、チームの中での意見の違いをまとめ上げたりする協調性のエピソードが多いかもしれません。一方、アルバイトでは顧客、留学では現地の人々など、自分とは大きく異なる背景を持つ人々との協働や関係構築という意味での協調性をアピールしやすいエピソードもあるでしょう。
実際に自己PRを作る際には、志望企業で求められる協調性の種類に合わせてエピソードや表現を選ぶことが求められます。自分にも協調性の自己PRに使えそうなエピソードがないか、以下のエントリーシート(ES)例文と照らし合わせながら考えてみてください。
協調性の自己PR例文: アルバイト・インターン
設問:自己PRを教えてください。(300文字以下)
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設問:自由記入欄(自己PRなど)(600字以内)
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協調性の自己PR例文: サークル
設問:これまでにやり遂げたこと、達成感を得られた経験・事実をふまえて自己PRしてください。(600文字以内)
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設問: 自己PR(400字以内)
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協調性の自己PR例文: 部活動
設問:自己PR(400字以内)
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協調性の自己PR例文:ゼミ・研究室
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*その活動における苦労・工夫した点や成果等も記入してください。(500文字以内)
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協調性の自己PR例文:その他(留学など)
設問:自己PRを記述してください。(400字以内)
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設問: 自己PRをお願いします (250文字以下)
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まとめ
本記事では、エントリーシート(ES)の自己PRで協調性をアピールするための方法を、選考通過者のエントリーシート(ES)例文を紹介しながら解説しました。
紹介したエントリーシート(ES)例文を見ると、「協調性」という言葉を用いているものは少なく、「他者の考えを尊重する」「組織の課題解決のための提案をできる」といったように具体的に表現していることがお分かりいただけたと思います。
そのうえで、エピソードの説明では「課題を探るために話し合いや相談の場を設け、課題解決のために施策を提案・実行した」という流れのものが多かったと思います。このような構成にすることで”他者の意見や立場を尊重すること”と”主体的に意見や方法を提案すること”という企業で求められる協調性をうまくアピールできます。
「協調性」というどんな仕事でも求められる能力だからこそ、採用担当者に伝わりやすい表現を用い、企業から評価される協調性のポイントを押さえた自己PRで選考を突破しましょう。
また、就活生の協調性は集団面接やグループディスカッションでの振る舞いや面接の質問からも評価されています。エントリーシート(ES)で書いた内容と面接での回答や振る舞いにミスマッチがないよう、面接対策も進めていきましょう。
1.新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-
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3.【新卒】自己PRの書き方-unistyle独自調査をもとにした内定者からのアドバイス9選付き-
4.文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
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6.自己PRの締め方はどうするべき?書く際のポイントからES例文までを紹介
7.【例文31選】自己PR例文を経験・強み・職種別に紹介。面接で高評価を得るための伝え方とは?
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