魅力的な自己PRの書き方と面接での効果的な伝え方|ES例文付
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最終更新日:2023年10月17日
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集
就職活動において、「自己PR」に関する質問は間違いなく問われることとなります。
多くの就活生がそれを理解した上で、あらかじめ対策を講じていますが、そもそも自己PRとは何なのか、どのように作成すれば良いのかが分かっていない学生も散見されます。
そのような学生に向けて、本記事では自己PRの作成法から考え方、具体例まで、自己PRに関するunistyleの記事をまとめました。
自己PR対策を行う際は、本記事を読み進めて頂ければ一通り網羅できるようになっています。自己PRに自信があるという方も、内定者の自己PRと自身の自己PRを見比べて、よりレベルの高い自己PRに仕上げましょう。
・そもそも自己PRとは?
・自己PRはどう考えていくのか?
・自己PRはどう作成すれば良いのか?
・自己PRの効率的な作成法とは?
・面接で自己PRはどのように問われるのか?
・自己PRでアピールすべき強みとは?
・強みに基づく自己PR例文
・経験ごとの自己PR例文
・内定者の自己PR例文
・好ましくない自己PR例文
そもそも自己PRとは?
就職活動において必ずといって良いほど問われる「自己PR」。
就活では、志望動機、学チカと並んで頻繁に問われる質問です。そのため、エントリーシート(ES)は勿論、その後の面接においても、この自己PRが常に重要なウェイトを占めることは間違いありません。
一方で、多くの学生がこの「自己PR」の書き方に頭を悩ませているのも事実です。自己PRという言葉のインパクトに押されて、コンテストで賞を取った経験や組織のリーダーとして成功を納めた経験について書かなければならないと思い込んでいる学生も散見されます。
自己PR作成のためにも、まず自己PRが何なのかを正しく理解しましょう。
→本記事では、自己PRを作成するためにそもそも自己PRとは何なのか、またどのように自己PRを考えれば良いのかを噛み砕いて提示していきます。就職活動を始めたばかりの方は、まず自己PRが何なのかを正しく理解する必要があります。
自己PRはどう考えていくのか?
自己PRを作成するにあたっては、先輩や就活サイトにある内定者のエントリーシート(ES)を参考に書き進めていく方が多いと思います。
そのやり方が間違っているとは言いませんが、自己PR作成にあたっては企業側が何を評価しているのかを知り、どのような論理構造をとると説得力のある自己PRが作成できるかを知るべきでしょう。
自己PRの作成に入る前に、どのようにエピソードを組み立てると、論理的な自己PRに仕上がるかを理解しましょう。
→人は過去の経験の蓄積により人格が形成されています。そのため自己PRする際も「強みの原点」として、強みが形成されることになった過去の生い立ちやきっかけとなる経験を語ることで自己PRの説得力が格段に増します。就活生の中でも、この点を見逃している人は多いので、単純に加えるだけでも差別化につながります。
→就職活動というと、「内定を得るためのテクニックは必要ない」、「ありのままの自分を書けばよい」などそれっぽいけど役に立たないアドバイスが横行しがちです。もっとも、就職活動も仕事や受験と同様に、「成果を出すための考え方」というのは存在していると考えており、今回は「トップ企業に評価される自己PRや学生時代頑張ったことを書くために必要な情報を効率的に増やすコツ」について紹介したいと思います。
自己PRはどう作成すれば良いのか?
就活生が企業にPRすべきことは、「皆さんが企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということ」です。正しい自己PRをするためには、その企業のビジネスモデルを理解した上で、その企業がどんな「強み」を求めているかを明らかにする必要があります。
また、unistyleでは、自己PRを作成するために以下のフレームワークを提示しています。ただフレームワークを真似して書くのではなく、それぞれの項目にどのような意図があるのか、何に注意して作成すべきかといった点を抑えましょう。
→自己PRでは、自分が企業にとってどのようなメリットをもたらすことが出来るのかをアピールできる部分となりますので、しっかりとアピールすることが大切になります。そこで、本記事では自己PRの出発点である「強み」を論理的に説明するフレームワークを紹介したいと思います。
→就職活動においては、企業に対して自分を売りこむ必要があります。自分自身が自分という商品をよく理解していなければ企業に対しても売り込むことはできません。そこで今回は正しい自己分析を学び、企業に自分という商品を売り込む戦略の一歩としてもらいたいと思います。自己PRを作成するにあたっては、まず自分自身をよく知ることが重要です。
自己PRの効率的な作成法とは?
