【ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天を比較】通信キャリア4社の強み・社風・選考の違いとは

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最終更新日:2024年11月11日

本記事では、学生人気の高い通信業界で特に人気の高い、NTTドコモKDDIソフトバンク楽天グループの4社に着目し、各社の業績や強み、社風に至るまで、徹底的に比較していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

通信業界が求める人材とは

通信業界が求める人材とは

本記事では、まず初めに通信業界企業が求める人材について説明します。

通信業界に向いている人の特徴は以下の2点です。

  • 高いモチベーションを維持し、継続的に努力できる
  • 目標に向けて最後までやり遂げる強い意志・行動力がある

高いモチベーションを維持し、継続的に努力できる

通信業界に向いている人の一つ目の特徴は、高いモチベーションを維持し、継続的に努力できることです。

通信関連の技術が絶え間なく進歩していることから、通信業界は変化が非常に早い業界であり、IoTやICTなどのツールも次々に生まれている状況です。

そのような新しい技術・ツールを開発・活用するためには、通信業界の最新技術に関する情報を幅広く集め、日々継続的に学習する努力が必要です。

そのため、通信業界は日々継続的に学習できるためのモチベーションの維持や成長を目指して取り組むことのできる向上心がなければ厳しい業界と言えるでしょう。

目標に向けて最後までやり遂げる強い意志・行動力がある

通信業界に向いている人の二つ目の特徴は、目標に向けて最後までやり遂げる強い意志・行動力があることです。

そこで通信業界各社の求める人物像、企業理念を参照し、確認してみましょう。

まず初めにNTTドコモです。

これからドコモは、”5G・AI・デバイス”の技術を革新することによって、産業・文化・社会のあらゆる側面を大きく変化させていきます。
世の中になかったものを生み出そうとする時、これまでも数え切れないほどの壁が立ちはだかりました。
でもそこで諦めれば、新しいつながり、次の「あたりまえ」をつくることはできません。
困難が訪れた時こそ、未来そして自分を信じ、あきらめずに乗り超えていく「挑戦心」と「行動力」が必要です。
「挑戦心」とは、技術革新の最前線でその変化を楽しみ、新しいコミュニケーション文化の世界を作るという、答えのない困難にチャレンジするマインド。
「行動力」とは、思い描く世界を実現するために自らアクションを起こし、最後までやり遂げる力。
ドコモには「挑戦心」と「行動力」を大切に育て、その先にある夢を実現するための、最大限のサポートを行う環境、数え切れないほどの経験値があります。

(NTTドコモの採用ホームページ「人事部メッセージ」より一部抜粋)

続いてKDDIです。

KDDIフィロソフィ 第3章仕事の流儀
高い志を抱き、具体的な目標を立てる。絶対に達成するという強烈な願望を持ち、成功するまであきらめずにやり抜く。そして、達成した喜びを分かち合う

(KDDIのホームページ「企業理念」より一部抜粋)

続いてソフトバンクです。

ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人

常に進化し続けるソフトバンクを楽しみながら

  • いかなる仕事もチャンスと捉えやり遂げる
  • 様々な機会へ自ら意欲的に手を挙げる

そんな一人ひとりの挑戦が会社の未来を創ります

(ソフトバンク採用ホームページ「求める人物像と人事からのメッセージ」より一部抜粋)

最後に楽天グループです。

ブランドコンセプト
大義名分-Empowerment-
長期的な成長を遂げられる事業とは何か?それは、社会的意義があり、社会から必要であると評価される事業であると考えます。楽天グループにとっての社会的意義は、エンパワーメントという言葉で表現出来ます。インターネットの特性を活かし、多くの人にチャンスを提供し、フェアな社会を構築する手助けをしていきたい。これが楽天グループの大義名分です。

品性高潔 -気高く誇りを持つ-
大義名分のある事業を行う場合に重要なのは、それを如何にして実行するかということです。ブランドコンセプトでは、それを品性高潔という言葉で表現しています。「気高さ」「誇り」「うそをつかない」「誠実」というスタンスが、楽天グループにおいて事業を行う上での大前提です。

