【一次面接の対策とは?】質問・逆質問例・落ちる就活生の特徴を解説
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最終更新日:2024年09月27日
本記事では一次面接に特化し、一次面接の特徴・対策(頻出質問・逆質問)などを紹介していきます。
一次面接の頻出質問と回答ポイント
続いては、「一次面接の頻出質問と回答ポイント」を紹介していきます。
一次面接は基本的に提出したエントリーシート(ES)をもとに質問をされるため、あまり変わった質問はされません。そのため、頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
- 自己紹介
- 学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問
- 自己PRに関する質問
それでは、質問ごとに具体的に見ていきます。
自己紹介
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学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問
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自己PRに関する質問
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一次面接でするべき逆質問
先ほど頻出質問を紹介しましたが、一次面接では逆質問の時間を設けられる可能性もあります。
大前提、逆質問を考える際には「(1)自身の企業選びの軸に沿って質問をする(2)説明会やHP上では知り得ない情報に関する質問をする」の2点は必須項目ですので、こちらは必ず認識していただければと思います。
一次面接でするべき逆質問の特徴とは
『一次面接の特徴』の際にも述べましたが、一次面接では基本的に「20~30代といった若手の現場社員」が担当する場合が多いです。
そのため、"若手の現場社員への質問として適した内容"を聞く必要があります。経営陣や役員でなければ知り得ないような質問をしても意味がありませんので、正しい質問を正しい人に聞くように心がけましょう。
一次面接でするべき逆質問の具体例とは
『【逆質問例21選】就活の面接ですべき逆質問とは-NG例付-』の記事を参考にすると、一次面接でするべき逆質問は以下の4点に大別されます。
- 仕事内容に関する逆質問
- 組織風土に関する逆質問
- 人的魅力に関する逆質問
- 入社の決め手・面接官の就活生時代に関する逆質問
【面接で使える!仕事内容に関する逆質問例】
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【面接で使える!組織風土に関する逆質問例】
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【面接で使える!人的魅力に関する逆質問例】
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【面接で使える!入社の決め手・面接官の就活生時代に関する逆質問例】
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面接の目的
面接はほとんどの企業の選考フローで用いられていますが、なぜ企業はそもそも面接を課すのでしょうか。
まず大前提、ESや面接といった複数回に渡る選考フローの中で、企業側は"その就活生が企業の利益に貢献できる人物であるかどうか"を判断しています。
それを判断するに際し、企業側はどのような目的を持って面接を行っているのでしょうか。
もちろん業界・企業によって多少の違いはありますが、基本的には以下の2点に大別されると言われています。
- 就活生の能力・志望度の見極め
- 自社の魅力づけ
就活生の能力・志望度の見極めに関しては、文字通り「企業で活躍できる能力があるかどうか・自社への志望度が高いかどうか」になります。
ただ、就活生の能力・志望度を見極めることに関しては、「ES・webテスト・グルディス(GD)」など他の選考フローでも同様です。
では、なぜ企業側が面接という選考フローを課すかというと、ES・webテスト・グルディス(GD)は"面接の前段階で就活生を絞り込むため(=スクリーニング基準)"、面接は"採用する就活生を決めるため(採用基準)"とそれぞれ基準が異なるためです。
分かりやすく言い換えるのであれば、前者は「選考から落とす人を決めるための選考」、後者は「選考を通過させる人を決めるための選考」となります。
