【就活の面接対策】頻出質問例から練習・準備方法までを解説
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最終更新日:2025年05月16日
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面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)
面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)
面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)
面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)
面接の練習(練習方法・ポイント)
面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載)
-
- 本記事の構成
- フェーズごとの面接対策
・一次面接
・二次面接
・最終面接 - 面接の流れ
- 面接の頻出質問と回答例
・自己紹介
・志望動機に関する質問
・学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
・自己PR
・逆質問
・入社後のキャリアプラン
・他社の選考状況
・最近気になるニュース - 面接の質問への答え方のポイント
・結論から話すこと
・簡潔に話す
・表情も意識する - 面接に向けた準備をする
・(1)自己分析を振り返る
・(2)業界研究・企業研究をする
・(3)頻出質問を理解する
・(4)面接のマナーを学ぶ
・(5)面接練習に取り組む
・(6)面接前日に確認しておきたいこと - 特殊な面接ごとの対策方法
・WEB面接(スカイプ面接)
・ケース面接
・圧迫面接 - まとめ
この記事の監修者
秋田拓也さん
国家資格キャリアコンサルタント
To Be Myself所属
自分と向き合っていれば自分のやりたいことは必ず見つかるはず。就職しないといけないから就活するのではなく、自分らしく働くために就活をして欲しい。自分の人生を自分で選択できるのが就活の楽しさです。プロフィール詳細はこちら
フェーズごとの面接対策
ひとえに面接と言っても、フェーズごとにいくつかの違いがあります。
面接を大まかに分類すると、「一次面接・二次面接・最終面接」の3つのフェーズに分けることができます。(もちろん企業によって面接の回数は異なりますので、あくまでも目安としてご確認ください)
本記事では、一次面接・二次面接・最終面接の違いを以下の6つのポイントから解説します。
- 面接官の属性
- 集団面接or個人面接
- 面接時間
- 通過率
- 結果(が来る時期)
- 落ちる就活生の特徴
面接官の属性
一次面接
「20~30代といった若手の現場社員」が担当することが多いです。
二次面接
「30~40代くらいの現場の中堅社員や管理職」が担当することが多いです。
最終面接
「人事部門の部長や各事業部の責任者、役員」などの比較的役職の高い社員が担当することが多いです。
集団面接or個人面接
一次面接
「面接官1,2人:就活生2~6人」程度の集団面接が多いです。
二次面接
「面接官1,2人:就活生1~3人」程度が一般的であり、集団面接よりも個人面接の方が多いようです。
最終面接
一般的には「面接官1~3人:就活生1人」の個人面接となります。
面接時間
一次面接
30~60分程度の時間の中で2~6人程度の就活生が面接を行うため、一人あたりにかける時間は「10~20分程度」になるでしょう。
二次面接
個人面接であれば「一人あたり20~30分程度」、集団面接であれば「一人あたり20分程度」が一般的となります。
最終面接
「15~45分」程度で行われることが多く、企業・個々人によって面接時間が大きく異なります。
通過率
一次面接
おおよそ「20~30%程度」と言われています。
二次面接
おおよそ「20~30%程度」と言われています。
最終面接
おおよそ「50%程度」と言われています。
結果(が来る時期)
一次面接
おおよそ「1週間以内」と言われています。
二次面接
おおよそ「1週間以内」と言われています。
最終面接
おおよそ「1,2日以内」と言われています。
落ちる就活生の特徴
全ての企業に共通する訳ではありませんが、大まかに言うと以下のような特徴になります。
●基礎的なコミュニケーション力が欠けている
●服装や姿勢など、印象面が悪い
●基本的なマナーを守れていない
●エントリーシート(ES)の内容・一次面接の回答との一貫性がない
●志望度が低い
●入社後に活躍できる素養・能力を示すことができていない
●社風とマッチしていない
●志望度が低い
●最終面接以前の面接(一次面接・二次面接etc)の回答との一貫性がない
一次面接
一次面接の対策としては、「頻出質問・逆質問例」を理解することが重要です。
それでは、それぞれの詳細を確認していきます。
一次面接の頻出質問
一次面接の頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
・自己紹介に関する質問・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問
・自己PRに関する質問
・志望動機に関する質問
各質問の具体例や回答ポイントを確認したい方は、以下の記事をご覧ください。
【自己...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
一次面接でするべき逆質問
一次面接では、"若手の現場社員への質問として適した内容"を聞く必要があります。経営陣や役員でなければ知り得ないような質問をしても意味がありませんので、正しい質問を正しい人に聞くように心がけましょう。
それらを踏まえると、一次面接でするべき逆質問は以下の4点に大別されます。
- 仕事内容に関する逆質問
- 組織風土に関する逆質問
- 人的魅力に関する逆質問
- 入社の決め手・面接官の就活生時代に関する逆質問
上記で紹介した「一次面接でするべき逆質問」に関しては、『【一次面接の対策とは?】質問・逆質問例・落ちる就活生の特徴を解説』の記事で詳しく解説していますので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
