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国際石油開発帝石(INPEX)・石油資源開発(JAPEX)の事業・社風・選考比較【unistyle業界研究】

掲載開始日:2016年11月30日
最終更新日:2016年12月09日

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石油開発業界であるINPEXおよびJAPEXまで志望する学生はどの程度いるでしょうか。両社ともにグローバルに働きたいと考える学生にとっては待遇および働き方をとっても興味深い会社であるといえます。一方で知名度はそこまで高いとはいえず、受ける学生も少ないので今回はこの2社についてその事業内容、ビジネスモデル含めてご紹介します。

INPEX・JAPEXの事業・ビジネスモデル比較

INPEXおよびJAPEXの事業内容は、総合商社のエネルギー部門に非常に近いものです。つまり海外の石油権益を購入し、そこから生産された石油・天然ガスを販売して利益を得るのがメインのビジネスモデルです。地下数千メートルに眠る石油・天然ガスを発見し、掘り出し、販売するまでが仕事になります。事前調査を行い、鉱区と呼ばれる権益が眠っている地域に対して投資を行います。その後、権益を取得した地域を掘削して、生産施設を建設し、石油の生産を行います。

地下数千メートルに眠る石油・天然ガスを発見し、掘り出し、販売するまでが石油・天然ガス開発ビジネスの対象となり、通常数十年という歳月が必要となります。その中で様々な利害関係者と関わり、幾多の困難を乗り越えることが求められる壮大な挑戦です。


次にINPEXおよびJAPEXの売上および営業利益を比較します。

単位:億円 INPEX JAPEX
売上高 10,095 2,403
営業利益 3,901 321

※2016年3月期決算資料よりunistyleが独自に作成

ご覧の通り、売上でも営業利益でもINPEXが圧倒的に大きな会社であるといえます。平均給与もINPEXが933万円に対して、JAPEXが825万円と若干の差があります。


※2016年3月期決算資料よりunistyleが独自に作成

売上の構成比はINPEXおよびJAPEXともに原油売上高が最も多く、天然ガスの売上高が続く構成になっていますが、INPEXの方が若干、原油売上高の比率が高くなっています。

事業内容から考えるINPEX・JAPEXが求める人材

INPEX・JAPEXなどの石油開発会社は石油開発を行う際のオペレーターと呼ばれるプロジェクトをリードする存在として関わっています。プロジェクトをサポートするのがノンオペレーターと呼ばれる会社で、オイルメジャーや総合商社などの会社を束ねながらプロジェクトを主導して進める役割を担います。

INPEXが国内の他の石油・天然ガス開発企業や商社と決定的に異なる点。それは、日本初のオペレーターとして大規模LNGプロジェクトを推進していることです。オペレーターはプロジェクトに参加する企業群のなかで中心となり、プロジェクトをリードする存在です。他方、オペレーターを様々な形でサポートしているのがノンオペレーターです。INPEXはノンオペレーターとしても、様々なプロジェクトに参画しています。

引用:「プロジェクトに関係するプレーヤー

また同時に保険会社、鉄鋼メーカー、政府系金融、プラントエンジニアリング会社など、権益を購入し、実際に掘削を行い、生産設備となるプラントを建設するまでに必要な業務をサポートしてくれる協力会社との連携も同時に主導することになります。

このような仕事を行うため、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に基づくと、「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」や「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」といった能力が必要なものと考えられます。

各社の社風について

以下では、各社の社風について紹介していきます。

・INPEX:資源の乏しい日本に対する使命感を重要視した元国策企業

INPEXの採用HPでは「資源の乏しい国 日本のエネルギーになる。」と書かれている通り、強い使命感の元仕事を行っていることが伺えます。また歴史的には、国策会社として設立された国際石油開発がもととなっているため、官僚的な組織の強さを感じる社風かもしれません。一方で、国際石油開発と帝国石油開発が合併したのが2005年と比較的最近であるため、ニチメンと日商岩井の合併会社で、ベンチャー気質を押している双日のように、組織体制をこれから整えるベンチャーっぽさも同居していると考えられます。

参考:「INPEXとは


・JAPEX:保守的な部分と自由放任主義の同居するどちらかというと文化系の会社

JAPEXでは採用HPにてJAPEXのいいところ、悪いところを社員に聞いています。その中であがった回答は下記の通りです。

Q JAPEXの良いところ
・社員同士の仲がいい
・若いうちから大きな仕事を任せられる
・上司との距離が近い
・海外で仕事できるチャンスが多い
・開発を学べる現場が国内に複数ある

Q JAPEXの悪いところ
・歴史ある企業がゆえ、保守的な面がある
・寛容すぎる
・自由な反面放任主義
・各々の意見がぶつかることも多い
・個人の力に頼りすぎる時がある

引用:「社風にふれる

また面白い質問として、ご自身をあえて分類するとすれば体育会系・文化系のどちらという質問では、文化系が43%、体育会系が37%となっており、またJAPEXの面接で一番アピールしたことという質問では1位の回答が「学業」であるなど、若干文化系よりの社風が伺えます。

各社の選考について

INPEXの選考内容は下記の通りとなっています。

エントリーシート(5日程度でメール連絡)→筆記試験(3日程度でメール連絡)→一次面接(当日に電話連絡)→二次面接(当日に電話連絡)→最終面接

参考:国際石油開発帝石(INPEX) 本選考情報(2) (グロバーバル事務)


JAPEXの選考内容は下記の通りです。

エントリーシート提出、Webテスト受験(1週間ほどで通過連絡)→1次面接(3日ほどで通過連絡)→2次面接(1週間ほどで通過連絡)→最終面接(2週間ほどで通過連絡)

参考:石油資源開発(JAPEX ) 本選考情報

どちらの会社の面接も奇抜な質問などはなく、学生時代の経験、自己PR、志望動機を深掘りされる面接のようです。一方で、石油開発の仕事を理解しているのか、JXエネルギーや総合商社との違いはどういった部分なのかという点については理解しておくと、志望度の高さを伝えやすいでしょう。JXエネルギーなどの石油元売の会社は、石油開発会社から石油を購入し、国内のガソリンスタンドなどを通じて消費者に販売する役割を担っており、石油開発会社はバリューチェーンのより上流を担っています。総合商社のエネルギー部門とは基本的には同じような役割を担っており、総合商社がオペレーターとしてリードしている案件に石油開発会社が参加したり、逆のパターンも多くあります。総合商社との大きな違いはエネルギー分野に関わることができるかできないかという配属リスクの部分が大きいといえます。

最後に

石油開発業界はそこまで学生の認知度は高くないものの、グローバルに働くことのできる会社であり、また資源の乏しい日本になくてはならない業界といえます。グローバルに就職を考えている人や使命感をもって働きたいと考えている人にとっては非常に面白い会社だといえますので積極的にうけてみてください。

photo by Ryan Lackey

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