これに関しては、面接はES・webテスト・グルディス(GD)の次の選考フェーズ、つまり選考フローの最終段階として用いられることが多いという特徴も起因しているのですが、一般的には上記のような違いがあるとされています。
自社の魅力づけに関しては、簡単に言うと「就活生との対話を通じ、自社への志望度を向上してもらうこと」となります。
「非常に優秀だ!ぜひ採用したい!」と思った就活生に対し、逆質問の時間などを用いて魅力づけをし、"自社への志望度を向上させること"も面接の大きな目的となります。
ただ単に選考の合否を判断するだけでなく、就活生との直接的な対話を通じて自社の魅力づけをすることも面接の大きな目的となります。
厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、応募者の適性や能力とは関係のない事項で採否を決定しないようにするため、家族や生活環境などの応募者本人の適性・能力に関係のない事項や、思想・宗教などの本来自由であるべき事項に関しては面接で把握しないようにすることが求められています。
このような事項は面接で質問されることも十分考えられますが、面接で質問するべきではない事項があるという前提を認識しておきましょう。
【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本
面接の評価基準
企業側が面接を課す意味・目的は理解していただけたと思いますが、その評価基準はどのようなものがあるのでしょうか。
一般的に企業側は"その就活生が企業の利益に貢献できる人物であるかどうか"で選考の合否を判断しています。
企業が求めている人材を知るには
「利益に貢献できる」ということを2つの要素に分解すると、「貢献できる能力があること」と「その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があること」になります。
上記の2つの要素を基に面接の評価基準を考察してみると、以下の3点が面接の評価基準と言えます。
- 自社への志望度が高いか
- 自社の求めるスキル・能力を所持しているか
- 基本的なマナー・言葉遣いを備えているか
自社への志望度が高いか
志望度に関しては、上記で述べた2つの要素の「その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があること」に該当します。
ESにも「志望動機」の項目はありますが、面接ではより詳細な志望動機を問われます。
「なぜその企業を志望しているのか?」という単純な志望動機だけでなく、「●●業界の中でなぜその企業なのか?その企業でどんなことに取り組みたいのか?その企業の志望順位はどの程度なのか?」といった詳細な部分まで面接では問われます。
売り手市場と言われる現代において、一人で複数社の内定を獲得することはもはや当たり前であり、人によっては10社以上の内定を獲得することも珍しくありません。(もちろん、人気企業であれば倍率が低下しているということはなく、むしろ高まっているというデータもあります)
そのような現状において、企業側も内定辞退を低減することに努めており、"より志望度の高い=内定辞退をする可能性の低い就活生を採用する"という傾向が高まっています。
もちろん、「自社の採用基準を満たしている」という前提の上での話にはなりますが、就活生の方は「面接を受けている企業の志望度が高いことをしっかりとアピールする必要がある」と言えるでしょう。
自社の求めるスキル・能力を所持しているか
スキル・能力に関しては、上記で述べた2つの要素の「貢献できる能力があること」に該当します。
総合商社での英語力・証券会社での営業力など、業界・企業によって求められる能力は異なりますが、社会人としての基礎的な能力に関しては全業界・全企業で求められるものになります。
企業側は面接という場で、その社会人としての基礎的な能力を所持しているかを見極めようと考えています。
今回は"経済産業省が定義している社会人基礎力"という資料をもとに、紹介します。(各業界・各社でどのような能力が求められるかは、本記事では割愛させていただきます。)
前に踏み出す力
●主体性
●働きかけ力
●実行力
チームで働く力
●発信力
●傾聴力
●柔軟性
●状況把握力
●規律性
●ストレスコントロール力
考え抜く力
●課題発見力
●計画力
●想像力
【出典】経済産業省:社会人基礎力
社会人基礎力は上記の12の能力要素にセグメントされます。
ただ、12の能力要素の中には面接の場では知り得ない能力もありますし、全業界・全企業共通で全ての能力が求められるという訳でもないため、あくまでも参考程度に確認していただければと思います。
基本的なマナー・言葉遣いを備えているか
マナー・言葉遣いに関しては、上記で述べた2つの要素の「貢献できる能力があること」に該当します。
