【面接とは】意味や面談との違いから対策・頻出質問・マナーまでを解説|就活

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最終更新日:2025年05月27日

【面接とは】意味や面談との違いから対策・頻出質問・マナーまでを解説|就活

面接の頻出質問と回答例

面接の頻出質問と回答例

まず初めに、「面接の頻出質問・回答例・回答ポイント」を紹介していきたいと思います。

面接の頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。

  • 志望動機に関する質問
    例)志望動機を教えて下さい/業界内でも当社の理由を教えて下さい
  • 自己PRに関する質問
    例)あなたの強みとそれを表す具体的なエピソードを教えて下さい/あなたの強みを社会・企業でどのように活かせるのか教えて下さい
  • ガクチカに関する質問
    例)学生時代最も頑張ったこと(力を入れたこと)を教えて下さい/取り組みにおける最大の困難について教えて下さい
  • 長所・強みに関する質問
    例)あなたの長所は何ですか?/その強みを活かしたエピソードを教えて下さい
  • 短所・弱みに関する質問
    例)あなたの短所は何ですか?/その弱みをどのように改善しようと努めましたか?
  • 挫折経験に関する質問
    例)これまでの人生の中で最も大きな挫折は何ですか?/その挫折をどのように乗り越えましたか?
  • 趣味に関する質問
    例)あなたの趣味は何ですか?/趣味の具体的な内容を教えて下さい
  • 特技に関する質問
    例)あなたの特技は何ですか?/その特技を通じて何か成果を上げた経験はありますか?
  • 最近気になるニュースに関する質問
    例)あなたが最近で一番気になっているニュースは何ですか?/そのニュースに対してあなたなりの意見・考えを教えて下さい
  • 尊敬する人に関する質問
    例)あなたの最も尊敬する人とその理由を教えて下さい/尊敬するようになったきっかけは何かありますか?
  • 最後に一言に関する質問
    例)最後に何か伝えておきたいことはありますか?/これまでの面接の中で伝え忘れたことがあれば話して下さい

各質問に対する回答例・回答ポイントは『【頻出質問94例】就活面接の頻出質問集と回答例・回答ポイントも紹介』の記事をご覧ください。

面接とは

就活の面接とは

就活生の皆さんであれば既にご存知のことだとは思いますが、面接とは「人と人とが直接会い対話をすることで、人柄や能力を判断する場」です。

就活では「インターン・本選考の選考フローの一つ」として用いられ、一次・二次・最終…と各選考フェーズによって「就活生と面接官の人数・質問内容」などを変えて課される場合が多いです。

つまり、志望企業の内定を獲得したい就活生の皆さんにとって、避けては通ることができないものが「面接」になります。

面接を課す企業側の意味・目的とは

面接の意味・目的

面接はほとんどの企業の選考フローで用いられていると紹介しましたが、なぜ企業は面接を課すのでしょうか。

まず大前提、ESや面接といった複数回に渡る選考フローの中で、企業側は"その就活生が企業の利益に貢献できる人物であるかどうか"を判断しています。

それを判断するに際し、企業側はどのような目的を持って面接を行っているのでしょうか。

もちろん業界・企業によって多少の違いはありますが、基本的には以下の2点に大別されると言われています。

  • 就活生の能力・志望度の見極め
  • 自社の魅力づけ

就活生の能力・志望度の見極めに関しては、文字通り「企業で活躍できる能力があるかどうか・自社への志望度が高いかどうか」になります。

ただ、就活生の能力・志望度を見極めることに関しては、「ES・webテスト・グルディス(GD)」など他の選考フローでも同様です。

では、なぜ企業側が面接という選考フローを課すかというと、ES・webテスト・グルディス(GD)は"面接の前段階で就活生を絞り込むため(=スクリーニング基準)"、面接は"採用する就活生を決めるため(採用基準)"とそれぞれ基準が異なるためです。

分かりやすく言い換えるのであれば、前者は「選考から落とす人を決めるための選考」、後者は「選考を通過させる人を決めるための選考」となります。

これに関しては、面接はES・webテスト・グルディス(GD)の次の選考フェーズ、つまり選考フローの最終段階として用いられることが多いという特徴も起因しているのですが、一般的には上記のような違いがあるとされています。

