【面接対策】あなたは周りからどう思われていますか?|回答例・深堀り質問も掲載
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最終更新日:2023年09月26日
「周りの人から見たあなたの印象は何ですか?」
「友人や家族からはどんな人だと言われますか?」
面接では時折、上記のような"周りからどう思われているか"に関する質問を聞かれることがあります。
しかし例年、自己PRやガクチカ(学生時代頑張ったこと)といった自分自身のことを単純にアピールする質問以上に、「周りからどう思われているか」といった質問への回答に苦戦する就活生は多くいます。
そこで本記事では、回答に苦戦する人も多い「周りからどう思われているか」に関する質問への対策を 、"面接で伝える際のポイント・回答例・深堀り質問例"といった観点から解説していきます。
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- 本記事の構成
- 企業が面接で「周りからどう思われているか」を聞く理由とは
- 面接で「周りからどう思われているか」を伝える際のポイント
- 面接における話し方のポイント
- 【回答例】面接で「周りからどう思われているか」を適切に伝えるには
・回答例(1):冷静な人・情熱がある人
・回答例(2):真面目な人
・回答例(3):相談しやすい人
・回答例(4):マメな人 - 【面接時の深堀り対策】「周りからどう思われているか」に関する頻出質問一覧
- まとめ
・「周りからどう思われているか」と類似した質問へ回答を確認したい就活生はこちら
・その他の面接対策に取り組みたい就活生はこちら
企業が面接で「周りからどう思われているか」を聞く理由とは
面接官はなぜ、就活生に「周りからどう思われているか」を聞くのでしょうか?
その理由は以下の2点に大別されます。
- 人柄や性格を把握し、自社との相性(マッチ度)を知るため
- 自己評価(自己分析結果)と他者評価に乖離がないかを知るため
人柄や性格を把握し、自社との相性(マッチ度)を知るため
1点目は、人柄や性格を把握し、自社との相性(マッチ度)を知るためです。
というのも、「周りからどう思われているか」を聞くことで就活生の人柄や性格を把握することができ、その人柄や性格が自社の求める人物像に合致しているかを照らし合わせることで、自社との相性(マッチ度)を判断する材料にすることができるためです。
また、ここでいう相性(マッチ度)とは、就活生自身と企業との相性の良さ、つまり就活生自身とその企業の働き方や大切にしている考え方などの性質が合うかどうかを意味する指標のことを指します。
実際にこの相性(マッチ度)が低いと、「社員との人間関係が合わない」「社風が根本的に合わない」等の理由で就職後のミスマッチが生じ、早期退職に繋がってしまう可能性があります。
以上のことから、就活生の性格と企業との相性(マッチ度)はその企業で活躍できるかどうかに大きく影響するため、就活生と企業双方にとって非常に重要な要素と言えるでしょう。
人柄や性格を把握したり自社との相性(マッチ度)を知るための質問は他にもありますが、「周りからどう思われているか」という質問もその内の一つになります。
自己評価(自己分析結果)と他者評価に乖離がないかを知るため
2点目は、自己評価(自己分析結果)と他者評価に乖離がないかを知るためです。
つまり面接官は「周りからどう思われているか」を聞くことで、"就活生が自身を客観視し、適切に自己分析をすることができているか"を知りたいという意図があります。
例えば、自己PRで「私の強みは、興味のあることには積極的に取り組んでみる挑戦心です。」とアピールした就活生がいたとしましょう。その後、「周りからどう思われているか」といった質問を聞かれ、「何か物事に取り組む際は慎重にリスクを冒さないタイプと言われます。」と答えた場合、面接官はどのように感じるでしょうか?