エントリーシート(ES)について何社か見てもらえればわかると思いますが、自己PRのパターンはそれほど多くありません。文字数についても基本的に200〜1,000字がほとんどです。
ある程度自己PRが固まった段階で複数のパターンを予め作成しておけば、同じような設問が出た際にはコピーアンドペーストであっという間にエントリーシート(ES)ができてしまいます。コピーアンドペーストというと聞こえが悪いのですが、基本的にどの会社に対してもアピールしたい自分はそれほど変わらないでしょうから、コピペになってしまうのもある意味当然と言えば当然です。
満足のいく自己PRが作成できた方は、あらかじめパターン化しておくことで効率的に就職活動を進めることができます。
→就活解禁とともに、多い学生だと100社以上のエントリーシート(ES)を提出する方もいることでしょう。もっとも、いくら複数業界に興味を持てたとしても、時間が足りなくてエントリーできないといった状況に陥ってしまっては元も子もありません。ここでは具体的に効率的にエントリーする具体的な方法について見ていきますが、今回は自己PRをパターン化することでエントリー効率を一気に上げる方法をご紹介します。
面接で自己PRはどう問われるのか?
エントリーシート(ES)作成の際は、面接まで見据えておくことが重要です。
エントリーシート(ES)で問われたことは、面接においても必ず掘り下げられることとなります。論理破綻を起こさないためにも、エントリーシート(ES)作成時から面接ではどのような質問がくるか予想し、回答まで考えておきましょう。
また、面接を想定することで内容に関しても精査することができると思います。
→本記事では、面接において聞かれる自己PRに関する質問をまとめました。エントリーシート(ES)記入や面接前に一通り目を通して対策していただければと思います。また、大手企業内定者の回答解説も行なっていますので是非参考にしてみて下さい。
自己PRでアピールすべき強みとは?
unistyleでは、以前より自己PRの中で企業に伝えるべき「強み」には実は共通するものがあり、大きく5つに分類することができるとお伝えしています。
伝えたい「強み」が的外れなものである場合、いくら頑張ったPRをしても面接官の共感は得られないでしょう。自己PRの出発点になる非常に重要な部分になりますのでしっかりと理解しましょう。
多くの学生がインパクトの大小でエピソードを選びがちですが、あくまで5つの強みの中で自身が伝えたい強みに最も沿ったエピソードを選ぶことをおすすめします。
→本記事では「自己PRの考え方がわからない」あるいは「自己PRに不安がある」という方に対して、内定レベルの自己PRを簡単に完成させるための2つのステップをお伝えします。正しい自己PRをするためには、その企業のビジネスモデルを理解した上で、その企業がどんな「強み」を求めているかを明らかにする必要があります。
→ピントのズレた自己PRの多くは、「企業側のニーズを無視して自分の書きたいことを書いてしまっている」ためにそのような自己PRになってしまっているように感じます。今回は自己PRの出発点として、企業がどのような能力をもった人材を求めているのか詳しく説明したいと思います。
強みに基づく自己PR例文
ここでは「強みに基づく自己PR例文」として、以下の10個の強みを紹介します。
「積極性」
「積極性」は非常に多くの就活生が自己PRで用いる能力であると同時に、現在多くの企業が新卒学生に求めている能力とも言うことが出来ます。
しかしながら、「積極性」というその抽象的な概念であるが故に間違ってアピールしてしまっている就活生や、多用されやすいため他との差別化に困っている就活生が多いのが現状だと考えています。
「積極性」という強みは近年非常に重要視されている能力であるため、正しく伝えることができれば高い評価を獲得する事は十分可能です。他の就活生と差別化を図るためにも、必ず「企業で評価される積極性」を確認しましょう。
→本記事では、「積極性」の意味を明らかにすることから初め、積極性を重視する企業の特徴、実際に自己PRする際の注意点などをまとめていきます。最後に、人気企業内定者の実際に「積極性」をアピールした自己PRとそのフィードバックも掲載しますので、他の就活生と一線を画す積極性を使った自己PR作成の参考にしてみて下さい。