用意周到 -プロフェッショナル-
いくら大義があったとしても、その事業を成功させられなければ、社会に貢献することは出来ません。成功するための方法論として、楽天グループでは、「成功の5つのコンセプト」を定めています。「成功の5つのコンセプト」を体現して、役員・従業員一人ひとりがプロフェッショナルに事業を進める。用意周到な事業の実行により事業の成功は得られると考えています。

信念不抜 -GET THINGS DONE-
大義名分のある事業であっても、厳しい競争の中で成功を収めることは簡単ではありません。しかし、事業を行う大義名分が確かなものであれば、簡単にはあきらめることは出来ないはずです。そのためには、状況に応じてアクションを再構築する。GET THINGS DONEの精神こそ、楽天グループの事業を推進する姿勢です。


一致団結 -チームとして成功を掴む-
楽天グループは、様々なバックグラウンドを持った人材が活躍している場です。その多様性をグループの強みにするためには、一人ひとりが、全体の方針に向かって、一致団結して進んでいくことが重要です。楽天グループはひとつの大きなチームである。チームワークよく、多様なメンバーの力を最大限発揮させられる組織こそが、成功を収められると考えています。

(楽天グループホームページ「楽天主義」より一部抜粋)

特に太字で記した部分を参照していただければ、目標に向けて最後までやり遂げる強い意志・行動力がある人材が求められていることがお分かりいただけたと思います。

通信キャリア4社の事業内容比較

通信キャリア4社の事業内容比較

続いて通信業界4社の事業内容を比較していきたいと思います。

通信料収入や端末販売を主な収益源としてビジネスを展開している通信業界各社ですが、根底となるビジネスモデルに大きな違いはないものの、各社モバイル事業から派生した独自のコンテンツやサービスの提供を行っています。

具体的な通信業界のビジネスモデルについては、【業界研究】通信業界とは?通信インフラやビジネスモデルについて徹底解説の記事を参照していただければと思います。

今回は決算数値に着目するのではなく、各社の社風や事業内容が色濃く出ている「事業戦略における動向」にフォーカスして紹介したいと思います。まず初めにNTTドコモです。

NTTドコモ

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KDDI

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ソフトバンク

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楽天グループ

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通信キャリア4社の社風比較

通信キャリア4社(NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天グループ)の社風比較

以下では、通信業界4社の社風比較を行っていきます。

並べて比較することで、各社ごとに社風を分析していると気づかなかった違いが浮き出てくる場合もあるかと思いますので、ぜひご覧ください。まず初めにNTTドコモです。

NTTドコモ:自分の想いや個性を存分に活かせる社風

通信業界の中でも特に「安定」のイメージが強いNTTドコモですが、NTTドコモは「いつか、あたりまえになることを。」をブランドビジョンに掲げており、個人の考えを尊重する社風があります。

この個人の考えを尊重する社風というのは、「今の自分にはできないような、一歩上のステージの仕事をやりたい」と考えている社員の多さや「新入社員でも先輩社員が自然体を受け入れてくれる」といった雰囲気のことを指します。

NTTドコモでは、自分が想いをしっかり持っていれば、それをやり遂げられる環境が整っており、「i-mode」や「おサイフケータイ」など、NTTドコモは実際にこれまで様々な当たり前を創出してきました。

自分の想いを実現したいと考えている就活生にとっては、顧客基盤が最も強く、個人の考えを尊重するカルチャーが根付いているNTTドコモが最適だと言えるでしょう。

KDDI:「ひとつの会社」として目標達成を目指す文化

KDDIには、通信を軸に様々な事業を展開し、幅広い部署がある中で「ひとつの会社」としての一体感が醸成されています。

この一体感が醸成されている理由は、KDDIでは各部署の上司間の信頼構築ができており、それを部下たちも見習い、部署を問わず社内での信頼関係ができているためです。それゆえ、大企業特有の「縦割り社会」や部署単位の争いといったものが無いと社員の方が感じているのだと考えられます。

またKDDIには、KDDIの創業者である、実業家の稲盛和夫さんの教えが仕事に染み込んでいる点も大きな特徴だと言えます。収益の上げ方や採算管理の仕方などに対する計画を立て、それをチームで遂行していく点など、“稲盛イズム”が日々の業務に浸透している点が他の通信業界の企業と大きく異なる点だと言えるでしょう。

