面接で5年後の自分を聞かれた際の回答対策!回答例・深堀り質問も紹介
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最終更新日:2024年11月08日
本記事では、「5年後の自分」に関する質問への対策を、"面接で5年後の自分を伝える際のポイント・回答例・深堀り質問一覧といった観点から解説していきます。
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- 本記事の構成
- 企業が面接で5年後の自分について聞く理由とは
- 【5年後の自分が思いつかない就活生へ】5年後の自分の考え方を紹介
- 面接で5年後の自分を伝える際のポイント
- 「5年後の自分」と「10年後の自分」の回答の違いとは
- 【回答例】面接で5年後の自分を適切に伝えるには
(1)メーカー
(2)証券業界
(3)IT・通信業界 - 【面接時の深堀り対策】5年後の自分に関する頻出質問一覧
- まとめ
・5年後の自分と類似している質問へ回答を確認したい就活生はこちら
・その他の面接対策に取り組みたい就活生はこちら
企業が面接で5年後の自分について聞く理由とは
面接官はなぜ、就活生に「5年後の自分」について聞くのでしょうか?
その理由は以下の2点に大別されます。
- 企業に対する理解度と志望度を把握するため
- キャリアプランを明確に描くことができているかを知るため
企業に対する理解度と志望度を把握するため
面接官が5年後の自分について聞くことは、自社に対する理解度と志望度を把握するためです。
というのも、一般的に面接官が聞く5年後の自分という問いは、自社で働く場合の5年後の姿です。自社のことについて適切に理解し、且つ志望度が高い就活生であれば、5年後の自分についても具体的に述べることができるはずだと企業は考えているのです。
また、ここで言う企業に対する理解度の具体例としては、「入社後にどんな業務を担当するのか」・「どんな事業に取り組んでおり、どんな人材育成を目指しているのか」等の内容が挙げられます。
キャリアプランを明確に描くことができているかを知るため
面接官は5年後の自分について聞くことで、就活生のキャリアプランを知ることができます。
というのも、キャリアプランを含めた5年後の自分を知ることで「企業と就活生との相性(マッチ度)」を判断できるためです。
ちなみに、ここで言うキャリアプランとは"将来どのように働きたいか、どのような人間になりたいのかといった目標を掲げ、その実現のために立てる計画"を指します。
「5年後の自分」は自身で設計したキャリアプランの延長線上にあるため、5年後の自分について聞くことでキャリアプランの具体性や妥当性を知ることができるという訳です。
面接におけるキャリアプランに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
【5年後の自分が思いつかない就活生へ】5年後の自分の考え方を紹介
企業が面接で5年後の自分について聞く理由は理解していただけたかと思います。
しかし、そもそも「5年後の自分なんて想像できない!」と思っている就活生もいるのではないでしょうか?
そんな5年後の自分が思いつかないという就活生に向け、5年後の自分の考え方を紹介していきたいと思います。
5年後の自分の考え方に関してですが、基本的な方法としては以下の2つがあります。
- 自己分析に取り組み、将来像を明確化する
- 企業研究を進め、企業理解を深める
自己分析に取り組み、将来像を明確化する
5年後の自分を考える際の有効な手段として、自己分析が挙げられます。
というのも、5年後の自分、つまり未来の将来像は過去の自身の行動や体験に紐づくものであるためです。
5年後の自分を考えようと思った際、過去の経験や自身の価値観に全く無関係の将来像を考え付く方はまずいないでしょう。多かれ少なかれ差はあれど、過去や現在の自分に紐づく何かがあるはずです。
つまり、"これまでの経験から、今の自分を形成している価値観、強み・弱み、思考を理解する"自己分析は単に過去を振り返るだけでなく、5年後の自分といった将来像を考えるのにも最適な手法と言う訳です。
しかし、「そもそも自己分析って何から始めていいかわからない」という就活生もいると思います。
そんな方々には就職エージェントneoがオススメです。
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また、unistyleでは自己分析に役立つコンテンツも多数掲載しています。下記に掲載した記事もぜひ参考にしてみてください
1.自己分析とは
2.自己分析のやり方を7ステップで解説
∟過去を振り返るための106の質問項目
3.自己分析シートの使い方(他己分析・SWOT分析等も解説)
4.自己分析本の選び方
5.自己分析に活用できるテスト
∟自己分析にオススメのツール8選
企業研究を進め、企業理解を深める
もう一つの方法が企業研究です。
具体的にはOB訪問を通じて実際の社員に話を聞く、採用HPやインタビュー記事を読むなどが挙げられます。
例えばOB訪問の場合であれば、実際に「何年目の時にはどんな仕事に取り組んでおり、どういったキャリアを歩んできたのか」など、社員の生の声を聞くことができます。
インタビュー記事であれば、「エース社員のこれまでのキャリア」「入社してから現在までの苦労や従事してきた業務」などを知ることができるでしょう。
これらは一例ではありますが、企業研究を進めることで企業理解が深まり、5年後の自分を考える際のヒントを得ることができるのは間違いないでしょう。
企業研究には様々な方法がありますので、下記に掲載した記事や動画も参考にしながら自分に適した方法で企業研究を進めてもらえればと思います。
◆企業研究完全版
・企業研究の目的とは
・企業研究はいつから始めるべき?
