自己PRで信頼関係構築力をアピールするには?エピソード別ES例文を基に解説

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最終更新日:2024年11月08日

本記事では、自己PRの中でも信頼関係構築力を取り上げ、大手企業内定者のES例文を紹介し信頼関係構築力をアピールするポイントや自己PRの書き方について解説していきます。自己PR例文集はこちら

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自己PRで信頼関係構築力という強みをアピールした大手企業内定者のES例文

まずは「信頼関係構築力という強みをアピールして大手企業からの内定を獲得した就活生のES例文」を紹介します。

本記事では、エピソード別に4名のES例文を掲載しています。

信頼関係構築力をアピールした自己PRのES例文:留学×スポーツ(三菱商事内定者)

あなたが「周囲から信頼を得た」と感じることができたエピソードについて教えて下さい。(300文字以内)

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信頼関係構築力をアピールした自己PRのES例文:部活動(ネスレ日本内定者)

強い情熱をもって目標を掲げてチャレンジしたこと、あるいはチャレンジしていることを具体的に記述してください。複数の事例を挙げていただいても結構です。(500文字〜800文字)

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信頼関係構築力をアピールした自己PRのES例文:アルバイト(損保ジャパン内定者)

自己PR:必ず、以下の4つのキーワードのうち、1つ以上を用いて入力してください。(400文字)
【キーワード】リーダーシップ、誠実、行動力、挑戦

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信頼関係構築力をアピールした自己PRのES例文:大学のゼミ活動(明治内定者)

学生時代最も力を入れて取り組んだ事、得られたこと

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企業が自己PRを聞く意図とは

企業が自己PRを聞く意図

「そもそもなぜ企業は就活生に自己PRを聞くのか」について紹介していきます。

企業が就活生に対して自己PRを聞く理由は以下の2点に大別されます。

  • 自社の求める長所・能力があるかを知るため
  • 人柄を判断するため

この2点について以下で詳しく説明します。

自社の求める長所・能力があるかを知るため

営利企業である以上、当然ながら企業は利益を生み出す必要があります。そしてそのためには、働く社員が企業に利益をもたらす必要があります。

つまり新卒採用においても、"あなた自身が入社した際、その企業にプラスの利益をもたらすことができる人物かどうか"を企業は見ています。言い換えると、「その就活生が入社後に活躍してくれる人材かどうか」を見極めているということです。

そのため、自分の長所をアピールする際はありのままに長所を伝えるのではなく、企業が求めている素養を意識してアピールすることが重要になります。

人柄を判断するため

企業は能力だけでなく、人柄も含めて採用を行っています。

そのため自己PR等の質問を通じ、その就活生の長所だけでなくその長所を培った経験を聞きます。そこで述べた経験から、企業は「この人は〇〇な性質を持っている」などとその就活生の人柄を導き出します。

つまり、自己PRから"その人の物事へ取り組む姿勢”を見ることができるということです。そしてその導き出された人柄と自社の社風等がマッチしているかを判断し、採用するか否かを判断します。

ここまでの説明で、自己PRがどんなものかについては理解できたかと思います。

これらを踏まえ、続いては企業が求める自己PRにおける信頼関係構築力という強みについて考察していきます。

企業が求める「自己PRにおける信頼関係構築力」とは

自己PRでよく用いられる「信頼関係構築力」ですが、そもそもこの言葉にはどういった意味があるのでしょうか?

『goo国語辞書』で「信頼」という言葉を調べてみると、以下のような意味となるようです。

信頼の意味

信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。

【引用】goo国語辞書(信頼)

つまり、信頼関係構築力とは「お互いがお互いを信じ、頼りにし合う関係性を築く力」と説明することができ、社会人はこの信頼関係構築力があらゆる場面で重要となります。

それは、どんな業界・企業・職種で働くにしろ、社会人は社内外問わず多くのステークホルダー(利害関係者)と仕事を行う必要があるためです。

社内であれば「上司や部下との信頼関係を築き、より成果を出しやすい環境を自ら創り出す」、社外であれば「取引先の顧客に信頼してもらい、より多くのサービスを利用してもらうことで利益を上げる」といったように、信頼関係の構築はあらゆる仕事の根幹とも言えるものです。

これらをまとめると、企業が求める「自己PRにおける信頼関係構築力」は、"周囲の人と協力し合える関係性を築き、より高い成果を上げることのできる能力"と言い換えることができます。

自己PRで信頼関係構築力をアピールする際は、チームの中で活動したエピソードを述べる就活生が多いと思いますので、ただ単に「信頼関係を築けた(雰囲気が良くなった)」だけで終わらすのではなく、「その上でどんな成果を上げたのか」までアピールするようにしましょう。

