三井住友海上のインターン選考ES,GD対策|合格者ES付

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最終更新日:2023年09月26日

三井住友海上のインターンES一覧はこちら

東京海上日動、損保ジャパンと並び、国内3大メガ損保の一角を担う三井住友海上火災保険。

金融業の中でも特にこの3メガ損保は就活生に人気が高く、倍率も高いのが特徴です。

夏のインターンに参加することで本選考に大きく有利に働くことはなさそうですが、参加者からは業界の理解度と志望度が高まったという声が上がっており、損保業界を志望する人にとっては有益なものとなるでしょう。

本記事では三井住友海上のインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。

損保業界とは


損害保険とは自動車や火災、自然災害の損害に対しての補償です。

主な収入は保険料収入とその資産運用であり、3メガ損保の保険料収入の過半数は自動車保険が占めています。

ですがそれだけでなく社会のニーズに合わせて、多岐に渡った保険が扱われています。

例えばペット保険やゴルファー保険などがあります。

主な業務内容は以下の通りです。

・商品開発部門
  時代の変化に伴って発生する新たなニーズに合わせた保険商品を開発します。
・営業部門
  保険代理店への営業などを主に行います。
・サービス支援部門
  日々の経理業務や営業のサポートを行います。
・専門サービス部門
  資産運用やリスクマネジメントを行います。

三井住友海上とは

三井住友海上は1918年(大正7年)、「大正海上火災」として発足しました。

本社を東京都千代田区神田に構え、2018年3月31日現在、従業員数は14,572人となっています。

三井住友海上はASEAN域内トップ、世界8位の総収入保険料の損害保険グループであることから、実際にグローバルかつ大企業である事がわかります。

また、ワークライフバランスの実現を第一に掲げており、女性の子育て支援制度が充実し、女性にとっても魅力的な会社です。

経営理念

グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、
安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と
地球の健やかな未来を支えます

経営ビジョン

持続的成長と企業価値向上を追い続ける
世界トップ水準の保険・金融グループを創造します

三井住友海上のインターン内容

20卒のサマーインターンは以下のように行われました。

スケジュール
DAY1    
AM    未来を切り拓く損害保険ビジネス講座 
PM    プロフェッショナルを目指す社会人基礎力ワーク 
DAY2    
AM    挑戦を支えるリスクマネジメントワーク 
PM    経営を支える経営サポートワーク 
DAY3    
AM    再起の力になる損害サポートワーク 
PM    ニーズをカタチにする営業体感ロープレ 
DAY4    
AM    リアルを感じる当社営業社員とロープレ・懇談 
PM    仲間と共に未来を描く新しいビジネス創造に挑む 
DAY5    
AM    5日間の成果新ビジネスプレゼンテーション大会 
PM    自己成長体感 成長し続けるために次へ挑む

参照:三井住友海上のインターンレポート

21卒のサマーインターンは以下の日程で開催されます。4日間開催と5日間開催があります。

場所と日時

東京
    
7月30日(火)~8月2日(金)
8月3日(土)~8月6日(火)
8月7日(水)~8月10日(土)
8月13日(火)~8月16日(金)
8月17日(土)~8月20日(火)
8月21日(水)~8月24日(土)
9月2日(月)~9月6日(金)5日開催
9月9日(月)~12日(木)

大阪    
8月5日(月)~8月9日(金)5日開催
8月19日(月)~8月23日(金)5日開催
9月2日(月)~9月6日(金)5日開催

名古屋    
8月12日(月)~8月16日(金)5日開催
9月9日(月)~9月13日(金)5日開催

札幌    
8月17日(土)~8月21日(水)5日開催

仙台    
8月6日(火)~8月9日(金)

広島    
8月19日(月)~8月23日(金)5日開催
8月26日(月)~8月29日(木)
8月19日~の日程は大学推薦学生向けとなります。
詳細は各大学のキャリアセンターにお問合せください。

福岡    
8月19日(月)~8月23日(金)5日開催
エントリーシート提出〆切  2019年6月28日(金)17:00
三井住友海上のインターン参加者レポートはこちら

三井住友海上の求める人材像と素養


三井住友海上が求める人材像を探る上で、2018年に始まった中期経営計画「Vision 2021」を見てみましょう。

①事業活動を通じて社会に価値を提供し、持続的に成長する会社であること。

②デジタル技術や最新の知見を活用して、商品開発力、マーケティング力、損害サポート力などで競争優位性を持つ会社であること。

③アジアトップの保険・金融グループとして広く認知されるとともに、他の主要な市場でも存在感のあるポジションを確保し、グローバルブランドとして評価される会社であること。

④すべての社員がプロフェッショナリズムを発揮しながら、いきいきと働いている会社であること。

引用:三井住友海上HP

上記からこのような企業になるためには、三井住友海上は挑戦し続け主体的かつ積極的に活躍できる人を求めているようです。またクライアントの信頼を得るために必要な人間性も深く見られるようです。

下記の記事より求める人材像として以下の二点が挙げることができるでしょう。

ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?