「協調性」
就職活動中に「協調性」をアピールする学生は非常に多いです。ほとんどの仕事には役割分担があり、他人との協力が必ずと言って良いほど求められることから、学生が協調性を自己PRに用いるのも理解できます。
しかし、「協調性」は自己PRの定番であるため、他の学生と内容が重複しやすく埋もれてしまう可能性も高いです。また、学生の考える「協調性」と企業の求める「協調性」の間にはズレがあるのか、企業から評価されない協調性をアピールした自己PRもちらほらと見かけます。
まずは、企業の求める「協調性」が何なのかを正しく理解しましょう。
→この記事では、企業の面接官から評価される「協調性」をアピールした自己PRの作る際の注意点について紹介していきます。参考として、有名企業の内定者が作成した自己PRとそれに対するフィードバックを掲載するので、こちらもご活用ください。
「柔軟性」
大企業を取り巻く環境も大きく変化しており、常に勝ち組企業としていつづけることは難しく、多くの企業が常に変化することを厭わず挑戦を続けているように感じます。
こうした変化・変革に対する意識は採用活動にも表れており、変化を嫌わずにどのような状況でも柔軟に解決策を実行することを好む学生を採用したいという意欲が各社のエントリーシート(ES)の設問から読み取れます。
実際に就活生から人気のあるP&Gは、例年柔軟性を問う設問がエントリーシート(ES)に盛り込まれています。
「多様性」
価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることは企業から求められる重要な能力の一つだと考えられます。企業というのは基本一つの企業だけでビジネスが完結するわけではなく、様々な会社と協力していかなければなりません。
そして、その協力会社とはものごとに対する価値観や考え方が違うことは容易に想像できます。社内に目を向けても、同じ企業で働いていても職種や階級によって価値観や考えは異なり、それらの協力なしに成果を上げることはできません。また、企業によっては外国においてビジネスを展開しているため、外国の人々と共に働く場合もあることでしょう。
→本記事では、「外国人」や「異なる価値観の人々」と協力できる、多様な価値観を尊重できることを強みとした自己PRの書き方を紹介します。ビジネスの現場では、価値観や立場が異なっている人々と協力をして事業を行っていくということが当たり前に行われているのが現実です。価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげられる人物を採用したいという企業も多いと考えられます。
「責任感」
皆さんの中にもサークルやゼミの幹事長など、自分の所属する組織の中で責任ある立場に就いた経験のある方もいるのではないでしょうか。そうした学生の中には、責任感の強さをアピールした自己PRを作成する学生も少なくありません。
しかし、「学生の考える責任感」と「企業の求める責任感」の間にはズレがあるのか、企業から評価されない責任感をアピールした自己PRもちらほらと見かけます。また、「責任感」が自己PRに使えると分かっていても、具体的にどのような経験をどのようにアピールすれば良いのか分からない学生も多いのではないかと思います。
企業が求める「責任感」とは何なのか、そしてどのようにアピールすれば効果的かを考えましょう。
→本記事では、企業の面接官から評価される「責任感」をアピールした自己PRの作る際のポイントについて紹介していきます。自己PRで「責任感」をアピールする際に多くの学生が陥ってしまう落とし穴についても紹介しているので、自分自身のエントリーシート(ES)や面接での言動を振り返る際にご活用ください。
「競争心(負けず嫌い)」
自己PRの定番である「負けず嫌い」。負けず嫌いな性格の持ち主には、高い向上心を持ちながら継続して努力することができるという強みがあり、その性格によって何かを成し遂げた経験のある人も多いはずです。こうした経験をアピールした自己PRは面接官からも好意的に受け止められるでしょう。
