NTTグループ主要5社を徹底比較|事業内容・社風・選考プロセスの違い【ドコモ・東日本・西日本・データ・コミュニケーションズ】

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最終更新日:2024年01月18日

本記事では、NTTグループの主要5社と呼ばれる、NTTドコモ東日本電信電話(以下NTT東日本)、西日本電信電話(以下NTT西日本)、NTTデータNTTコミュニケーションズの5社に着目し、各社の業績や強み、社風に至るまで、徹底的に比較していきます。

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NTTグループとは

NTTとは?

NTTグループとは、日本電信電話公社が民営化されたことによって誕生し、日本電信電話株式会社を中核とした日本有数の巨大企業グループです。

具体的な規模についてですが、2020年3月現在では総資産23兆141億円、連結営業利益1兆522億円、従業員31万9050人という規模となっています。またNTTグループは、NTT研究所という独自の研究開発施設を有しており、この施設が中長期的にNTTの競争力を高く維持することを可能にしています。

NTTグループが展開している具体的な事業内容ですが、民営化されてからは、通信を軸としていく部分は変わらないものの、主に5つのグループに分割して時代の潮流に合わせて幅広く事業を展開するようになりました。

具体的な事業については後述しますが、分割された5つとは、移動通信事業地域通信事業長距離・国際通信事業データ通信事業その他の事業です。ここで言うその他の事業とは、不動産事業、金融事業、建築・電力事業などを指し、事業領域が多岐に渡っています。

NTTグループの生い立ち

続いてNTTグループの生い立ちについて説明します。

日本電信電話公社は、古くは逓信省、電気通信省のもとで官営で行われていた電信電話事業を1952年に引き継いだことで誕生しました。その後、日本電信電話公社が通信の自由化を背景として1985年に民営化され、現在の日本電信電話株式会社を中核としたNTTが誕生しました。

そして民営化後、1988年にNTTデータ、1991年にNTTドコモが設立されました。その後NTTグループが持株体制に移行したことを受けて1999年にNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズが設立され、現在に至ります。

近年では、2020年12月にNTTドコモが上場廃止となり、親会社であるNTTがNTTドコモを完全子会社化しました。そしてNTTコミュニケーションズやソフトウェア開発を手掛けるNTTコムウェアがNTTドコモに統合するとの動きもあり、NTTグループ内での連携を強める動きも出ています。

NTTグループの組織構造

続いてNTTグループの組織構造について説明します。

NTTグループの組織構造を簡単に図式化しましたので、下図をご覧ください。

NTTグループの組織図

NTT|NTTグループについて|グループ企業一覧をもとにunistyleが独自に作成しました。

NTTグループの特徴は、KDDIやソフトバンクといった他の通信会社とは異なり、上図のように通信の種類によって会社が分割されていることでしょう。またNTTグループは、民間企業でありながらもNTT法と呼ばれる法規制を受けている企業もあり、その点も特異な点であると言えるでしょう。

上図の長距離・国際通信事業についてですが、NTTLtd.(グローバル事業会社)とNTTコミュニケーションズの2社でNTTコミュニケーションズが国内を主に担当しています。

また長距離・国際通信事業の2つの領域にまたがっているのは、NTT株式会社(グローバル持株会社)であり、NTTグループにおけるグローバル事業の戦略策定を行っています。

NTTグループの中核企業は、日本電信電話株式会社だと既述しましたが、主な役割としては、NTTグループ全体の経営戦略の策定や基盤的研究開発の推進です。

基本的に日本電信電話株式会社は、新卒採用を行っておらず、NTT研究所が「研究開発職」のみ採用を行っています。そのため、新卒の就活生がNTTグループへの就職を目指す場合、本記事で取り扱っているNTTドコモ、東日本、西日本、データ、コミュニケーションズの5社やその他NTTのグループ企業となります。

