【面接対策】大学・学部を選んだ理由の適切な答え方とポイント、回答例を紹介
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記事公開日:2021年6月10日
厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、"大学・学部・学科を選んだ理由 "は採用選考時に配慮すべき事項であり、就職差別につながるおそれがある事例に抵触する可能性があります。しかし、就職活動で 聞かれやすい質問の一つであるため、本記事ではその対策方法等を解説させていただきます。
【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本
企業が面接で「大学・学部を選んだ理由」を聞く意図と志望理由の重要性

企業が面接で「大学・学部を選んだ理由」を聞く意図とは、一体どのようなものなのでしょうか。
企業が面接で聞く意図は、主に以下の3点に集約されます。
価値観や行動指針を確認するため
企業は「大学・学部を選んだ理由」を聞くことで就活生の価値観や、行動指針を知ることができます。
数多存在する大学の中から「なぜその大学を選択したのか」そしてその大学の中で「なぜその学部を選択したのか」について理由を探ることで、その就活生の根底部分の指針が浮かび上がってきます。
これまでの人生を振り返り、「なぜ現在の大学・学部を選択するに至ったのか」、「その背景やその当時の心境」を振り返り、言語化して面接で答えることができるように準備しておきましょう。
目標から逆算して行動できるかを探るため
企業側は、将来の目標からどの程度逆算できる人なのかをこの質問をすることによって見極めています。
高校生時代は、大学時代に自分がやりたいことや学びたいこと、そしてその先の将来やりたいことから逆算して大学を決定すると思います。
現在の就職活動はまさに、このプロセスと同様であり、その再現性をチェックしています。
勉学に対する姿勢を確かめるため
企業は「大学・学部を選んだ理由」を聞くことで、就活生の勉強に対する姿勢を確かめることができます。
例えば、「大学・学部」の選択理由を語る際に、学問への理解度を示しながら語ることができれば、面接官からは「勉強面にもしっかり取り組む姿勢がある子なんだな」と評価を得ることができるでしょう。
反対に「親が勧めたから今の大学を選んだ」や「ネームバリューがあるから進学した」といった理由だと、この勉学に対する姿勢の観点では、マイナス評価を得てしまう可能性があります。
面接で「大学・学部を選んだ理由」に答えられないパターン

理由が「受け身」になっている
高校生の時点では、将来に対する具体的なビジョンが明確出なかったとしても、それは決して悪いことではありません。重要なのは、その選択を主体的な行動として再解釈することです。
むしろ「将来の可能性を狭めないため、幅広い分野を学べる環境を主体的に選んだ」という立派な理由にもなります。
大学と就職先が合致していないパターン
このパターンで答えられない学生の多くは、キャリアの「変化」をネガティブに捉えすぎています。
キャリアの「変化」を失敗ではなく、ポジティブな成長の軌跡として捉え直すことが鍵です。
変化をポジティブな成長ストーリーとして語り、一貫した成長の物語として論理的に説明できるようにしましょう。
理由はあるが伝えられるイメージが沸かないパターン
大学選びに明確な理由があっても伝えられるイメージが沸かないのは、「すべてを伝えよう」として話の核がぶれてしまっている状態です。「すべてを網羅的に話そう」とするのは避け、話の要点を厳選し、簡潔に答えるスキルが必要です。
回答の構造を、「結論(何を学びたかったか)→理由(なぜその環境が最適だったか)→具体例(その結果何を得たか)」の3ステップで論理的に整理し、2分以内で簡潔にまとめきることを意識しましょう。
「なぜその学部・学科を?」という質問に答えられないパターン
「大学を選んだ理由」までは準備していても「なぜその学部・学科でなければならなかったのか」という深掘りへの準備ができていないパターンです。面接官はその大学の数ある学部の中から「なぜその専門分野を深掘りする必要があったのか」という、学習意欲の源泉と目的意識を図っています。
その学部・学科でなければならない固有の理由を整理しておくようにしましょう。
面接での「大学・学部を選んだ理由」の答え方のポイント

