【大手鉄鋼メーカー3社比較】日本製鉄・JFEスチール・神戸製鋼所の違いとは-特徴、強み、売上高ランキングなど-

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最終更新日:2023年04月11日

本記事では鉄鋼業界の中でも大手鉄鋼メーカーである日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所の3社を比較し特徴や強みの違いなどを解説します。記事の後半では売上高・平均年収ランキングなども紹介しているので参考にしてみてください。

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鉄鋼業界(鉄鋼メーカー)の事業内容・ビジネスモデル

鉄鋼業界(鉄鋼メーカー)のビジネスモデル

まず鉄鋼業界の事業内容、ビジネスモデルを解説します。鉄鋼業界には鉄鋼メーカーや金属卸事業を行う事業者などがありますが、本記事では鉄鋼メーカーの事業内容やビジネスモデルについて解説します。

鉄鋼メーカーは「鉄鉱石」や「くず鉄」などを原料に、自動車や鉄道など多くの産業を支える鉄製品を生み出し、その鉄製品を必要としているほかのメーカーに提供することで収益を得ています。場合によっては金属卸業を担うグループ会社や商社を介して収益を得ることもあります。

また鉄鋼メーカーは主に高炉メーカーと電炉メーカーに分類することができます。高炉メーカーは鉄鉱石や石炭を原料に鋼鉄を生産します。原料から製鉄し鉄鋼製品になるまで1つの工場で行うため大きな設備が必要となります。

一方で電炉メーカーは既に使用された鉄製品、鉄くずを溶かし再度鋼鉄を生産します。設備は高炉メーカーほど大きい必要はありませんが、供給量に限りがあります。

本記事で比較する日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所はいずれも高炉メーカーに分類されます。

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大手鉄鋼メーカー3社の特徴・強み比較

大手鉄鋼メーカー3社の特徴・強み

上記の解説で鉄鋼業界の事業内容やビジネスモデルが理解できたのではないでしょうか。

ここからは鉄鋼業界の中でも大手鉄鋼メーカー3社の比較を解説していきます。本記事では以下の3社について解説します。

  • 日本製鉄
  • JFEスチール
  • 神戸製鋼所

以下では3社の特徴、強みを解説します。

日本製鉄の特徴・強み

日本製鉄は1970年に設立された新日本製鉄と1949年に設立された住友金属が2012年に合併し誕生しました。2019年の商号変更で現在の日本製鉄となっています。

2020年時点で粗鋼の生産量において世界5位、日本では1位となっており「総合力世界ナンバーワン」になることを目指しています。

そんな日本製鉄の特徴として「環境」を経営の最重要課題と位置づけながら製品を生み出していることが挙げられます。

企業の方針として「脱炭素社会に向けた取り組みにおいて他国との競争に打ち勝ち、環境と成長の好循環を図ることで企業価値の向上を目指す」ことを掲げており、実際に2021年に発表された中期経営計画では「カーボンニュートラルビジョン2050」を経営の柱として定めています。

上記の脱炭素化に向けて研究開発費を5000億円まで拡充させたり、設備実装に4~5兆円の投資が見込まれています。

また日本製鉄のもう1つの強みとして「世界トップクラスの技術力」が挙げられます。4000件近くの特許を保有し、特許の数量や影響力から選出される「世界でもっとも革新的な100の企業・研究機関」に9年連続で選出されています。

JFEスチールの特徴・強み

JFEスチールは川崎製鉄と日本鋼管が2002年に合併しJFEホールディングスとなり、2003年にJFEホールディングスのグループ会社として設立されました。

東京スカイツリーの建設時には鉄鋼メーカーの中で最も多くの鋼材を供給するなど、日本産業を支えてきた大手鉄鋼メーカーと言えます。

そんなJFEスチールの強みの1つとして積極的な海外展開で収益を伸ばしていることが挙げられます。

JFEスチールはこれまで自動車の高級鋼材など日本が得意とする分野での海外販売を積極的に行ってきました。実際にJFEスチールの有価証券報告書によると2021年度の輸出比率は約46%と高くなっています。