各社の具体的な事業内容については、後述します。

NTTグループ主要5社の売上高ランキング

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NTTグループ主要5社の事業内容の違い

NTTグループ事業内容

続いて、NTTグループ主要5社の事業内容の違いについて説明していきます。

NTTグループ主要5社については、併願する就活生が多く、志望度の高さをどのような違いがあるのか第三者に説明できるように準備していきましょう。

NTTドコモの事業内容

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NTT東日本の事業内容

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NTT西日本の事業内容

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NTTデータの事業内容

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NTTコミュニケーションズの事業内容

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NTTグループ主要5社の社風の違い

NTTグループ社風の違い

以下では、NTTグループ主要5社の社風比較を行っていきます。

並べて比較することで、各社ごとに社風を分析していると気づかなかった違いが浮き出てくる場合もあるかと思いますので、ぜひご覧ください。まず初めにNTTドコモです。

NTTドコモ:自分の想いや個性を存分に活かせる社風

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NTT東日本:「まずはやってみよう」積極的な考えでチャレンジする社風

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NTT西日本:若手を信じて託す、若手を大切にする社風

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NTTデータ:「世界へ果敢に挑戦する」熱い想いを持つ社員が集まる環境

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NTTコミュニケーションズ:社員を大切にし、お互いが協力して助け合う文化

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NTTグループ主要5社の選考プロセスの違い

NTTグループの選考プロセス

続いて、以下ではNTTグループ主要5社の選考プロセスの違いについて説明していきます。

選考プロセスに関連するunistyleの記事も掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。

NTTドコモの選考プロセス

選考プロセス

ES・SPI(締切2日後に結果連絡)→一次面接(2日後に結果連絡)→GD(翌日結果連絡)→二次面接(翌日結果連絡)→最終面接(翌日結果連絡)

参考:NTTドコモ本選考レポート(22卒)

NTTドコモの選考は、上記の通りオーソドックスな選考フローとなっています。面接においても、基本的なガクチカや志望動機の質問が多く、奇をてらった質問はされていないようです。

それゆえ、選考に対する準備量や質、ESや面接での他の就活生との差別化が重要になります。

GDですが、22年卒ではオンラインで開催されました。以下の記事は、オンラインインターンシップ対策に主眼を置いて執筆されたものですが、オンラインGDでも活用可能な点が多数掲載されているので、ぜひご覧ください。

また【ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天を比較】通信キャリア4社の強み・社風・選考の違いとはの記事にて掲載している、NTTドコモ人事部からのメッセージでは、NTTドコモが求める人物像は、「挑戦心」と「行動力」を持つ人材だと明記されています。

上記の求める人物像を理解したうえで逆算し、他の就活生との差別化を意識しながら選考に臨むようにしましょう。

以下では、NTTドコモの面接で実際に聞かれた過去問をまとめた記事と、NTTドコモの採用大学をまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

NTT東日本の選考プロセス

選考プロセス

ES・Webテスト→GD→一次面接→最終面接

参考:NTT東日本本選考レポート(22卒:営業)

本選考レポートによると、Webテストは玉手箱です。玉手箱対策は、下記の記事が参考になります。

なお、インターンシップ参加者を対象に早期選考が行われているようです。選考プロセスについても面接が1回減り、非常に有利な選考となっているため、NTT東日本を志望している就活生は、例年夏と冬に開催されているインターンシップに参加するようにしましょう。

以下では、NTT東日本の面接で実際に聞かれた過去問をまとめた記事と、NTT東日本の採用大学をまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

NTT西日本の選考プロセス

選考プロセス

エントリーシート・Webテスト(提出3日後、結果通知)→一次面接(4月上旬。面接翌日にメールで結果通知)→二次面接(5月上旬。面接翌日にメールで結果通知)→最終面接(5月下旬。面接3日後に電話にて内々定通知)

参考:NTT西日本本選考レポート(21卒:総合職)

