みずほフィナンシャルグループのインターン選考(ES・webテスト・面接)対策|合格者ES付き
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最終更新日:2024年11月15日
本記事では、みずほフィナンシャルグループの22卒向けサマーインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。
金融業界とは
ここでは、金融業界について紹介していきます。
そもそも金融とは、資金が余っている人から資金を必要としている人に資金を融通することを言います。銀行はわかりやすい例であり、「皆さんの預金を企業や個人に貸し出し、その利子を得る」ことによりビジネスを行っています。
また、金融には「直接金融」と「間接金融」があります。金融業界の代表格とも言える銀行は間接金融に含まれます。
直接金融は、資金を必要とした人が株式や社債といった証券を発行し、それを購入してもらうことにより、資金を集めるものです。
それに対して間接金融は預金者から資金を集め、その資金を必要な人に貸し出すことを意味します。銀行は皆さんが預けているお金を企業に融資し、その利息をもらうことで利益を生み出しています。
つまり、企業が発行した証券を投資家が直接購入し、資金を出資する形になることから直接金融と呼ばれます。ここで証券会社が携わることになり、投資家と企業をはじめとした資金需要のある発行体の仲介役となります。その時の手数料で利益を生み出しているのが直接金融の特徴です。
その他に市場型間接金融というものがあり、こちらでは間接金融の枠組みを維持しつつ、市場を介した取引を行なっています。代表的なものだと投資信託やシンジケートローンなどが挙げられます。
- 投資信託:投資家から集められた資金を専門の委託会社が金融資産や不動産に投資することで運用し、その成果を出資額に応じて投資家に還元するもの。
- シンジケートローン:複数の金融機関がシンジケート団というものを組成し、同一の取引条件ので、同時期に行う協調融資のこと。
なお、金融業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。
アドバイザーから、金融業界を志望する理由を基に、その就活生に合った企業の紹介などが受けられます。
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みずほフィナンシャルグループとは
2003年設立のみずほフィナンシャルグループは、約59000人(2019年3月時点)の従業員を擁する銀行持ち株会社です。
同行は、みずほ銀行、みずほ証券、みずほ信託銀行などのグループ各社から成る統括企業であり、三菱UFJ銀行・三井住友銀行と並んで、毎年多くの就活生がエントリーする三大メガバンクのひとつです。
みずほフィナンシャルグループは、銀行・信託・證券、シンクタンク、アセットマネジメント会社が一体となってお客様のニーズに応える「ONE MIZUHO戦略」を同行の大きな特徴としており、他のメガバンクとの違いであると言えます。
みずほフィナンシャルグループのインターン内容
みずほフィナンシャルグループのインターンには上記の3コースがあります。それぞれのコースごとにインターン内容を紹介します。
ただ、三つ目のクオンツデジタルテクノロジーインターンシップは修士課程在学の学生向けのコースであり、ここでは省略させていただきます。
リアルバンカーズインターンシップ
●プログラム概要
経済・社会の未来を創造するのは、一つひとつの企業の発展です。<みずほ>には、企業の経営課題に対してソリューションを提供し、それらを通じて金融機関の普遍的存在価値を果たす、法人RMが存在します。「それぞれの企業の発展にどのように貢献するのか」、「どのような想いを抱いているのか」
実際の企業への訪問を通じて、Bankerのリアルな現場が体感できます。
●日程・会場
<東京>
① 2020年8月17日(月曜日)~19日(水曜日)
② 2020年8月23日(日曜日)~25日(火曜日)
③ 2020年8月26日(水曜日)~28日(金曜日)
④ 2020年9月6日 (日曜日) ~8日(火曜日)
<大阪>
① 2020年8月20日(木曜日)~22日(土曜日)
② 2020年9月1日(火曜日)~3日(木曜日)
●エントリー日程
第一回応募締切 6月15日(月曜日)
第二回応募締切 6月30日(火曜日)
第三回応募締切 7月15日(水曜日)
※上記締切日までに、WEBテストまで完了しておく必要があります。
●応募資格
大学または大学院に在籍の方(学年学部学科不問)
●留意事項
・報酬はありません。
・交通費・宿泊費は支給されません。
グローバルコーポレートファイナンスインターンシップ
●プログラム概要
上場企業の7割と取引がある<みずほ>の大企業部門。
深い産業知見や高い専門性を武器に、真のパートナーとしてクライアントの成長戦略を支えています。
GCF Internshipにおいて<みずほ>の強みである大企業ビジネスを体感することで、
「グローバルな視点で働くこと」「専門性を磨くこと」の理解を深め、ご自身の将来像やキャリアメイクについて考えるきっかけにしてください。
●日程・会場
<東京>
① 8月12日(水曜日)
② 8月21日(金曜日)
③ 9月10日(木曜日)
④ 9月18日(金曜日)
<大阪>
