トップ企業に評価される自己PR・学生時代頑張ったことを書くための5つの手順
58,498 views
最終更新日:2020年12月08日
エントリーシートを書く際に、「何から手を付けていいのかわからない」と悩んでしまう学生が多いと感じています。何から始めていいからわからないから、取りあえず自己分析をして、書いて添削を受けてみるものの、イマイチ有効なアドバイスをしてもらえず悩んでしまう人が多いようです。
就職活動というと、「内定を得るためのテクニックは必要ない」、「ありのままの自分を書けばよい」などそれっぽいけど役に立たないアドバイスが横行しがちです。
就職活動も仕事や受験と同様に、「成果を出すための考え方」というのは存在していると考えており、今回は「トップ企業に評価される自己PRや学生時代頑張ったことを書くために必要な情報を効率的に増やすコツ」について紹介したいと思います。
①王道から解いていく
②今、流行しているものを知る
③「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる
1.企業が求める人材をビジネスモデルおよび働き方から知る
具体的には、証券会社のリテール営業においては、成果にコミットして売上をあげる人材が強く求められるでしょうし、総合商社においては、多様な立場や考え方の異なるプロジェクトの関係者をリーダーシップをもってまとめられる人材が求められるでしょう。
まずは志望企業や業界においてどんな能力が求められているのか知るところから始めましょう。
2.トップ企業内定者のエントリーシートを複数読む
そういう学生も過去の内定者がどのように学生時代の経験を伝えていたのか知れば、自分の経験をどう伝えればよいのかわかるでしょう。例えば、下記の内定者はアメフトの経験から、チームメンバーから信頼を得ることができる人間であることを伝えて、プロジェクトメンバーとの信頼関係が重要な総合商社に内定しています。
→内定者のエントリーシートを読むことで、内定するのに必要なレベル感を一発で理解できるようになります。
→様々なエントリーシートを読み比べることで、内定者に共通する部分が見えてくることもあります。
3.内定者のエントリーシートに共通項がないか考える
学生時代の経験においても、部活やサークル、ゼミなどのメンバーと関係を構築し、解決策を実行した経験を伝えている内定者が多いと感じられるでしょう。総合商社であれば、確かに留学や帰国子女などの海外経験が豊富な人も多いのですが、一方で学生時代にイベントの企画やサークル・アルバイトで自ら提案して、問題を解決した経験を伝えて内定している人が多いことも読み取れると思います。
①個人として努力し、成果をあげることができる
②関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる
③リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
④価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
⑤今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
→内定者の経験から、実際の選考で評価される自己PR・志望動機を作るためのフレームワークを紹介します。フレームワークさえ習得すれば、任意の業界・企業で応用できます。
4.学生時代頑張ったこと、自己PRのフレームワークに基づき自分の経験を整理する
ここまで情報収集を行った上で、いわゆる自己分析を行い、企業側にどんな自分を伝えるか考えるのがよいでしょう。学生時代頑張ったこと、自己PRについては面接で聞かれる内容はある程度決まっているので、面接で聞かれることを想定しているフレームワークに沿って書けば、かなり完成度の高い学生時代頑張ったこと、自己PRは書けるでしょう。
「型」を理解した上で、オリジナルのアレンジを加えていくことは大事なことですが、まったく「型」を無視していきなりオリジナルな内容を追求してもうまくいかないことが多いと思いますので、この点は注意してください。
→選考で必ず聞かれる「ガクチカ」について、聞く理由から作り方まで解説します。例文もあるため、内定者の回答と比べて自身の回答に足りない部分も理解できます。
→自己PRを作成する際、受ける業界や企業に縛られず利用できるフレームワークを紹介します。まずは「型」を覚えることが、内定レベルの自己PRを作るための第一歩です。
5.自分が書いたものを評価してもらう
評価添削を受けてからは今回ご紹介した1〜5のステップを繰り返していくと、考えが深まり何を伝えれば評価されるのか実感できると思います。一人で悩むのではなく常に信頼できる人の評価を受けることを忘れないでもらいたいと思います。
6.最後に
photo by Martin Thomas