一方で、「負けず嫌い」という言葉には「自分勝手」「プライドが高い」「協調性がない」といったネガティブな印象を持たれやすいという一面もあります。自己PRでも伝え方に気をつけなければ、このような誤った印象を面接官に与えかねません。
「統率力(リーダーシップ)」
unistyleで何度も伝えている企業が求める代表的な能力の1つとして「リーダーシップ」が挙げられます。
unistyleでは、リーダーシップとは「主体性、誠実さ、責任感などから人と信頼関係を構築し、周りの人を巻き込む力」「自分の考えやビジョンを発信し、周りと共有する力」であると考えています。
また忘れてはいけないことは、リーダーシップとは考え方や行動によって発揮されるということです。「サークル長だったから、ゼミ長だったからリーダーシップがあります」といった中身の抜け落ちた自己PRは評価されないので、その点には十分注意しましょう。
→本記事ではリーダーシップを企業が求める理由の解説と、リーダーシップをアピールして内定を獲得したエントリーシート(ES)の回答を紹介しています。「リーダーシップ」には様々な形があるため、リーダーでないから「リーダーシップ」を発揮した経験がないと思うのではなく、自分自身の組織への働きかけ方を考えてみてください。
「継続力」
就職活動の自己PRにおいて「継続力」をアピールする学生は非常に多いように感じます。
特に学生時代に一つの競技に打ち込んできた体育会系の学生、4年間同じアルバイトを続けてきた学生や一つの研究に没頭していた学生などにとっては、自己PRに使いやすい資質であるということができるでしょう。
しかし、ESや面接などにおいて「継続力」のPR方法を間違ってしまい、イケてない自己PRをしてしまっている学生が多くいるのが現実です。また、「継続力」の自己PRは定番であるため、他の学生の自己PRと差別化ができず埋もれてしまう可能性も高いとも考えられます。
どのように継続力をアピールし、他の学生と差別化すれば良いのかをしっかりと抑えておきましょう。
→本記事では、「継続力」を自己PRで使う際の注意点と、「継続力」を使って評価される自己PRを作成する方法について解説していきます。また、「アルバイト」「学業」「部活動」「習い事」などを題材に「継続力」をアピールした有名企業内定者のエントリーシート(ES)も最後に掲載していますのでぜひ参考にしてみてください。
「信頼関係構築力」
他者との信頼関係構築は、物事をチームで進める際には常に求められると言えます。
どの企業においても求められる素養「リーダーシップ」を発揮する際にも、メンバーとの信頼関係が土台としてないと誰もついてこないように思います。
もっとも、信頼関係構築力は誰もが持っていて当然のように思われがちであるため、エピソードのインパクトが他の強みに比べて弱くなりがちです。どのように伝えると効果的に自身の強みをアピールできるか考えましょう。
→本記事では、内定者ESを参考に「信頼関係構築力」をもとに自己PRを作成する方法について考えていきたいと思います。信頼関係を構築したというエピソードはどうしてもインパクトが弱くなりがちであるため、効果的なアピール方法を抑えておきましょう。
「自己統制力」
自己PRにおいて重要なのは、組織の中でのあなたの考えや働きであり、ひいては組織の利益にどのように貢献するのかを伝えることです。そのため、周囲の人々との関わりの中での取り組みについて語ることは基本的には必須だと言えます。
しかしながら、「個人として努力し成果を上げられる」というのもまた、企業が求める能力の一つであることは間違いありません。
個人の話のみに終始してしまうのもオススメしませんが、複数のES設問がある場合には、ある設問では周囲との関わりを、ある設問では個人での取り組みを語るといったアプローチもできるでしょう。エントリーシート(ES)執筆の段階から、戦略的に強みを伝えていっていただければと思います。
→本記事では、「個人として努力し成果を上げられる」能力、言い換えると「自己統制力」を自己PRにおいてアピールする方法についてご紹介していきます。内定者ESも記載しているので、是非参考にして頂ければと思います。