・関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる
→企業、代理店への営業などクライアントの信頼を得て、契約を結ぶということが必要とされます。
・今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
→時代の変化に伴って扱う保険の種類も変化する損保業界において、新たな保険商品を開発していくこと、ニーズに応えていくことが求められます。

三井住友海上のインターン選考内容

エントリーシートの提出
1次選考(書類選考 SPI)
2次選考グループディスカッション選考もしくはグループ面接
インターンシップへの参加

上記のフローで進みます。個人面接は設けられておりません。

また、参加学生層は主に早慶MARCHの文系と学歴は高めです。

ですが、特に地方開催のインターンでは、学歴は重視されない傾向があるとの声が多く、学歴よりも思考力が重視されるのかもしれません。

満足度は全体的に非常に高く、金融業界に興味がなくとも就活の一歩目として参加する意義があったという声もありました。

三井住友海上のインターン選考:ES対策

三井住友海上火災保険 サマーインターンシップES設問(20卒)

◆MSIインターンシップに参加する目的と目標を教えてください。 (400文字以内)
◆これまでに何かに真剣に向き合い乗り越えた経験を教えてください。 (400文字以内)

設問1:MSIインターンシップに参加する目的と目標を教えてください。(400字以内)

設問の意図を踏まえた回答方針

なぜ同社のインターシップに参加したいのかを志望動機として述べ、「何を達成したいのか」を目標として述べると良いでしょう。

例えば「損保業界の理解が深まる」「損保業界で働いている人の実際の声が聞ける」といった動機があり、「自身の今後の就職活動において損保業界での仕事がイメージできるようにしておく」「やりがいや適性があるか判断する」という目標があるのではないでしょうか。

また、それに加えて他の就活生と差別化を図るために自分の経験やエピソードを交えるということも忘れないで下さい

就活の選考で評価される志望動機の書き方|内定者回答付き

①成し遂げたいこと
②きっかけとなる経験
③企業選びの軸
④業界比較
⑤取り組みたい仕事
⑥同業比較

今回はインターンのESであるため、①、②を重点的に書くとよいでしょう。

合格者の回答

私が貴社のインターンシップに参加したい理由は、人々の安心を保証するという仕事に興味があり、またその損害保険についての理解をより深めたいと考えたからです。保険というのは目に見えない商品です。なのでお客様との信頼関係が非常に重要になってくると私は考えます。
私は現在ケーキ屋さんで販売のアルバイトをしているのですが、様々な年代の色々なお客様と関わる中で常にお客様の目線に立ち物事を考えるということを大切にしてきました。そうすることでお客様に感謝のお言葉をいただけることも多く、非常にやりがいを感じています。 
この経験から、人と人との関わりの大切さを感じましたし、信頼関係の作り方を学びました。なのでこの力を活かせる貴社の仕事に魅力を感じました。 
しかし、まだまだ損害保険についての理解が足りていないので貴社のインターンシップで業界の理解を深めることが目標です。

参考:三井住友海上 インターンES

業界の理解はもちろん、「信頼」というエピソードからの動機が損保業界の求める人材像とマッチしていて、かつ他者との差別化も図れていることから、良い回答だと言えるでしょう。

設問2:これまでに何かに真剣に向き合い乗り越えた経験を教えてください。 (400字以内)

設問の意図を踏まえた回答方針

いわゆるガクチカに関する設問であるため、下記のフレームワークや記事・動画を参考に組み立てていくことが基本です。

①結論:何に取り組んだのか?
②動機:なぜ取り組んだのか?
③目標と困難:どんな目標を掲げ、どんな困難があったのか?
④取組みと結果:どのように取り組み、結果はどうだったのか?
⑤人柄:活動の中であなたのどのような価値観、強みが活かされたのか?
⑥学び:取り組みを通じて何を学んだのか?それが企業でどのように活かされるのか?

→今回は400字のため、①、③、④を重点的に書くとまとまりやすくなるでしょう。
参考:ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-
→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。

三井住友海上で求められる素養に関しては去年と大きな相違はないと考えられますので、以下の記事を参考にしてみてください。

参考:三井住友海上火災保険|内定者ES(エントリーシート)と解説
→本選考対策向けの記事ですが、三井住友海上の事業内容・求める人材像について言及しているためインターン選考にも役立つと思います。参考にご活用ください。

合格者の回答

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三井住友海上のインターン選考:webテスト対策

昨年度はSPIの試験が課せられたようです。言語、非言語あり、合わせて60分ほどでした。

この選考で落とされる人数はあまり多くはないようです。まだ今の時期SPI対策が進んでない人も多いかと思いますが、最低限取れるようにしておきましょう。

三井住友海上のインターン選考:GD対策

昨年度(20卒)のGD概要

テーマ

●採用活動における動画選考の是非
●モテる人とはどういう人か
●整形の是非を問いなさい

業界に関する専門的な知識は問われず、議論への参加の仕方から、人間性や性格などを見られる傾向にあります。

1つのグループあたりの人数

社員 1人
学生 6人〜9人程度

時間
40分〜1時間程度

最後に短い発表と社員からのフィードバックが得られます。

GDの雰囲気

参加者はGDが初めてという学生が大半で、終始穏やかな雰囲気で進むようです。

人数が多いのでリーダーシップを取るといった役割だけでなく、タイムキーパーや書記などといったコミュニケーションを円滑に進めるための役割を担うことも大切です。

この選考でも落とされる人数はさほど多くないようで、協調性を持って積極的に議論に参加することが出来れば問題ないでしょう。

こちらの動画では「GD(グループディスカッション)の全体像について解説しています。ぜひご覧ください。

最後に

今回紹介した三井住友海上は損保業界の中でも人気の高い企業です。

損保業界に興味がある人はもちろん、興味がまだない人にとっても、選考フロー・ES設問内容ともにオーソドックスなものとなっているため、今後の就職活動に活かせる知見が得られるようです。

参加者の満足度も非常に高く、また多くの人数が参加しているため、初めてのインターンとしても取り組みやすいと言えるでしょう。

この記事を通して三井住友海上の企業理解・各選考のフローの特徴を理解していただき、”選考突破”を目指していただければと思います。

また、こちらの動画では三井住友海上の選考対策を5分間で解説しています。ES・面接対策について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。  

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