【就活の面接マナー対策完全版】服装・持ち物・入退室・メール・電話など
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最終更新日:2024年10月04日
面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)
面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)
面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)
面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)
面接の練習(練習方法・ポイント)
面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載)
本記事では就活生に向けて"服装、持ち物、髪型・髪色・メイク、訪問・受付・控室・入室・着席・退室、メール、電話"に分類し、各マナーを詳細に解説しています。
面接マナーの分類
ひとえに面接マナーと言っても、その種類は様々です。本記事では、その面接マナーを5つに分類してそれぞれ解説していきます。
各マナーとも面接前に必ず知っておくべきものですので、知らない方は必ず理解しておきましょう。
- 面接マナー(1):服装
- 面接マナー(2):持ち物
- 面接マナー(3):髪型・髪色・メイク
- 面接マナー(4):訪問・受付・控室・入室・着席・退室
- 面接マナー(5):メール
- 面接マナー(6):電話
それでは上記のマナーを順番に解説していきます。
厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、応募者の適性や能力とは関係のない事項で採否を決定しないようにするため、家族や生活環境などの応募者本人の適性・能力に関係のない事項や、思想・宗教などの本来自由であるべき事項に関しては面接で把握しないようにすることが求められています。
このような事項は面接で質問されることも十分考えられますが、面接で質問するべきではない事項があるという前提を認識しておきましょう。
【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本
面接マナー(1):服装
面接の服装といっても、スーツやネクタイなど様々な要素が含まれています。
その中でも特にマナーや印象に影響を与えると言われているのが、以下の4点になります。
- スーツ
- コート
- ネクタイ
- 靴
スーツ
【スーツの色】
男女共通で「黒色」が無難とされています。
【スーツのサイズ】
自身の体格に合ったものを選択しましょう。
【スーツの所持数】
最低でも2着以上所持しておくのが望ましいとされています。
【スーツの清潔さ】
定期的にクリーニングをし、清潔感を保つようにしましょう。
コート
【コートの種類】
男女ともに「ステンカラーコートやトレンチコート」が無難とされています。
【コートの色(男性)】
黒・紺・グレーといった暗めのカラーが望ましいでしょう。
【コートの色(女性)】
黒・紺・グレーといったカラーでも問題ありませんが、「ベージュ」を選択する方が多いです。
ネクタイ
【ネクタイの色】
「あまり派手すぎず、比較的おとなしめの色」を選択するのが望ましいでしょう。
【ネクタイの柄】
「ドット柄・チェック柄・ストライプ柄」といった柄が一般的だと言われています。
靴
【靴の色】
男女共通で「黒色」が無難とされています。
【靴の種類(男性)】
就活用、もしくはビジネス用の革靴が一般的だと言われています。
【靴の種類(女性)】
「ヒールのパンプス」が定番です。
【靴の所持数】
できれば2足以上所持しておくのが望ましいとされています。
【靴の清潔さ】
定期的に靴を磨き、清潔さを保っておくことは非常に重要です。
上記で紹介した服装に関するマナー(スーツ・コート・ネクタイ・靴)に関しては、『【就活】面接時の適切な服装・持ち物・髪型・メイクとは?9つの観点で解説』の記事で詳しく解説しています。