自社の魅力づけに関しては、簡単に言うと「就活生との対話を通じ、自社への志望度を向上してもらうこと」となります。

「非常に優秀だ!ぜひ採用したい!」と思った就活生に対し、逆質問の時間などを用いて魅力づけをし、"自社への志望度を向上させること"も面接の大きな目的となります。

ただ単に選考の合否を判断するだけでなく、就活生との直接的な対話を通じて自社の魅力づけをすることも面接の大きな目的となります。

面接の評価基準とは

面接の評価基準

企業側が面接を課す意味・目的は理解していただけたと思いますが、その評価基準はどのようなものがあるのでしょうか。

一般的に企業側は"その就活生が企業の利益に貢献できる人物であるかどうか"で選考の合否を判断しています。

「利益に貢献できる」ということを2つの要素に分解すると、「貢献できる能力があること」と「その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があること」になります。
上記の2つの要素を基に面接の評価基準...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

質問への回答方法を準備することももちろん重要ですが、こういった印象面を疎かにしてしまっては本末転倒ですので、「マナー・言葉遣い」にも細心の注意を払うように心掛けましょう。

注意点

厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、応募者の適性や能力とは関係のない事項で採否を決定しないようにするため、家族や生活環境などの応募者本人の適性・能力に関係のない事項や、思想・宗教などの本来自由であるべき事項に関しては面接で把握しないようにすることが求められています。
このような事項は面接で質問されることも十分考えられますが、面接で質問するべきではない事項があるという前提を認識しておきましょう。

 

【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本

面接と面談の違いとは

面接と面談の違い

ここまで面接に関していくつかの観点から解説してきましたが、面接と類似しているものに面談があります。

面接と面談は混合されることも多いですが、最も大きな違いは"選考の合否判断をするか否か"に集約されると言えます。

より具体的に説明すると、面接は「合否を判断する目的で課される選考フロー」であり、面談は「採用に影響する場合もあるが、直接に合否を判断するものではない」という特徴があります。

ただ、企業側の視点から見てみると、"名目は異なれど、面接も面談もその実態は同じである"という現状があります。(もちろん、面接と面談を明確に区別している企業も存在します)

というのも、「実質は面接であるが、就活解禁前に選考と銘打つことができないがゆえに面談という文言を用いている」、「リクルーター面談と言いながら、次の選考フローに呼ぶ就活生を判断している」という実情が横行しているためです。

【関連記事】
リクルーターとは?役割や導入企業、面談時に気をつけるべきポイントを解説
→面談という名目で最も多く用いられるものが「リクルーター面談」になります。リクルーターという制度をあまり理解していない就活生は記事を確認してみてください。

そのため、就活生の方は「面談だから気楽に臨もう」と思わず、「もしかしたら評価されているかもしれない」という意識を持った上で面談に臨むのが良いでしょう。

面接の流れとは

面接の流れ

面接と面談の違いを紹介したところで、続いては面接の一般的な流れについて説明していきます。

全ての面接が同様の流れで進行する訳ではありませんが、個人面接・集団面接問わず、基本的には以下のような流れで実施されます。

面接の一般的な流れ

1.入室
 ⇩

2.自己紹介
 ⇩

3.面接官からの質問
 ⇩

4.逆質問
 ⇩

5.退室

上記の流れに沿い、30分~1時間程度で実施されることが多いでしょう。

面接ごとの違い・種類

面接ごとの違い・種類

続いては「面接ごとの違い・種類」に関して紹介していきます。

今回は面接ごとの違い・種類に関し、以下の3点から説明していきます。

  • 個人面接と集団面接(グループ面接)の違い
  • 一次面接・二次面接・最終面接の違い
  • 特殊な面接の種類

個人面接と集団面接(グループ面接)の違い

今回は集団面接(グループ面接)の特徴をもとに、個人面接と集団面接(グループ面接)の違いを解説していきます。

集団面接(グループ面接)の特徴は以下の4点に大別されます。
集団面接の特徴
◆合格者を決める面接というより、不合格者を選ぶ面接という意味合いが強い
◆一人あたりの話す時間(面接時間)が短い
◆同グルー...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

