【出版業界研究完全版】仕組み・今後・市場規模・ランキングまで一挙公開!
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最終更新日:2023年09月28日
【出版業界研究完全版】仕組み・今後・市場規模・ランキングまで一挙公開!
出版業界の仕組みと今後 〜業界の将来性を徹底分析〜
【業界研究】出版業界の2020年の市場規模と現状を徹底解説!
【最新版】出版業界売上ランキング(出版社・出版取次)
出版業界大手4社の強み・事業の違いとは-KADOKAWA・集英社・講談社・小学館を比較-
その華やかなイメージから、毎年就活生から高い人気を誇る出版業界。
ただ、その高い人気の割に採用人数が非常に少なく、その倍率は大手であれば100〜400倍とも言われています。そのため、通過するためには業界への深い理解が必要不可欠となっています。
本記事では、そんな出版業界の「仕組みと今後」・「市場規模」・「売上ランキング」に関して徹底解説しています。
この記事と関連記事を読み込み、より出版業界への理解を深めていきましょう。
出版業界とは?
出版業界は、出版社が書籍や雑誌の企画・制作を行い、主に出版取次という流通会社が本を流通させ、書店店頭に本が並ぶという仕組みになっています。
もう少し具体的に述べますと下記のような流れになります。
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2.書いてもらった原稿を編集者が編集・校正し、制作部等と共に表紙や帯のデザインを決定
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3.完成した本は取次会社が買い取り、書店へ流通
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4.出版社、取次会社、書店各社で販売促進
業界の花形である編集者という職種以外にも取次への営業や書店への営業、さらには広告営業やデジタルプロモーションなど、様々な職種が支え合って出版業界は成り立っています。
この「出版社が取次会社に販売活動を委託する」という日本独特の流通方式である「委託販売制度」が長年日本の出版業界を支えてきました。
しかし、近年叫ばれる"出版不況"とAmazonの成長が、今後この体制に変化をもたらすかもしれません。
というのも、この委託販売制度は売れ残った本を出版社へ返品できるという特徴を持っており、出版不況の今、増加する売れ残りが出版社にとって大きな痛手となっているのです。
また、取次と小売を兼業できるAmazonの成長も、今後委託販売制度に影響を与えることは間違いありません。取次会社にとっては非常に苦しい時代を迎えつつあると言えます。
詳しくは以下の記事をお読みください。業界の仕組みと今後、Amazonの影響についてさらに詳しく解説しています。
出版業界の市場規模
上述した"出版不況"という名の通り、近年出版業界(紙媒体)の市場規模縮小が止まりません。
ピークであった1990年代後半から現在2019年までの約20年間で、紙媒体の市場規模と全国の書店数は約半分にまで落ち込んでいます。(参考:全国出版協会)
この出版不況の原因として、以下の4つが考えられます。
- 若者の活字離れ
- 娯楽や情報収集手段の多様化や無料化
- 団塊の世代の退職
- フリマアプリの成長
紙媒体に対して電子書籍の売上が少しずつ上昇していながらも、紙媒体の減少をまかなえるほどの売上ではなく、市場規模縮小は今後も止まらないと考えられます。(なお、最新2019年の市場規模はわずかながら前年比プラスに。それでも紙媒体だけでは依然として減。)
しかしこのような市場規模縮小の中でも、事業の多角化やビジネスモデルのシフトを駆使して増益に成功している出版社は少なくありません。
詳しくは以下の記事をお読みください。
市場規模の縮小についてさらに詳しく考察すると共に、出版不況を跳ね返している企業の例として講談社・KADOKAWA・東洋経済新報社の三社を取り上げ、それぞれの強みや取り組みについて解説しています。
・出版業界の市場規模
・出版業界の市場規模が縮小している背景
・出版業界の市場規模縮小に対する打ち手
└講談社
└KADOKAWA
└東洋経済新報社
・出版業界に就職するという選択
出版業界 売上高比較
三大出版社として有名な講談社・集英社・小学館。
二大取次会社として有名なトーハン・日本出版販売。
これらの他にも出版業界にはたくさんの企業がありますが、皆さんはいくつほど存知でしょうか?
また、それらの企業の事業規模がどれほどかご存知でしょうか?
出版業界の企業はほとんどが非上場のため、正確な情報が多く出回っていません。
そのため、各企業の事業規模を比較を通じて相対的に把握できている就活生はそう多くはないと思います。
そこで、以下の記事では最新(2019年9月時点)の出版業界売上高ランキングを紹介しています。あまり明らかにされることのない出版社の平均年収についても触れていますのでぜひ合わせてお読みください。
出版業界の志望度が上がった就活生へ
いかがだったでしょうか?出版業界についての理解が少しでも深まったでしょうか?
"出版業界への入社は狭き門"と言われるように確かに難易度は高いですが、挑戦してみる価値は充分にありますので、これから選考へ挑む就活生はさらなる業界研究と企業研究に励んでいただければと思います。
出版業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
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以下に出版業界志望者向けの企業研究記事や選考対策記事を掲載しましたので、こちらも併せてご覧ください。