一次面接は集団面接(グループ面接)の場合が多い
『面接対策(1):面接のフェーズごとの違いを理解する』でも紹介しましたが、一次面接は集団面接(グループ面接)の場合が多いです。
「集団面接(グループ面接)の頻出質問・逆質問例」に関しては一次面接の内容と同様になるため、ここでは"集団面接(グループ面接)の特徴"を紹介します。
集団面接(グループ面接)と個人面接の違いを踏まえると、集団面接(グループ面接)の特徴は以下の4点になります。
●合格者を決める面接というより、不合格者を選ぶ面接という意味合いが強い
●一人あたりの話す時間(面接時間)が短い
●同グループの就活生と相対評価される可能性がある
●傾聴姿勢も評価対象になる
「集団面接(グループ面接)の特徴」に関しては、『【集団面接(グループ面接)の対策とは】流れ・マナー・頻出質問等を解説』の記事で詳しく解説していますので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
二次面接
二次面接の対策としては、「頻出質問・逆質問例」を理解することが重要です。
それでは、それぞれの詳細を確認していきます。
二次面接の頻出質問
二次面接の頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
・志望動機に関する質問・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問
・自己PRに関する質問
・強み・弱み(長所・短所)に関する質問
・他社の選考状況に関する質問
各質問の具体例や回答ポイントを確認...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
二次面接でするべき逆質問
二次面接では、"現場の中堅社員や管理職への質問として適した内容"を聞く必要があります。経営陣や役員でなければ知り得ないような質問をしても意味がありませんので、正しい質問を正しい人に聞くように心がけましょう。
それらを踏まえると、二次面接でするべき逆質問は以下の4点に大別されます。
- 仕事内容に関する逆質問
- 組織風土に関する逆質問
- 人的魅力に関する逆質問
- 入社の決め手・面接官の就活生時代に関する逆質問
上記で紹介した「二次面接でするべき逆質問」に関しては、『【二次面接の対策とは】よく聞かれる質問・逆質問例・落ちる就活生の特徴を解説』の記事で詳しく解説していますので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
最終面接
最終面接の対策としては、「頻出質問・逆質問例」を理解することが重要です。
それでは、それぞれの詳細を確認していきます。
最終面接の頻出質問
最終面接の頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
・志望動機に関する質問・他社の選考状況に関する質問
・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問
・自己PRに関する質問
最終面接というだけあり、特に"志望動機に関する質問・他社の選考状況に関する...
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
最終面接でするべき逆質問
最終面接では、"人事部門の部長や各事業部の責任者、役員への質問として適した内容"を聞く必要があります。一次面接や二次面接のように、現場社員でしか知り得ないような質問をしても意味がありませんので、正しい質問を正しい人に聞くように心がけましょう。
それらを踏まえると、最終面接でするべき逆質問は以下の3点に大別されます。
- 理念戦略に関する逆質問
- 事業内容に関する逆質問
- 組織風土に関する逆質問
上記で紹介した「最終面接でするべき逆質問」に関しては、『【最終面接(役員面接)対策完全版】頻出質問・逆質問例と落ちる人の特徴』の記事で詳しく解説していますので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
面接の流れ
面接は形式によって流れが異なる場合もありますが、一般的に個人面接・集団面接ともに、以下のような流れで進められます。
1.入室
⇩
2.自己紹介
⇩
3.面接官からの質問
⇩
4.逆質問
⇩
5.退室
上記の流れに沿い、30分~1時間程度で実施されることが多いでしょう。
面接の頻出質問と回答例
面接対策の第一歩として、まずは面接の頻出質問を理解しましょう。
「面接ではどのような質問がよく聞かれるのか」を理解していないままその後のステップに進んでも意味がありませんので、頻出質問は最低限理解しておく必要があります。
厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、応募者の適性や能力とは関係のない事項で採否を決定しないようにするため、家族や生活環境などの応募者本人の適性・能力に関係のない事項や、思想・宗教などの本来自由であるべき事項に関しては面接で把握しないようにすることが求められています。
このような事項は面接で質問されることも十分考えられますが、面接で質問するべきではない事項があるという前提を認識しておきましょう。
【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本
面接での頻出質問としては、主に以下の5点の質問が挙げられます。
- 自己紹介
- 志望動機に関する質問
- 学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問
- 自己PRに関する質問
- 逆質問
それでは、「具体的にどのような質問が聞かれるのか」をそれぞれ紹介します。
※頻出質問として5点紹介していますが、実際に聞かれる質問は企業によって異なります。unistyleには「各社の内定者や選考通過者が寄稿した選考レポート」が多数掲載されていますので、「自身の志望企業の過去の面接ではどのような質問が聞かれたのか?」を確認したい方は、こちらからご確認ください。
自己紹介
面接の自己紹介で話すべき内容は以下の4点です。
自己紹介で話すべき内容●個人情報(氏名/大学/学部/学科/学年)
●学生時代(大学生時代)に取り組んできた活動
●(最後の)挨拶
●その他
自己紹介の目的は自分という人間に興味を持ってもらうことです...