更に世界各地に18の海外事務所を展開しており、2012年には業界初となる自動車銅板用工場をタイに新設するなど積極的に海外事業を行っています。

またJFEスチールは中期経営計画において「量から質への転換」を掲げ、収益力が高い高付加価値商品の比率を50%まで引き上げるとしています。

海外展開だけでなく高い技術力を生かしたソリューションビジネスなどにより、鉄鋼事業で1トン当たり1万円の利益を安定的に獲得しようと計画していることも特徴として押さえておきましょう。

神戸製鋼所の特徴・強み

神戸製鋼所は1905年に設立され、1979年にはグループブランドとして「KOBELCO」を立ち上げました。

神戸製鋼所の強みは「事業内容の広さ」だと考えられます。神戸製鋼所は現在、鉄鋼やアルミの生産などを行う「素材系事業」、産業用機械やエンジニアリングを行う「機械系事業」そして「電力事業」の主に3つの事業を柱としています。

事業セグメント別の売上高構成比は以下のグラフのようになっており、幅広い事業からバランスよく収益を得られていると言えるのではないでしょうか。

神戸製鋼所のセグメント別売上高比率

また神戸製鋼所は1914年に国内初の空気圧縮機の開発を開始したり、1940年に国内初となる溶接棒の生産を開始するなど「製品力」にも強みがあると考えられます。

【大手鉄鋼メーカー3社の企業研究ページ】
日本製鉄の企業研究ページはこちら 
JFEスチールの企業研究ページはこちら 
神戸製鋼所の企業研究ページはこちら 

大手鉄鋼メーカー3社の売上高ランキング

大手鉄鋼メーカー3社の売上高ランキング

ここまで大手鉄鋼メーカーである日本製鉄やJFEスチール、神戸製鋼所の特徴や強みを解説してきました。

ここでは鉄鋼メーカー3社の売上高が高い企業ランキングを紹介します。企業規模や業績を比較し、就職先を決める際の1つの指標にしてみてください。

大手鉄鋼メーカー3社の売上高が高い企業ランキングは以下の通りになります。

1位 日本製鉄 6兆8088億9000万円
2位 JFEスチール 3兆1734億7500万円
3位 神戸製鋼所 2兆825億8200万円
※売上高は2022年3月時点の数値になっています。
※JFEスチールの売上高はJFEホールディングスの「鉄鋼事業」の数値を記載しています。

大手鉄鋼メーカー3社の平均勤続年数・平均年齢比較・平均年収・採用実績比較

大手鉄鋼メーカー3社の平均勤続年数・平均年齢・平均年収・採用実績ランキング

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大手鉄鋼メーカー3社の社風比較

大手鉄鋼メーカー3社の社風比較

ここまでで大手鉄鋼メーカーの日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所それぞれの特徴や強みが理解できたかと思います。

ここでは上記3社の社風を比較します。本記事の解説を参考に日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所の差別化を図り、鉄鋼メーカーの中でもどの企業の環境で働きたいかを考えてみてください。

日本製鉄の社風

まずは日本製鉄の社風を解説します。日本製鉄は「社員のチームワークを大切にしつつ一人一人の成長も促す社風」があると考えられます。

日本製鉄は「総合力ナンバーワン」の企業を目指しています。この総合力ナンバーワンを実現するために「人の力」を重要視しており、国内外、職種を問わない連携を推進しています。

また「ものづくりは人づくりから」という考えを掲げ社員一人一人の教育にも注力しています。

先輩社員がマンツーマンでサポートする「コーチャー制度」や、希望に合わせて技術やスキルを学べる講座を約100講座用意するなど、人材育成にも注力していると考えられます。

実際に日本製鉄で働く社員は以下のように述べています。

「こうしたほうがいい」「やるべき」と声を上げれば、性別や年齢に関係なく受け入れてくれる雰囲気が広がっていますね。それもあり、積極的に挑戦したいことがあれば意見を発信しないと損です。あとは私たち総合職の仕事のミッションは改善点の立案や実行、チームやスケジュールなどのマネジメント業務が中心。現場にはオペレーター・設備メンテナンス業務を担う専門のメンバーがいるので、肉体的な負担もありません。