・企業研究のやり方
・企業研究シート・ノート※テンプレート付き
・企業研究に役立つサイトや本
・企業研究に役立つIR情報の見方
・企業研究を志望動機作成に活かす方法
・業界別企業研究記事まとめ1(コンサル・商社・金融等)
・業界別企業研究記事まとめ2(メーカー・サービス・広告・出版等)
・業界別企業研究記事まとめ3(情報・IT・自動車・人材・旅行等)
面接で5年後の自分を伝える際のポイント
続いては面接で5年後の自分を伝える際のポイントを紹介します。
面接では、以下の3点に留意した上で5年後の自分を伝えるようにしましょう。
- 5年後の自分(将来像)を面接の冒頭で述べる
- 理由や根拠を具体的に示す
- 実現に向けた計画も伝える
5年後の自分(将来像)を面接の冒頭で述べる
5年後の自分について伝える際は、まず最初に「5年後の自分はどうなっていたいのか」を述べるようにしましょう。
というのも、冒頭で将来像を伝えることで面接官に伝えたいことの大枠を理解してもらうことができ、その後に続くであろう理由等にスムーズに繋げることができるためです。
「結論→理由→具体例→結論」という文章構成のフレームワークを目にしたことのある就活生も多いかと思いますが、ここで言う「5年後の自分はどうなっていたいのか」は(一つ目の)結論に該当します。
最初に話す結論の内容次第で面接の出来が決まると言っても過言ではありませんので、この観点は是非意識するようにしましょう。
"5年後は●●のようになっていたいと考えています。その理由は~~"といった構成で話せると、論理的に伝えることができるのではないでしょうか。
理由や根拠を具体的に示す
5年後の自分について説明する際には、なぜそのように考えたのかといった具体的な理由や根拠があると説得力が増します。
「5年後の自分はどうなっていたいですか?」といった質問で面接官が知りたいのは、将来像の良し悪しではありません。「その将来像を考えるに至った背景やプロセス」を知りたいのです。
そのため、面接の冒頭で5年後の自分(将来像)を述べた後には必ず理由や根拠もセットで伝えるようにしましょう。
また、理由や根拠を示す際には過去のエピソードに紐づけるのも良いでしょう。
一例ですが、「5年後には新入社員や後輩の人材育成に携わりたいと考えています。というのも、学生時代に飲食店でアルバイトリーダーをしていた際、新人や後輩の指導や育成をすることに非常にやりがいを感じたという経験があったためです。」などが挙げられます。
実現に向けた計画も伝える
実現に向けた計画を具体的に伝えることも重要です。
本記事の冒頭で、企業が面接で5年後の自分について聞く理由は「企業に対する理解度と志望度を把握するため」とご紹介しましたが、計画を抽象的に伝えてしまうとこのポイントを面接官が判断することができないためです。
将来像はもちろんですが、適切に企業理解をした上で実現に向けた計画も具体的に伝えるようにしましょう。
例えば、コンサル業界志望の就活生の場合であれば、以下のような例が良い例として挙げられるでしょう。
『5年後にはコンサルタント、もしくはマネジャーとして、一定の裁量を持ってプロジェクトを遂行させたいです。私は将来的に●●を実現したいという目標があり、その目標実現に最も近づくことができるのが、若手の内から大きな責任感と裁量を持って働くことのできるコンサル業界だと考えています。その目標を10年以内に実現させることから逆算すると、5年後には自身の力で一定のプロジェクトを遂行させる必要があります。一つ一つのプロジェクトに真摯に向き合い、日々の成長を積み重ねていくことで、5年後の自分を形作っていきたいです。』
5年後の自分(将来像)が根拠のない机上の空論にならないよう、実現に向けた計画も伝えられるのが望ましいでしょう。
「5年後の自分」と「10年後の自分」の回答の違いとは
ここまで、5年後の自分について聞く理由や面接で伝える際のポイントについて紹介してきました。
5年後の自分と類似した質問に10年後の自分というものがあるのですが、ここまで紹介してきた項目に関しては双方にそれほど違いはありません。
→面接で10年後の自分について聞かれた際の回答対策を紹介している記事です。本記事とあわせてご確認ください。
では、5年後の自分と10年後の自分とではどういった点が異なるのでしょうか?
