「業界の中でもなぜうちの会社か」という質問に対する内定者の回答例~総合商社編~

123,785 views

最終更新日:2025年03月31日

本記事では、「業界の中でもなぜうちの会社か?」という質問に総合商社に内定した学生が上記に質問に対して実際にどのように答えていたのかという実例を紹介しています。


 

同じ業界の企業を比べた時、企業間で違いが出るのはこちらの記事であげる3点です。これらの中から面接官を納得させるだけの志望動機を作る必要があります。
【例文付】なぜその会社なの?志望動機の伝え方・企業選びの軸の定め方を解説

本選考とインターンの締め切り情報

総合商社内定者の回答例(1)業界内のポジションから語る

総合商社内定者の回答例:業界内のポジションから語る

模範解答例:三菱商事内定者

志望動機でお話した通り、留学中の経験から「日本への貢献」を軸に企業を考えており、中でも震災の経験からエネルギーの安定的供給が日本への貢献を考える上で重要だと考えたため、エネルギーに対する投資が多く、またリーディングカンパニーとして日本を率いている気概を社員の方、説明から感じた御社を第一志望と考えている。

模範解答例:住友商事内定者

新しい仕組みを作りたいと思い、御社を志望しています。川上から川下まで、仕組みづくりに関わることができれば特定の部門にはこだわりがないので、御社のように事業のポートフォリオを満遍なく組んでいる企業であれ...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

模範解答例:伊藤忠商事内定者

新しい仕組みを作りたい、それも学生時代密接にかかわり合ってきた大好きなファッション分野で、仕組みを作れたらと思い、IT系の企業から、繊維の専門商社まで幅広く受けてきました。御社は繊維業界、ブランドマー...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

模範解答例:丸紅内定者

志望動機で申し上げた通り、学生時代の海外ボランティアの経験から、「新興国でビジネスを立ち上げること」を就職活動の軸の一つとして考えており、水・食糧・電力という新興国の発展に不可欠な分野に強い御社であれ...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

模範解答例:双日内定者

「チャレンジする心」というのが自己PRでも話した通り、私が最も大切にしていることです。仕事をする上でも、何かにチャレンジする気持ちを忘れたくないと考えており、中でも御社の「野心」という採用テーマに通じ...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

総合商社内定者の回答例(2)社風で語る

総合商社内定者の回答例:社風で語る

模範解答例:三井物産内定者

三井物産は「人の三井」と言うぐらい人を大切にする社風があるということを、OB訪問で感じたため、第一志望として考えています。御社の◯◯さんにOB訪問をした際に、その方が三菱商事とジョイントベンチャーで働いていた際に「組織の三菱」と「人の三井」の差を感じたと仰っていたのが強く印象に残っており、御社を第一志望として考えています。

模範解答例:伊藤忠商事内定者

OBの方が仰っていた「非財閥系の後発商社だからこそ、ベテラン・若手関係なく常に貪欲に商売について考えて、発信していく風土がある」と仰っていたことおよび、その6年目のOBの方が既に自ら案件を持ち、パート...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

模範解答例:丸紅内定者

OB訪問にて複数人の方から「各個人そして若手でも大きな責任を持って働くことができる」と伺ったから。元々そのような風土はあったが、2000年頃の低迷期に行われた大リストラも背景にあるとのこと。「企業が社...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

総合商社内定者の回答例(3)働く人で語る

総合商社内定者の回答例:働く人で語る

模範解答例:三菱商事内定者

日本を代表する総合商社のトップ企業として、誇りを持って働いていると仰っていたOBの◯◯さんや◯◯さんのような努力に裏打ちされたプライドの高さと「日本のために働く」というビジョンを持った人々の多さに憧れるため、御社を第一志望として考えている。

模範解答例:住友商事内定者

OB訪問でお会いした方が、一就職活動生のために真摯に対応してくれたこと、選考方法がグループ面接・個人面接両方を採用しており、本当に人の中身を見ようとしていること...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

模範解答例:伊藤忠商事内定者

社風や業績については、人に依る部分が大きいと考えたため、どのような「ヒト」が働いているのを最も重視して企業を選びたいと就職活動を通して思いました。そのためOB訪問を通して、貪欲な姿勢からくる努力とそこ...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

模範解答例:丸紅内定者

各商社にOB訪問をしたが、「雰囲気が最も自分にあっている。話が合う。」と感じたのが丸紅であった。具体的には、「偉そうにしていない」、「フランク」といったところ。社員の方も「風通しの良さ」は丸紅の魅力の...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

まとめ:「業界の中でもなぜこの会社か」という部分はおまけ程度

多くの就活生が、「なぜ三菱商事か?なぜ三井物産か?」という最も最後に考えるべき部分から志望動機を考え始めてしまっているような印象を受けます。

しかし、ブレの少ない志望動機を考える上では、「なぜ就職するのか(資格試験、大学院ではダメなのか)」⇒「なぜモノを扱わない業界なのか」⇒「その中でもなぜ商社なのか」⇒「商社の中でもなぜ〇〇社(志望企業)なのか」といったような流れで、大きな枠組みから小さな枠組みといった順番で考えた方がよいでしょう。

また実際の面接においても、「業界の中でもなぜこの会社か」という質問以上に、「どのような企業選びの軸を持っているのか」⇒「他にはどのような業界を受けているのか」⇒「他業界ではなく商社の理由は」といった質問の方が重要度は高く、これらの質問にしっかりと答えることができて初めて「業界の中でもなぜこの会社か」という部分が聞かれます。

細かいところから考え始めず、まずは大枠の部分から志望動機も整理するようにしましょう。

おすすめの就活テクニック 4 件

現在ES掲載数

82,909

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録