経験ごとの自己PR例文
ここでは「経験ごとの自己PR例文」として、以下の5個の経験を紹介します。
学業・ゼミ
自己PRをする際に、ゼミなどの学業についてアピールする人も多いと思いますが、結果を言おうとするために、個人の成果としてアピールしがちです。もちろん成績が良いに越したことはないですし、真面目に勉学に励む勤勉さはプラスに評価されることが多いと思われます。
あくまでも学業について聞かれた時は自分が学んだこととその結果をわかりやすく伝えれば良いですが、自己PRとして学業を話す場合は注意が必要です。注意すべきはいかに組織への貢献という形に繋げられるかです。
自己PRで学業・ゼミに関して記述しようと考えている方は、個人での取り組みに終始するのではなく、組織の中で自身がどのように貢献したかという点にも注意を払いましょう。
→自己PRにおいて学業をアピールする方も多くいると思います。しかし、学業の成績はあまり企業の採用選考において評価されていません。むしろサークル活動などのほうが評価されるということも多々あると思います。では学業の成績は評価をされないのに、自己PRで学業をアピールすることは評価されるのでしょうか。本記事では自己PRで評価される学業の伝え方とその内定者の回答をお伝えします。
→自己PRにおいて学業をアピールする方も多くいると思います。しかし学業の成績はあまり企業の採用選考において評価されていません。むしろサークル活動などのほうが評価されるということも多々あると思います。では学業の成績は評価をされないのに、自己PRで学業をアピールすることは評価されるのでしょうか。本記事では自己PRで評価される学業の伝え方とその内定者の回答をお伝えします。
→本記事で載せている回答例はどれも学業について問われているのではなく、あくまでも内定者が設問に学業という観点から答えたものです。そのため、自分が学んだ内容よりも、学ぶ際に発生した課題への対処法や組織への貢献をアピールしています。学業をアピールしようと考えている方は、内定者ESを参考に是非考えてみてください。
アルバイト
アルバイトは学生の多くが経験し、自己PRとしても多くの人が使っています。そのため、アルバイトの経験では差がつかない、他の人と被ってしまうなどと思う人も多いかと思います。
ですが、トップ企業の内定者でもアルバイト経験を自己PRとして伝える人も多く、充分に通用するものだと思います。
問題は、アルバイト経験の伝え方と言えるでしょう。アルバイト経験を語るときには、切り口次第でアピールできる内容が変わるので、戦略的に意識していただければ優れた自己PRが完成すると思います。
→特別な経験を持たない学生にとって、ゼミやサークル活動と並んで学生時代の経験の柱の一つとして挙げられるものが、アルバイト経験だと思います。ここでは、実際に内定者ESを参考にしながら考えていきましょう。
家庭教師・塾講師
大学生に人気のアルバイトランキング等でも常に上位にランクインする「塾講師・家庭教師」。
この手のアルバイトが人気の理由として「高時給」という条件はもちろんのこと、生徒のやる気を引き出したり成績を底上げしたりと、かなりの責任とやりがいを感じることのできる業務内容が挙げられます。
もっとも、塾講師・家庭教師としての経験をもとにして自己PRをする場合、気にとめておくべき点が1つあります。それは、「成果としての数字アピールで終わらないようにすること」です。
成果に終始するのではなく、「生徒の成績を向上させるためにあなたがどのような分析をし、どういったアプローチをとって結果を出したのか」そのプロセスをアピールするようにしましょう。
→本記事では塾講師・家庭教師アルバイト経験を書くための3つのフレームワークの紹介と内定者の回答を載せています。塾講師や家庭教師の経験を自己PRに書く学生は多いため、内容で差別化を図る必要があります。
大学入学前
自身の強みを語る上で、大学入学以前の経験を持ってくることも有効な手段の一つです。大学時代に打ち込んできたことが1つしかないから4つも5つも設問があるとどうしたらいいかわからない、という人は特に大学入学以前の経験について振り返ってみるとよいでしょう。
