自己PRで協調性をアピールするための3ステップ-例文16選付-

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最終更新日:2024年07月22日

就職活動中の自己PRとして「協調性」をアピールする就活生は非常に多いです。ほとんどの仕事には役割分担があり、社内外の他者との協力が必ずと言っていいほど求められます。それゆえ学生が協調性を自己PRに用いるのも理解できます。

しかし、「協調性」は自己PRの定番であるため、他の学生と内容が重複しやすく埋もれてしまう可能性も高いです。また、学生の考える「協調性」と企業の求める「協調性」の間にはズレがあるのか、企業から評価されない協調性をアピールした自己PRを見かけることも少なくありません。では、企業の採用担当から評価される「協調性」をアピールする自己PRを作る際には、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

この記事では、有名企業の選考通過者のエントリーシートを交えて、自己PRで協調性を強みとして効果的にアピールする方法を解説します。

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協調性を強みとした自己PRのES回答例:業界別

協調性の自己PR業界別エントリーシート例文です。

unistyleに寄せられた就活生のエントリーシート(ES)をもとに、協調性をアピールした自己PRの例文を以下の業界ごとに紹介します。

  • 総合デベロッパー
  • 広告代理店
  • 素材メーカー
  • IT業界

 協調性の自己PR例文(1):三菱地所

設問:あなたが大切にしている信念は何ですか。それを培ってきた経験をふまえて教えてください。(300文字以上500文字以内)

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 協調性の自己PR例文(2):森ビル

設問:あなたはどんな人ですか。 また、あなたを知る上で欠かせない、これまでの経験や具体的なエピソードを教えてください。

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協調性の自己PR例文(3):サイバーエージェント

設問:自己PRを記載お願い致します。(200文字以上300文字以内)

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協調性の自己PR例文(4): 住友化学

設問:その他、ご自身のアピールポイントがありましたら、ご自由にお書きください。どのようなテーマで記載いただいても構いません。(200文字以内)

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協調性の自己PR例文(5): 三菱ケミカル

設問:学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。(600文字以下)

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協調性の自己PR例文(6): 富士ソフト

設問:自己PR(500文字以内)

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協調性を強みとした自己PRのエントリーシート回答例:エピソード別

協調性の自己PRのエントリーシート例文をエピソード別に紹介します。

ここからは協調性をアピールする自己PRを、以下のエピソードの種類に分類して紹介していきます。

  • アルバイト・インターン
  • サークル
  • 部活動
  • ゼミ・研究室
  • その他(留学など)

エピソードの種類によってもどのような協調性をアピールできるのかは異なります。

例えば、同じ関心や目標を共有する学生が集まるサークルや部活動では、チームの中での意見の違いをまとめ上げたりする協調性のエピソードが多いかもしれません。一方、アルバイトでは顧客、留学では現地の人々など、自分とは大きく異なる背景を持つ人々との協働や関係構築という意味での協調性をアピールしやすいエピソードもあるでしょう。

実際に自己PRを作る際には、志望企業で求められる協調性の種類に合わせてエピソードや表現を選ぶことが求められます。自分にも協調性の自己PRに使えそうなエピソードがないか、以下のエントリーシート(ES)例文と照らし合わせながら考えてみてください。

協調性の自己PR例文: アルバイト・インターン

設問:自己PRを教えてください。(300文字以下)

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設問:自由記入欄(自己PRなど)(600字以内)

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協調性の自己PR例文: サークル

設問:これまでにやり遂げたこと、達成感を得られた経験・事実をふまえて自己PRしてください。(600文字以内)

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設問: 自己PRを入力ください(300文字以下)

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設問: 自己PR(400字以内)

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協調性の自己PR例文: 部活動

設問:自己PR(400字以内)

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設問:自由記入欄(自己PRなど)(600文字以下)

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協調性の自己PR例文:ゼミ・研究室  

設問:これまで「想い」を持って取り組んだ活動についてご記入ください。自己PR500文字
*その活動における苦労・工夫した点や成果等も記入してください。(500文字以内)

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協調性の自己PR例文:その他(留学など)  

設問:自己PRを記述してください。(400字以内)

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協調性の自己PR例文(4): IT業界

自己PR(500文字以内)

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企業はなぜ就活生に協調性を求めるのか?