引用:日本製鉄『REAL Q&A』

JFEスチールの社風

次にJFEスチールの社風を解説します。JFEスチールは「社員の挑戦を後押しする社風」があると考えられます。

JFEスチールは行動規範に「挑戦。柔軟。誠実。」を掲げており、採用ページでは「年齢や職種にかかわらずオープンに議論を進め、若手のうちからどんどん挑戦する風通しの良い環境があります。」と述べられています。

実際にJFEスチールでは鉄鋼業界のビジネス環境の変化に柔軟に対応するための経営を推進しており、その1つとして若手社員を海外企業に数か月間派遣する研修を行っています。

また男女問わず個を尊重する環境を目指し、育児休業制度や短時間勤務制度を整えるなど、社員の要望にも柔軟に応える環境があると考えられるのではないでしょうか。

JFEスチールで働く社員は以下のように話しています。

自身のキャリアビジョンを改めて見つめてみると、興味の対象がとても広いことに気づかされます。学生時代、幅広い業界と関わりのあるJFEスチールなら、必ず自身に合う職務を見つけられるはずだと思って入社を決意しましたが、この視点は間違っていなかったのだと思います。チャンスがあればどんなことにも挑戦して、自身の幅を広げていきたいですね。

引用:JFEスチール『社員インタビュー』

神戸製鋼所の社風

最後に神戸製鋼所の社風を解説します。神戸製鋼所は「多様性を尊重する社風」があると考えられます。

神戸製鋼所は「私らしく、KOBELCOらしく、全員活躍」を掲げ多様な人材が活躍できる環境づくりを推進しています。人事や各事業部との連携を活発にするため、D&I推進部会と有志のメンバーで構成されたダイバーシティネットワークを新設しダイバーシティ推進活動を強化しています。

2020年度の育児休業からの復帰率は99.1%、2021年度の男性の育児休暇取得率は77.8%となっており、ダイバーシティ推進の効果が表れていると考えられます。

また2023年度までに女性の採用率を総合職事務系で50%以上、総合職技術系で15%以上、男性の育児休暇取得率100%を目指すなどの目標が定められており、今後も多様性が尊重される風土が作られていくと考えられます。

神戸製鋼所で働く社員は以下のように話しています。

同期も含めて社員がみんな優しくて、生き生きしている。それは、入社前面接で受けた印象そのままです。若い社員も自由に発言できる雰囲気ですし。現場では技術系のスタッフと話をすることも多いです。技術的な知識も必要なのでたいへんですが、今まで知らなかったことを知ると、新しい世界が見えてきて面白いなと思います。たとえば、石炭の品質、エネルギー効率、コストとの関係・・・学ぶことは多いですね。

引用:神戸製鋼所『働く人一覧』

大手鉄鋼メーカーの選考フロー比較

大手鉄鋼メーカーの選考フロー

ここまでで大手鉄鋼メーカーである日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所の特徴や強み、社風など解説してきました。

ここでは最後に大手鉄鋼メーカーの選考フローや採用実績を解説します。

unistyleに選考レポートが投稿されている日本製鉄、JFEスチール2社のみの選考フローにはなりますが、両社の採用情報を押さえ十分な対策をした上で選考に臨むようにしましょう。

日本製鉄の職種別選考フロー

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JFEスチールの職種別選考フロー

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​​​​​最後に

鉄鋼メーカー 最後に

本記事では大手鉄鋼メーカー3社比較として、日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所の特徴や強み、社風、売上高ランキングなど解説しました。

鉄鋼業界は社会の様々な産業を支える存在であるため、鉄鋼メーカーで働くことは非常にやりがいを感じると思います。

選考では他社との違いなど聞かれることが予想されるため、本記事を参考に企業研究を行い鉄鋼メーカー各社への理解を深めてみてください。

【大手鉄鋼メーカー3社の企業研究ページ】
日本製鉄の企業研究ページはこちら 
JFEスチールの企業研究ページはこちら 
神戸製鋼所の企業研究ページはこちら 

unistyleでは以下にも選考突破に役立つ記事を掲載しています。こちらも参考に今後の就職活動にお役立てください。

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