9月4日(金曜日)
●エントリー日程
第一回 応募締切 6月30日(火曜日)
第二回 応募締切 7月15日(水曜日)
※上記締切日までに、WEBテストまで完了しておく必要があります。
●留意事項
・報酬はありません。
・交通費・宿泊費は支給されません。
みずほフィナンシャルグループの求める人材像
ここでは、「みずほフィナンシャルグループの求める人材像」について紹介します。
みずほフィナンシャルグループの採用情報サイトには、特集「みずほらしくない人に会いたい」というe-bookがあり、18ページ程ですぐ読めるようなものなので一読しておくと良いでしょう。
ここでは2つの項目に着目して考察を進めていきます。
みずほらしくない人に会いたい
私たちは、今の<みずほ>をぶっ壊す人を必要としています。
それは、変化を創り出してこそ、新たな価値を生み出せるからです。<みずほ>を変えるのは、<みずほ>でありたいからです。
正解を選ぶよりも正解を創り出す人。
【参考】みずほフィナンシャルグループ:特集
みずほフィナンシャルグループのような金融業界の企業は、「差別化の難しい金融商品」を扱っており、"ヒト(信頼)が問われる仕事"だと言えます。
新規に取引してもらうため、地道な営業や提案を繰り返す中で顧客企業の経営者と関係を築き、その中で差別化の難しい商品の理解を得て、契約に結びつけることが主な業務になります。
そこで、「特集『みずほらしくない人に会いたい』・金融という業界」などを踏まえると、下記のような人物が"求める人材像"に当てはまると考えられます。
②相手のニーズを引き出し、担当企業の問題点や課題に対して主体的に提案を行い、解決まで導ける人材
③みずほの関係各社と協力体制を築きながら、チームとして担当企業の課題解決ができる人材
それぞれの選考フローにおいても上記の「求める人材像」を踏まえ、選考突破を目指していただければと思います。
以下に「みずほフィナンシャル・グループの求める人材像」の理解に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。
みずほフィナンシャルグループのインターン選考フロー
みずほフィナンシャルグループのインターン選考フローはコースによって異なるため、それぞれのコースごとに紹介します。
書類選考→WEBテスト→動画選考及び面接
・グローバルコーポレートファイナンスインターンシップ
書類選考→WEBテスト→面接
※WEBテストは全イベント共通で、受検は一度のみとなります。
みずほFGのインターン選考フロー
みずほFGのインターン選考:エントリーシート(ES)対策
みずほフィナンシャルグループの22卒向けサマーインターンのエントリーシート(ES)では、次のような設問が課されます。
設問の意図
シンプルな志望動機を問う設問です。【新卒】3ステップで完成!通過率を上げる志望動機の書き方|ES例文付の記事を参考に志望動機を組み立てて行くと分かりやすい内容になるでしょう。
多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について、企業側の意図を踏まえながら解説していきます。志望動機作りに活用できるフレームワークを紹介しているので、ぜひご活用ください。
ただ今回はインターン選考の段階ですので、「銀行の中でも必ずみずほ」というよりも「就職活動の軸」「なぜ金融業界で銀行」なのか?ということが重要となってくるでしょう。
意図を踏まえた回答方針
自身の現時点での就職活動の軸を述べ、その軸と金融業界がマッチしており、その中でも銀行がいいという論理性を重要視する必要があるでしょう。その際、他の就活生と差別するためにも企業選びの軸の部分に自身の経験を盛り込む事で、説得力を持たせられると良いでしょう。
本インターンシップへの応募動機を教えてください。(200文字以下)
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みずほFGのインターン選考:Webテスト対策
ここでは「webテストの対策」を紹介します。
●形式:玉手箱
●科目:言語・計数・パーソナリティ
●時間配分:言語(25分)・計数(35分)・パーソナリティ(20分)
玉手箱とは
玉手箱は日本SHL社が作成している適性検査の一つです。SHL社は他にも「GAB・CAB」という適性検査も利用しており、玉手箱の問題の一部はGABと同じ形式となっています。
受験形式はwebテスト形式となっており、自宅等のPCで受験する形となっています。
科目は「言語・計数・英語・性格検査」で構成されています。
性格検査以外の3科目に関しては、「言語3種類・計数3種類・英語2種類」の計8種類のパターンがあり、以下の通りとなっています。
●論理的読解/GAB形式 (32問/15分または52問/25分)
●趣旨判定/IMAGES形式 (32問/10分)
●趣旨把握 (10問/12分)
【計数】
●四則逆算 (50問/9分)
●図表読取 (29問/15分または40問/35分)
●表推測 (20問/20分または35問/35分)
【英語】
●論理的読解/GAB形式 (24問/10分)
●長文読解/IMAGES形式 (24問/10分)
この中から企業ごとに「各科目1形式ずつ」選択され、出題される形式となっています。(英語は課されない場合もあります。)
そのため、各科目ごとに1つの形式の問題が最後まで続いて出題されることになります。