協調性が就活で企業に評価されるのは、円滑な業務に必要だから。

そもそも企業が求める「協調性」とは何かについて考えていきましょう。協調とは一般に「他者と協力すること」を指し、協調性とは他者と協調するための資質と考えることができます。

しかしこれでは定義がやや抽象的で、人によって「協調性」という言葉の解釈に幅があり、捉え方が大きく異なります

例えば、協調性を「人の和を乱さない」や「誰とでも仲良くなれる」といったコミュニケーション能力のようなものと捉える人もいれば、「意見の対立を解消できる」や「話し合いをまとめることができる」といったリーダーシップのようなものと捉える人もいると思います。

自己PRの内容として協調性をアピールする就活生の中には、志望企業で評価される協調性とはズレた協調性をアピールしてしまう人も見られます。当然、そのような自己PRは高い評価を得られません。

では、企業ではどのような協調性が求められているのでしょうか。それを考えるために、まずはなぜ就職活動において協調性が企業から評価されるのかを考えてみましょう。<

企業が就活生に協調性を求める理由(1):仕事を円滑に進めるため

基本的に、ほぼ全ての仕事は同僚や取り引き先といった社内外の関係者との協力・交渉を通じて進められます。仕事では企業内外関わらず、年齢、経歴、立場、考え方の様々な人たちとともに共通の目標の達成のために取り組まなければなりません。

したがって企業は、多様な価値観や立場を持つ関係者と良好な関係を構築し、仕事を円滑に進めるための能力を従業員に求めているといえます。そのために必要なのが他者の意見や立場を尊重する姿勢です。

また、他者の意見を取り入れられる素養を持つ人であれば、周囲からのアドバイスや指摘を受け止めて成長できるという評価も得られるでしょう。

そのため、企業が就活生に求める協調性とはまず、異なる意見や立場の他者を尊重し、柔軟に受け入れる能力であると考えることができます。

企業が就活生に協調性を求める理由(2):主体的に仕事を進めるため

一方で、ただ相手の意見を受け入れるだけの”受け身”の態度では、自社の利益を伸ばすのは難しいでしょう。「協調性」や「協働」という言葉からは少しイメージしにくいかもしれませんが、仕事における交渉では、相手との良好な関係を維持しながらも時には主導権を手放すことなく自らの主張を通す必要があります。

そのためには、相手が何を求めているのかを聞きながら妥協点を探ったり意見をまとめ上げようとする態度や、それに基づいて相手が納得できる提案を論理的に展開するコミュニケーション能力が求められます。

よって企業が就活生に求める協調性には、ただ相手の意見を受け入れたり指示を待ったりするという受動的な態度ではなく、相手の気持ちや主張を損ねることなく自分の意見を発信したり、様々な意見を集約してまとめ上げる”主体性”も求められるといえます。

企業が求める協調性とは何か?

企業に評価される協調性には、相手の意見の尊重と意見を発信する主体性が必要です。ここまで、企業がなぜ就活生に協調性を求めるのかについて考えました。この理由を考えると、企業が就活生に求める協調性とは具体的にどういう能力・資質なのか理解できると思います。

すなわち、企業が求める協調性とは"価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる力"であり、そこには"相手の意見を受け入れる柔軟性""自分の意見を主張する発言力"という二つの能力が含まれているのです。

協調性を構成するこれら二つの能力のうち、どちらが重視されるかは業界・企業・配属部署によっても違いがありますが、一般的に企業は"相手の意見を受け入れる柔軟性と自分の意見を主張する発言力を兼ね備えた人物"を協調性のある人物として評価しているといえます。

企業が学生に求める人物像の傾向

経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました

 

そのアンケート結果を見ると、企業が学生に特に期待する資質として、回答企業の約8割が「主体性」「チームワーク」「リーダーシップ」「協調性」を挙げています。そのほかにも、「課題設定・解決能力」「論理的思考能力」「創造力」も上位に並んでいます。

 

「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、自己PRを考えるようにしましょう。

 

【参考】採用と大学改革への期待に関するアンケート結果:一般社団法人日本経済団体連合会

自己PRで協調性をアピールする際の注意点

協調性をアピールする際の2つの注意点を解説します。

ここからは、自己PRにおいて「協調性」をアピールする際の注意点についてお伝えします。

アピールする際は以下の2点を意識しましょう。

  • 協調性という言葉を具体化すること
  • 主体性を損なわない伝え方をすること

「協調性」という言葉を具体化すること

先述の通り「協調性」という言葉の定義は非常に抽象的であるため、人によって解釈に幅があり、捉え方が大きく異なります。また、「協調性が求められる5つの業界」でも見たように、業界・企業によって求められる「協調性」の具体的な内容は異なります。

「協調性」に限らず、面接やエントリーシート(ES)で「積極性」「主体性」のような人によって多様な解釈が可能な言葉を使ってしまうと、話の内容が抽象化してしまい、話し手と聞き手の間に認識のズレが生じやすくなってしまいます。