志望度・能力だけでなく、マナーや言葉遣いといった印象面も面接では見られています。
というのも、面接の場における基本的なマナー・言葉遣いは「社会人としてできて当たり前のもの」であり、就活生の時点で最低限身につけておかなければいけないものであるためです。
面接の場で適切な言葉遣いをできていない人が営業の商談の場で適切な言葉遣いができるとは限りませんし、社会人は社内外問わず様々な人と仕事に取り組む必要があるため、失礼な振る舞いをしないように基本的なマナーを身に着けておくことは必須となります。
読者の皆さんはメラビアンの法則というものをご存知でしょうか。
このメラビアンの法則では、"話し手が聞き手に与える影響は「言語情報・聴覚情報・視覚情報」の3つから構成され、それぞれの情報の影響力は「7%・38%・55%」である"とされています。
面接におけるマナー・言葉遣いというものは「視覚情報」に該当されますので、こういった印象面にも気を配らなければいけないことは理解できるでしょう。
質問への回答方法を準備することももちろん重要ですが、こういった印象面を疎かにしてしまっては本末転倒ですので、「マナー・言葉遣い」にも細心の注意を払うように心掛けましょう。
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一次面接の特徴
ここまで紹介してきた「企業側が面接を課す目的・面接の評価基準」に関しては、一次~最終面接の面接段階問わず、大きな違いはありません。
ただ、一次面接と二次以降の面接(二次面接~最終面接)では「面接における意味合い」が異なります。
端的に言うと、"一次面接は選考を落とす人を決めるための面接・二次以降の面接は選考を通過させる人を決めるための面接"ということです。
一次面接
●選考を落とす人を決めるための面接
→「採用したい!」と面接官が特段思わなくとも、「特に落とす理由がないな・とりあず選考を通過させて内定の判断は次の面接官に委ねるか」と思わせれば、選考通過の可能性は高いと考えられます。
二次以降の面接(二次面接~最終面接)
●選考を通過させる人を決めるための面接
→「特に落とす理由がないな」と面接官に思わせるだけでは選考を通過する可能性は低く、「ぜひ採用したい!スペックなどの採用条件は十分満たしているから、あとは経営陣の判断に任せよう」と思わせることが選考通過の鍵となります。
また、上記の「面接の目的」の項で『面接は採用する就活生を決めるため(採用基準)・選考を通過させる人を決めるための選考』と述べましたが、一次面接は例外の場合が多いです。
例外の理由としては、本記事の冒頭で述べた「本記事は大手企業の一次面接を前提としている」というものに起因しています。
大手企業では、いくら一次面接前に「エントリーシート(ES)・webテスト」で絞り込んでいるとしても、そもそもの応募者数が桁違いに多いため限界があります。それゆえに、一次面接までを「落とす人を決めるための選考」として課しているという訳です。
それではここからは、タイトルにもあるように「一次面接」に特化した内容を紹介します。まずは、一次面接の特徴を以下の5点から説明していきます。
- 面接官の属性
- 集団面接or個人面接
- 面接時間
- 通過率
- 結果(が来る時期)
面接官の属性
一次面接に関しては、"20~30代といった若手の現場社員"が担当することが多いです。
いくらエントリーシート(ES)やwebテストで就活生を絞ったとしても、大手企業であれば一次面接で「何百人~何千人」の就活生を選考する必要があります。
各社、採用担当・経営陣の数に限りはありますので、基本的に一次面接は若手の現場社員が面接官を担当することが多いでしょう。
集団面接or個人面接
一次面接は「面接官1,2人:就活生2~6人」程度の"集団面接"が多いです。理由は「面接官の属性」で紹介したものと同様です。
集団面接と個人面接の違い・集団面接の対策などを確認したい方は、『【集団面接(グループ面接)の対策とは】流れ・マナー・頻出質問等を解説』の記事をご確認ください。
面接時間
一次面接は「30~60分」程度で行われることが多いです。
ただ、一次面接は基本的に集団面接であり、30~60分程度の時間の中で2~6人程度の就活生が面接を行います。そのため、一人あたりにかける時間は"10~20分程度"になるでしょう。
通過率
もちろん企業によって異なりますが、おおよそ"20~30%程度"と言われています。
最も面接する人数が多く、(少し表現は汚くなりますが)最も多くの就活生を落とす必要がある面接であるため、全ての面接段階において「最も通過率の低い面接」が一次面接になります。
unistyleには、各社の内定者や選考通過者が寄稿したES・レポートが多数掲載されています。自身の志望企業の選考内容・選考倍率を確認したい方は、以下からレポートを確認していただければと思います。