ソフトバンク:「ソフトバンクバリュー」の行動指針のもと、挑戦を楽しむ風土

ソフトバンクでは、ソフトバンクバリューの中で「挑戦」が組み込まれていることや、ソフトバンクの人事制度にて、挑戦する人を支援する人事制度が整えられていることもあり、挑戦するカルチャーが根付いています。

具体的には、次世代リーダー創出を目的とした「ソフトバンクアカデミア」、自ら手を挙げて事業推進に必要なスキルを学ぶことができる「ソフトバンクユニバーシティ」などがあり、社員一人一人の挑戦を支援する環境が整えられています。

実際に、将来経営者になることを見据えてソフトバンクアカデミアに入学する方や、「ソフトバンクイノベンチャー制度」を利用して新規事業を立ち上げた社員の方が数多くいます。

またソフトバンクは、社内スローガンとして「Smart & Fun!」を掲げており、ITを駆使してスマートに仕事ができる状態を目指した働き方改革に取り組んでいることから、将来通信業界で様々なことに挑戦したいと考えている就活生にとってはこの上ない環境であると言えるでしょう。

楽天グループ:様々なバックグラウンドを持つ社員が集まる風通しの良い環境

楽天グループでは、入社時にニックネームを決める制度があり、役職や年齢に関わらずニックネームで呼び合うことが推奨されています。

また楽天グループでは、ハロウィーンの日に従業員が思い思いのコスチュームに身を包み出社・勤務できるイベントなど、社内コミュニケーションの一環として、毎年様々なイベントを企画・開催しています。

上記のようなカルチャーや社内イベントが定着していることから、経験を問わず自然と意見を出しやすくなり、風通しの良い環境となっています。

楽天グループを語るうえで欠かせないのが、ダイバーシティと社内英語公用化の取り組みでしょう。企業戦略の中でダイバーシティ推進を掲げていることから、従業員の出身は70カ国・地域以上となっており、世界中から優秀な人材が集まっています。

通信キャリア4社の選考プロセス比較

通信キャリア4社の選考プロセス比較

以下では、unistyleに寄せられた本選考レポートをもとに通信業界各社の選考プロセスについて紹介していきます。

選考プロセスはもちろんのこと、各社の選考対策、各選考プロセスのunistyle関連記事についてもあわせて掲載しているので、ぜひ本記事を起点に選考対策を進めていただければと思います。

※下記に掲載している選考フローは2022年卒の情報(楽天グループのみ2021卒の内容)です。

読みたい企業に応じて下記のリンクから、該当箇所に飛べるようになっておりますので、ぜひ活用していただければと思います。

NTTドコモ

選考プロセス

ES・SPI(締切2日後に結果連絡)→一次面接(2日後に結果連絡)→GD(翌日結果連絡)→二次面接(翌日結果連絡)→最終面接(翌日結果連絡)

参考:NTTドコモ本選考レポート(22卒)

NTTドコモの選考は、上記の通りオーソドックスな選考フローとなっています。面接においても、基本的なガクチカや志望動機の質問が多く、奇をてらった質問はされていないようです。

それゆえ、選考に対する準備量や質、ESや面接での他の就活生との差別化が重要になります。

「事業内容から考える通信業界が求める人材」にて先ほど掲載した、NTTドコモ人事部からのメッセージでは、NTTドコモが求める人物像として、「挑戦心」と「行動力」を持つ人材だと記載されています。

上記の求める人物像を理解したうえで逆算し、他の就活生と差別化したうえで選考に臨むようにしましょう。

以下では、NTTドコモの面接で実際に聞かれた過去問をまとめた記事と、NTTドコモの採用大学をまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

KDDI

選考プロセス

ES・webテスト提出(結果通知はなし)→ob座談会(後日リクルーターから個別に面談の連絡が来る)→リクルーター面談→一次面接(結果は1週間後)→二次面接(結果は3週間後)→最終面接(翌日電話で結果連絡)