より詳細な内容を知りたい方は、上記の記事をご覧ください。
面接マナー(2):持ち物
面接の持ち物の中でも、特にマナーや印象に影響を与えると言われているのが、以下の2点になります。
- カバン
- 腕時計
カバン
【カバンの色】
男女ともに「黒色」が望ましいでしょう。
【カバンの大きさ(サイズ)】
「A4サイズの書類が入るもの」を選択しましょう。
【カバンの種類】
「自立する(支えがなくても立つ)カバン」を選択しましょう。
腕時計
【腕時計の種類】
「デジタル時計よりもアナログ時計が好ましい」と言われています。
【腕時計の色・デザイン】
装飾が多すぎたりデザインが華美すぎなければ、そこまで指定はありません。
上記で紹介した持ち物に関するマナー(カバン・腕時計)に関しては、『【就活】面接時の適切な服装・持ち物・髪型・メイクとは?9つの観点で解説』の記事で詳しく解説しています。
より詳細な内容を知りたい方は、上記の記事をご覧ください。
面接マナー(3):髪型・髪色・メイク
面接のマナーでは髪型と髪色、女性であればメイクも重要なポイントとなります。
ここでは、「髪型と髪色(男性)」、「髪型・髪色(女性)」、「メイク」の3つのポイントに分けてそれぞれ解説していきます。
髪型と髪色(男性)
【適切な髪型】
「短髪、もしくは襟足が肩にかからない・サイドが耳にかからない程度の長さ」が良いでしょう。
【適切な髪色】
基本的に「黒が望ましい」とされています。
髪型・髪色(女性)
【適切な髪型】
「眉毛を出す・耳を出す」のが望ましいとされています。
「お辞儀をした際に崩れない髪型」にすることが重要です。
【適切な髪色】
「地毛に近い自然な髪色」が望ましいでしょう。
メイク
おしゃれを意識してするのではなく、「社会人・就活生として適切なメイク」を心掛けましょう。ただ、自身が表現したい印象、商社・金融・エアラインなどの職種によってもそれぞれで適当なメイクは異なります。
上記で紹介した髪型・髪色・メイクのマナーに関しては、『【就活】面接時の適切な服装・持ち物・髪型・メイクとは?9つの観点で解説』の記事で詳しく解説しています。
より詳細な内容を知りたい方は、上記の記事をご覧ください。
面接マナー(4):訪問・受付・控室・入室・着席・退室
服装や持ち物といった身だしなみに関するマナーを紹介しましたので、続いては実際の面接の流れに沿ってマナーを紹介していきます。
全ての面接が同様の流れで進行する訳ではありませんが、個人面接・集団面接問わず、基本的には以下のような流れで面接は進みます。
1.訪問
⇩
2.受付・控室
⇩
3.入室・着席
⇩
4.面接(自己紹介・面接官からの質問・逆質問)
⇩
5.退室
それでは、各ポイントに沿ってマナーを確認していきます。
1.訪問
訪問時のマナーにおけるポイントは以下の5点です。
- 身だしなみを必ずチェックする
- 遅刻は絶対にしない
- 余裕を持って会場に到着する
- 受付に向かう前にコートを脱ぎ、携帯電話(スマートフォン)の電源を切っておく
- できるだけタバコや香水の匂いをさせないようにする
2.受付・控室
受付におけるマナーのポイントは以下の通りです。
- 面接を受けに来た旨・氏名をしっかりと伝える
- 履歴書・予約票などを渡す際は必ず両手で渡す
- 書類を持ち込む際は、クリアファイルなどに挟んだ上でカバンに入れる
控室におけるマナーのポイントは以下の通りです。
- スマホをいじらない
- 他の就活生とおしゃべりをしない
3.入室・着席
入室・着席時のマナーにおけるポイントは以下の3点です。
- ドアをノックする回数は3回
- 面接官から返事が返ってきてから入室し、丁寧にドアを閉める
- 椅子の横まで向かい、面接官からの合図を待ってから着席する
4.面接(自己紹介・面接官からの質問・逆質問)
面接時におけるマナーのポイントは以下の通りです。
- 座り方は男女で異なる
【男性】
・足は肩幅くらいに開く
・膝とつま先は前に向ける
・手は軽く握り、太ももの上に置く
【女性】
・膝とかかとをしっかりと揃える
・手は太ももの上で重ねて置く - 正しい言葉遣いを心掛ける
・尊敬語、謙譲語、丁寧語を理解する
