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【エピソード例文6選】自己PRで「継続力」をアピールする方法を解説
最終更新日:2022年12月27日
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集
体育会学生などの何かに長期間取り組み続けてきた就活生は、自己PRにおいて「継続力」をアピールする場合が非常に多いように感じます。
その一方、「継続力」の自己PRの仕方を間違ってしまい、他の学生と差別化できてないイケてない自己PRをしてしまっている学生が多くいるのも現実です。
本記事では、「継続力」を自己PRで使う際の注意点と、「継続力」を使って評価される自己PRを作成する方法について解説していきます。
また、「学業」「部活動」などを題材に「継続力」をアピールした有名企業内定者のESも最後に掲載していますのでぜひ参考にしてみてください。
- 本記事の構成
- 企業が自己PRを聞く意図
- 自己PRで"継続力"をアピールするメリット
- "継続力"を使って評価される自己PRを作る方法
- 自己PRで"継続力"をアピールする際のポイント
- 自己PRで"継続力"をアピールする際の注意点
- 大手企業内定者の継続力を強みとした自己PR回答例
∟三菱商事のESで継続力をアピールした自己PR回答例
∟三菱UFJ銀行のESで継続力をアピールした自己PR回答例
∟日揮のESで継続力をアピールした自己PR回答例
∟デロイトトーマツのESで継続力をアピールした自己PR回答例
∟キッコーマンのESで継続力をアピールした自己PR回答例
∟凸版印刷のESで継続力をアピールした自己PR回答例/li> - 最後に
企業が自己PRを聞く意図
そもそも企業はどのような意図で学生に自己PRを聞いているのでしょうか。結論から言えば、それは以下の3点を知るためだと考えます。
- (1)自社の求める強み・能力を持っているか
- (2)キャラクターが自社にマッチしているか
- (3)その人がどんな経験をしてきたのか
(1)についてはわかりやすいかと思います。企業が採用活動を行う最たる理由は「入社後自社の利益に貢献してもらうため」であり、自社の求める強みや能力を持っているかどうかは必ず確認すべき事項と言えるでしょう。
一方、(2)についてはその人のキャラクターが会社の価値観にマッチし、組織の一員として上手くやっていけるのかどうかを見る基準です。
最後の(3)について、企業は就活生に対して「どんな人?」という疑問を持っています。ですので、その人がどんな経験をしてきたかを知ることで、人柄を判断することができます。
すなわち自己PR、特に継続力を使った自己PRでは、継続してきたことといった実績などが重視されるとよく誤解されますが、企業が最も知りたいことは、取組の中におけるその人自身の人柄となります。
参考:新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-
自己PRで"継続力"をアピールするメリット
一方、この自己PRにおいて自身に継続力があるとアピールすることはどのように面接官の目に映るのでしょうか。
結論から言えば、「継続力があること」自体は評価されるということができます。
その理由として以下の5点が考えられます。
- 社会人として必須の素養を持っていると思ってもらえる
- 長く働き続けてくれると思ってもらえる
- 真面目な人と評価してもらえる
- 最後までやり抜く力があると思ってもらえる
- 忍耐力があると思ってもらえる
以下でそれぞれについて解説していきます。
社会人として必須の素養を持っていると思ってもらえる
ビジネスの世界は、常に取引先の企業や消費者といった顧客との信頼関係で成り立っているため、一度始めた取引や仕事を途中で投げ出すことは当然許される事ではありません。
そのため「困難や挫折を乗り越え継続していける力」は社会人として必須の素養であり、その素養を持っているということをアピールできれば、好印象を与えることができるでしょう。
長く働き続けてくれると思ってもらえる
「新入社員のうち、31.8%が3年以内に離職している」という事実から、新卒の早期離職が懸念されている現在、面接官の「この学生はウチで働き続けてくれるのか」という疑問を解消する手段として「継続力」のアピールは効果的だと言えます。
真面目な人と評価してもらえる
継続力をアピールすることで「一つのことをコツコツと継続して行うことができる真面目な人間」という人柄を面接官に伝えることができます。
過去に継続して物事に取り組めた経験がある人は、今後の仕事においても真面目に対応してくれるのではないかと思われ、面接官に良い印象を与えることができるでしょう。
最後までやり抜く力があると思ってもらえる
