頑張ったことや成果を客観的に分析!説得力のある自己PRの作り方
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最終更新日:2024年07月31日
学生が就職活動を始めるとなると、多くの学生がいわゆる「自己分析」をしてやりたいことを探しはじめてしまいます。後に「就職活動における目標設定のススメ│社会人で後悔しないための考え方」で詳しく説明しますが、この就活テクニックにおいては、自己分析して「自分のやりたいこと」を見つけるということには反対しています。
とはいっても就職活動においては、企業に対して自分を売りこむ必要があります。自分自身が自分という商品をよく理解していなければ企業に対しても売り込むことはできません。
そこで今回は正しい自己分析を学び、企業に自分という商品を売り込む戦略の一歩としてもらいたいと思います。
・1.自己分析の目的は自己PRのため
・2.スペックを客観視する
・3.スペックをわかりやすく表にまとめてみる
・4.過去の経験からアピールできそうなことをピックアップする
・今回のまとめ
1.自己分析の目的は自己PRのため
自己分析をする理由は企業に対する自己PRのためです。自己PRとは企業に対し、あなたが「企業の利益に貢献できる人間である」ことを説明することです。
企業も慈善事業として採用活動をしているわけではなく、優秀な人間を採用することで、より会社を発展させるために採用活動をしています。その企業に対して、あなた自身が魅力的であることを伝える時間が自己PRであり、この自己PRにおいて企業に売り込むことができるようにするために自己分析をしていきます。
2.スペックを客観視する
自己分析のスタートとして、スペックを客観視してもらいたいと思います。スペックとは学歴、資格、ゼミでの専攻内容、部活・サークルでの結果や役職などあなたを構成する外的要因全てのことです。
強みや弱みなどの自己分析をする前に、これらのスペックについて客観的に見てみましょう。客観的に見るとは、そのスペックが社会人及び採用担当者にどのような印象を与えるかということを想像してみるということです。
それでは具体的に見ていきましょう。
①学歴
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②資格
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③学業・ゼミでの専攻内容
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④部活/サークル/アルバイトなどでの実績
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⑤部活/サークル/アルバイトなどでの役職
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以上スペックについて見てきましたが、スペックについて確認したのはあくまでも自分を客観視するためです。多くの学生がスペックが低いからと自信喪失してしまい、資格を取得しようとしたり。スペックを何とかしようという行動に走りがちですが、数ヶ月で何とかなるものではありません。
ですからスペックが低いのであれば、低いなりに受け止めた上で行動に移していくことが大事です。就職活動はスペックで全てが決まる訳ではありません。エントリーシートと面接におけるコミュニケーションの比重が非常に大きいのです。高学歴で体育会所属の帰国子女なんてハイスペックの学生が落ちて、学歴は並でアルバイトしかしていなかった学生が受かるということがよく起こる世界です。
だからこそ、スペックを上げることに血眼になるのではなく、現状のスペックを受け入れた上で自分自身を魅力的にアウトプットする能力を最大限高めることに注力してもらいたいと考えています。
3.スペックをわかりやすく表にまとめてみる
上記スペックを構成する要素をわかりやすく表にまとめてみましょう。そうすることで自分自身の弱い部分や他者から見られる印象がなんとなく見えてきます。
まずは自分が他者にどのように見られるのかを冷静に受け取りましょう。その上で、いいところを伸ばしながら足りないところを最低限補うように対策を練ってもらいたいと思います。スペック分析の例を下記しますのでご参考まで。
【スペック分析の具体例】
4.過去の経験からアピールできそうなことをピックアップする
さてここまでで、自分自身のスペックを客観的に見たところで、自己PRの材料となるエピソードがないか考えてみましょう。
結局自己PRも「自分にはこんな強みがあります⇒具体的にはこんなエピソードがあります」といった話の流れになりますので、具体的なエピソードは必ず必要になります。まずは面接で使えるネタをどれだけ持っているのか自分自身で整理するようにしましょう。
具体的に整理したイメージを下記致します。
【エピソード整理イメージ】
次に材料の調理を自己PRという形で調理していく必要がありますが、そのためには「企業がどのような人材を欲しているのか」、「企業が求めている能力は何か」、「実際に企業が求めている能力をアピールするにはどうすればいいか」といったことを理解する必要があります。
この点については「企業が求めている人材を知る」にて詳しく見ていきますので、そちらをご参照下さい。ここでは下ごしらえとして各エピソードをピックアップするようにして下さい。
ピックアップした結果、話せるネタが何もないという方は「エントリーシート/面接通過 短期間で語れるエピソードを作る」も参照の上、今からスペックを上げることについても含めて考えるようにしましょう。
今回のまとめ
自己分析はやりたいことを見つけるためではなく、自己PRをするためにあります。
自分自身のスペックを客観視し、過去の経験から話すことの出来るエピソードを見つけることが重要です。
過去の経験から得たものや自己PRを最大限アウトプット出来るように注力し、自分という商品を企業に売り込めるようにしましょう。
photo by Ann Wuyts
1.自己分析とは
2.自己分析のやり方を7ステップで解説
∟過去を振り返るための106の質問項目
3.自己分析シートの使い方(他己分析・SWOT分析等も解説)
4.自己分析本の選び方
5.自己分析に活用できるテスト
∟自己分析にオススメのツール8選
1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)
2.自己PRが見つからない人の対処法
3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説
4.自己PRの書き方を文字数別に解説
5.自己PRの書き出しを解説
6.自己PRの締めを解説
7.自己PRのES例文集(強み別)
8.自己PRのES例文集(業界別)
9.面接での自己PRの伝え方
10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集