手書きエントリーシートや履歴書の作成ポイント5選-手書きES出題企業も紹介-
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最終更新日:2023年09月28日
近年はフォーム入力が主流となってきたエントリーシートですが、中には就活生に手書きのエントリーシートや履歴書を課す企業も少なくありません。
書き間違いの修正や文字の読みやすさなど、考慮すべき点の多い手書きのエントリーシートに苦手意識を持つ就活生も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、手書きのエントリーシートや履歴書を企業が課す理由や、作成時の注意点について解説します。また、実際に手書きでのエントリーシート提出を指定した企業も紹介していきます。
- 本記事の構成
- 企業はなぜ手書きのエントリーシート・履歴書を課すのか?
・手書きエントリーシート・履歴書を課す目的(1):就活生の志望度を測れる(志望度を測り0次選考にする)
・手書きエントリーシート・履歴書を課す目的(2):就活生の個性を見ることができる - 手書きエントリーシート・履歴書作成時のポイント
・手書きエントリーシート・履歴書のポイント(1):消せないペンを使うこと
・手書きエントリーシート・履歴書のポイント(2):下書きをすること
・手書きエントリーシート・履歴書のポイント(3):誤字脱字の際は1から書き直すこと
・手書きエントリーシート・履歴書のポイント(4):適切な改行を行うこと
・手書きエントリーシート・履歴書のポイント(5):丁寧に書くこと - 手書きエントリーシート・履歴書に関する就活生の疑問に回答
・手書きでもPC入力でも提出可能な場合はどちらを選択するべき?
・実際にどんな企業が手書きエントリーシートを出題しているのか? - まとめ
企業はなぜ手書きのエントリーシート・履歴書を課すのか?
就職活動のエントリーシートは指定されたフォームに入力しパソコンで提出する形式が一般的になってきています。そんな中、現在でも一部の企業が手書きのエントリーシート・履歴書を指定するのはどうしてでしょうか。
理由は大まかに以下の二つがあります。
- 就活生の志望度を測れる
- 就活生の個性を見ることができる
手書きエントリーシート・履歴書を課す目的(1):就活生の志望度を測れる(志望度を測り0次選考にする)
企業は手書きエントリーシート・履歴書を指定することで就活生の志望度を測れると考えています。
手書きで文章を作成する方がパソコンのキーボードで入力して作成するよりも多くの時間と手間がかかります。下書きや清書など作業量が多くなりますし、書き損じをしたらもう一度書き直さなければなりません。
したがって、手書きであってもエントリーシートを提出しようと思う企業は、その就活生にとって比較的志望度の高い企業だと考えられます。
企業は手間のかかる手書きエントリーシートを課すことでエントリー時点で就活生をふるいにかけ、いわば0次選考を行っているのです。
手書きエントリーシート・履歴書を課す目的(2):就活生の個性を見ることができる
企業が手書きエントリーシートを課す第二の目的は、就活生の個性を見ることです。手書きのエントリーシートの中には、一部の設問だけを手書きで提出するよう指定し、残りの設問はPC入力というものもあります。
そういった企業では、「自己PR」や「あなたのことをよく表す写真を添付し、それについて説明してください」といった設問が手書きで課されることが多いようです。
ここから分かるのは、企業が就活生の個性を知るための手段の一環として、就活生自身の手で書かれた文字を重視しているということです。
手書きエントリーシート・履歴書作成時のポイント
では、実際に手書きでエントリーシートや履歴書を作成する際にどういった点に注意すればよいのでしょうか。
注意すべきポイントを5つご紹介します。
- 消せないペンを使うこと
- 下書きをすること
- 誤字脱字の際は1から書き直すこと
- 適切な改行を行うこと
- 丁寧に書くこと
手書きエントリーシート・履歴書のポイント(1):消せないペンを使うこと
企業に提出するエントリーシートや履歴書は公的文書です。こういった文書においては、書かれた内容が後から改変・修正できないということが重要です。したがって、エントリーシートや履歴書を書く際には、黒の消せないボールペンを使うようにしましょう。
