【志望動機対策】面接がうまくいかない?4つの回答ポイントとESとの違いを紹介
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最終更新日:2024年12月06日
企業が志望動機を聞く意図・就活生がアピールすべきポイント
ESにおける志望動機の書き方
面接で志望動機を適切に伝える方法
インターンでの志望動機の伝え方
業界別の志望動機の書き方
職種別の志望動機の書き方
志望動機の例文一覧(インターン)
志望動機の例文一覧(本選考)
例年、「ESは通過するけれども、面接が上手くいかない…。」と悩んでいる就活生をよく見かけます。ひょっとしたら、その原因は志望動機の伝え方にあるのかもしれません。
志望動機はESでも面接でも共通して聞かれる質問ですが、両者の選考における位置づけは異なります。そのため、ESで作成した志望動機を面接で伝える際にはちょっとしたテクニックが必要になります。
そこで本記事では、実際の面接の流れや面接官の意図を踏まえながら、面接で志望動機を上手に伝えるためのポイントについて紹介していきます。
「ES」と「面接」における志望動機の違いとは
まず初めに、就職活動におけるESと面接の位置づけの違いについて確認しておきます。
選考の最初の関門であるESは「就活生から企業への一方通行」であり、就活生が伝えたい内容に対して説明を補足することはできません。
そのため、仮に志望動機の中に気になる部分があったとしても、WEBテストのボーダーラインを越えており、業界や企業の特徴・働き方をそれなりに踏まえた論理的な志望動機を作成していれば、次の選考に呼ばれる可能性が高いでしょう。
また、大抵のESは文字数が400字程度に制限されており、限られた情報の中から就活生の人となりを判断しなければなりません。
これに対して面接は、「就活生と面接官の双方向からのコミュニケーション」です。
就活生の話の中に少しでも気になる部分があれば、面接官は「それはなぜ?」「どうしてそう思うの?」と容赦なく追及することができます。
そのため、 面接では相手の質問の意図を汲み取る能力や、面接官の意図を踏まえた回答を臨機応変に作成する能力が求められています。
志望動機の深掘りにおいても、「それだったら他業界でも良くない?」「具体的にどんな仕事がしてみたいの?」といった面接官の疑問点にその都度答えていかなければなりません。また、質問をする際にも、面接官が知りたいことに応じて下記のような様々な切り口の質問が聞かれる可能性があります。
- 数ある会社の中で当社を志望する理由を教えて下さい。
- 就職先として企業を選ぶ際に重視していることは何ですか?
- あなたが考える当社の仕事のイメージはどのようなものですか?
- 当社で活躍する上で必要なものは何だとお考えですか?
ここまでの内容をまとめると、ESと面接における志望動機の違いは下記のようになります。
【ESにおける志望動機】
就活生から企業への一方通行
→業界の特徴をそれなりに踏まえた論理的な志望動機を作成していれば、選考に通過する可能性が高い。
【面接における志望動機】
就活生と面接官の双方向からのコミュニケーション
→面接官の質問の意図をその都度踏まえながら、臨機応変に受け答えを考える必要がある。
面接官が志望動機の深掘りに使う3つの方法
それでは、面接官はどのようにして志望動機の深掘りをしているのでしょうか?
深掘りの質問自体には様々なものがありますが、大きく以下の3つのパターンに分けることができます。
【1】企業選びの軸を深掘りする
私は個人として勝負が出来る業界で働きたいと思っています。そのため、商品の差別化が難しく、個人の実力が成果に直結する証券業界を志望しています。
面接官
そもそも、どうして個人として勝負がしたいと思うの?
1つ目のパターンは、就活生の「企業選びの軸」を深掘りする方法です。
一般的には「どうしてそう考えるの?」「何かきっかけとなった経験はあるの?」といった質問で、企業選びの軸が根拠に基づいたものであるのかどうかを確認する意図の質問が多いとされています。
【2】業界比較・企業比較ができているか確かめる
大学時代の海外留学経験から日本の良さを海外に伝える仕事がしたいと思い、総合商社を志望しています。
面接官
その志望動機なら自動車メーカーとかでもよくない?
2つ目のパターンは、「他の業界ではダメなの?」といったような質問を通じ、就活生に業界・企業比較を聞く方法です。
上記の質問例のように、就活生の挙げた「企業選びの軸」に該当しそうな他の業界や企業をあえてぶつけることで、両者間の志望順位を説明させる意図があります。
【3】入社後のキャリアプランについて聞く
多様なスキルや技術を持った人をまとめ、新しい価値を生み出す仕事がしたいと思い、総合商社を志望しています。
面接官
具体的に取り組みたい仕事などはありますか?
3つ目のパターンは、「入社後はどのような仕事をしたいの?」といった質問から入社後のキャリアプランについて聞く方法です。
企業の業務内容に対する理解度の深さを把握することができるのはもちろん、志望動機と入社後のキャリアプランの一貫性を確かめることで、志望度の高さを間接的に確認する意図もあります。
本記事では深堀りの方法を3つ紹介しましたが、『志望動機の深堀りを完全攻略!面接の頻出質問例・回答例15選を紹介』の記事では深堀り質問例を15個掲載しています。より詳しい質問例を知りたい就活生は、こちらの記事も併せてご覧ください。
面接で志望動機を上手に伝える4つのポイント
それでは、ここからは面接にて志望動機を伝える際のポイントについて紹介していきます。
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最後に:とにかく「面接」に挑んでみよう!
ここまで、面接で志望動機を上手に伝えるためのテクニックについて紹介してきました。とは言え、上達するための一番の近道は実際の面接を経験することです。
資格試験の勉強と同様、就職活動も結局は経験値がものを言います。少しでも面接に苦手意識のある方はとにかく本番の面接を経験してみてください。
本記事を通じ、皆さんの面接に対する苦手意識が少しでも払拭されたら幸いです。