そのようなズレを防ぐため、「協調性」という抽象的な言葉を自分なりの解釈に落とし込み、より具体的な表現に言い換えるようにしましょう。

協調性の言い換えフレーズ

・周囲を巻き込む力
・傾聴力
・調整力
・社交的
・柔軟性
・気が利く
・洞察力
・サポート力

例えば、「私には協調性があります。」という自己PRであれば「私は自分の物差しにとらわれずに考え、行動することができます。」と言い換えることで採用担当者により具体的に伝えることができます。

就活ではエントリーシート(ES)の文字数や面接の時間が限られている中で自分を最大限アピールする必要があるため、"簡潔かつ的確に伝える"ということを意識するようにしましょう。

主体性を損なわない伝え方をすること

先述の通り、企業が求める協調性には他者の意見や立場を受け入れるだけでなく、自分の考えや主張を発信したり多様な意見をまとめ上げる主体性も求められます。

このような主体性に言及しないまま協調性をアピールした自己PRでは、受け身な学生という印象を採用担当者に与え、「自分の意志が弱い」「周囲の意見に流されやすい」などのネガティブなイメージを持たれてしまう可能性があります。

そうならないためにも、協調性をアピールする場合は立場の異なる相手との利害を調整するために行った取り組みを具体的に説明する必要があります。

具体的には、「意見が対立している場面で話し合いをし、意見をまとめた」といった自己PRであれば、以下の観点で説明する必要があります。

  • 対立している両者の主張にはどのような対立点があったのか
  • 対立している両者の主張をどのように汲み取りどんな提案をしたのか

上記を述べることで、採用担当者に「受け身なだけではなく、考えや価値観が異なる集団をまとめることができる人材」であるという強みの伝わる自己PRにすることができます。

協調性をアピールする自己PRの書き方の手順 

協調性をアピールする自己PRの書き方を3ステップで説明します。

ここでは「協調性」を用いた自己PRを書く際の書き方の手順について解説します。

どのような強みであっても、自己PRを書く際は次の三つのポイントを押さえるようにしましょう。

自己PRを書く際に押さえるべきポイント(1)結論:

結論(=アピールしたい強み)を最初に述べることで、採用担当者は就活生の強みが何なのかをイメージしながら読み進めることができます。

 

(2)エピソード:

強みを裏付けるようなエピソードを紹介するときは、(1)課題・目標(2)努力・工夫などの具体的な取り組み(3)成果という3つの要素を盛り込みましょう。成果については点数や順位などの数字を用いると分かりやすく伝わります。

 

(3)企業への貢献:

魅力的な長所を持っていたとしても、それが志望している企業で活かされるものでなければ意味がありません。長所が志望している企業での仕事においてどのように活かされるのか述べることで、適切に企業研究ができていることもアピールすることができます。

では、具体的にはどのような手順で自己PRを完成させればよいのでしょうか。ここでは以下の手順を紹介します。

  • 企業の求める人物像に沿ってアピール内容を決める
  • 自己PRで書くエピソードを決める
  • フレームワークに沿って自己PRを書く

協調性をアピールする自己PRの作り方(1):アピールする内容を決める

まずはアピールする強みを決定しましょう。この時重要なのは、強みが企業の求める人物像にマッチしているということです。企業が必要としない強みをいくらアピールしても評価されません。

企業が求める人物像は、企業の採用ページ中期経営計画などのIR資料に加えてOB・OG訪問などで情報を集めることができます。その中から自分が紹介できるエピソードなどに応じて強みを決定しましょう。

「協調性」を強みとしたい場合には、先ほど述べたように「協調性」を具体化し、よりイメージしやすい表現に書き換えることが重要です。

協調性をアピールする自己PRの作り方(2):エピソードを決定する

「企業はなぜ就活生に協調性を求めるのか?」において、企業が求める「協調性」とは"価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる力"であると説明しました。

そしてそこには、"相手の意見を受け入れる柔軟性""自分の意見を主張する発言力"という二つの要素が含まれます。

したがって、「協調性」をアピールする自己PRのエピソードでは、「考えや立場の異なる人々の意見に耳を傾けたうえで、それらをまとめ上げたり自分の考えを提案したりといった主体的な働きかけを行ったことが成果に結びついた」というストーリーを提示できると良いでしょう。

エピソードでは、(1)課題・目標(2)努力・工夫などの具体的な取り組み(3)成果は最低限記載するようにしましょう。また、目標を立てた動機や取り組みの内容など、可能な限り具体的に説明することで、はじめて読む採用担当者でも内容を把握しやすいエントリーシート(ES)を作ることができます。

協調性をアピールする自己PRの作り方(3):フレームワークに沿って自己PRを書く

書く材料がそろったら、以上の要素を下に提示した順番に従って書いていきます。

自己PRのフレームワークの説明です。

まず最初に結論を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。具体的には、どんな努力や工夫をし、結果を出すことができたかという採用担当者が最も知りたい部分を書きます。そして最後には、自分の長所が会社にどう貢献できるかをアピールします。

このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削するようにしましょう。誤字脱字はさることながら、エピソードの説明などは他者の目線になって読んでみると自分が思っていた以上に分かりにくい表現になっていることもあります。

自己PRの書き方を確認したいという方は、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。

参考:文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
→自己PRでは、以上で述べた要素をすべて含むのが望ましいですが、字数の制約を考慮すると一部の要素を削る必要がある場面もあります。本記事では自己PRの詳細な書き方を説明すると同時に、字数別のエントリーシート(ES)例文を紹介し、限られた字数で分かりやすく自己PRを書く方法を解説しています。

協調性をアピールした自己PRのNG例

協調性をアピールする自己PRのNG例を紹介します。

ここまでで、企業が就活生に求める協調性の意味や、協調性を就活でアピールする際の注意点について説明しました。

以下では、ここまでの内容を踏まえて、自己PRで協調性をアピールしている次のNG例を見てみましょう。

私の強みは協調性です。私が所属していたバレー部は試合に負け続けていたせいでチームがバラバラになってしまいました。そこで私はメンバーの全員に話を聞き、どうしたらこのメンバーで地区大会で優勝できるかを考え、施策を提案しました。その結果、バラバラになっていたチームが一つになり地区大会で優勝することができました。

この自己PRでは具体的に何をしたのかが書かれていないため、就活生の取り組みや「協調性」という言葉が何を指しているのかが伝わってきません。

先程も述べたように「協調性」という語はとても抽象的であり、受け取り側によって解釈が変わってしまうため、具体的に何をしたのかについて述べる必要があります。

そのためこの自己PRの場合であれば、「どうしたら地区大会で優勝できるか考え、施策を提案した」という部分で、どのような施策を提案したのかまで書けると良いでしょう。

以上の点を踏まえて修正した自己PRを載せておきますので、見比べてみてください。

私の強みは他者の意見に耳を傾けて課題を分析し、課題解決のための提案をできることです。私が所属していたバレー部は地区大会優勝を目標としていましたが、試合に負け続けていたせいでチームがバラバラになってしまいました。私はメンバーの全員に話を聞き、試合に出るメンバーと控えメンバーで練習内容が異なり、成長速度や意欲に差があるという課題が明らかになりました。そこで私は、チームの全員が同じ内容・水準で練習できるメニュー、ミーティングを増やして全員の戦術理解を高めるという二つの施策を提案しました。その結果、全員の意欲・競争意識が高まったことでチームの連帯が強まり、地区大会で優勝することができました。

続いては、実際に大手企業の選考通過者のエントリーシート(ES)の中で、自己PRで協調性をアピールしている例文を業界別・エピソード別に紹介します。どのようなエピソードや伝え方が評価されているのか参考にしてみてください。

まとめ 

協調性の自己PRでは、内容を具体化し主体性を伝えましょう。

本記事では、エントリーシート(ES)の自己PRで協調性をアピールするための方法を、選考通過者のエントリーシート(ES)例文を紹介しながら解説しました。

紹介したエントリーシート(ES)例文を見ると、「協調性」という言葉を用いているものは少なく、「他者の考えを尊重する」「組織の課題解決のための提案をできる」といったように具体的に表現していることがお分かりいただけたと思います。

そのうえで、エピソードの説明では「課題を探るために話し合いや相談の場を設け、課題解決のために施策を提案・実行した」という流れのものが多かったと思います。このような構成にすることで”他者の意見や立場を尊重すること””主体的に意見や方法を提案すること”という企業で求められる協調性をうまくアピールできます。

「協調性」というどんな仕事でも求められる能力だからこそ、採用担当者に伝わりやすい表現を用い、企業から評価される協調性のポイントを押さえた自己PRで選考を突破しましょう。

また、就活生の協調性は集団面接やグループディスカッションでの振る舞いや面接の質問からも評価されています。エントリーシート(ES)で書いた内容と面接での回答や振る舞いにミスマッチがないよう、面接対策も進めていきましょう。

自己PR完全攻略記事一覧
1.新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-
2.自己PRすることがない!強みの見つけ方から回答例まで解説
3.【例文30選】新卒における自己PRの書き方を5つのフレームワークで解説
4.文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
5.自己PRの書き出しで押さえるポイントは4つ!ー例文15選付きで解説ー
6.自己PRの締め方はどうするべき?書く際のポイントからES例文までを紹介
7.【例文31選】自己PR例文を経験・強み・職種別に紹介。面接で高評価を得るための伝え方とは?
8.【業界別】エントリーシートの自己PRの書き方とES例文を紹介
9.【強み別例文付き】面接で自己PRを魅力的に伝えるには?
10.【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説

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