ボールペンの中には、「擦ると消える」という便利なものもありますが、エントリーシートでは使わないようにしましょう。こういったペンのインクは熱に弱く、摩擦や保管状況によっては文字が消えたり劣化したりして読めなくなってしまうというリスクがあります。
手書きエントリーシート・履歴書のポイント(2):下書きをすること
手書きエントリーシートを実際に用紙に書く際には、まず鉛筆で薄く下書きをしてからボールペンで清書するのも一つの工夫になります。
下書きをしておくと、実際に清書をするときに書き間違いを減らすことができます。また、用紙に記入する際の文字の大きさやバランスを事前に調整することができるので、仕上がりをきれいにしやすいという効果もあります。
下書きを消すときには、ペンで書いた文字が滲んでしまわないように、書いた文字が乾いていることを確認し、あまり消しゴムで強くこすりすぎないように注意しましょう。
手書きエントリーシート・履歴書のポイント(3):誤字脱字の際は1から書き直すこと
間違えないよう注意深く書いていても書き間違えてしまうことはあるでしょう。数百字にも及ぶエントリーシートを書き直すことを考えると面倒だと感じてしまうかもしれません。
しかし、そういった場合でも修正ペンや修正液は使わないようにしましょう。
ポイント(1)でも述べたように、エントリーシート・履歴書は公的文書であり、後から内容が変更されないことが大切です。修正ペンや修正液は、内容が変更されたことは分かってもそれ以前にどのようなことが書かれていたか分からなくなってしまうという問題があります。
公的文書で修正を行う際には、修正箇所に二重線を引く方法がスタンダードです。しかし、エントリーシート・履歴書としては外見的な美しさもさることながら、志望度の高さをアピールする必要もあります。
二重線で修正してあると、企業側からは「この就活生はエントリーシート作成の時間や手間を惜しんでいる」と見られ、志望度が低いと思われるリスクがあります。したがって書き間違えた際には1から書き直すのが無難でしょう。
エントリーシート(ES)を書き間違えた際の修正方法-誤字は合否に影響する?-
手書きエントリーシート・履歴書のポイント(4):適切な改行を行うこと
文章を読みやすくするために段落を設定し改行を行いましょう。手書きの文章は入力されたものよりも文字サイズや字体が画一化されておらず、どうしても読みにくくなってしまいます。
したがって、文章内容の構成だけでなく、外見的にも読みやすい文章を心がけることが大切です。段落設定や改行は手書きに限らず読みやすい文章を書く上では重要ですが、手書きの際には特にそうした外見面にも気を配ってみてください。
エピソードの紹介や結論など文章内容が変化する切れ目ごとに段落を改め、改行すると文章構成が分かりやすくなります。また、改行後は一文字分の空白を空けるのが文章作成のルールです。
手書きエントリーシート・履歴書のポイント(5):丁寧に書くこと
最後は、字を丁寧に書くことです。ポイント(4)でも述べたように、字体の画一化されていない手書きの文字はただでさえ読みにくくなりやすいです。この上、文字が乱雑に書かれていると更に読みにくくなり、企業側に悪い印象を与える可能性が高くなります。
もし字の美しさに自信がなくても、「とめ・はね・はらい」といった一画一画の書き終わりを意識して書けば読みやすい文字を書くことは可能です。少し時間はかかるかもしれませんが、一画一画を丁寧に文字を書いてみてください。
手書きエントリーシート・履歴書に関する就活生の疑問に回答
ここまでで、手書きエントリーシート・履歴書を書く際のポイントについて解説してきました。
ここからは手書きエントリーシートにまつわる以下の二つの疑問にお答えします。
手書きでもPC入力でも提出可能な場合はどちらを選択するべき?
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実際にどんな企業が手書きエントリーシートを出題しているのか?
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まとめ
本記事では、手書きのエントリーシート・履歴書を書く際の注意点について解説しました。
手書きのエントリーシート・履歴書を書くのは面倒と感じるかもしれません。しかし、就職活動は今後の人生を左右する重要なイベントです。後悔のない就職活動にするためにも、時間や手間を惜しまず万全の対策をして選考に臨みましょう。
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