結果(が来る時期)
おおよそ"1週間以内"と言われています。
「通過率」の際にも説明しましたが、一次面接は最も面接する人数が多いため、採用担当側も合否を決めるのに時間がかかります。
結果の通達時期に関しては、基本的に「(1)メールに記載されている(2)面接後に口頭で伝えられる」のいずれかだと思いますので、採用担当側から伝えられた期間内は待つのが望ましいでしょう。
また昨今、就活における情報収集の手段として"SNSを活用すること"が一般的となってきました。
unistyleでも様々なSNSツールを活用し、就活生の皆さんへ情報提供を行っていますが、ここ最近特に就活生から好評をいただいているものが"LINEオープンチャット"になります。
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一次面接で落ちる就活生の特徴
続いては「一次面接で落ちる就活生の特徴」を紹介します。
先ほどもお伝えした通り、一次面接は「選考を落とす人を決めるための面接」という意味合いが強いとされています。
一般的に「一次面接で落ちる就活生の特徴」として挙げられるものは、以下の3点です。
- 基礎的なコミュニケーション力が欠けている
- 服装や姿勢など、印象面が悪い
- 基本的なマナーを守れていない
また、一次面接で落ちる就活生の特徴として「志望度が低い」というものを見かける場合がありますが、「大手企業に限れば」そこまで志望度は重視されません。
大前提、スペックなどの採用基準を満たしていなければ内定には繋がりませんし、多くの企業は「採用基準を満たした上で、どの程度志望度があるか?」というものを見極めています。
そのため大手企業に限れば、志望度が重視されるのは「二次面接以降」が一般的でしょう。(もちろん一次面接でも志望動機を質問される可能性はありますし、「志望度は無視していい!」ということを述べている訳ではありません。)
基礎的なコミュニケーション力が欠けている
選考とは言えど、面接は「人と人とのコミュニケーション(会話)」です。
それゆえ、面接での回答以前に基礎的なコミュニケーションが取れていなければ選考通過は難しいでしょう。
「基礎的なコミュニケーション力が欠けている人の特徴」を以下にまとめましたので、下記の特徴に該当していないか確認してみてください。
◆会話のキャッチボールができていない
◆面接官の目を見て話していない
◆原稿を暗記して話している
◆声が小さくて聞こえない
服装や姿勢など、印象面が悪い
上記で紹介した基礎的なコミュニケーション力に加え、「服装や姿勢といった印象面」も面接の評価に大きく影響します。
どんな質問が聞かれるか分からない質問と異なり、服装や姿勢などは準備・意識次第で改善できるものです。以下に取り上げたものを参考にし、「自分は悪い印象を与えている可能性はないか?」をチェックしてみてください。
◆汚れの有無やボタンの留め方など、正しく清潔感のあるスーツの着こなしをしているか?
◆清潔感のある髪型か?
◆就活の場に適したメイクをしているか?
◆猫背ではないか?
◆笑顔で話せてるいるか?
基本的なマナーを守れていない
マナーに関しては「守れて当たり前のもの」です。就活を開始して初めて意識するものかもしれませんが、正しいマナーを理解しておくことは重要です。
以下に基本的なマナーをまとめましたので、こちらも併せて確認していただければと思います。
◆適切な言葉遣いができているか?
◆お辞儀の仕方は正しいのか?
◆適切な挨拶の仕方を理解しているか?
※ただ、「言葉遣いを1回間違えてしまった・お辞儀の角度が少し間違っている」などの理由で選考に落ちるということはありませんので、拡大解釈しないようにしていただければと思います
「一次面接で落ちる就活生の特徴」として取り上げた3点は、就活生以前に社会人として当たり前のものになります。もし自分がいずれかの特徴に該当している場合は、面接に臨む前に改善しておきましょう。
なお、一次面接が思うように突破できず、第三者目線のアドバイスが欲しいという就活生は就職エージェントneoがオススメです。
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まとめ
本記事では、"一次面接の特徴・対策(頻出質問・逆質問)"を紹介してきました。
ひとえに面接と言っても、一次面接と二次以降の面接では様々な違いがあります。そのため、「一次面接は一次面接なりの対策」が必要になります。
一次面接は面接選考の最初に課されるものであり、「いかに落とす理由を作らないか」が重要なポイントとなるはずです。
本記事を参考にし、一次面接の突破、そして志望企業の内定に向けて準備・対策を進めていただければと思います。