継続力がある人は、最後までやり抜く力があります。
一つのものを継続していくうちに、困難なことや思いがけないトラブルに巻き込まれることもあると思いますが、そんな逆境にも負けずにコツコツと積み重ねることができる人を企業側は信頼します。
逆境をどのように乗り越え、最後までやりきることができたのかを自己PRで伝えることで、どんなことでも最後までやりきることができる人だと思わせることができるでしょう。
忍耐力があると思ってもらえる
最後に継続力がある人は忍耐力が備わっています。
これは"最後までやり抜く力があると思ってもらえる"のところにも記載しましたが、継続していくうちに困難やトラブルが起こることがあると思います。
自己PRではそれをどのように耐えて乗り越えていったのかを伝えることで、仕事でミスをした際にも、動じず、ポジティブに考えて行動できる人だと持ってもらえるでしょう。
"継続力"を使って評価される自己PRを作る方法
ここからは「継続力」を使って、企業に評価される自己PRを作成する方法を解説していきます。
これから紹介していく内容は他の就活生との差別化をつけやすい内容ですので、一読した上で自己PRに盛り込んでいくと良いでしょう。
簡潔に伝えるために結論から伝える
基本的なことですが、エントリーシート(ES)や面接で自己PRを伝える際は結論から述べるように意識しましょう。
最初の一言で、自分の強みなどを伝え、そのあとにどのような経験をして、どれくらい継続することができたのかを、定量的に伝えることでは伝える内容をイメージしやすくなります。
なぜ継続できたのか?を述べ、人柄や工夫をアピールする
一つ目のポイントは、継続することができた「動機」や「方法論」を明示することです。
どのような経験でも長期的に継続をしていれば、困難や挫折に直面し、「やめたい」と考えることが一度はあるでしょう。それらを乗り越え、継続することができた「動機」に当たる「想い」や「モチベーション」を明示できれば、自身の人柄をアピールすることが可能です。
その想いやモチベーションが自身の経験に基づき、具体的であればあるほど、実際に仕事をする上でも「困難を乗り越える力」の再現性が担保されていることが面接官にアピールできます。
また、苦労を乗り越え継続するためにとった施策や工夫といった方法論を具体的に述べることができればより、面接官に説得力を持って強みが伝わるでしょう。
ただなんとなく続けていた人と、目的意識を持って続けていた人では評価は全く異なってしまうため、自分はどのような目的がありその事柄を継続してきたのかをしっかりと話せるようにしましょう。
継続した経験から得た強みの、仕事への活かし方に触れる
二つ目のポイントは、継続した上で得た強みをPRするということです。
上記で述べたように、「継続力」自体を「企業の利益に貢献できる能力」として仕事への活かし方に結びつけていくことは難しいため、「継続から得た強み」を企業にアピールしていくと良いでしょう。
例えば、「相手への細かい気配りを地道に継続することで関係者と信頼関係を構築していくことが強みであり、その強みを御社の営業職として活かしていきたい。」というように、継続力の先にある強みを業務内容に結びつけていければ、十分評価される自己PRになると考えられます。
また、企業側は学生の強みが本当に入社後に活かされるのかといった再現性を見極めようとしているので、「その場限りではなく、長期的に継続して発揮してきた強み」であることがアピールしやすいという利点もあるといえるでしょう。
これらをまとめると、以下のようなフレームワークに沿って述べることが最も効果的と考える事ができるでしょう。
文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
動画を通じて自己PRの書き方を確認したいという方は、下記の動画も参考にしてもらえればと思います。
自己PRで"継続力"をアピールする際のポイント
自己PRで継続力をアピールする際は以下のポイントを意識してください。
- 数字を用いて伝える
- 具体的なエピソードを伝える
以下でそれぞれについて解説します。
数字を用いて伝える
自己PRで継続力をアピールする際は"定量的"に伝えるようにしましょう。
例えば、「私は目標を達成するために長期間〇〇を継続しました。」という自己PRと「私は目標を達成するために2年間〇〇を継続しました。」という自己PRでは、後者の方が明らかに伝わりやすいです。
具体的な数字を用いずに継続力をアピールしてしまうと、「どのくらい努力したのか」が面接官にもいまいち伝わらず、抽象的な自己PRになってしまいます。
事柄に対しどのくらい努力をしたのかを明確に伝えるためにも、必ずエピソードは定量的に伝えるようにしましょう。
具体的なエピソードを伝える
ここで言う具体的なエピソードとは「具体的にどのような努力をしてきたのかを伝える」ということです。