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
志望動機に関する質問
「志望動機」に関し、面接での頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
志望動機の頻出質問(1)志望動機を教えて下さい。
(2)企業選びの軸について教えて下さい。
(3)他業界ではなくこの業界を志望する理由について教えて下さい。
(4)具体的に取り組みたい仕事について教...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問
「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)」に関し、面接での頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
ガクチカの頻出質問(1)自己紹介をしてください
(2)学生時代最も頑張ったこと(力を入れたこと)を教えてください
(3)学生時代に取り組んだことについて、なぜ取り組んだのか教えてください
(4)学生...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
自己PRに関する質問
「自己PR」に関し、面接での頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
自己PRの頻出質問(1)あなたの強みとそれを表す具体的なエピソードを教えて下さい。
(2)あなたは周囲の人からどのような人だと言われますか?
(3)あなたは集団や組織に置いてどのような役割・分担を担...
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
逆質問
逆質問の具体例としては以下のようなものがあります。
逆質問の具体例●私は入社したからには早くから活躍・結果を出したいと考えているのですが、御社の社員の方で早くから活躍する社員に共通している特徴などはあるでしょうか?
●私は、働くからには成果を出して早...
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
入社後のキャリアプランに関する質問
「入社後のキャリアプラン」に関し、面接での頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
入社後のキャリアプランの頻出質問(1))将来の夢、成し遂げたいこと、キャリアビジョンについて教えて下さい。
(2)5年後・10年後のビジョンについて教えて下さい。
(3)キャリアビジョンとその理由を...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
他社の選考状況に関する質問
「他社の選考状況」に関し、面接での頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
他社の選考状況の頻出質問(1)他社の選考状況について教えて下さい。
(2)他にはどのような業界を受けていますか。
(3)当社に落ちた場合、どうしますか?
(4)他社の企業を受けている理由を教えてくだ...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
最近気になるニュースに関する質問
「最近気になるニュース」に関し、面接での頻出質問としては以下のようなものが挙げられます。
最近気になるニュースの頻出質問(1)あなたが最近で一番気になっているニュースは何ですか?
(2)そのニュースに対してあなたなりの意見・考えを教えて下さい。
(3)その出来事が◯◯業界にもたらす影響は...