おそらくですが、「自己PRで話した強みと真逆のことを話しているな。自身を客観視できていないのかな。」と感じてしまうでしょう。
自己分析等を通じて自身を客観視することは、企業で働くという場面においても非常に重要な素養です。与えられた場で自身の能力を最大限発揮することは、どの企業においても求められます。
自己評価(自己分析結果)と他者評価を全く同一のものにする必要はありませんが、乖離しすぎないよう、伝える際にはある程度の一貫性を意識するようにしましょう。
unistyleでは、自己分析に役立つコンテンツを多数掲載しています。下記に掲載した記事や動画も参考にしながら自己分析を進めてみてください。
1.自己分析とは
2.自己分析のやり方を7ステップで解説
∟過去を振り返るための106の質問項目
3.自己分析シートの使い方(他己分析・SWOT分析等も解説)
4.自己分析本の選び方
5.自己分析に活用できるテスト
∟自己分析にオススメのツール8選
面接で「周りからどう思われているか 」を伝える際のポイント
続いては面接で「周りからどう思われているか」を伝える際のポイントを紹介します。
面接では、以下の3点に留意した上で「周りからどう思われているか」を回答するようにしましょう。
- 嘘をついたり話を盛ったりしない
- 理由や具体例を用いて伝える
- 複数人に話を聞き、回答の根拠と具体性を担保する
嘘をついたり話を盛ったりしない
ポイントの1つ目は、嘘をついたり話を盛ったりしないことです。
稀に「実際は周りの人から〇〇だと言われるけど、面接官に良い印象を持ってもらうために異なることを話そう」などと考える就活生がいますが、これは避けるべきです。
というのも、前述した通り、企業が面接で「周りからどう思われているか」を聞く理由は"人柄や性格を把握し、自社との相性(マッチ度)を知るため・自己評価(自己分析結果)と他者評価に乖離がないかを知るため"の2点に集約されるため、嘘をついたり話を盛ってしまうとこれらを評価することができなくなってしまうためです。
また、嘘をついてしまうと他の回答との一貫性がなくなり、面接全体を通した評価ひいては選考通過の合否基準に影響を与えてしまいます。
自分をよく見せたいという気持ちは分かりますが、質問の意図を踏まえた上で正直に伝えるのが望ましいでしょう。
理由や具体例を用いて伝える
ポイントの2つ目は、理由や具体例を用いて伝えることです。
というのも、「私は周りの人から〇〇な人だと言われます。」といった回答だけでは信ぴょう性がなく、面接官の納得感を持ってもらえない可能性があるためです。
そのため、「周りからどう思われているか 」を伝える際には理由や具体例もセットで伝えるように心掛けましょう。
一例として、「私は周りの人から負けず嫌いな人だと言われます。」と話した就活生Aさんの回答例をご紹介しましょう。
「私は周りの人から負けず嫌いな人だと言われます。」という結論に続き、「以前、他己分析を行った際に友達・家族含め10名以上の人に自身の印象を伺ったところ、ほぼ全員が負けず嫌いな人という回答をしたためです。(理由)」や「幼少期から様々なスポーツに取り組んできたのですが、試合で負ける度に悔しさから涙を流していたため、周りの人からも負けず嫌いという印象を持たれるようになりました。(具体例)」といった回答ができれば、面接官に納得感を持ってもらえるでしょう。
面接官に納得感を持ってもらうため、理由や具体例を踏まえた上で伝えることで回答の根拠と具体性を担保するよう意識しましょう。
複数人に話を聞き、回答の根拠を担保した上で話す
ポイントの3つ目は、複数人に話を聞き、回答の根拠を担保した上で話すことです。
他人からの印象や評価は、あなた自身とその人との関係性によっても異なります。実際、友達に聞くのと家族に聞くのとでは返ってくる回答は異なる可能性が高いでしょう。
そのため、ある程度の人数に「自身のことをどう思っているか?どんな人だと感じるか?」を聞くことで、その回答に根拠を持たせることができるという訳です。
実際、「私は周りの人から〇〇な人だと言われます。」と回答した後に面接官から「それは誰に言われたの?友達や家族とでは回答が違った?」などと追加で質問が聞かれる可能性も充分にあります。
就活にあたり他己分析に取り組む方も多いかと思いますが、他人から自身の印象等を聞く際は、複数人に聞くよう心掛けましょう。
面接における話し方のポイント
企業によってはエントリーシートでも「周りからどう思われているか」に関する設問が課される場合があるため、面接ではエントリーシートで書いた内容を基に深堀りされる場合もあります。
また、指定された文字数の中で要点をまとめて簡潔に伝えるESと面接官とのコミュニケーションの中でより具体的に自分自身をアピールする面接とでは、異なる部分が多くあります。
そのため、面接で「周りからどう思われているか」を話す際には以下の3点を意識することが重要になります。
- 話す順番を整えてから伝える
- 暗記したものをそのまま話さない
- 話す長さや時間に注意する
話す順番を整えてから伝える
話す順番をあらかじめ整えておくことは非常に重要となります。