例えば、計数で最初に表推測の問題が出題されたのであれば、最後まで表推測の問題しか出題されないということになります。
また、対策に関して最も重要となることは"素早く正確に解く"ことです。選考前に問題集を1冊買っておき、しっかりと練習をしておきましょう。
みずほFGのインターン選考:面接対策
最後に面接の対策を紹介します。
21卒のインターンレポートの寄稿がunistyleには無かったため、ここでは20卒向けインターンの面接選考参加者のレポートを参考にします。そのレポートによれば、以下のような面接形式だったようです。
30分程度
面接官と学生の人数
1人:1人の個人面接
※19卒など他の年のインターンの面接選考参加者のレポートを見てみると面接の内容は年ごとに少し変わることもあるようなので、必ずしも以下の内容で22卒以降の面接が行われるとは限らないことをご了承ください。
また、以下のような質問がされたようです。 (一部抜粋)
- 志望動機
- 学生時代頑張ったこと(ガクチカ)
- どのような業界を見ているのか(他の業界を含め)
それでは、それぞれの設問対策を紹介します。
志望動機
既にエントリーシート(ES)の設問として聞かれている志望動機は、面接でさらに深掘ったことを聞かれることがあります。そのためエントリーシート(ES)に書いたことを元に自分の考えを一から説明できるようにしておくと良いでしょう。
今回はインターンの志望動機の考え方として、将来の目標決まっている場合とインターンへ参加することが目的の場合の2パターンで考えていきます。
将来の目標決まっている場合は、その将来の目標を軸に志望動機を作成しましょう。
特に、将来の目標について「それを目標としたきっかけは何なのか」の観点からなぜインターンを志望するのかを考えてみてください。「それを目標としたきっかけ」は他の就活生と志望動機を差別化出来るポイントになります。サークルやアルバイト、留学の経験など自分自信の過去の経験を深掘ってみましょう。
インターンへ参加することが目的の場合は、「なぜその業界を理解したいのか、なぜその仕事を経験しようと思ったのか」という風に自問自答を繰り返すと良いでしょう。そうすれば、具体的な軸が見つかることに繋がり、強いてはそのインターン志望している動機が見つかるはずです。出来る限り具体的なところまで落とし込んで考え、他の就活生との差別化ができる志望動機を作成しましょう。
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)
面接でのガクチカの答え方は『【ガクチカ】面接で必ず聞かれる10の質問と適切な答え方』でも詳しく紹介しているのでこちらも是非ご覧ください。
ガクチカは面接でも定番中の定番の質問です。「どんなことにどの立場で、どのように取り組んできたのか」という話を通して、「あなたが企業に貢献できるポテンシャルがあるのかどうか」を見られています。
「学生時代頑張ったことのインパクト」や、それを通して「リーダーシップ・チャレンジ精神・目標達成能力がどれだけあるか」などを知りたいと企業側は考えています。
グループ面接や個人面接、面接官の雰囲気に応じてどこまで話せばいいのかを判断し、スムーズに話ができるかといった一言話した中での地頭の良さも見られています。
「学生時代最も頑張ったこと、その活動内容と結果」などを具体的に伝えることで、「自分は企業にこのように貢献できる」ということを示しましょう。
「学生時代頑張ったこと」で重視される4つの評価項目
どのような業界を見ているのか(他の業界を含め)
この質問では"銀行・金融業界への志望度・業界理解"を問われています。
業界研究を入念に行い、「銀行・金融業界を志望している理由」はしっかりと答えることができるようにしておきましょう。
また、「銀行・金融業界」だけでなく、同時に他の業界にも興味を持っている就活生も多数いると思います。
そのような就活生はもちろん正直に答えて良いですが、"自身の就活の軸・他の業界に興味を持っている理由"程度はしっかりと答えることができるようにしておきましょう。
面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)
面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)
面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)
面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)
面接の練習(練習方法・ポイント)
面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
最後に
みずほフィナンシャルグループのインターンは、実際にクライアントの企業に訪問し提案まで行うことができるなど、多くの参加者が非常に満足できる内容だったとコメントしています。
また、インターン参加者は限定のイベントにも招待されることがあり、内定に近づくことができるようです。
金融業界を志す人はもちろん、志望業界が定まっていない人も是非、インターン選考を受ける事をお勧めします。
みずほフィナンシャルグループの企業研究はこちら
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