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
面接の質問への答え方のポイント
ここでは、面接の質問に対する答え方のポイントをご紹介します。ポイントは下記3点になります。
- 結論から話すこと
- 簡潔に話す
- 表情も意識する
(1)結論から話すこと
面接で回答するときは基本的に「結論→理由→入社後」の構文に沿って回答するようにしましょう。中でも重要なのは、どんな質問に対しても、「結論から話す」ということです。
(2)簡潔に話す
質問に回答する際には、面接官の質問の意図を組み、的確な回答をするようにしましょう。質問に対する回答時間は1分以内だとよいでしょう。だらだら長く回答してしまうと、伝えたいことも伝わりにくくなってしまいます。
(3)表情も意識する
面接においては、回答する内容だけではなく、回答するときの表情にも意識を向けましょう。話すときは、面接官の目をみて笑顔で話し、話しを聞く時も気を抜かず、話している面接官をしっかり見て、相槌をうつなどしながら、しっかり聞いていることが伝わるような態度を心がけましょう。
面接に向けた準備をする
面接練習に取り組んだ就活生は、面接前の最後の仕上げとして「面接に向けた準備」をしましょう。
面接の準備は、「選考を通過するための準備」と「当日の準備」の2種類に分類できます。
選考を通過するための準備
(1)自己分析を振り返る
(2)業界研究・企業研究を振り返る
(3)頻出質問を理解する
(4)面接マナーを学ぶ
(5)面接練習に取り組む
(6)面接前日に確認しておきたいこと
(1)自己分析を振り返る
自己分析は、「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」「キャリアプラン」といった面接でのあらゆる質問に回答するうえで重要です。
今まで、積み重ねてきた自己分析を今一度振り返りましょう。
(2)業界研究・企業研究を振り返る
自己分析の結果をもう一度確認したうえで、志望動機を明確にしましょう。志望動機は、自己分析と業界・企業研究を関連付けることで、より説得力が増します。
これまでの研究内容を振り返り、一貫性のある志望動機を構築しましょう。
(3)頻出質問を理解する
面接でよく聞かれる質問を把握しておくことは、面接対策において非常に大切です。事前に回答を準備しておくと、よりスムーズに、そして自信を持って面接に臨めます。
どのような質問にも落ち着いて答えられるよう、しっかりと対策を立てておきましょう。
以下の記事では、頻出問題のガクチカや志望動機、自己PRの深堀り質問から、各業界独自の質問まで全410問を網羅しています。面接の対策にお役立てください。
(4)面接のマナーを学ぶ
面接では、社会人としての基本的なマナー、相手に失礼のない立ち居振る舞い、的確なコミュニケーション能力、そして清潔感のある身だしなみといった点が重視されます。
面接のマナーと一概に言っても、マナーの種類は様々なものがあります。ここではマナーの種類を以下の3つに分類し、それぞれのポイントを紹介します。
- 入退室など面接の一連の流れにおけるマナー
- 身だしなみに関するマナー
- 連絡方法に関するマナー
入退室など面接の一連の流れにおけるマナー
面接時の基本的なマナーや言葉遣いは、社会人として備わっていて当然の能力であり、就活生であれば最低限身につけておくべきものと言えます。
面接では、控室での態度や入退室の所作も評価されていることを念頭に置き、適切なマナーで評価を下げないように気を配りましょう。
- 受付に向かう前にコートを脱ぎ、携帯電話(スマートフォン)の電源を切る
- 面接会場に書類を持ち込む際は、クリアファイルなどに挟んだ状態で持ち込む
- 控室ではスマホをいじったり他の就活生とおしゃべりをしない
- ドアをノックする際は3回
- 後ろを向いたまま部屋を退室することはNGである
入退室などの面接マナーの詳細に関しては、以下の記事よりご確認いただけます。
身だしなみに関するマナー
面接では、最初の印象が合否を左右することも少なくありません。その中でも、身だしなみは相手に与える印象に大きく影響します。
身だしなみは面接前に必ずチェックし、不安な場合は事前にしっかりと確認しておきましょう。
- 服装(スーツ・コート・ネクタイ・靴・服装自由の場合)
- 持ち物(カバン・腕時計)
- 面接の髪型・髪色
- 面接のメイク
身だしなみに関するマナーの詳細に関しては、以下の記事よりご確認いただけます。
連絡方法に関するマナー
就職活動において、企業との連絡手段としてメールと電話は非常に重要です。特にメールは、面接の日程調整や変更、お礼の連絡、辞退の申し出など、様々な場面で活用されます。
企業へのメールは、社会人としてのビジネスマナーを守って作成する必要があります。
基本的なメールマナーとしては、以下の点が挙げられます。
- 件名と文面の冒頭で「誰からのメールなのか」を伝える
- 相手の会社名・部署名などは略さずに正式名称で記載する