継続力という言葉は非常に抽象的であり、その言葉だけではあなたがどんな人なのかいまいち伝わりません。
そのため自己PRで継続力をアピールする際は「〇〇を達成するために具体的にどのような努力や工夫を継続してきたのか」を伝えるようにしましょう。
また、努力や工夫を継続するにあたり「どのような苦労があったのか」についても具体的に伝えることができると、継続力の強さをよりアピールすることができるため、意識してみてください。
自己PRで"継続力"をアピールする際の注意点
「継続力」をアピールした自己PRが往往にして「イケてない自己PR」になってしまっている場合が多く見受けられます。
その理由として、「継続力」自体は履歴書の学歴や資格などの情報を見ればある程度わかることであり、わざわざ多くの字数を割いてまで自己PRに書き出す素養としては物足りないということが出来るからです。
企業側は決して「学生が物事を継続するにあたって努力できるか」などといったことには興味がなく、先程も述べたように「この学生は当社の利益に貢献できる力があるのか」という点を自己PRで見極めようとしています。
unistyleでは以下の5つを「企業の利益に貢献できると評価される素養」と考えています。
(1)個人として努力し、成果を上げることができる
(2)関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる
(3)リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
(4)価値観や立場の異なる人と協力して成果を上げることができる
(5)今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?
これらの素養は全て「物事を継続したその結果、得ることのできるもの」であり、継続力自体はその前段階であり評価されづらいことがよくわかります。
そのため、「継続した事実やその結果」のみにフォーカスするのではなく、その過程や入社後にどう活かすかについても書くようにしましょう。
参考:
イケてない自己PRの改善法|パターン①:マイナスからゼロにしただけ
イケてない自己PRの改善法|パターン②:努力・苦労自慢
大手企業のESで継続力を強みとした自己PR回答例
以下で大手企業内定者の自己PRの回答例文を紹介します。
それぞれ継続力をアピールしている回答となっているので、自己PRで継続力をアピールしようと思っている方は参考にしてみてください。
三菱商事のESで継続力を強みとした自己PR
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三菱UFJ銀行のESで継続力を強みとした自己PR
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日揮のESで継続力を強みとした自己PR
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デロイトトーマツのESで継続力を強みとした自己PR
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キッコーマンのESで継続力を強みとした自己PR
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凸版印刷のESで継続力を強みとした自己PR
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最後に
ここまで、「継続力」をアピールした自己PRの作り方を紹介してきましたが、多くの学生が「今まで継続してきたことを自己PRのネタ」として使う一方で、「継続力」自体が評価されないため、知らず知らずイケてない自己PRをしているパターンが多いです。
そのため、継続力とともに他の評価される素養を押し出すなど「見せ方」を工夫する必要があるでしょう。
また、自身の継続してきたものをネタにするなら、確実に「何故継続できたのか?」「継続することで何を得たのか?」といった形で常に主体的に内省することが重要です。主体性を持たず、ただ周りに言われるがまま継続していることになんの価値もありません。
この記事を評価される自己PR作成の参考にした上で、自身の継続してきたことを見直していただけると幸いです。
「自己PR 継続力」の書き方について理解できたら、次は志望動機やガクチカの書き方について理解していきましょう。
エントリーシート(ES)の書き方対策記事まとめ|自己PR・志望動機・ガクチカ
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集
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