続いて面接での「大学・学部を選んだ理由」の答え方、そして回答する際のポイントについて解説します。
この点は最も意識していただきたいポイントです。
理由は主に2点あります。第一に、面接は人間性をアピールする場であり、面接では誠実でいることが重要だからです。
第二に、面接では様々な角度から質問されるため、嘘をつくとどこかで矛盾が生じてしまう可能性が高いからです。
ですので、「大学・学部を選んだ理由」がネガティブだったとしても、正直に答えるようにしましょう。
そしてネガティブな理由しか考えつかない場合は、大学でどのようなことに興味を持ち、どのような価値観の変化があったのかを語るように意識しましょう。
インターネットで拾った理由をそのまま話したとしても、他の角度から質問されることで、それが後付けしたものだとすぐに面接官側に伝わってしまいます。
論理性の破綻はもちろん、自分の言葉で話さなければ大事なあなたの個性が失われてしまうことになりますので、自分の言葉で語ることを忘れないようにしてください。
「大学・学部・学科」を選択した理由が思いつかない方へ

最後に、「大学・学部・学科を選んだ理由」がどうしても思いつかない方に向けて、2つ方法を紹介します。
他の大学・学部・学科と比較してみる
「大学・学部・学科を選んだ理由」を洗い出すための一つの方法として、「他の大学・学部・学科と比較してみる」という方法があります。
「他の大学・学部・学科には無く、自分が所属するところにはある」ということは、つまり、自分の「大学・学部・学科」を選択しなければならない妥当な理由になります。
家からの距離といった指標だけではなく、「授業・ゼミ・研究室」、「部活・サークル」などの指標を中心に洗い出してみることを推奨します。
最も記憶に残っている授業を洗い出してみる
最も記憶に残っている授業を洗い出すことで、自分が大切にしている価値観や、上述した他の大学・学部・学科にはない特色が見えてくる可能性があります。
過去の経験と照らし合わせて、なぜその授業が最も記憶に残っているのかを自己分析をしましょう。
自己分析の方法については、unistyleで多数解説されていますので、ぜひ下記の記事をご覧いただければと思います。
面接での「大学・学部を選んだ理由」の回答方法

「大学・学部を選んだ理由」の答え方
面接で「大学・学部を選んだ理由」を答える際は、以下のステップを意識してみてください。

まず初めに、自分が「大学・学部を選んだ理由」を端的に述べます。
次に上記の理由を補完する具体的なエピソードを語ります。ここでは「大学に入学する前、なぜ進学しようと考えたのか」や、「どのようなことを学び、何を得て成長したのか」などを語ることができるといいでしょう。
面接官に最も理解され、評価される回答は、結論から始まり、背景のエピソード、具体的な学び、そして入社後の貢献までが一連の流れで語られているものです。
STEP1.結論
なぜこの大学・学部を選んだのかという理由を端的にまとめて話す。
例:「私は、社会課題である〇〇の解決に貢献するため、その基礎となる技術と幅広い視野を得られる△△大学〇〇学部を選択いたしました。」
STEP2.理由
なぜ他の大学・学部ではなくココでなければならなかったのかという具体的なエピソードを話す。
例:「高校時代にボランティア活動を通じて、〇〇という社会の構造的な問題に直面しました。この問題を解決するには、単なる表面的な知識ではなく、〇〇の分野における専門的な知見と、それを応用する力が不可欠だと痛感し、〇〇大学の門を叩きました。」
STEP3.大学で学んだこと
大学生活で具体的にどのような目的を持って取り組み、結果として何を得たのかを説明し、学習への意欲や行動力を示す。
例:「〇〇ゼミで3年間、マーケティングにおける消費者行動の分析手法を深掘りしました。特に、データ解析を通じて「なぜ人々が特定の商品を選ぶのか」という本質的な問いを追求したことで、複雑な事象を構造的に捉え、仮説を立てて検証する論理的な問題解決能力を身につけることができました。」
STEP4.入社後にどう活かすのか
過去の学びを未来に結びつけ、入社後の活躍イメージとアピールする。このステップが最も重要です。
例:「大学で培った〇〇なデータ分析力は、貴社の△△部門における市場調査の精度向上に直結すると確信しています。入社後は、この能力を活かして、顧客ニーズを深く掘り下げ、事業の成長を牽引する施策立案に貢献したいと考えております。」
「大学・学部を選んだ理由」を聞かれた際の回答例6選

