頑張ったことや成果を客観的に分析!説得力のある自己PRの作り方

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最終更新日:2024年10月25日

学生が就職活動を始めるとなると、多くの学生がいわゆる「自己分析」をしてやりたいことを探しはじめてしまいます。後に「就職活動における目標設定のススメ│社会人で後悔しないための考え方」で詳しく説明しますが、この就活テクニックにおいては、自己分析して「自分のやりたいこと」を見つけるということには反対しています。

とはいっても就職活動においては、企業に対して自分を売りこむ必要があります。自分自身が自分という商品をよく理解していなければ企業に対しても売り込むことはできません。

そこで今回は正しい自己分析を学び、企業に自分という商品を売り込む戦略の一歩としてもらいたいと思います。自己PR

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1.自己分析の目的は自己PRのため

自己分析をする理由は企業に対する自己PRのためです。自己PRとは企業に対し、あなたが「企業の利益に貢献できる人間である」ことを説明することです。

企業も慈善事業として採用活動をしているわけではなく、優秀な人間を採用することで、より会社を発展させるために採用活動をしています。その企業に対して、あなた自身が魅力的であることを伝える時間が自己PRであり、この自己PRにおいて企業に売り込むことができるようにするために自己分析をしていきます。

2.スペックを客観視する

自己分析のスタートとして、スペックを客観視してもらいたいと思います。スペックとは学歴、資格、ゼミでの専攻内容、部活・サークルでの結果や役職などあなたを構成する外的要因全てのことです。

強みや弱みなどの自己分析をする前に、これらのスペックについて客観的に見てみましょう。客観的に見るとは、そのスペックが社会人及び採用担当者にどのような印象を与えるかということを想像してみるということです。

それでは具体的に見ていきましょう。

①学歴

学歴はあなたの高校時代までの努力を見る一つの指標になります。学歴が高ければ、「継続した努力ができる人だ」という印象を与えることができます。
逆に学歴が低い場合は「継続して努力ができないのでは、最低限の...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

②資格

資格を持っているということは、「資格をとれるだけの能力とそういったことに興味があるという志向性」を示すことができます。
例えば、TOEICで800点以上取れる場合は、中々高いレベルで英語力があり、海外...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

③学業・ゼミでの専攻内容

学業やゼミでの専攻内容というものも、他者に印象を与えます。例えば、経営学を深く勉強しているのであれば、企業経営に興味があるかもといった印象を与えることができます。
またゼミでマスコミ論を専攻していれば...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

④部活/サークル/アルバイトなどでの実績

全国大会優勝、営業系のアルバイトで月間一位を獲得など、わかりやすい実績というものも他者にプラスの印象を与えます。全国大会で優勝となれば、学歴同様「継続して努力ができる人だ」という印象を与えられますし、...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

⑤部活/サークル/アルバイトなどでの役職

企業では一人で仕事をすることは少なく、チームで仕事をしていきます。そのためあなたがチームの中でどのような役割を果たしているのかについて非常に興味があります。
リーダーシップの塊なのか、リーダーを支えな...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

以上スペックについて見てきましたが、スペックについて確認したのはあくまでも自分を客観視するためです。多くの学生がスペックが低いからと自信喪失してしまい、資格を取得しようとしたり。スペックを何とかしようという行動に走りがちですが、数ヶ月で何とかなるものではありません。

ですからスペックが低いのであれば、低いなりに受け止めた上で行動に移していくことが大事です。就職活動はスペックで全てが決まる訳ではありません。エントリーシートと面接におけるコミュニケーションの比重が非常に大きいのです。高学歴で体育会所属の帰国子女なんてハイスペックの学生が落ちて、学歴は並でアルバイトしかしていなかった学生が受かるということがよく起こる世界です。

だからこそ、スペックを上げることに血眼になるのではなく、現状のスペックを受け入れた上で自分自身を魅力的にアウトプットする能力を最大限高めることに注力してもらいたいと考えています。

3.スペックをわかりやすく表にまとめてみる

上記スペックを構成する要素をわかりやすく表にまとめてみましょう。そうすることで自分自身の弱い部分や他者から見られる印象がなんとなく見えてきます。

まずは自分が他者にどのように見られるのかを冷静に受け取りましょう。その上で、いいところを伸ばしながら足りないところを最低限補うように対策を練ってもらいたいと思います。スペック分析の例を下記しますのでご参考まで。


【スペック分析の具体例】

4.過去の経験からアピールできそうなことをピックアップする

さてここまでで、自分自身のスペックを客観的に見たところで、自己PRの材料となるエピソードがないか考えてみましょう。

結局自己PRも「自分にはこんな強みがあります⇒具体的にはこんなエピソードがあります」といった話の流れになりますので、具体的なエピソードは必ず必要になります。まずは面接で使えるネタをどれだけ持っているのか自分自身で整理するようにしましょう。

具体的に整理したイメージを下記致します。


【エピソード整理イメージ】

次に材料の調理を自己PRという形で調理していく必要がありますが、そのためには「企業がどのような人材を欲しているのか」、「企業が求めている能力は何か」、「実際に企業が求めている能力をアピールするにはどうすればいいか」といったことを理解する必要があります。

この点については「企業が求めている人材を知る」にて詳しく見ていきますので、そちらをご参照下さい。ここでは下ごしらえとして各エピソードをピックアップするようにして下さい。

ピックアップした結果、話せるネタが何もないという方は「エントリーシート/面接通過 短期間で語れるエピソードを作る」も参照の上、今からスペックを上げることについても含めて考えるようにしましょう。

今回のまとめ

自己分析はやりたいことを見つけるためではなく、自己PRをするためにあります。

自分自身のスペックを客観視し、過去の経験から話すことの出来るエピソードを見つけることが重要です。

過去の経験から得たものや自己PRを最大限アウトプット出来るように注力し、自分という商品を企業に売り込めるようにしましょう。

photo by Ann Wuyts

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