企業が学生に求める人物像の傾向

経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました

 

そのアンケート結果を見ると、企業が学生に特に期待する資質として、回答企業の約8割が「主体性」「チームワーク」「リーダーシップ」「協調性」を挙げています。そのほかにも、「課題設定・解決能力」「論理的思考能力」「創造力」も上位に並んでいます。

 

「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、自己PRを考えるようにしましょう。

 

【参考】採用と大学改革への期待に関するアンケート結果:一般社団法人日本経済団体連合会

エントリーシート(ES)における自己PRの基本的な書き方

エントリーシート(ES)における自己PRの書き方

企業が求める信頼関係構築力について紹介しましたので、続いては自己PR全体の書き方について解説していきます。

自己PRを書く際は、基本的に以下のフレームワークに沿って書くことで論理的な自己PRにすることができます。

上記の図に記載してあるように、まず最初に"結論(書き出し)"を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。

エピソードを述べる際には「どのような努力や工夫をし、どんな結果を出すことができたか」という選考官が最も知りたい部分まで書くようにしましょう。

そして最後には、自分の強み(長所)を通して企業にどう貢献できるのかをアピールします。このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削をするようにしましょう。

作成した自己PRの添削をしてもらいたいという方は就職エージェントneoがおすすめです。

アドバイザーから、志望企業の特徴に合わせてエントリーシートや面接内容などのアドバイスを受けられます。

少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。

就職エージェントneoの紹介

自己PRの基本的な書き方に関しては以下の記事で詳細に解説していますので、各フレームワークのポイントを確認したい就活生はこちらの記事もご覧ください。

自己PRで信頼関係構築力をアピールする際のポイント

先ほど説明した自己PRの基本的な書き方(フレームワーク)を踏まえ、続いては自己PRで信頼関係構築力をアピールする際のポイントを紹介します。

「信頼関係を構築する上では○○が大切」といった方法論まで言及する

よくある就活生の自己PRとして、「サークルの会長としてメンバーとの信頼関係を築きました。」といったエピソードを述べることがありますが、これだけでは採用担当には響きません。

「サークルを円滑に運営する上ではメンバーとの信頼関係が重要です。」と話せてやっとスタートラインになりますので、自己PRの際はもう一段階掘り下げた"信頼関係構築の上では◯◯が大切"といった方法論まで言及できると評価されやすいでしょう。

【参考】あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき
→自分の強みを伝える際のポイントや構成の作り方について紹介されています。大手企業の内定者ESも多く扱いながら解説しています。

言葉の定義を明確化しておく

また、よく見られる回答として「信頼関係構築のためには密なコミュニケーションが大切」といったものがありますが、「密なコミュニケーション」についての定義が曖昧であると、以下のような面接での深堀りにうまく答えられなくなってしまいます。

  • 「いくら話をしても信頼できない人」と「少し話しただけで信頼できる人」がいるのはどうしてだと思う?また、その違いは何だと思う?
  • 密なコミュニケーション以外で、信頼関係を構築する上で大切なことって何だと思う?

回答に困って曖昧にお茶を濁すことがないよう、言葉の定義を明確化しておく必要があります。

【参考】【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説
→面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説しています。面接における自己PRの深堀りは、基本的に本記事に掲載されている内容に沿ってされますので、面接対策にお役立てください。

上記のような面接での深堀りに対する回答も事前に考えた上でESを作成できると、内定へ一歩近付くのではないでしょうか。

本記事の後半で紹介している内定者のES例文についても、「それぞれの回答に対してどんな深堀りがされそうか?」といった目線で読んでみると理解が深まりますので、ぜひ意識してみてください。

自己PRで信頼関係構築力を言い換えるなら?

本記事では自己PRにおける信頼関係構築力について解説してきましたが、ここまで読んでみて以下のような疑問・悩みが浮かんだ就活生もいるのではないでしょうか。

「信頼関係を築く力だと他の就活生と被りそうだから、何か別の言葉に言い換えたい!」

「信頼関係を築く力だと何だかしっくりこず、もっと適当な言葉がある気がするんだよな…」

そんな就活生に向け、信頼関係構築力と類似した言い換え言葉を下記にまとめてみました。必ずしも言い換える必要はありませんが、上記のような悩み・疑問を持っている方は参考にしてみてください。

  • 誰とでもすぐに打ち解けることができる
  • 頼りにされやすい
  • コミュニケーション力が高い

まとめ

本記事では自己PRにおける信頼関係構築力について解説してきました。

改めてになりますが、自己PRは「自身が入社後に活躍できる人材であること」を示す必要があります。

自己PRで信頼関係構築力をアピールし、志望企業の選考突破、ひいては内定獲得を目指してもらえればと思います。

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