続いて、面接で「大学・学部を選んだ理由」を聞かれた際の回答例を6つ掲載します。
価値観の変化及び、学部別に回答例を記載したので、自分に当てはめて参考にしていただければと思います。
回答例(1)価値基準が明確で大学や学部を選択した場合
(1)選択理由(結論)私が○○大学の経営学部を選択した理由は、社会人になるにあたり、経営の根幹部分である「人・モノ・金」についての理解を深めたいと考えたからです。そして、特にゼミ活動が盛んな○○大学...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
回答例(2)大学の授業をきっかけに価値観が変化した場合
(1)選択理由(結論)私が○○大学の法学部を選択した理由は、将来法律関係の仕事に就きたく、数ある大学の中でも司法試験の合格率が高かったからです。
(2)エピソード
私は、弁護士になることを見越して法...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
回答例(3)大学の専攻とは異なる方向に価値観が変化した場合
(1)選択理由(結論)私が○○大学の英文学部を選択した理由は、得意だった英語の理解を更に深めたかったからです。そして、カリキュラムの中に留学プログラムが組み込まれている○○大学を選択しました。
(2...
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
回答例(4)経済学部の就活生の場合
(1)選択理由(結論)私が○○大学の経済学部を選択した理由は、お金やモノの関係性について体系的に学びたかったからです。正直申し上げますと、この○○大学を選択した明確な理由はありません。
(2)エピソ...
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
回答例(5)社会学部の就活生の場合
(1)選択理由(結論)私が○○大学の社会学部を選択した理由は、特に学びたい学問がなく、自分の可能性を狭めたくなかったからです。
(2)エピソード
私は高校時代、部活動一色の生活だったため、将来やりた...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
回答例(6)理工学部の就活生の場合
(1)選択理由(結論)私が○○大学の理工学部の情報工学科を選択した理由は、将来ITエンジニアとして活躍したいという思いがあり、特にAI関連技術分野で実績を残されている○○教授のもとで学びたかったから...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
「大学・学部・学科」を選択したポジティブな理由が思いつかない方へ

最後に、「大学・学部・学科を選んだ理由」がどうしても思いつかない方に向けて、3つ方法を紹介します。
- 他の大学・学部・学科と比較してみる
- 最も記憶に残っている授業を洗い出してみる
他の大学・学部・学科と比較してみる
「大学・学部・学科を選んだ理由」を洗い出すための一つの方法として、「他の大学・学部・学科と比較してみる」という方法があります。
「他の大学・学部・学科には無く、自分が所属するところにはある」ということは、つまり、自分の「大学・学部・学科」を選択しなければならない妥当な理由になります。
家からの距離といった指標だけではなく、「授業・ゼミ・研究室」、「部活・サークル」などの指標を中心に洗い出してみることを推奨します。
最も記憶に残っている授業を洗い出してみる
最も記憶に残っている授業を洗い出すことで、自分が大切にしている価値観や、上述した他の大学・学部・学科にはない特色が見えてくる可能性があります。
過去の経験と照らし合わせて、なぜその授業が最も記憶に残っているのかを自己分析をしましょう。
自己分析の方法については、unistyleで多数解説されていますので、ぜひ下記の記事をご覧いただければと思います。
終わりに

いかがでしたでしょうか。
本記事では、「大学・学部・学科を選んだ理由は?」という質問での回答ポイント、面接での伝え方、回答例などを紹介しました。
面接で「大学・学部・学科を選んだ理由」について聞くことの本質を理解して、しっかりその理由を答えられるようにしましょう。
以下では、本記事のunistyle関連記事をまとめましたので、気になった記事をぜひご覧ください。
面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)
面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)
面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)
面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)
面接の練習(練習方法・ポイント)
面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載)