参考:KDDI本選考レポート(22卒)

 NTTドコモと同様にKDDIもかなりオーソドックスな選考プロセスであると言えるでしょう。しかし、リクルーター面談が設けられる部分が大きく異なる点であると言えます。

リクルーター面談については、下記の記事を参考にしてみてください。

またKDDIは、選考応募時に職種が決まっていない「openコース」と、事前に自分の志望職種を決定したうえでエントリーする「willコース」に分かれています。そのため「willコース」を選択した場合は、特に自分が志望した職種の志望理由について準備しておくといいでしょう。

以下では、KDDIの面接で実際に聞かれた過去問をまとめた記事と、KDDIの採用大学をまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

ソフトバンク

選考プロセス

エントリーシート(二週間後メール)⇒一次録画面接(二週間後メール)⇒webテスト(一週間後メール)⇒二次面接(二週間後メール)⇒最終面接(二週間後電話で内定通知)

参考:ソフトバンク本選考レポート(22卒)

他の企業と異なり、ソフトバンクの一次面接では録画面接が設けられています。録画面接の対策方法については、下記の記事を参考にしてみてください。

録画面接の後、計3回の面接が設けられています。選考において重視されている点としては、「就活生の素質がソフトバンクバリューに合致しているかどうか」でしょう。

ESの設問には、「ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、あなたの強みと合致する項目を教えて下さい。また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えて下さい」というものがあります。

また面接では、ソフトバンクバリューに合致する強みを発揮して行ったエピソードの深掘りをエントリーシートに沿って行い、その後に入社後に行いたい事業内容を具体的に聞くという流れになっているようです。

また、3次選考まで進むと個別の社員訪問の機会を2回ほど提供されるようなので、そこで実際の社員の働き方や雰囲気を知ることで志望動機をよりブラッシュアップすることも出来るようです。

以下では、ソフトバンクの面接で実際に聞かれた過去問をまとめた記事と、ソフトバンクの採用大学をまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

楽天グループ

選考プロセス

エントリーシートとテスト(1週間以内に結果通知)→集団面接(三日以内に結果通知)→二次面接(三日以内に結果通知)→三次面接(三日以内に結果通知)→役員面接(二日以内に結果通知)

参考:楽天グループ本選考レポート(21卒)

楽天グループの選考プロセスでの大きな関門は、最初に課されるWebテストだと言えます。

このテストは、【就活生必見!】17種類の適性検査まとめ、Webテストの種類と対策を知るで記載されているように、ef-1Gと呼ばれるWebテストですが、採用企業が少ないため、SPIや玉手箱と比較すると対策が難しいと思われます。ですので、本選考に入る前に、別の企業で受検し、慣れておくことを推奨します。

エントリーシートとWebテストを通過すると、面接を3回受けることになります。面接では、その場で考えさせるような質問や、逆質問の比重が高かったりするため、上述した3社と比較して思考力を問われていることが考えられます。

回答がすぐに思いつかなったとしても、既述した「楽天主義」をベースとして慌てずに落ち着いて回答するようにしましょう。

以下では、楽天グループの面接で実際に聞かれた過去問をまとめた記事と、楽天グループの採用大学をまとめた記事を掲載しています。ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。

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実際に通信業界志望者向けグループでも選考や企業に関するトークが活発に交わされています。

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最後に

いかがでしたでしょうか。今回は就活生に高い人気を誇る通信業界4社焦点を当てて、様々な視点でその特徴を紹介させて頂きました。

皆さんの足でOB・OGの方にお会いし、各社の「ヒト」の違いを肌で感じていただくのも、とても大事な企業研究になりますが、今回紹介させていただいたような特徴を踏まえ、各社の違いをしっかりと押さえることも、みなさんが本当には入りたい企業を見つける上でとても大切なことだと思います。

是非、この記事が皆さんの就職活動の一助になれば幸いです。

なお、通信業界の内定を狙いたいという就活生には就職エージェントneoがおすすめです。

アドバイザーから、志望業界・志望企業の選考フローに合わせたアドバイスを受けられます。

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7.【ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天を比較】通信キャリア4社の強み・社風・選考の違いとは

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