5年後の自分と10年後の自分の違い
結論からお伝えすると、両者に明確な違いはありません。
上述しましたが、面接で聞かれる理由・面接で伝える際のポイントはほぼ同様であり、違いという違いは「現在から見た期間の差」程度でしょう。
では、明確な違いがないにも関わらず、なぜ5年後の自分と10年後の自分を聞く企業があるのでしょうか?
その理由は"企業の特徴や制度"に関係しています。
企業の特徴や制度によって聞く質問が異なる
「企業の特徴や制度によって聞く質問が異なる」といっても理解できない就活生もいるかと思いますので、例として架空のA社とB社の特徴と制度を下記に掲載してみました。
A社
→総合職で新卒入社した社員は、4年までは1年ごとのジョブローテーションでほぼすべての部署を経験し、5年目に希望部署を伝える機会がある。その後はジョブローテーション等はなく、基本的には部署を異動しない社員が多い。
B社
→ジョブローテーション等の制度はなく、総合職で新卒入社した社員は基本的に営業職として働く。しかし、7年目以降は海外勤務・部署異動・勤務地の変更等、自由に申請することができるようになるため、その後のキャリアの積み方は人によって大きく異なる。
A社とB社、あなたがもし両社の面接官だったら、5年後と10年後どちらの質問をするでしょうか?
おそらく多くの方が「A社であれば5年後の自分、B社であれば10年後の自分を聞く」と考えるのではないでしょうか。
つまり、5年後と10年後といった質問自体には明確な違いはなく、各社は自社の特徴や制度によって聞く質問を使い分けていると言うことができるでしょう。
そのため、就活生視点で考えると、その企業の特徴や制度を理解しておくことが回答の際に重要になります。
実現可能性の低い将来像を話したり、企業の制度上不可能な将来像を話してしまうと、面接官に「この就活生は企業研究ができていないのかな?」と疑念を抱かせてしまいますので、企業を正しく理解した上で回答するようにしましょう。
【回答例】面接で5年後の自分を適切に伝えるには
最後に、面接で5年後の自分を伝える際の回答例を紹介します。
本記事では3つの業界を取り上げ、各業界の回答例を掲載しています。
また、「自分が志望している業界の回答例がない!」という就活生もいると思いますが、話す際の構成や言葉遣いなど参考になる点はあるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
- 5年後の自分の回答例:(1)メーカー
- 5年後の自分の回答例:(2)証券業界
- 5年後の自分の回答例:(3)IT・通信業界
5年後の自分の回答例:(1)メーカー
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5年後の自分の回答例:(2)証券業界
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5年後の自分の回答例:(3)IT・通信業界
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【面接時の深堀り対策】5年後の自分に関する頻出質問一覧
面接で5年後の自分を伝える際のポイント・エピソード別の回答例などを紹介してきましたので、最後に5年後の自分に関する頻出質問をご紹介します。
面接では「5年後はどうなっていたいですか?」といった聞かれ方がオーソドックスですが、必ずしもそのまま聞かれるとは限りません。
また、5年後の自分について話した後に面接官から深堀りをされる可能性も充分に考えられます。
回答に対しての深堀り、または観点の異なる聞かれ方をされた際にも対応できるよう、以下で5年後の自分に関する頻出質問を掲載します。面接対策にお役立てください。
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まとめ
本記事では「面接×5年後の自分」にフォーカスし、面接で5年後の自分を伝える際のポイント・回答例・深堀り質問一覧などを紹介してきました。
企業が面接で5年後の自分について聞く理由
・企業に対する理解度と志望度を把握するため
・キャリアプランを明確に描くことができているかを知るため
面接で5年後の自分を伝える際のポイント
・5年後の自分(将来像)を面接の冒頭で述べる
・理由や根拠を具体的に示す
・実現に向けた計画も伝える
5年後の自分(将来像)は業界/企業/個々人の目指すべき姿によっても異なりますが、"自分自身と企業のことを適切に理解し、それぞれを紐づけること"が重要となります。
本記事の内容を参考にし、面接対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。
5年後の自分と類似している質問へ回答を確認したい就活生はこちら
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