一方で、1つの経験を様々な切り口で掘り下げて複数の設問に対応し、結果内定を獲得するパターンもあるため、どんなアプローチを採用するのかはメリット・デメリットを考えた上で自身で選択していただければと思います。
→強みや人格形成の「原点」を伝える場面においては、大学入学以前の経験を持ってくるのが有効です。過去からのつながりを語ることで、アピールしている強みや人柄が就職活動のために飾り立てた嘘臭いものではないことが伝わりやすくなるでしょう。
経験無し
就職活動においては、特筆すべき経験が無いからと最初からトップ企業を諦めてしまう人がいるかと思います。
しかし、普通の学生でも、トップ企業からの内定を獲得した人は多く存在しています。「もっとすごい経験をしておけば」と嘆くのではなく、企業の求める人材にマッチするように自己の経験を伝えることが大切です。
経験の優劣よりも、いかに企業の求めている人材に当てはめて話すことが出来るかが重要かと思います。
→本記事では、アルバイトやサークル、その他裏方など誰もが似た経験をするようなエピソードに基づいたトップ企業内定者の自己PRおよび評価されたと考えられるポイントを紹介します。抜きん出た成果がなくても、難関企業から内定を獲得することは十分に可能です。
内定者の自己PR例文
自己PRは企業のエントリーシート(ES)・面接選考の場でガクチカ、志望動機と並んで頻繁に用いられる質問です。
単刀直入な自己PRの質問以外にも、自己紹介や自由記入などでも使う場面が多く、選考通過に非常に重要なファクターとなっている反面、知らず知らずに「イケてない自己PR」を企業に伝えてしまっている就活生が非常に多いようにも感じます。
どのような「ガクチカ」が選考において評価されるかを知り、そのようなエントリーシート(ES)を作成するためには、内定者のエントリーシート(ES)を実際に見ることが選考通過の上では不可欠です。
→自己PRでは、多くの学生が根拠を示さずに声高に「自分は〜ができる」とだけ言い切ってしまう信憑性の低い話し方をしてしまいがちです。面接官や社会人が知りたいのは、あなたが人としてどのような価値観・考え方を持っているのか、その価値観に基づき、どのような行動をしてきたかということです。もう少し深い部分の個人の考え方や価値観に根付いた行動様式を知りたいというのが面接官や企業側の考えであることを理解した上で、今回紹介する内定者の回答を参考にしてください。
→本記事では、企業が自己PRを問う目的やフレームワーク、そして就活生が陥りがちなイケてない自己PR例について触れたのち、実際に難関企業に内定した先輩たちの自己PRを取り上げていきます。エントリーシート(ES)に対するフィードバックも掲載しますので、「何が評価されているのか」という点を確認して自身の自己PRに活かしてみるとよいでしょう。
好ましくない自己PR例文
良い例ばかりではなくあえて悪い例にも目を通すことで、多くの学生が陥りがちな点について、あらかじめ理解することができるだけでなく、なぜだめなのかその理由についても思考しやすいと思います。
過去のエントリーシート(ES)をただ眺めるのではなく、どこが良くてどこがダメなのかについても自身でよく考え、理解することが選考通過するエントリーシート(ES)を作成する上では、何より重要となります。そうして初めて、自分自身が納得し、且つ企業からも評価される自己PRを作成することができるでしょう。
→本記事では、多くの学生が頭を悩ませてる「自己PR」の書き方について考えていきます。自己PRの「悪い例」を参考にしながら、どのような自己PRであれば強みが十分に伝わるのか、また企業から評価されるのかを解説していきます。
最後に
本記事では、自己PRの考え方から、作成法、また実際の内定者のESの参考記事を紹介してきました。
繰り返しになりますが、自己PRは就職活動において非常に重要な設問です。
各記事で詳細な説明を行なっているため、是非一度目を通していただき、自身の選考対策に役立てていただければと思います。
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集