面接で「ストレスを感じるとき」を聞かれたら?適切な答え方や回答例を紹介
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最終更新日:2021年10月22日
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面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
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面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載)
「ストレスを感じるのはどんなときですか?」
面接ではこんな質問をされることもあります。
雑談のように聞かれる質問ですが、実は面接では重要な評価項目になっています。
そこで本記事では「ストレスを感じるとき」を聞く理由、面接での伝え方、回答例とNG例などを解説していきます。
- 本記事の構成
- 企業が面接で「ストレスを感じるとき」を聞く理由
- 面接における「ストレスを感じるとき」の答え方
- 面接における「ストレスを感じるとき」の回答例
- 面接における「ストレスを感じるとき」のNG回答例
- まとめ
企業が面接で「ストレスを感じるとき」を聞く理由
企業はなぜ、面接の場で「ストレスを感じるとき」を質問するのでしょうか?
企業側が面接で「ストレスを感じるとき」を聞く理由は主に以下の2点です。
どんなことにストレスを感じるか知るため
面接官は就活生がどんな状況にストレスを感じるか知ることでその人の持つ価値観を知ろうとしています。
例えば、営業系の職種で人とコミュニケーションを取ることでストレスを感じると答えたり、緻密な作業が必要となる職種で長時間集中することと答えたりすると向いていないと判断されてしまう可能性があります。
そのため、業務に近いストレスポイントは伝えるべきではないと言えるでしょう。
この点は本記事の面接における「ストレスを感じるとき」のNG回答例でも説明しているので読んでおきましょう。
ストレス耐性を知るため
『離職理由ランキングを徹底分析!』の記事にもありますが、ストレスが原因で退職をする人は実際に多いようです。そのため、この質問を通して就活生にストレス耐性があるかどうかを見極めています。
加えて、日頃からストレスを上手くコントロールしているかを見るのもこの質問の意図なので、ストレスを感じるときと合わせて「ストレス解消法」も質問されることが多いです。
面接で「ストレス発散(解消)方法」を質問されたら?適切な答え方と回答例を紹介も参考にしながらストレス発散(解消)方法を準備しておきましょう。
面接における「ストレスを感じるとき」の伝え方
「ストレスを感じるとき」を伝える際に、意識することは以下の流れです。これらのポイントを押さえて、面接官に簡潔に伝えましょう。
最初の結論部分では、自分がどのようなときにストレスを感じるかを簡潔に述べます。
次に理由を述べる際は、外部起因のストレス、つまり他人に原因があるという伝え方をするのではなく、あくまで自分に原因があるという回答を心がけましょう。ストレスを感じるときは第三者から与えられることが多いと思いますが、人のせいにすることで悪い印象を与えかねません。
そして、最後に実際にストレスを感じた場面を具体的に伝えましょう。また余裕があれば、ストレスとどう向き合うかについてストレス発散(解消)方法を簡潔に加えると良いでしょう。
基本的に「ストレスを感じるとき」の質問には正解がなく、ストレス自体が自身の精神面に関係すること、つまり個性なので本記事の「ストレスを感じるとき」の回答例や「ストレスを感じるとき」のNG回答例を参考にしながら自分なりの答えを準備してください。
基本的な「面接の質問」への答え方、注意点、評価基準などを知りたい方は「【面接とは】意味や面談との違いから対策・頻出質問・マナーまでを解説|就活」の記事をご覧ください。
面接における「ストレスを感じるとき」の回答例
「ストレスを感じるとき」の回答例を紹介します。いくつか例文を掲載していますので、参考にしていただければと思います。
また、「自分が面接で話そうと思っているタイプの例文がない!」という就活生もいると思いますが、文章構成や言葉遣いなど参考になる点はあると思いますので、ぜひ確認していただければと思います。
「ストレスを感じるとき」の回答例⑴
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「ストレスを感じるとき」の回答例⑵
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面接における「ストレスを感じるとき」のNG回答例
最後に「ストレスを感じるとき」のNG回答例を紹介します。
「ストレスを感じるとき」の回答によっては面接官にネガティブな印象を与えてしまいますので、以下のNG回答例を押さえておきましょう。
業界業種に不利な回答
企業が面接で「ストレスを感じるとき」を聞く理由でも説明しましたが、面接官は「ストレスを感じるとき」を聞くことでその業界業種との適性を見ています。
例えば、研究職を志望している学生が「長時間同じ作業を続けることにストレスを感じる」と回答するのはNGです。なぜなら、研究職の働き方として長時間同じテーマを調査することが多々あるからです。
そのため、業界研究や企業研究をしっかり行って入社後の働き方をイメージしておくと良いでしょう。
ストレスを感じることが多い
「ストレスを感じることが多く病んでいた時期がある」や「精神的に不安定なことが多い」という回答は、「仕事をすぐに辞めてしまうのではないか」という不安要素を面接官に与えてしまうため控えるようにしましょう 。
そもそもストレスを感じない
ストレスを感じる場面を聞かれたのに「そもそもストレスを感じない」というのは現実的でなくNGです。
学生生活や私生活の中で、少なからずストレスは経験してるはずです。
「ストレス発散(解消)方法は?」という質問同様に、ストレスを溜めていること自体はマイナス評価にならないので素直に答えるようにしましょう。
まとめ
本記事では、「ストレスを感じるとき」を聞く理由、面接での伝え方、回答例とNG例などを紹介しました。
面接では、マイナス評価にならないように「そもそもストレスを感じません」と答えてしまいがちですが、かえって逆効果です。
面接官はストレスを感じているかどうかを知りたいのではなく「どのような場面でストレスを感じているのか」「どうやってストレスと向き合っているのか」を聞いています。
面接では「ストレスを感じるとき」を聞く意図を理解して、しっかり答えられるようにしましょう。