他のNTTグループ企業とは異なり、NTT西日本の選考ではリクルーター面談が設けられているため、その面談を上手く活用できるかが選考突破のカギとなりそうです。

NTT西日本のWebテストは、NTT東日本と同様に玉手箱です。なお面接は全てWebで行われました。

Web面接対策については、下記の記事が参考になりますので、ぜひ本記事とあわせてご覧ください。

上記の本選考レポートを寄稿したNTT西日本の内定者によると、NTT西日本の面接ではチームでの活動を重要視する傾向にあるそうです。そのため、これまでの人生でのチームで活動した経験や、チーム内での自分の役割など、面接前にエピソードを整理しておくといいでしょう。

以下の記事は、チームでの役割を伝える際の回答ポイントや実例が掲載されているので、本記事とあわせてご覧ください。

以下では、NTT西日本の採用大学や内定者のESをまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

NTTデータの選考プロセス

選考プロセス

ES・SPI(締切2日後に結果連絡)→一次面接(2日後に結果連絡)→GD(翌日結果連絡)→二次面接(翌日結果連絡)→最終面接(翌日結果連絡)

参考:NTTデータ本選考レポート(22卒)

NTTデータの面接では、業界動向や事業内容についても深掘りされるため、企業研究、業界研究で予め企業・業界理解を深めておくことを強く推奨します。以下の記事が、NTTデータの理解につながります。

NTTデータは、インターンシップ参加者向けの早期選考を実施しており、インターンシップ中の評価によってその後の選考プロセスが変わるようです。

選考プロセスは3パターンに分かれており、「①GDから」「②二次面接から」「③最終面接から」となっています。

以下では、NTTデータの面接で実際に聞かれた過去問をまとめた記事と、NTTデータの採用大学をまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

NTTコミュニケーションズの選考プロセス

選考プロセス

ES・SPI(メールで1週間以内に結果連絡)→一次マッチング面談(メールで1週間以内に結果連絡)→二次マッチング面談(電話で1週間以内に結果連絡)→内定

参考:NTTコミュニケーションズ本選考レポート(22卒:ICTエンジニア)

SPIに関してですが、22卒の本選考では、自宅受検とテストセンターの選択式だったそうです。両方のテストに備えておきましょう。

一次の面談ではオンライン、二次面談では対面で開催されたようなので、こちらも両方対応できるように準備しておくことが望ましいです。

基本的にオーソドックスな質問が多いですが、面談の名称に「マッチング」が使われているように人柄を引き出す質問が多かったと内定者は回答しています。そのため、自己分析を行い、自分の理解を深めるようにしましょう。

以下では、NTTコミュニケーションズの採用大学や内定者のESをまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

【NTTコミュニケーションズ選考対策関連記事】
NTTコミュニケーションズの文理・男女別採用人数|合格者ES付き

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最後に

いかがでしたでしょうか。今回は就活生に高い人気を誇るNTTグループ主要5社に焦点を当てて、様々な視点で比較し紹介させていただきました。

皆さんの足でOB・OGの方にお会いし、各社の「ヒト」の違いを肌で感じていただくのも、とても大事な企業研究になりますが、今回紹介させていただいたような特徴を踏まえ、各社の違いをしっかりと押さえることも、みなさんが本当に入社したい企業を見つける上でとても大切なことだと思います。

この記事が皆さんの就職活動の一助になれば幸いです。

【通信業界完全版】
【通信業界完全版】業界研究から選考対策、通信キャリアやNTTグループ各社の特徴までを解説
1.【業界研究】通信業界とは?通信インフラやビジネスモデルについて徹底解説
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5.NTTグループ主要5社を徹底比較|事業内容・社風・選考プロセスの違い【ドコモ・東日本・西日本・データ・コミュニケーションズ】
6.【最新版】通信キャリア4社の売上高・シェア率・平均年収が高い企業ランキング
7.【ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天を比較】通信キャリア4社の強み・社風・選考の違いとは

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NTTドコモの企業研究ページはこちら
NTT東日本の企業研究ページはこちら
NTT西日本の企業研究ページはこちら
NTTデータの企業研究ページはこちら
NTTコミュニケーションズの企業研究ページはこちら

本記事ではNTTグループ主要5社について解説してきました。

 

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