面接でするべき逆質問

面接の逆質問

面接の頻出質問を確認していただいたと思いますので、続いては逆質問に関して説明していきます。

逆質問を考える際のポイントは以下の通りです。

  • 自身の企業選びの軸に沿って質問をする
  • 説明会やHP上では知り得ない情報に関する質問をする
  • 正しい質問を、正しい人に、正しいタイミングで質問する

回答ポイント等を確認したい方は『【逆質問例56選】就活の面接ですべき逆質問とは-NG例付-』の記事をご覧ください。記事には「逆質問例」も多数掲載されています(以下の通り)。

逆質問例
(1)御社のHPを拝見したところ、今後は◯◯の領域に注力していくという印象を受けたのですが、実際にそういった事例などはありますでしょうか?
(2)御社のVISIONは◯◯だと伺ったのですが、...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

面接のマナー

面接のマナー

続いては面接の基本的なマナーを紹介していきます。

面接のマナーと一概に言っても、マナーの種類は様々なものがあります。今回はその種類を以下の4つに分類し、それぞれのポイントを紹介します。

  • 入退室など面接の一連の流れにおけるマナー
  • 身だしなみに関するマナー
  • 電話に関するマナー
  • メールに関するマナー

入退室など面接の一連の流れにおけるマナー

面接の一連の流れにおけるマナーに関しては、以下のようなものがあります。
面接の一連の流れにおけるマナー
◆受付に向かう前にコートを脱ぎ、携帯電話(スマートフォン)の電源を切っておく
◆面接会場に書類を...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

面接の対策(練習・準備)としてやっておくべきこと

面接の対策(練習・準備)

最後に、面接の対策としてやっておくべきことを「練習・準備」の観点から紹介していきます。

面接の練習

一般的な面接練習の方法としては、以下の9つの方法があります。

  • 質問への回答を書き出して深堀りしていく
  • 面接の受け答えを録画・録音する
  • 志望企業以外の選考(面接)に参加する
  • 面接の受け答えを友達や家族に聞いてもらう
  • 面接の受け答えを社会人やOB・OGに聞いてもらう
  • 友達(就活生)の面接官役をする
  • キャリアセンターを活用して模擬面接をする
  • 就活イベントに参加して模擬面接をする
  • 就活エージェントを利用して模擬面接をする

とは言え、闇雲に上記の方法を試してみたとしても効果的な練習をすることはできないでしょう。各方法によって「メリット・得られるもの」が異なるため、自身の目的に応じて練習方法を使い分ける必要があります。

各練習方法の詳細に関しては『【就活】面接練習は何をするべき?練習方法14選と対策すべき質問を解説』の記事で詳細に解説していますので、こちらの記事をご確認ください。

面接の準備

面接の準備とひとえに言っても、その種類は「面接合格(選考通過)に向けた準備・面接当日に向けた準備」に大別することができます。

以下、2種類の準備をそれぞれ細かく説明したものになります。

面接の準備

面接合格(選考通過)に向けた準備
(1)自己分析を行う

(2)業界研究・企業研究をする

(3)頻出質問を理解する

(4)面接練習に取り組む

 

面接当日に向けた準備

(1)前日までに持ち物を用意する
(2)面接会場までの行き方を確認する
(3)前日と当日の過ごし方に気をつける

上記で紹介した準備の詳細は『【就活】面接の準備は何をするべき?準備不足で後悔しない当日を迎えるための準備とは』の記事で解説しています。「具体的にどんな準備をすればいいの?」という不安・疑問のある就活生は記事を確認してみてください。

まとめ

面接のまとめ

本記事では「面接とは?」というテーマに沿い、"面接の評価基準や面談との違い、頻出質問やマナー"などを紹介してきました。

面接は就職活動において避けては通ることができないものであるため、正しく理解し、事前に準備・対策を進めておく必要があります。

本記事を参考にし、志望企業の面接選考突破に努めていただければと思います。

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