- 改行マナーを守る
- 署名を忘れずに記載する
- 誤字脱字には細心の注意を払い、見直しを必ず行ってから送信する
また、電話に関しても、ビジネスマナーを踏まえた対応が必要となります。
電話の基本マナーとしては、以下のポイントが挙げられます。
- 電話の冒頭で「誰からの電話なのか」を確実に伝える
- 就活生側から電話を掛ける際は時間帯に気をつける
- 騒がしい場所を避け、できるだけ静かな場所で電話を掛けるようにする
- 必ずメモを取りながら電話をする
- 重要な内容は復唱し、誤認識がないように確認する
- 相手が電話を切ったことを確認してから電話を切る
メールや電話の詳しいマナーに関しては、以下の記事をご覧ください。
面接練習に取り組む
一般的な面接練習の方法としては、以下の9つの方法があります。
- 質問への回答を書き出して深堀りしていく
- 面接の受け答えを録画・録音する
- 志望企業以外の選考(面接)に参加する
- 面接の受け答えを友達や家族に聞いてもらう
- 面接の受け答えを社会人やOB・OGに聞いてもらう
- 友達(就活生)の面接官役をする
- キャリアセンターを活用して模擬面接をする
- 就活イベントに参加して模擬面接をする
- 就活エージェントを利用して模擬面接をする
とは言え、闇雲に上記の方法を試してみたとしても効果的な練習をすることはできないでしょう。各方法によって「メリット・得られるもの」が異なるため、自身の目的に応じて練習方法を使い分ける必要があります。
各練習方法の詳細に関しては『【就活】面接練習は何をするべき?練習方法14選と対策すべき質問を解説』の記事で詳細に解説していますので、こちらの記事をご確認ください。
面接前日に確認しておきたいこと
面接の前日に確認しておきたいこととして、以下3つがあります。
- 前日までに持ち物を用意する
- 面接会場までの行き方を確認する
- 前日と当日の過ごし方に気をつける
一つ目は、前日までに持ち物を用意しておきましょう。面接当日に準備をしてしまうと、焦ってしまい忘れ物をするリスクが高くなってしまいます。前日までに必要なものをリスト化し、忘れ物がないように入念に準備をしましょう。
二つ目は面接会場までの行き方を確認しておきましょう。具体的には、「面接会場はどこに位置するか(建物名・階数など)」「会場までの経路(複数の経路)」「会場に到着するまでの所要時間(最寄り駅まで・最寄り駅から会場、あで)」の3点を確認しておきましょう。
三つ目は前日・当日の過ごし方に気を付けましょう。緊張して眠れないことなども考えられますが、夜更かしはせず、なるべく早めに就寝し、当日も余裕をもって起床するように努めましょう。電車遅延や交通渋滞などの事態にも備え、余裕をもった行動を心がけましょう。
特殊な面接ごとの対策方法
面接ごとの違いだけでなく、面接の種類に関しても説明していきたいと思います。
今回は、「WEB面接(スカイプ面接)・ケース面接・圧迫面接」の3種類の面接について紹介します。
WEB面接(スカイプ面接)
WEB面接とはその名の通り「パソコンやスマホを使用し、スカイプなどのオンラインツールを用いながらWEB上で行う面接」のことを指します。
面接官と対面でコミュニケーションを取らないため、必要な準備・やり方・手順なども異なる部分があります。
WEB面接対策の詳細に関しては『【WEB面接対策】おすすめの場所・やり方・注意点・カンペについて解説』の記事で解説していますので、こちらをご確認ください。
ケース面接
ケース面接は「与えられたお題に対して制限時間内に施策を検討する面接方式」です。
出題内容としてはコンサルティングの業務で取り組むような経営課題が多く、自ら課題の仮説を立て、それに対する解決策を考えることが必要になります。そのため、コンサルティングファームの選考で課されることの多い面接形式になります。
ケース面接の解き方・対策方法の詳細に関しては『【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説』の記事で解説していますので、こちらをご確認ください。
圧迫面接
圧迫面接というものに明確な定義はありませんが、一般的には「面接官が威圧的な態度をとったり、意地悪な質問を繰り返す面接」のことを指します。
圧迫面接と一括りにされていますが、態度面で圧迫するものや言葉面で圧迫するものなど、その種類は様々なものがあります。
圧迫面接の内容・具体例・対策に関しては『【圧迫面接の質問例・対策・特徴を解説】なぜ企業は圧迫面接をするのか?』の記事で解説していますので、こちらをご確認ください。
まとめ
本記事では「面接とは?」というテーマに沿い、"面接の評価基準や面談との違い、頻出質問やマナー"などを紹介してきました。
面接は就職活動において避けては通ることができないものであるため、正しく理解し、事前に準備・対策を進めておく必要があります。
本記事を参考にし、志望企業の面接選考突破に努めていただければと思います。