というのも、面接では「話がどうしても長くなってしまう・結論をうまく伝えられない」というリスクがあり、"本当に伝えたい内容を伝えられなくなってしまう恐れがある”ためです。
面接の前には必ず「最も伝えたい内容はどの箇所なのか・どのような順序で話すのか」をしっかりと確認しておき、面接官が理解できるような話し方を心掛けましょう。
暗記したものをそのまま話さない
面接では何もESで書いた内容を暗記してそのまま話すことが正しいわけではありません。
面接官は提出済みのESを基に質問を投げかけてくる場合が多いため、"ES+αの内容"がなければ高い評価を得ることは難しいと思われます。
「暗記したものをそのまま話さない・面接官とのコミュニケーションを意識する」ということは必ず心掛けていただければと思います。
話す長さや時間配分に注意する
これはグループ面接でより重視する内容になるのですが、話す時間・時間配分には注意を払う必要があります。
グループ面接では他の就活生と一緒に面接を行うため、自分ばかりが長時間話してしまうと「この就活生は周りに配慮できていないな、自分勝手だな」という印象を受けてしまいます。
いくら内容が素晴らしくても、このような点をおろそかにしただけで一気にマイナス評価を受けてしまう可能性は高いと考えられます。
「他の就活生とのバランス感・時間配分への配慮」も"面接におけるコミュニケーションの一つ"となりますので、この観点は忘れずに面接に臨みましょう。
【回答例】面接で「周りからどう思われているか」を適切に伝えるには
これまでの内容を踏まえ、続いては実際に面接で「周りからどう思われているか」を伝える際の回答例を紹介します。
本記事では4つのエピソードを取り上げ、それぞれに対する回答例を掲載しています。
また、「自分がアピールしようと思っているエピソードと同様の回答例がない!」という就活生もいると思いますが、話す際の構成や言葉遣いなど参考になる点はあるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
- 「周りからどう思われているか」の回答例(1):冷静な人・情熱がある人
- 「周りからどう思われているか」の回答例(2):真面目な人
- 「周りからどう思われているか」の回答例(3):相談しやすい人
- 「周りからどう思われているか」の回答例(4):マメな人
「周りからどう思われているか」の回答例(1)
周りからは冷静さと情熱をあわせもっていると言われます。実際にこれまで何か物事を進める際には、中心的な役割を果たすことが多くありました。そしてその度に周りの人を巻き込み、組織を引っ張ってきました。また、物事を進める際には、論理的な主張と情熱的な姿勢を常に意識して来ました。こういった姿勢が冷静さと情熱をあわせもっていると言われる所以だと考えています。
「周りからどう思われているか」の回答例(2)
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「周りからどう思われているか」の回答例(3)
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「周りからどう思われているか」の回答例(4)
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【面接時の深堀り対策】「周りからどう思われているか」に関する頻出質問一覧
面接で「周りからどう思われているか」を伝える際のポイント・エピソード別の回答例などを紹介してきましたので、最後に「周りからどう思われているか」に関する頻出質問をご紹介します。
面接では「あなたは周りからどう思われていますか?」といった聞かれ方がオーソドックスですが、必ずしもそのまま聞かれるとは限りません。
また、「周りからどう思われているか」について話した後に面接官から深堀りをされる可能性も充分に考えられます。
回答に対しての深堀り、または観点の異なる聞かれ方をされた際にも対応できるよう、以下で「周りからどう思われているか」に関する頻出質問を掲載します。面接対策にお役立てください。
- 周りの人からどんな人だと言われますか?
- 自分自身が思う印象と周りの人から言われる印象に差はあると感じますか?
- それは誰から言われた印象ですか?
- 友達や家族、先輩や後輩とでは回答が異なりましたか?
- 他の印象や意見はありましたか?
まとめ
本記事では「面接×周りからどう思われているか」にフォーカスし、面接で「周りからどう思われているか」を伝える際のポイント・回答例・深堀り質問一覧などを紹介してきました。
企業が「周りからどう思われているか」を聞く理由
1.人柄や性格を把握し、自社との相性(マッチ度)を知るため
2.自己評価(自己分析結果)と他者評価に乖離がないかを知るため
面接で「周りからどう思われているか」を伝える際のポイント
1.嘘をついたり話を盛ったりしない
2.理由や具体例を用いて伝える
3.複数人に話を聞き、回答の根拠と具体性を担保する
「周りからどう思われているか」という質問に対する回答で重要なのは、周りからの印象や評価の良し悪しだけではありません。
本記事の内容を参考にし、面接対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。