・「なるほどです/了解しました」はNG表現
5.退室
退室時のマナーにおけるポイントは以下の3点です。
- 面接が終了した後は椅子に座った状態でお礼を述べ、軽くお辞儀をする
- 椅子から立ち上がり、お礼を述べた後でお辞儀をする
- ドアまで進んだ後で面接官の方に向き直し、お礼を述べた後でお辞儀をする
- 退室する際は音を立てずに静かにドアを閉め、退室後にすぐに私語をしない
ここまで紹介してきた「訪問・受付・控室・入室・着席・退室時のマナー」の詳細は、『【就活面接の受付・入室・退室マナーとは】流れに沿ってポイントを解説』の記事で詳細に解説しています。
こちらの記事も併せてご覧ください。
面接マナー(5):メール
服装・持ち物や入退室マナーなど、ここまでは「面接本番に関するマナー」を紹介してきました。
ただ、面接のマナーは面接本番に関するものだけでなく、「面接の連絡手段に関するマナー」も含まれます。
そこでここからは、連絡手段に関するマナーとして"メール・電話"のマナーを紹介します。
まずはメールのマナーになります。
面接に関するメールの基本マナー
面接に関するメールは、社会人としてのビジネスマナーに基づいて作成します。メールの基本マナーとしては、以下の5つのポイントが挙げられます。
- 件名と文面の冒頭で「誰からのメールなのか」を伝える
- 相手の会社名・部署名などは略さずに正式名称で記載する
- 改行マナーを守る
- 署名を忘れずに記載する
- 誤字脱字には細心の注意を払い、見直しを必ず行ってから送信する
上記5点は最低限守るべきメールマナーになりますので、必ず理解しておきましょう。
面接に関するメールを送るシチュエーション
面接に関するメールといっても、そのシチュエーションは様々です。
メールを送るシチュエーションは、基本的に以下の5つに分類することができます。
(1)面接の日程調整
(2)面接の日程変更
(3)面接のメール返信
(4)面接のお礼
(5)面接の辞退
メールの基本マナーの詳細、各シチュエーションの例文とポイントは『【面接のメールマナーと例文】日程調整・日程変更・返信・お礼・辞退ごとに解説』の記事で詳しく解説しています。
より詳細な内容を知りたい方は、上記の記事をご覧ください。
面接マナー(6):電話
先ほどはメールのマナーを紹介しましたので、続いては電話のマナーを紹介します。
面接に関する電話の基本マナー
就活関連で電話を掛ける際は、社会人としてのビジネスマナーに基づいて作成します。電話の基本マナーとしては、以下の6つのポイントが挙げられます。
- 電話の冒頭で「誰からの電話なのか」を確実に伝える
- 就活生側から電話を掛ける際は時間帯に気をつける
- 騒がしい場所を避け、できるだけ静かな場所で電話を掛けるようにする
- 必ずメモを取りながら電話をする
- 重要な内容は復唱し、誤認識がないように確認する
- 相手が電話を切ったことを確認してから電話を切る
上記6点は最低限守るべき電話マナーになりますので、必ず理解しておきましょう。
面接に関する電話を掛けるシチュエーション
面接に関する電話といっても、そのシチュエーションは様々です。
電話を掛けるシチュエーションは、基本的に以下の5つに分類することができます。
(1)面接の日程調整
(2)面接の日程変更
(3)面接の緊急連絡(遅刻・欠席)
(4)面接の辞退
(5)面接の折り返し
電話の基本マナーの詳細、各シチュエーションの具体例とポイントは『【面接の電話マナーと具体例】日程調整・日程変更・遅刻・欠席・辞退・折り返し』の記事で詳しく解説しています。
より詳細な内容を知りたい方は、上記の記事をご覧ください。
まとめ
本記事では、面接を受けるにあたり必要な「就活マナー」を包括的に解説しました。
「服装、持ち物、髪型・髪色・メイク、訪問・受付・控室・入室・着席・退室メール、電話」の5つに分類して紹介しましたが、いずれも重要なマナーになります。
各マナーを正しく理解し、実際のアウトプットに繋げていただければと思います。
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